「車椅子になった直後だった」国民栄誉賞、元車椅子テニスの国枝慎吾氏がJリーグ開幕との意外なエピソードを明かす「勇気をもらえた覚えが」

2023.05.15 22:55 Mon
©超ワールドサッカー
15日、「Jリーグ30周年記念イベント」が開催され、「明治安田J30ベストアウォーズ」の受賞者が発表された。2023年5月15日で、Jリーグが開幕してから30年が経過。Jリーグはイベントを開催し、30周年を祝った。

ベストゴールやベストイレブン、MVPなどが発表された中、プレゼンターも豪華な顔ぶれ。ヴェルディ川崎で初代王者に輝いた監督で、現在はサッカー解説者として活躍される松木安太郎氏、女優の髙橋ひかるさん、そして元プロ車いすテニス選手の国枝慎吾氏かプレゼンターを務めた。
ベストイレブンのプレゼンターを務めた国枝氏は、横浜マリノスやジュビロ磐田、浦和レッズで活躍し、“アジアの壁”の異名も持っていた井原正巳氏についてコメント。すると、自身との意外な関係性について明かした。

井原氏は現在柏レイソルでコーチを務めているが、Jリーグ開幕戦に横浜マリノスの選手として出場。30年前のあの試合を知っている選手の1人だ。
その試合はいつでも思い出すと語った井原氏だが、国枝氏にとってもJリーグ開幕戦というのは思い出深いものだという。

「93年5月の開幕というのは、ちょうど僕が車椅子になった直後だったんです。10日後ぐらいでした」

「病室でJリーグの開幕の瞬間を迎えたのを覚えていますし、新しいエンターテインメントが生まれた瞬間というのを、本当に病室にいながら勇気をもらえた覚えがあります」

その後、テニスで実力をつけ、グランドスラム車いす部門で、男子世界歴代最多となる計50回(シングルス28回、ダブルス22回)優勝の記録保持者。パラリンピックではシングルスで金メダルと3個、ダブルスで1個を獲得するなどし、世界ランキング1位のまま2023年1月22日に現役を引退。3月3日には国民栄誉賞を受賞していた。

スター選手の大きな励みにもなっていたJリーグ。この先も多くの夢を希望を与えていってもらいたいものだ。

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