リーガ3位になってもコパ優勝なら面目は立つ…/原ゆみこのマドリッド
2023.05.06 19:00 Sat
「てことはレアル・マドリーが優勝した方がいいのね」そんな風に私が頷いていたのは金曜日、ようやくコパ・デル・レイ決勝前日を迎えて、来季のヨーロッパの大会出場権がどう配分されるのか、解説している記事を見つけた時のことでした。いやあ、確かにコパに関しては、アトレティコが2013年にマドリーを破って戴冠した翌年、アンチェロッティ監督第1期だったそのお隣さんが2014年に獲ったきりと、マドリッド勢はしばらくご無沙汰しているんですけどね。とはいえ、リーガの上位争いに顔を現わすことも稀なオサスナなど、2005年が初の決勝進出。当時、ベティスに負けて早や18年となる今季、2度目の決勝を迎えるとなれば、パンプローナのチームが優勝した方がドラマチックに思えるのは私だけ?
次節にアトレティコ、マドリーが勝ち点を落とし、バルサがエスパニョールに勝利すれば、いよいよリーガ優勝も決まってしまうため、この土曜午後10時(日本時間翌午前5時)から、セビージャのカルトゥーハで開催されるコパ決勝が終わり次第、残り5節の焦点はヨーロッパの大会出場権争いと、火曜に一番乗りで2部降格が決まったエルチェにどの2チームが続くのかの方に移っていくはずですが、はあ。まずはその結果を導いたミッドウィークリーガのマドリッド勢の試合がどうだったか、お伝えしていくことにすると。
この33節、トップバッターを務めたのはマドリーで、レアル・アレナでキックオフの笛が鳴った時には前の時間帯でバルサがコパ決勝の相手、スタメンほぼ全員をローテーションしていたオサスナに1-0で勝っていたことはわかっていたはずなんですけどね。それで勝ち点差14となったのが逆にチームの士気を削いだか、うーん、アンチェロッティ監督もピチチ(得点王)獲得の目標は一旦、脇に置いて、体力温存のため、出場停止のビニシウスと一緒にマドリッドでお留守番するよう、ベンゼマを説得。今季も実質、戦力外扱いのマリアーノを先発CFとして起用した辺りから、嫌な予感しかしなかったのは私だけではなかったかと。それでも幸い、前半は序盤にレアル・ソシエダのGKレミロがチュアメニ、ミリトンを、GKクルトワがダビド・シウバを弾いて、paradon(パラドン/スーパーセーブ)合戦を披露した後、14分にはスビメンディがゴール前からシュートをゴールバーに当てたぐらいで、0-0のまま、ハーフタイムに入ります。
いやあ、これがCL決勝トーナメントなどであれば、根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)も期待できたんですけどね。アンチェロッティ監督も「Es verdad que en la cabeza de los jugadores están los partidos ante Osasuna y el City/エス・ベルダッド・ケ・エン・ラ・カベサ・デ・ロス・フガドーレス・エスタン・ロス・パルティードス・アンテ・オサスナ・イ・エル・シティ(選手たちの頭にオサスナとマンチェスター・シティとの試合があったのは本当だ)」と後で認めていた通り、この日のマドリーは半分以上、レギュラーを使っていたにも関わらず、最後までパッとせず。35分にはクルトワがバルネチェアのFKを好セーブしながらも、40分にはダビド・シルバのスルーパスを受けた同選手のシュートは防げず、最後は2-0であっさり、アウェイ2連敗を喰らってしまいましたっけ。
え、今季からソシエダに完全移籍したものの、まだマドリーが買い戻しオプションを持っていて、この夏は来季のチーム構想を練る際の検討対象になるはずだった久保選手が先制ゴールを挙げたのは、クラブフロントにとっても痛し痒しだったんじゃないかって?まあ、そうなんですが、当人は「このクラブの人たちがボクを望んでくれるなら、el año que viene voy a ser 100% txuriurdin/エル・アーニョ・ケ・ビエネ・ボイ・ア・セル・シエン・ポル・シエン・チュリウルディン(来季も自分は100%、青と白のユニのチームにいるよ)」と言っていましたからね。今は「Este triunfo nos da un plus de energía para conseguir el cuarto puesto/エステ・トリウンフォ・ノス・ダ・ウン・プルス・デ・エネルヒア・パラ・コンセギール・エル・クアルト・プエスト(この勝利はウチが4位を獲得するためのエネルギーのプラスになるだろう)」というイマノル監督の力になれて、9月からCLの舞台で自分の実力を披露するのが楽しみなんじゃないでしょうか。
一方、この敗戦で完全にリーガ優勝をギブアップした形になったマドリーでは、アンチェロッティ監督が「Tiene que despertarse, pronto/ティエネ・ケ・デスペルタールセ、プロント(目を覚まさないといけない、早々にね)」とミリトンに警告。「Hicimos otro regalo, espero que sea el ultimo/イシモス・オトロ・レガーロ、エスペロ・ケ・セア・エル・ウルティモ(ウチはプレゼントをしてしまったが、これが最後になることを期待している)」と試合後、強調していたのを書き添えておきますが、もう金曜にはトップチーム全員を連れて、マドリーはコパ決勝の地セビージャに移動。メンディ以外は皆プレー可能で、ジローナ戦でのハムストリングスの負傷から、驚異のスピード回復を遂げたモドリッチが先発するかどうかは、カルトゥーハでのスタジアムセッション後に決めるそう。アラバも復帰組ですが、こちらは火曜のCL準決勝マンチェスター・シティ戦1stレグでミリトンが出場停止となるため、温存もありうるかと。
何はともあれ、家のTVで見るにしても午後10時という遅い時間のキックオフだけに、「Creo que llevamos cuatro prórrogas... no nos importaría jugar una más/クレオ・ケ・ジェバモス・クアトロ・プロロガ…ノー・ノス・インポルタリア・フガール・ウノ・マス(ウチはここまで4回延長戦をやっていると思うが…もう1回やっても気にならない)」(アラサーテ監督)という、オサスナの狙い通りにはならないことを祈るばかり。実際、久々の2週間連続週2試合消化で疲れているはずの相手が、週2ペースが通常で、ベンゼマ、ビニシウスが休養十分のマドリーに延長戦を挑むのはちょっと、無謀なんじゃないでしょうかね。
そしてミッドウィークリーガに話を戻すと、水曜はアトレティコとヘタフェの番で、まったく誰が、一体何を考えて、両者のホームゲームを同じ時間に設定したのか。おかげで残留を争っている弟分も気になっていた私はメトロポリターノでカディス戦を見ながら、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の2元中継頼りとなったんですが、いよいよ選手たちを迎えるファンのクラブ歌アカペラ合唱が終わり、ラジオをつけた途端、飛び込んできたのは、「Penalti a favor de Getefe!/ペナルティ・ア・ファボール・デ・ヘタフェ(ヘタフェがPKをゲット)」という実況の叫び声だったんですよ。そう、コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのセルタ戦が少し早く始まっていたようで、開始1分にエネス・ウナルがベルトランにエリア内で倒され、それがPKとなるなんて、そんなラッキーなことがあっていい?
そのPKをウナル自身が決め、今度は「Gooool!」の絶叫を聞いているうち、眼下でも試合が始まったんですが、こちらも速攻でした。ええ、開始65秒、試合前に「Ya había hablado con Yannick que si él estaba muy adelante, que me buscara con el pase atrás/ジャー・アビア・アブラードー・コン・ヤニク・ケ・シー・エル・エスタバ・ムイ・アデランテ、ケ・メ・ブスカラ・コン・エル・パセ・アトラス(前に行きすぎていたら、バックパスでボクを探すよう、ヤニクに話していた)」というグリーズマンがカラスコの折り返しを受け、そのシュートが決まってゴールが入っているんですから、本当にせわしないっちゃありません。
ただ、先制点直後、3分にはピッチからrecogeplota(レコヘペロータ/ボール拾い)の子供たちを全て引き揚げ、その先、90分以上に渡る時間稼ぎ、ファールの多用と、懐かしきボルダラス監督流勝利の方程式を忠実に実践していた弟分とは違い、アトレティコはその後も最近、得意になったパスを繋いでの攻撃サッカーを継続。21分にはFKからモモのヘッドが、未だに頸椎捻挫が治らないGKオブラクに代わり、守護神となって3試合目になるゲルビッチを破り、ヒヤリとさせられたなんてこともあったんですが、大丈夫。27分、再び、グリーズマンが今度はレマルとのワンツーから、2点目のゴールを挙げたとなれば、安心してハーフタイムに入れますって。
そして後半2分には、前半はヘッドの際に敵にぶつかられ、ペナルティを訴えながらもお馴染みのスルーをされたり、至近距離のシュートをゴールバーに当てるなど、ツイていなかったモラタがエルモーソのアシストで3点目を入れると、10分には今季初となるPKがアトレティコに与えられるという奇跡まで起きることに。いやあ、レマルのパスがアルカラスの腕に当たったプレーには、「ベンチじゃ、腕の前に体に当たったから、取らないだろうと言っていた。実際、バルセロナでは取ってもらえなかったし。No sabemos cuando es penal o no/ノー・サベモス・クアンドー・エス・ペナル・オ・ノー(どういう時にペナルティなのか、そうじゃないのかわからない)」とシメオネ監督も半信半疑だったようですけどね。VAR(ビデオ審判)モニターを見た主審がPKを宣告したから、場内のファンもビックリしたの何のって。
それをカラスコが決め、とうとう4点差としたアトレティコでしたが、27分にはロサノのエリア外からのシュートでgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決められてしまうという、うっかりも。でもその1分後にはデ・パウルのスルーパスから、モリーナが5点目を挙げているとなれば、もう何も心配することはありません。そのまま5-1でカディスを下したアトレティコはとうとう、お隣さんを勝ち点差1上回り、2位に浮上。選手たちがピッチで2試合連続5得点のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)勝利を祝っている最中には、ロスタイムが6分あったコリセウムからも1-0でヘタフェがボルダラス監督のコリセウム帰還を6試合ぶりとなる白星で飾ったという朗報も届きます。ええ、33節終了後には18位で降格圏脱出ならなかったものの、17位のバレンシアと同じ勝ち点で並ぶという、あちらも残留に向けてポジティブな結果で終わったのは有難かったかと。
いやあ、それにしても不思議なのはこのリーガ4連戦、多くのチームが選手の疲労困憊を理由にローテーションを採用している中、アトレティコはほとんど同じ選手を使いながら、皆勤したグリーズマンを始め、誰も体力低下の兆候を示さなかったことで、いえ、サビッチやマルコス・ジョレンテの負傷や前節バジャドリー戦で20分程しかプレーしなかったメンフィス・デパイが今度はふくらはぎをケガしてしまったなんてことはあったんですけどね。これを見ると、やっぱりこのチーム、CLなどの週2試合ペースをこなすスタミナのある選手たちで構成されているとしか思えませんが、残念ながら、コパ決勝のparon(パロン/リーガの停止期間)に入る彼らの次の試合は14日(土)のセルタ戦。ヘタフェはその前日にマドリーとサンティアゴ・ベルナベウで兄弟分ダービーとなりますが、マンチェスター・シティ戦の狭間に当たる相手の隙を突けるといいですよね。
そして木曜、こちらも午後10時からの試合だったんですが、もう1つの弟分、ラージョがバジャドリーをエスタディオ・バジェカスに迎えることに。折しも前回のホームゲームではバルサを前に堂々勝利を飾っていたため、平日の遅い時間ながら、スタンドはかなりの盛況で、いえ、前半こそ、0-0で終わったんですけどね。後半3分にはアルバロ・ガルシアのクロスをRdT(ラウール・デ・トマス)がヘッドで決め、先制点をゲット。これが彼の復帰1号だったこともあり、場内が歓喜で包まれることに。
更に35分にはその交代でピッチに入ったカメージョが再び、アルバロ・ガルシアのアシストで2点目を入れた後、ここ2試合のホーム戦の恒例通り、終盤にはセルヒオ・レオンのヘッドで1点を返されたものの、そのままラージョは2-1で勝利。最後は3試合連続でファンと「Vida de pirata/ビダ・デ・ピラータ(海賊の人生)」を歌って祝っているんですから、連日、私も午前様をした甲斐があったというものです。
実際、バジャドーもまだ残留が決まっておらず、弟分仲間のライバルですからね。ホセ・ソリージャで勝利したアトレティコと一緒にマドリッド勢の援護射撃ができたのは良かったですが、返す返すも惜しいのは前節、降格目前だったエルチェに気が緩んで、4-0の大敗をしてしまったこと。それがなければ、ラージョが7位、もしくは6位に到達するのももう少し、楽になっていたかもしれないんですが、こればっかりはねえ。次は15日(月)のベティス戦まで試合のないイラオラ監督が、「Lo vamos a pelear/ロ・バモス・ア・ペレアル(ウチはそのために戦うよ)」と前向きだったのに期待することにしましょうか。
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ただ、そうも言っていられないのはコパ優勝チームには来季のEL出場権が与えられるせいで、ええ、もちろん、リーガ4位以内でマドリーがCL出場権もゲットすれば、そちらでプレーしますよ。その場合、リーガ5位と6位がEL、7位がコンフェレンスリーグ出場となるんですが、現在、リーガで10位のオサスナがコパ優勝でELに行くことになると、リーガ5位がEL、6位がコンフェレンスリーグ行きに。従って、このミッドウィークを9位で終え、7,8位とは勝ち点差1と手の届くところにいるマドリッドの弟分、ラージョもコパ決勝の結果次第では勝ち点差6ある6位まで上がらないと、来季はヨーロッパ遠征を楽しむという、ファンの夢を叶えられないことに。いやまあ、実はこれだけでなく、来週木曜にEL準決勝ユベントス戦1stレグを迎えるセビージャが自前の最多優勝記録をSeptima(セプティマ/7回目の優勝のこと)に更新することにでもなれば、来季のCL出場権をゲットして、またコンフェレンスリーグ枠がなくなったりとか、審判委員会副委員長だったネグレイラ氏に長年、多額の報酬を支払っていたせいで、審判買収容疑がかけられているバルサがUEFA制裁を喰らい、来季のCL出場を認められなくなったりすれば、また状況は変わってくるんですけどね。この33節、トップバッターを務めたのはマドリーで、レアル・アレナでキックオフの笛が鳴った時には前の時間帯でバルサがコパ決勝の相手、スタメンほぼ全員をローテーションしていたオサスナに1-0で勝っていたことはわかっていたはずなんですけどね。それで勝ち点差14となったのが逆にチームの士気を削いだか、うーん、アンチェロッティ監督もピチチ(得点王)獲得の目標は一旦、脇に置いて、体力温存のため、出場停止のビニシウスと一緒にマドリッドでお留守番するよう、ベンゼマを説得。今季も実質、戦力外扱いのマリアーノを先発CFとして起用した辺りから、嫌な予感しかしなかったのは私だけではなかったかと。それでも幸い、前半は序盤にレアル・ソシエダのGKレミロがチュアメニ、ミリトンを、GKクルトワがダビド・シウバを弾いて、paradon(パラドン/スーパーセーブ)合戦を披露した後、14分にはスビメンディがゴール前からシュートをゴールバーに当てたぐらいで、0-0のまま、ハーフタイムに入ります。
そして後半が始まってたったの1分、マドリーの気の緩みが失点を導くことになるんですが、前回のアウェイゲーム、4-2で負けたジローナ戦同様、その主役はミリトンでした。ええ、クルトワからのゴールキックをエリア外左で受けたところ、詰めてきたセルロートをかわそうとして転倒。最後の瞬間に送ったバックパスを久保建英選手に奪われ、先制点を決められてしまうんですから、もう目が点ですって。おまけに悪いことは続くもので、8分に抗議でイエローカードをもらっていたカルバハルが16分、アイエンに乱暴なタックルをかけたとして、2枚目をゲット。リードされている中、1人少なくなるという逆境に陥ったんですが…。
いやあ、これがCL決勝トーナメントなどであれば、根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)も期待できたんですけどね。アンチェロッティ監督も「Es verdad que en la cabeza de los jugadores están los partidos ante Osasuna y el City/エス・ベルダッド・ケ・エン・ラ・カベサ・デ・ロス・フガドーレス・エスタン・ロス・パルティードス・アンテ・オサスナ・イ・エル・シティ(選手たちの頭にオサスナとマンチェスター・シティとの試合があったのは本当だ)」と後で認めていた通り、この日のマドリーは半分以上、レギュラーを使っていたにも関わらず、最後までパッとせず。35分にはクルトワがバルネチェアのFKを好セーブしながらも、40分にはダビド・シルバのスルーパスを受けた同選手のシュートは防げず、最後は2-0であっさり、アウェイ2連敗を喰らってしまいましたっけ。
え、今季からソシエダに完全移籍したものの、まだマドリーが買い戻しオプションを持っていて、この夏は来季のチーム構想を練る際の検討対象になるはずだった久保選手が先制ゴールを挙げたのは、クラブフロントにとっても痛し痒しだったんじゃないかって?まあ、そうなんですが、当人は「このクラブの人たちがボクを望んでくれるなら、el año que viene voy a ser 100% txuriurdin/エル・アーニョ・ケ・ビエネ・ボイ・ア・セル・シエン・ポル・シエン・チュリウルディン(来季も自分は100%、青と白のユニのチームにいるよ)」と言っていましたからね。今は「Este triunfo nos da un plus de energía para conseguir el cuarto puesto/エステ・トリウンフォ・ノス・ダ・ウン・プルス・デ・エネルヒア・パラ・コンセギール・エル・クアルト・プエスト(この勝利はウチが4位を獲得するためのエネルギーのプラスになるだろう)」というイマノル監督の力になれて、9月からCLの舞台で自分の実力を披露するのが楽しみなんじゃないでしょうか。
一方、この敗戦で完全にリーガ優勝をギブアップした形になったマドリーでは、アンチェロッティ監督が「Tiene que despertarse, pronto/ティエネ・ケ・デスペルタールセ、プロント(目を覚まさないといけない、早々にね)」とミリトンに警告。「Hicimos otro regalo, espero que sea el ultimo/イシモス・オトロ・レガーロ、エスペロ・ケ・セア・エル・ウルティモ(ウチはプレゼントをしてしまったが、これが最後になることを期待している)」と試合後、強調していたのを書き添えておきますが、もう金曜にはトップチーム全員を連れて、マドリーはコパ決勝の地セビージャに移動。メンディ以外は皆プレー可能で、ジローナ戦でのハムストリングスの負傷から、驚異のスピード回復を遂げたモドリッチが先発するかどうかは、カルトゥーハでのスタジアムセッション後に決めるそう。アラバも復帰組ですが、こちらは火曜のCL準決勝マンチェスター・シティ戦1stレグでミリトンが出場停止となるため、温存もありうるかと。
何はともあれ、家のTVで見るにしても午後10時という遅い時間のキックオフだけに、「Creo que llevamos cuatro prórrogas... no nos importaría jugar una más/クレオ・ケ・ジェバモス・クアトロ・プロロガ…ノー・ノス・インポルタリア・フガール・ウノ・マス(ウチはここまで4回延長戦をやっていると思うが…もう1回やっても気にならない)」(アラサーテ監督)という、オサスナの狙い通りにはならないことを祈るばかり。実際、久々の2週間連続週2試合消化で疲れているはずの相手が、週2ペースが通常で、ベンゼマ、ビニシウスが休養十分のマドリーに延長戦を挑むのはちょっと、無謀なんじゃないでしょうかね。
そしてミッドウィークリーガに話を戻すと、水曜はアトレティコとヘタフェの番で、まったく誰が、一体何を考えて、両者のホームゲームを同じ時間に設定したのか。おかげで残留を争っている弟分も気になっていた私はメトロポリターノでカディス戦を見ながら、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の2元中継頼りとなったんですが、いよいよ選手たちを迎えるファンのクラブ歌アカペラ合唱が終わり、ラジオをつけた途端、飛び込んできたのは、「Penalti a favor de Getefe!/ペナルティ・ア・ファボール・デ・ヘタフェ(ヘタフェがPKをゲット)」という実況の叫び声だったんですよ。そう、コリセウム・アルフォンソ・ペレスでのセルタ戦が少し早く始まっていたようで、開始1分にエネス・ウナルがベルトランにエリア内で倒され、それがPKとなるなんて、そんなラッキーなことがあっていい?
そのPKをウナル自身が決め、今度は「Gooool!」の絶叫を聞いているうち、眼下でも試合が始まったんですが、こちらも速攻でした。ええ、開始65秒、試合前に「Ya había hablado con Yannick que si él estaba muy adelante, que me buscara con el pase atrás/ジャー・アビア・アブラードー・コン・ヤニク・ケ・シー・エル・エスタバ・ムイ・アデランテ、ケ・メ・ブスカラ・コン・エル・パセ・アトラス(前に行きすぎていたら、バックパスでボクを探すよう、ヤニクに話していた)」というグリーズマンがカラスコの折り返しを受け、そのシュートが決まってゴールが入っているんですから、本当にせわしないっちゃありません。
ただ、先制点直後、3分にはピッチからrecogeplota(レコヘペロータ/ボール拾い)の子供たちを全て引き揚げ、その先、90分以上に渡る時間稼ぎ、ファールの多用と、懐かしきボルダラス監督流勝利の方程式を忠実に実践していた弟分とは違い、アトレティコはその後も最近、得意になったパスを繋いでの攻撃サッカーを継続。21分にはFKからモモのヘッドが、未だに頸椎捻挫が治らないGKオブラクに代わり、守護神となって3試合目になるゲルビッチを破り、ヒヤリとさせられたなんてこともあったんですが、大丈夫。27分、再び、グリーズマンが今度はレマルとのワンツーから、2点目のゴールを挙げたとなれば、安心してハーフタイムに入れますって。
そして後半2分には、前半はヘッドの際に敵にぶつかられ、ペナルティを訴えながらもお馴染みのスルーをされたり、至近距離のシュートをゴールバーに当てるなど、ツイていなかったモラタがエルモーソのアシストで3点目を入れると、10分には今季初となるPKがアトレティコに与えられるという奇跡まで起きることに。いやあ、レマルのパスがアルカラスの腕に当たったプレーには、「ベンチじゃ、腕の前に体に当たったから、取らないだろうと言っていた。実際、バルセロナでは取ってもらえなかったし。No sabemos cuando es penal o no/ノー・サベモス・クアンドー・エス・ペナル・オ・ノー(どういう時にペナルティなのか、そうじゃないのかわからない)」とシメオネ監督も半信半疑だったようですけどね。VAR(ビデオ審判)モニターを見た主審がPKを宣告したから、場内のファンもビックリしたの何のって。
それをカラスコが決め、とうとう4点差としたアトレティコでしたが、27分にはロサノのエリア外からのシュートでgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決められてしまうという、うっかりも。でもその1分後にはデ・パウルのスルーパスから、モリーナが5点目を挙げているとなれば、もう何も心配することはありません。そのまま5-1でカディスを下したアトレティコはとうとう、お隣さんを勝ち点差1上回り、2位に浮上。選手たちがピッチで2試合連続5得点のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)勝利を祝っている最中には、ロスタイムが6分あったコリセウムからも1-0でヘタフェがボルダラス監督のコリセウム帰還を6試合ぶりとなる白星で飾ったという朗報も届きます。ええ、33節終了後には18位で降格圏脱出ならなかったものの、17位のバレンシアと同じ勝ち点で並ぶという、あちらも残留に向けてポジティブな結果で終わったのは有難かったかと。
いやあ、それにしても不思議なのはこのリーガ4連戦、多くのチームが選手の疲労困憊を理由にローテーションを採用している中、アトレティコはほとんど同じ選手を使いながら、皆勤したグリーズマンを始め、誰も体力低下の兆候を示さなかったことで、いえ、サビッチやマルコス・ジョレンテの負傷や前節バジャドリー戦で20分程しかプレーしなかったメンフィス・デパイが今度はふくらはぎをケガしてしまったなんてことはあったんですけどね。これを見ると、やっぱりこのチーム、CLなどの週2試合ペースをこなすスタミナのある選手たちで構成されているとしか思えませんが、残念ながら、コパ決勝のparon(パロン/リーガの停止期間)に入る彼らの次の試合は14日(土)のセルタ戦。ヘタフェはその前日にマドリーとサンティアゴ・ベルナベウで兄弟分ダービーとなりますが、マンチェスター・シティ戦の狭間に当たる相手の隙を突けるといいですよね。
そして木曜、こちらも午後10時からの試合だったんですが、もう1つの弟分、ラージョがバジャドリーをエスタディオ・バジェカスに迎えることに。折しも前回のホームゲームではバルサを前に堂々勝利を飾っていたため、平日の遅い時間ながら、スタンドはかなりの盛況で、いえ、前半こそ、0-0で終わったんですけどね。後半3分にはアルバロ・ガルシアのクロスをRdT(ラウール・デ・トマス)がヘッドで決め、先制点をゲット。これが彼の復帰1号だったこともあり、場内が歓喜で包まれることに。
更に35分にはその交代でピッチに入ったカメージョが再び、アルバロ・ガルシアのアシストで2点目を入れた後、ここ2試合のホーム戦の恒例通り、終盤にはセルヒオ・レオンのヘッドで1点を返されたものの、そのままラージョは2-1で勝利。最後は3試合連続でファンと「Vida de pirata/ビダ・デ・ピラータ(海賊の人生)」を歌って祝っているんですから、連日、私も午前様をした甲斐があったというものです。
実際、バジャドーもまだ残留が決まっておらず、弟分仲間のライバルですからね。ホセ・ソリージャで勝利したアトレティコと一緒にマドリッド勢の援護射撃ができたのは良かったですが、返す返すも惜しいのは前節、降格目前だったエルチェに気が緩んで、4-0の大敗をしてしまったこと。それがなければ、ラージョが7位、もしくは6位に到達するのももう少し、楽になっていたかもしれないんですが、こればっかりはねえ。次は15日(月)のベティス戦まで試合のないイラオラ監督が、「Lo vamos a pelear/ロ・バモス・ア・ペレアル(ウチはそのために戦うよ)」と前向きだったのに期待することにしましょうか。
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「向上し続けないと、家で殺される(笑)」バルベルデが最も厳しい批評家の妻や恩人などの逸話明かす
レアル・マドリーのウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが、ここ最近話題を集める妻やマドリー加入時、現チームへの想いなどさまざまなトピックを語った。スペイン『アス』が伝えている。 現在、リーダーグループの一人としてエル・ブランコの屋台骨を支えるバルベルデは、スペイン『Movistar Plus+』の番組『Universo Valdano』でクラブレジェンドであるホルヘ・バルダーノ氏との対談企画に参加し、さまざまなトピックについて語った。 先日のバロンドール授賞式後に収録されたインタビューの冒頭でエル・クラシコでの大敗や直近のチームの状態について率直に語った26歳。さらに、第4キャプテンを務める現状について、より大きな重圧や責任を感じたなかでプレーしていることを明かした。 「ここは世界最高のチームで、見返りにすべてを求められる。このクラブでプレーする感覚は最高で、他に類を見ないものなんだ。すべてにおいて最高でなければならないし、それをチームメイトに証明し、チームメイトに自分が最高だと信じてもらい、その気持ちに伝播していかないといけない。このバッジを着けることが世界一になり、このチームで誇りと名誉を持ってプレーする唯一の方法なんだ。このバッジは誰もが付けられるものではないからね」 そこからインタビューはバルベルデの10代の頃に遡り、アーセナルでの練習参加やマドリー加入前後の興味深いエピソードも披露された。 「(アーセナルでのトライアル)当時16歳だった。彼らは僕をトップチームで1週間トレーニングするように誘ってくれた。そこにある未来を想像したよ。その1週間は楽しかったよ。ディブ(当時在籍していたエミリアーノ・マルティネス)は、あらゆる面で最も助けてくれた人の一人だった。ベジェリン、アレクシス・サンチェス、カソルラと並んで、彼が最初に声をかけてくれた。その数カ月にはペニャロールのトップチームでトレーニングを始めていた」 「(マドリーからの連絡)母が興奮しているのを見るまでは、冗談だと思っていたよ」 「(デポルティボへの武者修行)両親は10分ほど離れたところに住んでいたけど、一人暮らしを始めたんだ。成長し、一人暮らしに慣れるために、自分のスペースも必要だった。フットボーラーとして、それは大きな成長だった。うまくいかない時期もあったけど、そのおかげで大きく成長できたんだ」 2018年のマドリー復帰の際にはフレン・ロペテギ新監督の下でファーストチーム定着の足がかりを掴んだ。 現在、ウェストハムを率いるスペイン人指揮官について「救世主(笑)」と今でも感謝の気持ちを強く抱いているという。 「彼には大きな恩義があるよ。彼は自信を与えてくれた人だ。僕はワールドカップに出場できず、ウルグアイにいた。それは自分にとって大きな痛手で、キャリアで最悪の出来事のひとつだった。1カ月半の休暇があり、一日中トレーニングに専念した。その努力の報酬がレアル・マドリーにたどり着いたことだね」 同じくエル・ブランコのトップチームに馴染む上で、ブラジル代表MFカゼミロの存在が大きかったと語るバルベルデ。 「到着すると、マルセロ、カゼミロ、ベイル、ベンゼマ、セルヒオ・ラモ…。そんなスーパースターがテーブルに座っているのが見えたんだ。そんななかでカゼミロは僕をサポートしてくれたんだ」 「彼は僕を抱きしめて『ここに座りな』って言ってくれたんだ。背番号のおかげで、ドレッシングルームでも僕らはとても仲が良かった。カゼミロはピッチで指示をしたり誰かを正したりするために大声を出す必要がなかった。彼は近くにいて、常に建設的な批判をしてくれた。現在、妻が僕に向かって話す批判は、カゼミロがドレッシングルームで常に言っていたことなんだ。『フェデ、もっと練習しなきゃ』ってね」 その流れでバルベルデは、先日にSNSを通じてカルロ・アンチェロッティ監督の起用法を批判したことで話題を集めた妻ミナ・ボニーノさんについても言及。バルベルデと結婚してマドリードに渡るまで、アルゼンチンでフットボールジャーナリストとして働いていたミナさんは、指揮官に対してだけでなく夫に対しても常に厳しい目を向けているという。 「アヤックスが簡単なプレーで僕らを負かした後、試合後に車に乗ると、妻は『なぜパスをするの? なぜゴールに向かわないの? なぜあのプレーで走らなかったの?』とまくし立ててきたんだ」 続けて17位に終わったバロンドールについて話を向けられると、「これからも向上し続けないと、家で殺されてしまう(笑)。もう少しいい順位を期待していたけど、個人的にはものすごく誇らしい気持ちになった。妻は泣き出しちゃったけど、それはそれでよかったよ。『あなたは自分が達成していることを高く評価していない』って言ってくれたし、それはすごくうれしかった。2、3位上位を期待していたけど、それ以上は求めていないよ」と、自身以上に妻が結果を悔しがっていたことも明かした。 最後に、バルダーノ氏から「10年後にもう一度インタビューして振り返ろう」と振られると、「ルカ・モドリッチから少し血をもらって、生き延びられるかどうか試してみようと思う(笑)。32歳まで生き延びられるかどうかも分からないけど、彼はもうすぐ40歳だ」と、未だ健在ぶりを示す鉄人をお手本にレジェンドとの再対談を約束している。 <span class="paragraph-title">【写真】指揮官とバルベルデにも噛みつく妻ミナ・ボニートさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C7wfdZpIMLD/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C7wfdZpIMLD/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C7wfdZpIMLD/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Mina Bonino(@minabonino)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.11.19 13:30 Tue2
レアルMFブラヒム・ディアスがAFCON予選で大暴れ! プロ初のハットトリックに「満足」
レアル・マドリーのモロッコ代表MFブラヒム・ディアスがハットトリックを達成した。 モロッコは18日、アフリカ・ネーションズカップ(AFCON)予選のグループB第6節でレソト代表と対戦。5戦全勝で迎えたなか、7-0の圧勝を収めた。 この試合で大暴れしたのが10番・ブラヒム。開始5分に左足で流し込み先制点を挙げると、15分には右ポケットから右足一閃。3点リードの42分には右ポケットへの浮き球のパスに抜け出し、角度のないところからネットを揺らした。 前半のみで3得点を奪い、62分にお役御免。15日に行われたガボン代表戦でも2ゴールを記録していたブラヒムは、4試合7ゴールで得点ランキングトップに立った。 試合後にはインスタグラムを更新。チームの勝利やプロ入り後初のハットトリックを喜んだ。 「熱心なファンの前で、ホームで大勝を収めてインターナショナルブレイクを終える。プロとして初のハットトリックには満足だ。応援ありがとう!」 <span class="paragraph-title">【動画】ブラヒムの初ハットトリック!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="it" dir="ltr">Brahim…Tris<br><br>L’ex Milan non si ferma più: dopo la doppietta contro il Gabon, <a href="https://twitter.com/hashtag/BrahimDiaz?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#BrahimDiaz</a> segna una tripletta nel primo tempo del match tra <a href="https://twitter.com/hashtag/Marocco?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Marocco</a> e Lesotho<br><br>Leoni dell’Atlante avanti 5-0 al termine del primo tempo<a href="https://twitter.com/hashtag/Sportitalia?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Sportitalia</a> <a href="https://t.co/siXGun4eg9">pic.twitter.com/siXGun4eg9</a></p>— Sportitalia (@tvdellosport) <a href="https://twitter.com/tvdellosport/status/1858601972993081621?ref_src=twsrc%5Etfw">November 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 17:43 Tue3
“絶対に不満をこぼさない男” ヘスス・バジェホも内心お怒り? CB需要高まるマドリーでも起用されず
レアル・マドリーのスペイン人DFヘスス・バジェホ(27)。スペイン『Relevo』がその忍耐強さに再びスポットライトを当てた。 マドリー所属でレンタル放出を繰り返すこと通算5回、新加入選手に背番号を奪われること通算2回…カルロ・アンチェロッティ監督のメイン構想に入ったことなど1度もないバジェホ。 それでも、たいへん高潔な人間性と人望の厚さで知られ、『Relevo』は「非の打ち所がないプロフェッショナル」と称賛。 どれだけ試合に使ってもらえずとも、練習には毎日一番乗りで現れ、ホームゲーム後は必ずピッチに出てコンディション調整に励むのだという。そして何より、現状への不満をこぼすような真似は絶対にしない男なのだという。 だが、どうしてもコーチ陣の信頼を得られず。 バジェホは9月27日、今季最初の出番としてアラベス戦の80分、3-0の状況でセンターバックとして出場したが、マドリーはそこから肝を冷やす2失点。これ以降、ウォームアップエリアのバジェホには一度も声がかかっていない。 ここ最近では、ミリトン重傷などでセンターバックの需要が高まるマドリーだが、バジェホよりもカスティージャ(Bチーム)登録の若手が優先されている状況。21歳DFラウール・アセンシオの登用が全てを物語っている。 バジェホも内心はさすがに怒っているよ…というのが関係者談。それでもなお、黙々と日々のトレーニングに励み、アンチェロッティ監督へのアピールを続けているそうだ。 2024.11.20 21:36 Wed4
久保建英が11月のラ・リーガ月間最優秀選手賞の候補入り、ヴィニシウスやダニ・オルモらがライバル
ラ・リーガは20日、11月の月間表彰のノミネート選手を発表。プレーヤー・オブ・ザ・マンスの候補にレアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が入った。 久保は今シーズンもソシエダを牽引。チームは開幕から不調が続いていたが、徐々に調子を取り戻しつつある状況だ。 11月はここまで2試合が行われ、久保はセビージャ戦、バルセロナ戦に先発出場。セビージャ戦では今シーズン3ゴール目を記録すると、古巣でもあるバルセロナ戦ではゴールやアシストこそなかったが、出色のパフォーマンスを見せており、チームの連勝に貢献していた。 ファンの投票と専門家委員会によって選出される月間最優秀選手。5人の候補がおり、久保以外にはブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)、スペイン代表MFダニ・オルモ(バルセロナ)、アルゼンチン代表FWジュリアーノ・シメオネ(アトレティコ・マドリー)、DFアルナウ・マルティネス(ジローナ)がノミネートされている。 <span class="paragraph-title">【写真】ラ・リーガ11月の月間最優秀選手候補5名</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/arnaueti_4?ref_src=twsrc%5Etfw">@arnaueti_4</a><a href="https://twitter.com/hashtag/LALIGAPOTM?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#LALIGAPOTM</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/PREMIOSLALIGA?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#PREMIOSLALIGA</a><a href="https://twitter.com/EASPORTSFC?ref_src=twsrc%5Etfw">@EASPORTSFC</a></p>— LALIGA English (@LaLigaEN) <a href="https://twitter.com/LaLigaEN/status/1859268172047876606?ref_src=twsrc%5Etfw">November 20, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.21 10:25 Thu5