宮市の劇的復活弾で横浜FMが4連勝! 柏は終盤の連続失点で井原体制初白星ならず【明治安田J1第17節】

2023.06.10 18:27 Sat
©︎J.LEAGUE
明治安田生命J1リーグ第17節、横浜F・マリノスvs柏レイソルが10日に日産スタジアムで行われ、ホームの横浜FMが4-3で勝利した。

前節FC東京との打ち合いを制し、リーグ3連勝を飾った横浜FM。その試合からスタメンに変更はなく、システムもアンデルソン・ロペスを1トップに据えた[4-2-3-1]を継続している。
一方で、前節北海道コンサドーレ札幌に4-5のスコアで敗れ、井原監督が就任してからのリーグ戦3試合未勝利となっている柏は、スタメンを2枚変更。土屋、フロートに代わって立田、マテウス・サヴィオが先発に入る[4-4-2]の布陣を採用している。

立ち上がりから主導権を握った好調横浜FMは、ボールを保持しながら柏のDFラインの背後を脅かすプレーを続ける。これに対してカウンターを狙う柏は9分に右サイドの戸嶋からクロスが上がると、ボックス内フリーになった細谷が頭で合わせたが枠内には収められなかった。

ひやりとした横浜FMだったが、11分に左サイドのエウベルがボックス内で仕掛けると、フェイントに引っかかった立田が足を引っかけてしまい、PKに。これをアンデルソン・ロペスが冷静に左隅に決め、先制点を挙げた。
その後は反撃に転じた柏が徐々にボールを握る展開に。35分には左サイドの小屋松からのボールを受けたマテウス・サヴィオが、ボックス中央から狙いすましたシュートを放ったが、ポストに阻まれる。

続く39分、左サイドでボールを受けたマテウス・サヴィオがドリブルで持ち運ぶと、ボックス内に低く速いクロス。これをエドゥアルドが処理しきれず、ボールはゴールに吸い込まれた。

このまま同点でハーフタイムを迎えるかに思われたが、そこからわずか1分で再びスコアが動く。横浜FMは自陣でのパス回しからエドゥアルドが前線にロングフィードを送ると、抜け出したエウベルがボックス内でGKとの一対一を冷静に制して勝ち越しゴールを記録した。

後半開始早々、左サイドで小屋松からのパスを受けたマテウス・サヴィオが1点目と同じようなクロスをボックス中央へ。GK一森がこれを弾くも、こぼれ球に戸嶋が詰め、いきなり同点に追いつく。

その後もフロートを投入するなど攻勢を緩めない柏の時間帯が続き、激しいプレスを起点とした攻撃で横浜FMのゴールを脅かし続ける。一方で、中々流れが掴めない横浜FMは64分に得たFKをエドゥアルドが直接狙うも、得点には結びつかず。

すると73分、右サイドでボールを持った片山がノープレッシャーの状況でクロス。ボックス中央のフロートが高さを活かしたヘディングシュートを叩き込み、柏が逆転に成功した。

その後は守備シフトに入った柏だったが、89分に立田が遅延行為で2枚のカードを貰い、退場に。数的有利となった横浜FMは94分、右サイドで渡辺のヒールパスに合わせた水沼がボックス内にピンポイントクロスを上げると、走りこんだアンデルソン・ロペスが頭で流し込み土壇場で横浜FMが追いついた。

試合はここで終わらず、諦めず攻め続けた横浜FMは97分に左サイドでこぼれ球を拾ったマルコス・ジュニオールが、ボックス中央へ折り返し。宮市が思い切り良く右足を振りぬくと、柏のDFに当たりながらもボールはゴールに吸い込まれ、劇的逆転弾が決まった。

試合はそのままタイムアップ。2試合続けて乱打戦を制した横浜FMがリーグ4連勝を飾った一方、2試合9失点の柏はリーグ3連敗と浮上のきっかけを掴めずにいる。

横浜F・マリノス 4-3 柏レイソル
【横浜FM】
アンデルソン・ロペス(前13、後45+4)
エウベル(前41)
宮市亮(後45+7)
【柏】
OG(前40)
戸嶋祥郎(後1)
フロート(後28)

関連ニュース

横浜FMが首位追走! 鹿島との優勝戦線生き残りマッチをA・ロペス2発逆転【明治安田J1第28節】

明治安田生命J1リーグ第28節の1試合が24日に県立カシマサッカースタジアムで行われ、アウェイの横浜F・マリノスが2-1で鹿島アントラーズを下した。 首位ヴィッセル神戸とのタイトルレース生き残りをかけて激突の3位鹿島と2位横浜FM。ディエゴ・ピトゥカが出場停止の鹿島は今夏復帰の柴崎が初先発した一方で、横浜FMは前節から3選手が入れ替わり、松原、角田、ヤン・マテウスがスタートから出場した。 ここ数試合、調子が下向きの横浜FMはらしくボールを握り、崩しにかかったが、鹿島が奪ったら縦に速くの姿勢で相手に良さを出させず。その鹿島は攻撃面でも早々に垣田や植田がヘッドでゴールに迫ったりと相手よりも先にリズムを作る。 横浜FMのビルドアップに制限をかけながら、ペースを引き寄せる鹿島は入りから優位性を見いだす高さを生かして先取。15分、右CKから樋口のクロスが中央の密集地帯を通り越すと、ファーの鈴木が頭で合わせ、山なりのボールがうまく枠内に吸い込まれていった。 攻撃のリズムが作れずの横浜FMだが、34分のセットプレーからワンチャンスをモノに。右CKからショートコーナーを選択したヤン・マテウスがリターンパスを受けると、左足でゴール前に蹴り込む。アンデルソン・ロペスが左足でこれをプッシュ。劣勢のなか、追いつく。 同点弾を足がかりに主導権を握り返し始めた横浜FMだが、シンプルな攻めからシュート数で上回った鹿島も次の1点を許さず、ハーフタイムに。そのハーフタイムを挟み、鹿島としては仕切り直しを図りたいところだったが、横浜FMの攻めに追われる入りとなる。 すると、その横浜FMが逆転。50分、ボックス右からヤン・マテウスが放った左足シュートはGK早川にセーブされてしまったが、ボックス中央のアンデルソン・ロペスがその弾いたボールを難なく右足で押し込んだ。 後半に入り、劣勢の鹿島は57分にアルトゥール・カイキと土居を送り込み、巻き返そうとするなか、60分にも横浜FMにチャンス。ヤン・マテウスのクロスからナム・テヒがヘッドで迫ったが、GK早川がファインセーブで凌ぎ、鹿島は何とか耐える。 そんな鹿島は64分にアルトゥール・カイキがゴール前でシュートチャンスを巡るが、ヘッドで合わせたボールは枠の上。その後も両軍ともに交代カードを駆使してゴールを目指し、それぞれシュートチャンスまで持っていくが、あとひと押しが足らず、次の1点が遠い。 逆転優勝の望みを繋ぐ上で勝利が求められる鹿島は最後の交代でエレケも送り込み、前がかるが、90+3分の鈴木に巡った決定機も左ポスト。冷や汗の横浜FMはその直後、後半途中から出場の宮市にダメ押しのチャンスがあったが、枠に飛ばせなかった。 それでも、優勝戦線生き残りがかかった一戦はアンデルソン・ロペス2発の横浜FMに軍配。リーグ4戦ぶりの白星を掴み、1ポイント差の首位神戸と次節の直接対決へ。5戦ぶりの敗戦が痛い1敗の鹿島は首位と9ポイントの開きが生まれ、優勝争いから遠ざかった。 鹿島アントラーズ 1-2 横浜F・マリノス 【鹿島】 鈴木優磨(前15) 【横浜FM】 アンデルソン・ロペス(前34、後5) 2023.09.24 17:00 Sun

【J1注目プレビュー|第28節:鹿島vs横浜FM】ホーム鹿島は上位への挑戦権を手にできるか、横浜FMは失意から立ち直りたい

【明治安田生命J1リーグ第28節】 2023年9月24日(日) 15:00キックオフ 鹿島アントラーズ(3位/46pt) vs 横浜F・マリノス(2位/51pt) [県立カシマサッカースタジアム] ◆上位への挑戦権を手にできるか【鹿島アントラーズ】 前節はホームにセレッソ大阪を迎えた一戦で1-0と勝利。長い時間数的不利となっていたが、それでもしっかりと勝ち切ることができた。 チームとして良くない振る舞いを見せてしまったことは反省すべきだろう。ただ、10人で勝ち切れたことは自信にして良いところ、上位追撃の一歩を踏み出せた。 勝利によりC大阪を上回り、今度はその上位との直接対決。全く調子が出ない横浜FMを喰らうチャンスは今しかない。勝ち点差は「5」。勝てば3位以内が見えてくるだけに、しっかりとホームで叩きたい。 ポイントは退場したディエゴ・ピトゥカの代わりに出ることが予想される柴崎岳だろう。復帰後の初先発が期待される中、ここまでの試合でも違いを見せられることは証明した。いかにゲームをコントロールし、決定的な仕事をするか。司令塔のパフォーマンスに注目が集まる。 ★予想スタメン[4-4-2] GK:早川友基 DF:広瀬陸斗、植田直通、関川郁万、安西幸輝 MF:樋口雄太、柴崎岳、佐野海舟、仲間隼斗 FW:垣田裕暉、鈴木優磨 監督:岩政大樹 出場停止:ディエゴ・ピトゥカ ◆泥沼の王者、自信を取り戻したい【横浜F・マリノス】 前節はホームにサガン鳥栖を迎えて1-1のドロー。リーグ戦は3試合でわずか勝ち点1と苦しんでいる中、首位のヴィッセル神戸のお付き合いのおかげで生き延びている。 しかし、チーム状態はかなり心配だ。AFCチャンピオンズリーグでは、仁川ユナイテッド相手に4失点。全てひっくり返されてのカウンターからの失点となってしまった。 普段出番が少ない選手が多く起用されたことも大きな要因と言えるが、チームとして同じ失敗を4度繰り返した点は、今の調子の悪さの表れとも言える。 仁川戦も問題だったのは守備にも見えるが、攻撃が上手くいかないことが最大の要因。リーグ戦でも得点力が下がり、攻撃がうまく完結しないことで、後手を踏む守備となりやられてしまうこともある。今一度立て直し、首位の首をしっかりと追いかけたいところだ。 ★予想スタメン[4-3-3] GK:一森純 DF:松原健、喜田拓也、エドゥアルド、永戸勝也 MF:山根陸、ナム・テヒ、渡辺皓太 FW:水沼宏太、アンデルソン・ロペス、エウベル 監督:ケヴィン・マスカット 2023.09.24 11:45 Sun

「えっ!?日産!?」熊本の応援アンバサダー、「#ババババンビ」の近藤沙瑛子さんがACL観戦?写るスタジアムにファン驚き「めっちゃかわいいー」「スタグル美味しそう」

ロアッソ熊本の応援アンバサダーを務める、アイドルグループ「#ババババンビ」の近藤沙瑛子さんが、AFCアジアチャンピオンズリーグ(ACL)の会場を訪れたようだ。 熊本県熊本市出身の近藤さんは幼少時から家族で熊本を応援。小学生の時には「絆宣言」も行った縁もあり、今季から熊本の応援アンバサダーへの就任が実現した。 10日に行われた明治安田生命J2リーグ第34節、藤枝MYFC戦にはグループ全員でえがお健康スタジアムにゲスト来場。爽快なライブで会場を盛り上げた。 近藤さんは20日、自身のX(旧:ツイッター)を更新し、2枚の写真とともに「おはです~」と朝のポストを投稿。サッカーファンは写真に驚きの声をあげた。 「えっ!?ACLの日産!?!?マリノスも来てくれるのかこの子は…」、「日産じゃん」、「昨日はマリノスを応援してくれてありがとう」、「日産スタジアムだ〜、スタグル美味しそう」、「美味しそう」、「スタグル美味しそうね」、「めっちゃかわいいー」 ピースサインの近藤さんや美味しそうな丼ものの背景に映っているのは、横浜国際総合競技場。前日にACL グループG 第1節の横浜F・マリノスvs仁川ユナイテッドが行われていた会場だ。 これまでホーム・アウェイを問わず、プライベートでも熊本の試合に足を運んでいた近藤さんだが、なんとACLの観戦にも訪れたようだ。 贔屓チームのゲームではないながらも、日本を代表してACLへ臨むクラブへエールを送った近藤さん。なお、服装にはしっかりと熊本のチームカラーを取り込んでいた。 <span class="paragraph-title">【写真】熊本の応援アンバサダー・近藤沙瑛子さんがACL・横浜FM戦のスタジアムに!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">おはです~ <a href="https://t.co/UNUbnFDt1H">pic.twitter.com/UNUbnFDt1H</a></p>&mdash; 近藤沙瑛子 #ババババンビ (@saekondo_inu) <a href="https://twitter.com/saekondo_inu/status/1704297415254458584?ref_src=twsrc%5Etfw">September 20, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.09.20 18:25 Wed

J1王者・横浜FM、ACL初出場の仁川にホームで黒星スタート…4失点ともカウンターから被弾【ACL2023-24】

19日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループG第1節の横浜F・マリノスvs仁川ユナイテッドが横浜国際総合競技場で行われ、横浜FMは2-4の敗戦を喫した。 J1王者として2大会連続でACLに挑む横浜FM。クラブ史上初のアジア制覇を目指す今大会初戦は、2022シーズンのKリーグ1をクラブ史上最高順位の4位でフィニッシュし、ACLのプレーオフを勝ち上がって初の本戦出場を勝ちとった仁川だ。 横浜FMは15日のサガン鳥栖戦からGK一森を除いたフィールドプレーヤー10人全員を入れ替え。喜田や西村といった主力級も数人先発した一方、7月にV・ファーレン長崎から完全移籍で獲得した21歳の加藤が加入後初先発となった。 リーグ戦3試合未勝利と不振に陥る横浜FMが前線から積極的なプレスをかける一方、仁川は元ヴィッセル神戸のモンテネグロ代表FWムゴシャ、ギニアビサウ出身FWゲルソという外国籍2トップにボールを集めるシンプルな戦術を志向する。 すると8分、横浜FMは敵陣でのボールロストから速攻を許し、左サイドを前進したチョン・ドンユンのグラウンダークロスに上島がスライディングでクリアしきれず。最後は一森の手に触れてネットへ吸い込まれ、オウンゴールとなった。 いきなり出鼻をくじかれたJ1王者だが、焦らず反撃開始。16分、自慢の快足を飛ばした宮市が左サイドからクロスを上げ、植中が左足シュート。仁川GKキム・ドンホンにセーブされるも、これによって得たCKから同点とする。 17分、レフティー吉尾が左CKにアウトスイングのクロスを送ると、ゴール前にポジションをとった西村がヘディングで合わせてネットを揺らす。VARで西村のハンドの有無を確認されたが、無事にゴールが認められた。 早くも立て直した横浜FM。同点後もすぐに何度か決定機を作り、23分にはVARでPK獲得かと思われる場面を迎えたが、直前のオフサイドをとられてPKならず。攻撃の質・バリエーションは仁川を凌駕しており、一刻も早く次の1点がほしい。 だが、37分に最近の不振を象徴するような失点。敵陣深くでのボールロストから上島の背後を突くロングボールを蹴られ、ゲルソが一森との一対一に。上島も必死に帰陣して対応したが、2人ともかわされてゴール右隅に流し込まれた。 さらに41分、またしても敵陣でのボールロストからゲルソが一森との一対一に。左足シュートがクロスバーに弾かれて難を逃れたが、上島&角田のセンターバック2枚はムゴシャと阿吽の呼吸でゴールに迫るゲルソを捕まえきれない。 Jリーグではなかなかお目にかかれないスピードスターの対応に苦慮する横浜FMだが、43分に再び吉尾の左CKから同点に。今度はニアで待ち構えた宮市がヘディングで合わせてネットを揺らす。日韓対決に相応しい応酬が続く。 2-2で折り返した後半、仁川はキックオフすぐの46分、48分と相次いで左ウイングバックのチョン・ドンユンが松原の背後を突いたスプリントでチャンスを演出。横浜FMが背後へのケアという点で警戒すべき選手が1人増えた格好だ。 ポゼッションを圧倒的に支配し、[5-3-2]で守る仁川を攻め込む横浜FM。64分には宮市や松原らを下げ、ヤン・マテウスやナム・テヒらを投入する3枚替えを敢行して勝ち越しを目指す。だが、なかなかフィニッシュまで持ち込めない。 一方で、反転攻勢の糸口を見出せない仁川はムゴシャを下げてブラジル人FWエルナンデスを投入。すると69分、ロングカウンターからエルナンデスが独走し、左足シュートが左ポストを直撃する。 肝を冷やした横浜FMにも後半最初の決定機。72分、角田の縦パスをボックス手前で植中が落とすと、西村が右足ダイレクトでゴール右隅を狙う。絶妙なコントロールショットだったが、キム・ドンホンのスーパーセーブに阻まれる。 両チームとも得点の匂いがしてきたなか、次の1点は仁川に。75分、横浜FMはまたまた敵陣深くでのボールロストからロングカウンターを許し、途中出場の元コンゴ民主共和国MFムポクがエルナンデスへラストパス。ボックス右から豪快な右足弾を叩き込まれ、またしても追いかける展開となった。 さらに79分、自陣でのビルドアップをムポクにインターセプトされ、ルーズボールを回収したエルナンデスにボックス手前から無回転気味の右足ミドルをゴール左隅へ突き刺される。カウンター、カウンター、カウンター、4失点目もショートカウンターからの失点となった。 ゲルソ、ムポク、エルナンデスと仁川の助っ人3選手にやられたい放題のJ1王者。事前対策不足と相手選手への寄せの甘さが目立つなか、2点ビハインドとなっても諦めずアタッキングを続ける。しかし、5バックを打ち崩すのは容易ではない。 結局、前半のセットプレー2発以外はネットを揺らせず、ホームでの初戦を2-4で落とすことに。リーグ戦での戦いに繋げるという観点からも重要な一戦だったが、ここ最近の不振に拍車をかける手痛い黒星となってしまった。何か光明を見出せれば良いのだが…。 横浜F・マリノス 2-4 仁川ユナイテッド 【横浜FM】 西村拓真(前17) 宮市亮(前43) 【仁川】 オウンゴール(前8) ゲルソ(前37) エルナンデス(後30、34) 2023.09.19 21:05 Tue

「凄く良い選手」よく知る横浜FMのナム・テヒを警戒した仁川MFイ・ミョンジ、ACLをよく知る中での極意「とにかく楽しむこと」

韓国の仁川ユナイテッドの元韓国代表MFイ・ミョンジュが、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)初戦の横浜F・マリノス戦へ意気込みを語った。 19日、2023-24シーズンのACLが開幕。仁川は横浜FMとアウェイで対戦する。 2003年に創設された新興クラブで、2004シーズンからKリーグ1に所属。2022シーズンのKリーグ1で4位となり、予選プレーオフからの参加となった中、ベトナムのハイフォンFCを延長戦の末に下して初出場を果たした。 前日記者会見に出席しイ・ミョンジュは大会出場の喜びを語った。 「監督が言ったように、長い間、このACLという大会に参加することを待ち侘びてていたので、参加することができてとても嬉しいし、このようなアジアの舞台で、良い対戦相手と対戦して、自分たちの力を見せることができることを楽しみにしている」 クラブにとっての節目の年に、大きな大会に出場する仁川。イ・ミョンジ自身は、UAEでのプレー経験があり、アル・ワフダやアル・アインでACLの戦いも経験。58試合に出場し6ゴールを記録している。 他の選手は経験値が低い選手が多い中、「自分以外にも経験のある選手がたくさんして、クオリティの高い選手もたくさんいる。特に何かを言ったということはないが、とにかく楽しむことが大事だと話をした」とコメント。気負いすぎないことが大事だと伝えたという。 横浜FMには韓国代表としても共に戦ったMFナム・テヒが加入。印象については「ナム・テヒは凄く良い選手。ユース時代から知っているが、彼はとても経験豊富で、ヨーロッパでも経験がある。彼がキープレーヤーの1人であると認識しているし、彼をしっかりと止めるということにフォーカスしている」とコメント。警戒心を強めているようだ。 アウェイでの初戦となるが、1000人程度のファンが駆けつけるとされている。イ・ミョンジは「いつもファンの方たちにはサポートしてもらっているので、2日前に試合があったばかりだが、疲れを見せずに、それを上回るパッションを見せたいし、取り組んでいきたい」と、強い意気込みで臨むと誓った。 仁川にとってのACL初陣は19日の19時から、横浜国際総合競技場で行われる。 2023.09.18 23:05 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly