スパーズがユナイテッド撃破でポステコグルー新体制初勝利! パプ・サールが値千金のプレミア初ゴール【プレミアリーグ】
2023.08.20 03:38 Sun
プレミアリーグ第2節、トッテナムvsマンチェスター・ユナイテッドが19日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、ホームのトッテナムが2-0で勝利した。
新体制初勝利目指すスパーズと、苦手アウェイ克服で開幕連勝を目指すユナイテッドによる強豪対決。試合は後方から丁寧にボールを動かして前進するトッテナムに対して、ユナイテッドが前から強い制限をかけてカウンターを狙う構図に。
開始直後にはトッテナムの鮮やかな繋ぎからクルゼフスキの右クロスに反応したソン・フンミンがダイレクトボレーを狙うと、ユナイテッドも狙いの守備からの切り替えでアントニー、ガルナチョと続けてフィニッシュの形を作り出す。
一方、前半半ば過ぎから手詰まるビルドアップに立ち位置と動かし方の修正でリズムを取り戻したトッテナム。25分にクルゼフスキがようやく最初の枠内シュートを放つと、ここからスムーズにボールを前進させる場面を増やし、30分にはソン・フンミンとの連携からゴール前に飛び出したサールがゴール至近距離からのシュートでGKオナナを脅かす。
その後はよりオープンな展開で試合が進んでいくと、互いに先制点に迫る決定的な場面を創出。まずは36分、ユナイテッドが波状攻撃からショーの絶妙なクロスに対して完璧なタイミングでDFを入れ替わったブルーノ・フェルナンデスがゴール前ドフリーでヘディングシュート。だが、これを枠の左に外してしまう。
続く40分にはトッテナムが左サイドを起点とした攻撃からボックス内で鋭いカットインを仕掛けたソン・フンミンからの丁寧な落としをポロが右足シュート。だが、枠の右隅を捉えたシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
ユナイテッドは鋭いカウンター、トッテナムは巧みなビルドアップからの狙いを持った攻撃と互いに見せ場を作ったものの、試合は0-0のイーブンで後半に突入。
トッテナムがマディソンを起点に良いリズムでボールを動かすと、後半最初の決定機をゴールに結びつける。49分、右サイドのハーフスペースでボールを持ったポロがワイドに張ったクルゼフスキに繋ぐと、スウェーデン代表MFは得意のドリブルでゴールライン際までもぐってマイナスのクロスを供給。手前のDFマルティネスにディフレクトしてファーに流れたボールに反応したサールが見事な左足ハーフボレーをゴールネットに突き刺し、値千金のプレミアリーグ初ゴールとした。
後半開始早々にスコアが動いたことで、試合はここからさらにオープンな展開に。早い時間帯の同点ゴールを目指すユナイテッドは、直後の51分にB・フェルナンデスのスルーパスに抜け出したアントニーがボックス右で得意の左足を振っていくが、ファーポストを狙ったシュートは左ポストを叩く。さらに、56分にはCKの流れからB・フェルナンデスの正確なクロスに反応したカゼミロが完璧なヘディングシュートを放つが、これはGKヴィカーリオの圧巻のワンハンドセーブに阻まれる。
一方のトッテナムもピンチこそあるものの、このまま守勢に回ることはなくしっかりとしたビルドアップからの効果的な前進で幾度も追加点に迫る。とりわけ、左に流れるマディソンを含め左サイドの攻撃が猛威を振るうが、ウドジェやビスマの際どいシュートはゴールに繋がらず。
一進一退の攻防が続く中、65分を過ぎて両ベンチの動きが慌ただしくなる。ユナイテッドは66分に3枚替えを敢行。ガルナチョとアントニーの両ウイングに加え、ワン=ビサカを下げてエリクセン、サンチョ、ダロトを投入。この交代でエリクセンがカゼミロの相棒、2列目は右からB・フェルナンデス、マウント、サンチョという並びに。
これに対してトッテナムは70分を過ぎてリシャルリソン、ウドジェ、サールを下げてベン・デイビス、ペリシッチ、ホイビュアと経験豊富なベテランをピッチに送り出す。
すると、この選手交代で流れを引き寄せたのはホームチーム。83分、中央での細かい出し入れから左サイドのペリシッチがアンダーラップするベン・デイビスを狙った正確なラストパスを供給。ウェールズ代表のダイレクトシュートは完全にミートはしなかったものの、DFマルティネスの出した足に当たってコースが変わったボールがゴール右隅に決まった。
公式記録はオウンゴールも、ペリシッチとベン・デイビスのベテランコンビで生み出した追加点によって試合の大勢が決した中、以降は互いに残りの交代カードを切って最後の勝負に出る。
だが、安定したボール保持と集中した守備で最後まで隙を見せることがなかったトッテナムが、ユナイテッドに一矢報いることも許さずに2-0のスコアで試合をクローズ。この結果、難敵ユナイテッド相手に内容の伴った会心の勝利を収めたトッテナムが、ホーム開幕戦でポステコグルー新体制での初勝利を飾った。一方、決定機の数では劣らずも苦手アウェイで敗れたユナイテッドは、今季初黒星を喫することになった。
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ポステコグルー監督の初陣となったブレントフォードとのアウェイでの開幕戦は2-2のドローで終えたトッテナム。良い意味でも悪い意味でも新指揮官の色が早速見受けられた中、今季初勝利を狙うホーム開幕戦では強烈なカウンターアタックを有する赤い悪魔をホームで迎え撃った。オーストラリア人指揮官は前節から先発2人を変更。エメルソンとスキップに代えてペドロ・ポロ、パプ・サールを起用した。一方、ユナイテッドはウォルバーハンプトンとの開幕戦をしぶとく1-0で勝ち切って白星発進。昨季の連敗スタートを考えれば、テン・ハグ体制2年目で上々の滑り出しとなった。昨季大苦戦したアウェイゲームの克服を目指すチームは、新体制移行で付け入る隙が十二分にあるホームチーム撃破で今季のアウェイ初陣での白星スタートを目指した。なお、ウルブス戦からは先発の変更はなかったが、 [4-3-3]からブルーノ・フェルナンデスをトップ下に配した[4-2-3-1]に並びを変えた。開始直後にはトッテナムの鮮やかな繋ぎからクルゼフスキの右クロスに反応したソン・フンミンがダイレクトボレーを狙うと、ユナイテッドも狙いの守備からの切り替えでアントニー、ガルナチョと続けてフィニッシュの形を作り出す。
その後も互いの狙いを持った攻防が続いていく。その中でより練度の高いプレッシングによって効果的にカウンターを繰り出すユナイテッドがペースを掴む。13分にはアントニーからショートスルーパスに抜け出したラッシュフォードがボックス内でGKと一対一の好機を得るが、ここはGKヴィカーリオの勇敢な飛び出しに阻まれる。さらに、構造上浮きやすい両ウイングの前向きな仕掛けから幾度も際どいボールをボックス内に送り込んでいくが、ホームチームの身体を張った守備をあと一歩でこじ開けられない。
一方、前半半ば過ぎから手詰まるビルドアップに立ち位置と動かし方の修正でリズムを取り戻したトッテナム。25分にクルゼフスキがようやく最初の枠内シュートを放つと、ここからスムーズにボールを前進させる場面を増やし、30分にはソン・フンミンとの連携からゴール前に飛び出したサールがゴール至近距離からのシュートでGKオナナを脅かす。
その後はよりオープンな展開で試合が進んでいくと、互いに先制点に迫る決定的な場面を創出。まずは36分、ユナイテッドが波状攻撃からショーの絶妙なクロスに対して完璧なタイミングでDFを入れ替わったブルーノ・フェルナンデスがゴール前ドフリーでヘディングシュート。だが、これを枠の左に外してしまう。
続く40分にはトッテナムが左サイドを起点とした攻撃からボックス内で鋭いカットインを仕掛けたソン・フンミンからの丁寧な落としをポロが右足シュート。だが、枠の右隅を捉えたシュートは惜しくもクロスバーを叩いた。
ユナイテッドは鋭いカウンター、トッテナムは巧みなビルドアップからの狙いを持った攻撃と互いに見せ場を作ったものの、試合は0-0のイーブンで後半に突入。
トッテナムがマディソンを起点に良いリズムでボールを動かすと、後半最初の決定機をゴールに結びつける。49分、右サイドのハーフスペースでボールを持ったポロがワイドに張ったクルゼフスキに繋ぐと、スウェーデン代表MFは得意のドリブルでゴールライン際までもぐってマイナスのクロスを供給。手前のDFマルティネスにディフレクトしてファーに流れたボールに反応したサールが見事な左足ハーフボレーをゴールネットに突き刺し、値千金のプレミアリーグ初ゴールとした。
後半開始早々にスコアが動いたことで、試合はここからさらにオープンな展開に。早い時間帯の同点ゴールを目指すユナイテッドは、直後の51分にB・フェルナンデスのスルーパスに抜け出したアントニーがボックス右で得意の左足を振っていくが、ファーポストを狙ったシュートは左ポストを叩く。さらに、56分にはCKの流れからB・フェルナンデスの正確なクロスに反応したカゼミロが完璧なヘディングシュートを放つが、これはGKヴィカーリオの圧巻のワンハンドセーブに阻まれる。
一方のトッテナムもピンチこそあるものの、このまま守勢に回ることはなくしっかりとしたビルドアップからの効果的な前進で幾度も追加点に迫る。とりわけ、左に流れるマディソンを含め左サイドの攻撃が猛威を振るうが、ウドジェやビスマの際どいシュートはゴールに繋がらず。
一進一退の攻防が続く中、65分を過ぎて両ベンチの動きが慌ただしくなる。ユナイテッドは66分に3枚替えを敢行。ガルナチョとアントニーの両ウイングに加え、ワン=ビサカを下げてエリクセン、サンチョ、ダロトを投入。この交代でエリクセンがカゼミロの相棒、2列目は右からB・フェルナンデス、マウント、サンチョという並びに。
これに対してトッテナムは70分を過ぎてリシャルリソン、ウドジェ、サールを下げてベン・デイビス、ペリシッチ、ホイビュアと経験豊富なベテランをピッチに送り出す。
すると、この選手交代で流れを引き寄せたのはホームチーム。83分、中央での細かい出し入れから左サイドのペリシッチがアンダーラップするベン・デイビスを狙った正確なラストパスを供給。ウェールズ代表のダイレクトシュートは完全にミートはしなかったものの、DFマルティネスの出した足に当たってコースが変わったボールがゴール右隅に決まった。
公式記録はオウンゴールも、ペリシッチとベン・デイビスのベテランコンビで生み出した追加点によって試合の大勢が決した中、以降は互いに残りの交代カードを切って最後の勝負に出る。
だが、安定したボール保持と集中した守備で最後まで隙を見せることがなかったトッテナムが、ユナイテッドに一矢報いることも許さずに2-0のスコアで試合をクローズ。この結果、難敵ユナイテッド相手に内容の伴った会心の勝利を収めたトッテナムが、ホーム開幕戦でポステコグルー新体制での初勝利を飾った。一方、決定機の数では劣らずも苦手アウェイで敗れたユナイテッドは、今季初黒星を喫することになった。
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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/C_p2jbrO6N-/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Paulinho(@paulinhop8)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.09.09 06:00 Mon2
FAがスパーズのベンタンクールを告発…6月に同僚ソン・フンミン揶揄したインタビューが大きな騒動に
イングランドサッカー協会(FA)は12日、韓国代表FWソン・フンミンに対する物議を醸す過去のインタビューを受け、トッテナムのウルグアイ代表MFロドリゴ・ベンタンクールを告発した。 ベンタンクールは今年6月にウルグアイ『Canal 10』の番組「Por La Camiseta」に出演。司会者のラファ・コテロ氏から選手のユニフォームを求められたが、その際の反応が問題となった。 ベンタンクールは「ソニー(ソン・フンミン)の? みんな同じように見えるから、ソニーの従兄弟かもしれないよ」とコメント。韓国人は似たような顔をしているからというジョークを口にしたつもりだった。 しかし、この動画がSNSで拡散されると、人種差別的な発言だと大炎上。ベンタンクールは、自身のインスタグラムのストーリーズで「ブラザー、ソニー。起こってしまったことに謝罪する。あれはただの酷いジョークだった。僕が君を愛していることは知っていると思うし、君や他の誰かを軽視したり、傷つけたりすることは絶対にない!愛しているよ、ブラザー」と騒動を謝罪した。 その後、ソン・フンミンは自身のインスタグラムのストーリーズを通じて、「ロロと話をしました。彼は間違いを犯しました。彼はそれを承知しており、謝罪しています。ロロはわざと不快なことを言うつもりはありませんでした。僕らは兄弟であり、何も変わっていません」と謝罪を受け入れる対応を示していた。 その一件から約3カ月を経て、FAはベンタンクールを告発した。その決断の理由を以下のように説明している。 「ロドリゴ・ベンタンクールは、メディアのインタビューに関連した不正行為により、FA規則E3に違反した疑いで告発されました」 「トッテナム・ホットスパーのミッドフィールダーは、不適切な行動をとったり、暴言や侮辱的な言葉を使ったり、ゲームの評判を落としたりしたため、FA規則E3.1に違反したとされています」 「さらに、これはFA規則E3.2で定義されている『悪質な違反』に該当すると主張されています。これは、明示的か暗示的かを問わず、国籍および/または人種および/または民族的起源への言及が含まれているためです」 ベンタンクールは9月19日までに今回の告発に対する回答を行う必要があるが、それまでの出場は認められているため、15日に控えるアーセナルとのノースロンドン・ダービー出場は可能となっている。 なお、イギリス『フットボール・ロンドン』によれば、ベンタンクールに正式な処分が下された場合、6~12試合の出場停止という厳刑を科される場合もあるという。 2024.09.12 19:00 Thu3
ダービー控えるトッテナムに痛手…MFイヴ・ビスマが代表戦で負傷か
アーセナルとの“ノースロンドン・ダービー”を目前に控え、トッテナムに負傷者が発生したようだ。 2年目を迎えたアンジェ・ポステコグルー監督の下、プレミアリーグ開幕からの3試合は1勝1分け1敗とスタートダッシュに失敗したトッテナム。今週末に行われるプレミアリーグ第4節では、宿敵アーセナルとの“ノースロンドン・ダービー”が予定されている。 アーセナルは今月のインターナショナルマッチウィークで、主将のMFマルティン・ウーデーゴールが負傷。長期離脱の可能性も報じられており、ダービーに間に合わないのは確実とされている。 前節にデクラン・ライスが退場処分を受けて今節出場停止、新戦力のミケル・メリーノも負傷中と、アーセナルの中盤は非常に厳しい状況。トッテナムからすると、勝利を掴むチャンスでもあった。 しかし、イギリス『デイリー・メール』によると、トッテナム側もこのインターナショナルマッチウィークで負傷者が発生。マリ代表としてアフリカ・ネーションズカップ(CAN)予選に臨んでいたMFイヴ・ビスマが、10日に行われたエスワティニ代表戦で負傷交代となったようだ。 これにより、ビスマがダービーに間に合うかは不透明になっている模様。直近2試合で先発しているビスマが欠場となれば、トッテナムとしても小さくない影響を受けることになる。 シーズン序盤の大一番として、注目を集める“ノースロンドン・ダービー”。残念ながら、両チームとも万全とは言えない状態で臨むこととなりそうだ。 2024.09.12 17:40 Thu4
【プレミアリーグ第4節プレビュー】今季最初のNLダービー! シティ&リバプールが連勝狙う
インターナショナルマッチウィーク前に行われた第3節では王者マンチェスター・シティ、リバプールが唯一の3連勝を達成。アーセナルとブライトンは痛み分けに終わり、チェルシーやトッテナムが取りこぼす形となった。 中断明けで週明けにはUEFAコンペティションのリーグフェイズが開幕する過密日程のなかで実施される第4節。今節最大の注目カードはノースロンドン・ダービーだ。 トッテナムは前節、ニューカッスル相手に試合内容では圧倒しながらも2点目を奪うのに苦戦。その間に効率よく得点を重ねたホームチームに2-1と敗れ、鬼門セント・ジェームズ・パークで3連敗となった。これで今季初黒星と難しい形でのシーズンスタートとなったポステコグルーのチームは、昨季シーズンダブルを喫した宿敵相手にバウンスバックの勝利を目指す。代表期間に負傷したMFビスマの状態は懸念も、DFファン・デ・フェン、FWソランケが復帰できる見込みで、ほぼベストなメンバーでホームでの大一番に臨めるはずだ。 一方、アーセナルは前節、ブライトンと1-1のドローに終わって開幕連勝がストップ。難敵相手に幸先よく先制したが、後半序盤のMFライスの退場が響き守勢を強いられると、何とか勝ち点1を得るのが精いっぱいというホームゲームとなった。さらに、今回の代表期間にはMFウーデゴール、DFカラフィオーリの2選手が負傷。とりわけ、中盤では新加入MFメリーノの離脱にライスの出場停止が重なり、多くの主力を欠く難しい状況に。敵地での大一番を前に新契約締結を発表したアルテタ監督は中盤と前線の組み合わせを含めその手腕が試される一戦となる。 開幕3連勝とさすがの滑り出しを見せた王者マンチェスター・シティは、ブレントフォード相手に開幕4連勝を狙う。前節は難所ロンドン・スタジアムでFWハーランドが今季2度目のハットトリックを達成し、3-1の快勝を収めた。また、代表期間にはDFアケの離脱は痛恨も、スペイン代表でMFロドリが試運転を行い、今節からクラブチームでも復帰が見込まれる。週明けにCLインテル戦、次節にアーセナル戦と重要な連戦を控える中、2勝1敗と好スタートを切った曲者相手に弾みを付ける勝利といきたい。ただ、絶好調のハーランドに関して大事な友人が他界する悲劇があり、グアルディオラ監督は休養を与える考えだ。エースの出場の可能性は残されているが、FWアルバレスの移籍で大きな懸念材料となるノルウェー代表FWのバックアップ問題に対する指揮官の解答がいきなりみられることになるはずだ。 その王者と同様に開幕4連勝を目指すリバプールはノッティンガム・フォレストとのホームゲームに臨む。前節、オランダ人指揮官対決に注目が集まったマンチェスター・ユナイテッドとの名門対決を3-0のスコア以上の差で完勝したレッズ。エースのサラー、ディフェンスリーダーのファン・ダイクの変わらぬ安定感にMFグラフェンベルフの覚醒、スロット監督の柔軟な采配とチームを巡る状況はすこぶるいい。フォレストは侮れない相手ではあるものの、ホームで取りこぼす可能性は低いと思われる。なお、中盤ではMFエリオットの負傷離脱にMFマク・アリスターが軽傷を負っており、日本代表で安定したパフォーマンスを見せたMF遠藤航にとっては初スタメンあるいはより長いプレータイムが与えられることを期待したい。 そのリバプールに完敗し、早くも今季初の連敗を喫したマンチェスター・ユナイテッドは、DF菅原由勢を擁するサウサンプトン相手にバウンスバックの勝利を狙う。MFカゼミロの2つのミスが決定的となった一方、スカッドの質や采配力でも完敗となった前節を経てテン・ハグ監督の進退問題が再燃するなど穏やかな状況ではない赤い悪魔。前節から負傷者の状況にあまり変化はなく、代表戦で明暗分かれたDFデ・リフトとFWザークツィーのオランダ代表コンビや新天地デビュー期待されるMFウガルテら新戦力の活躍が連敗ストップのカギを握る。 開幕3連敗とプレミアの厳しさを早くも実感させられるサウサンプトンでは前節、チームの今季初ゴールを挙げた菅原の活躍に期待。日本代表では左右のウイングバックにアタッカーを起用する森保監督の判断により2試合出番なしに終わった悔しさを格上ユナイテッド相手に晴らしたいところだ。 ここまで1勝1分け1敗の微妙なスタートとなったチェルシーは、開幕3戦無敗の難敵ボーンマスとのアウェイゲームで2戦ぶりの白星を狙う。前節はクリスタル・パレス相手に先制しながらも追いつかれてドロー。連勝のチャンスを逃した。今回の一戦ではMFパーマーに続き、長期契約にサインしたFWジャクソンに期待。諸々の事情でストライカー補強を見送ったクラブの期待に応え3試合連続ゴールで勝利に導けるか。 MF三笘薫を擁するブライトンは昇格組イプスウィッチ相手に2試合ぶりの白星を狙う。前節のアーセナル戦で新体制での連勝がストップも、チームの状態は引き続き良好だ。開幕からキレを感じさせる三笘は日本代表でも躍動感を見せており、長距離移動による疲労は不安材料だが、今季未勝利の昇格組相手に決定的な仕事が期待される。 MF鎌田大地を擁するクリスタル・パレスは初勝利を懸けてレスター・シティと対戦。開幕連敗スタートから前節のチェルシー戦ではまずまずの試合内容でドローに持ち込んでおり、今度はリーグ戦初白星といきたい。チェルシー戦では後半に決定的なシュートも放った鎌田は代表でもリンクマンとして安定したパフォーマンスを見せており、プレミア初ゴールも期待できそうだ。 その他では開幕3連敗スタートのエバートンと上位進出を窺うアストン・ビラの名門対決、開幕未勝利のウォルバーハンプトンと好調ニューカッスルが激突する一戦にも注目だ。 《プレミアリーグ第4節》 ▽9/14(土) 《20:30》 サウサンプトン vs マンチェスター・ユナイテッド 《23:00》 ブライトン vs イプスウィッチ クリスタル・パレス vs レスター・シティ フルアム vs ウェストハム リバプール vs ノッティンガム・フォレスト マンチェスター・シティ vs ブレントフォード 《25:30》 アストン・ビラ vs エバートン 《28:00》 ボーンマス vs チェルシー ▽9/15(日) 《22:00》 トッテナム vs アーセナル 《24:30》 ウォルバーハンプトン vs ニューカッスル 2024.09.14 12:00 Sat5