猛攻につぐ猛攻で脇坂泰斗が決勝弾! 川崎Fが鳥栖を1-0で撃破し3連勝、昨年10月以来の今季ホーム初白星【明治安田J1第12節】
2023.05.07 17:05 Sun
7日、明治安田生命J1リーグ第12節の川崎フロンターレvsサガン鳥栖が等々力陸上競技場で行われ、ホームの川崎Fが1-0で勝利した。序盤戦から低空飛行が続いた昨シーズン2位の川崎Fだが、直近のリーグ戦では2連勝中。第10節のアビスパ福岡戦で3-1、3日に行われた前節は京都サンガF.C.に1-0と、いずれも敵地で勝利を収めている。
対する鳥栖だが、昨シーズン王者の横浜F・マリノスをホームに迎え撃った前節は1-3で敗戦。第10節が未消化ではあるものの、今節のキックオフ時点で14位に沈んでおり、なんとかここで3ポイントを積み上げておきたいところだ。
最初のチャンスは川崎F。5分、山根がボックス右からクロスを上げると、マルシーニョが右足で合わせる。シュートは鳥栖GK朴一圭の正面を突いたが、公式戦で約1カ月ぶりのスタメン出場となったマルシーニョがチームに勢いを与える。
川崎Fはマルシーニョのシュート後も積極果敢なアタッキングで鳥栖を押し込んでいく。しかし、身体を張った鳥栖のディフェンスに遭い、ゴール前をこじ開けるには至らない。
2度のシュートシーンで決めきれなかったマルシーニョだが、今度は味方のチャンスを演出。40分、左サイドからドリブルで切れ込むと、ボックス内に侵入したところで外側からオーバーラップした車屋へ預ける。車屋のグラウンダークロスはゴール前の密集をすり抜け、ゴールラインを割った。
前半は0-0で終了。川崎Fは13本ものシュートを放つなど、マルシーニョを中心としたアタッキングで度々ゴール前まで迫ったが、最後は決定力を欠いた。鳥栖としては決定機こそ作れずも無失点で凌ぎ、守備の出来も悪くなかった。
迎えた後半はキックオフから1分足らずで川崎Fに決定機。山根がボックス右からマイナスのグラウンダークロスを入れると、後方で待ち構えた車屋が豪快に左足を振り抜く。だが、弾丸ミドルはクロスバーに弾かれた。
後半立ち上がりから前半にも増して攻勢をかける川崎Fは、49分にもジョアン・シミッチの左足シュートが右ポストを弾く。連続したチャンス逸にスタジアムからはため息も漏れたが、その直後に待望の先制点をゲットした。
52分、家長が右サイドのタッチライン際からボックス内へ浮き球のパスを入れると、エアポケットを突いて走り込んだのはキャプテンマークを巻く脇坂。ワントラップから渾身の右足シュートをネットに突き刺した。
なんとか失点を防いできた鳥栖だが、ここからは1点を追いかける展開に。しかし、前半から一度も決定機がないなか、川崎Fを崩せる気配は見えない。
60分に右サイドからのFKに田代が頭で合わせるも枠を捉えず。ならばと、68分には手塚が遠めからミドルを狙うが、こちらも枠を捉えられない。
結局、鳥栖は最後まで1点が遠く、前節に続く2連敗。1-0で勝利した川崎Fはこれで3連勝とし、昨年10月以来の今シーズンホーム初白星。追加点こそ奪えなかったが、攻撃陣が猛攻につぐ猛攻をかけて大事な1点をもぎとった。
川崎フロンターレ 1-0 サガン鳥栖
【川崎F】
脇坂泰斗(後7)
対する鳥栖だが、昨シーズン王者の横浜F・マリノスをホームに迎え撃った前節は1-3で敗戦。第10節が未消化ではあるものの、今節のキックオフ時点で14位に沈んでおり、なんとかここで3ポイントを積み上げておきたいところだ。
川崎Fはマルシーニョのシュート後も積極果敢なアタッキングで鳥栖を押し込んでいく。しかし、身体を張った鳥栖のディフェンスに遭い、ゴール前をこじ開けるには至らない。
しばらくはお互いに決定機のない時間が続いたが、川崎Fは1本のパスからビッグチャンス。33分、GK上福元が鳥栖の最終ライン背後へと走るマルシーニョを目掛け、思い切りパントキック。ボックス内でGK朴一圭との1対1を迎えたマルシーニョのシュートはまたしても正面を突いてしまった。
2度のシュートシーンで決めきれなかったマルシーニョだが、今度は味方のチャンスを演出。40分、左サイドからドリブルで切れ込むと、ボックス内に侵入したところで外側からオーバーラップした車屋へ預ける。車屋のグラウンダークロスはゴール前の密集をすり抜け、ゴールラインを割った。
前半は0-0で終了。川崎Fは13本ものシュートを放つなど、マルシーニョを中心としたアタッキングで度々ゴール前まで迫ったが、最後は決定力を欠いた。鳥栖としては決定機こそ作れずも無失点で凌ぎ、守備の出来も悪くなかった。
迎えた後半はキックオフから1分足らずで川崎Fに決定機。山根がボックス右からマイナスのグラウンダークロスを入れると、後方で待ち構えた車屋が豪快に左足を振り抜く。だが、弾丸ミドルはクロスバーに弾かれた。
後半立ち上がりから前半にも増して攻勢をかける川崎Fは、49分にもジョアン・シミッチの左足シュートが右ポストを弾く。連続したチャンス逸にスタジアムからはため息も漏れたが、その直後に待望の先制点をゲットした。
52分、家長が右サイドのタッチライン際からボックス内へ浮き球のパスを入れると、エアポケットを突いて走り込んだのはキャプテンマークを巻く脇坂。ワントラップから渾身の右足シュートをネットに突き刺した。
なんとか失点を防いできた鳥栖だが、ここからは1点を追いかける展開に。しかし、前半から一度も決定機がないなか、川崎Fを崩せる気配は見えない。
60分に右サイドからのFKに田代が頭で合わせるも枠を捉えず。ならばと、68分には手塚が遠めからミドルを狙うが、こちらも枠を捉えられない。
結局、鳥栖は最後まで1点が遠く、前節に続く2連敗。1-0で勝利した川崎Fはこれで3連勝とし、昨年10月以来の今シーズンホーム初白星。追加点こそ奪えなかったが、攻撃陣が猛攻につぐ猛攻をかけて大事な1点をもぎとった。
川崎フロンターレ 1-0 サガン鳥栖
【川崎F】
脇坂泰斗(後7)
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