「特定のクラブや選手を揶揄する意図はなかった」JリーグがHP誤表示問題で詳細を報告…データ提供会社は謝罪声明、テストデータは4月に作成済み
2023.06.10 13:58 Sat
Jリーグは10日、公式ホームページ誤表示について再度謝罪。詳細について報告した。
発生の理由については、「一部の試合データにおいて、適切なページに遷移できない不具合があったため、Jリーグ公式ホームページを運用している会社(以下、ホームページ運用会社)にて調査を開始」したとのこと。その後、「不具合の調査にあたり、当該試合データの状況を確認するため本番環境のデータベースに接続」をした。
その際に、「調査・修正を行うために開発環境に対してテスト環境のデータ(以下、テストデータ)を取り込もうとしたところ、本番環境のデータベースに接続した状態で、誤って本番環境にテストデータを取り込んでしまった」ことが原因だという。
実際のデータを取り扱う「データスタジアム株式会社」も今回の件について謝罪声明を発表。どこかのチームに対する揶揄する意図はないとした。
「試合速報の配信テストは、試合で起こり得る事象を想定し、お客様の本番環境での誤表示や不具合を事前に確認することを目的として実施されます。そういったテストに用いられるシナリオ内容は、さまざまな事象(勝敗、得点等)を盛り込み、テストごとに一定のルールに基づいて対戦カード(クラブ)を設定のうえ、無作為に選手を選定し作成しております」
「当社といたしましては、これまでもテスト実施にあたり特定のクラブや選手を揶揄する意図でテストシナリオを作成したことはございません」
なお、試合のテストデータに関しては、4月19日にテストを実施。4月12日にシナリオを作っていたとのことだ。
また、今後のテスト運用については「万が一公開されてしまった際に備え、ポジション順や背番号順に選手を選定するなど、一定の規則性をもったルールを設けることといたします」としている。
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誤表示が起きたのは7日。13時30分から16時40分ごろまでの期間、公式ホームページ上に誤ったデータが掲載されていた。「日程・結果」、「ニュース」、「テレビ放送」、「試合詳細」、「フォト」、「動画」に加え、試合結果、内容にも誤表示が。ヴィッセル神戸vsFCバルセロナ、ツエーゲン金沢vsFC町田ゼルビア、鹿島アントラーズvsHonda FCの3試合に誤ったデータが掲載された。その際に、「調査・修正を行うために開発環境に対してテスト環境のデータ(以下、テストデータ)を取り込もうとしたところ、本番環境のデータベースに接続した状態で、誤って本番環境にテストデータを取り込んでしまった」ことが原因だという。
この一件を受けて、当該チームである鹿島アントラーズの小泉文明社長が厳しく糾弾。鹿島が0-1で敗れるという結果になったこと、さらに開始5分で鈴木優磨が一発退場となっていたことに対し、「抗議」することを明言し、「あまりにもリスペクトにかける出来事が多く、とても残念な気持ちです」としていた。
実際のデータを取り扱う「データスタジアム株式会社」も今回の件について謝罪声明を発表。どこかのチームに対する揶揄する意図はないとした。
「試合速報の配信テストは、試合で起こり得る事象を想定し、お客様の本番環境での誤表示や不具合を事前に確認することを目的として実施されます。そういったテストに用いられるシナリオ内容は、さまざまな事象(勝敗、得点等)を盛り込み、テストごとに一定のルールに基づいて対戦カード(クラブ)を設定のうえ、無作為に選手を選定し作成しております」
「当社といたしましては、これまでもテスト実施にあたり特定のクラブや選手を揶揄する意図でテストシナリオを作成したことはございません」
なお、試合のテストデータに関しては、4月19日にテストを実施。4月12日にシナリオを作っていたとのことだ。
また、今後のテスト運用については「万が一公開されてしまった際に備え、ポジション順や背番号順に選手を選定するなど、一定の規則性をもったルールを設けることといたします」としている。
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