【プレミア注目プレビュー】悲願達成へ仕切り直し図るアーセナルが泥沼チェルシーとのダービーに挑む!

2023.05.02 12:30 Tue
Getty Images
プレミアリーグ第34節、アーセナルvsチェルシーが、日本時間2日28:00にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。当初、4月29日の夕方開催予定も、地元警察によるスケジュール変更要請によって急遽ミッドウィーク開催に変更となった、今季2度目のロンドン・ダービーだ。今節先に勝利した1試合未消化のマンチェスター・シティ(勝ち点76)に1ポイント差で抜かれ、2位に転落したアーセナル(勝ち点75)。3試合連続ドローに加え、前節の頂上決戦で1-4のスコアで完敗し、11戦ぶり黒星を喫したアルテタのチームは、19シーズンぶりのリーグ制覇の夢が潰えつつある。

それでも、ライバルは今後クラブ悲願のチャンピオンズリーグの準決勝を控えており、その試合の前後で取りこぼす可能性は十分にある。そのため、ガナーズとしては2連覇中の王者に少しでも圧力をかけるため、残り5試合での全勝フィニッシュを目指す。仕切り直しのホームゲームでの対戦相手は、泥沼に陥るチェルシーと与しやすい相手。今節以降に控えるニューカッスル、ブライトンとの上位対決に向けて弾みをつける5試合ぶりの白星を掴みたい。
対する11位のチェルシー(勝ち点39)は、ランパード新体制移行後泥沼の公式戦5連敗。先週末のリーグ戦延期によって十分な修正期間があった中で臨んだ前節のブレントフォード戦では、メンバーの入れ替えこそあったものの、MFカンテやDFチアゴ・シウバらの奮闘がなければ、0-2のスコア以上の大差で敗れる可能性もあった、不甲斐ないホームでの敗戦となった。

就任以降、公式戦5戦全敗に加えて1得点9失点と無残なスタッツを記録しているが、ベーリーオーナーを中心とする首脳陣に今季終了までクラブレジェンドを更迭する意思はなく、シーズン最後まで地獄の日々が継続される可能性は高い。今季ここまでトップハーフのチーム相手に1度も勝利したことがないブルーズにとって、要塞化するエミレーツから勝ち点3を持ち帰れる可能性は非常に低いが、何とか意地を見せたいところだ。
なお、昨年11月にポッター前体制での戦いとなった前回対戦ではアウェイのアーセナルがDFガブリエウのゴールを守り切って1-0で勝利している。

◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ラムズデール
DF:ホワイト、ホールディング、ガブリエウ、ジンチェンコ
MF:ウーデゴール、ジョルジーニョ、ジャカ
FW:サカ、ジェズス、トロサール

負傷者:DF冨安健洋、サリバ、MFエルネニー
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関しても直近のシティ戦から変更はない。

スタメンに関しては日程変更によってシティ戦から中5日、次節ニューカッスル戦が中4日とコンディション面をそこまで気にする必要はないが、2選手の変更を予想。勤続疲労が見受けられるトーマスに代えて古巣初対戦のジョルジーニョ、マルティネッリに代えてトロサールを起用するとみる。その他ではジンチェンコに代えてティアニー起用の可能性もありそうだ。

◆チェルシー◆
【3-5-2】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ケパ
DF:フォファナ、チアゴ・シウバ、バディアシル
MF:ロフタス=チーク、カンテ、エンソ・フェルナンデス、コバチッチ、チルウェル
FW:スターリング、ハヴァーツ

負傷者:GKベッティネッリ、DFクリバリ、リース・ジェームズ、ククレジャ、MFマウント、ハヴァーツ、FWブロヤ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者は長期離脱組に加え、ククレジャが新たな負傷者リスト入りとなった。一方、ヒザに問題を抱えるハヴァーツに関しては復帰可能な模様だ。

システム関しては[3-4-2-1(3-5-2)]、[4-3-3]など試行錯誤の状況が続いているが、この試合では[3-5-2]の採用を予想する。

スタメンは各ポジションでパフォーマンスに少なくない問題を抱えており、前線を中心に一部主力を除いて非常に予想しづらいが、前述の11人を予想。より読めない前線では古巣対戦のオーバメヤンやフェリックスらにチャンスがありそうだ。

★注目選手
◆アーセナル:MFジョルジーニョ
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古巣初対戦で躍動なるか。恩師サッリのラブコールを受け、2018年にナポリからチェルシーに加入し、在籍期間にはチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、クラブ史上初のFIFAクラブ・ワールドカップ制覇に貢献したレジスタ。

これまで一時ベンチを温める時期はあったものの、各指揮官とは良好な関係を築き主力を担ってきた31歳だが、ベーリー新オーナーの下で大幅な世代交代、路線変更を図るクラブの中で徐々に構想外の扱いを受けると、クラブ史上最高額で獲得したMFエンソ・フェルナンデスに押し出される形で今冬の移籍市場最終日にロンドンのライバルへの電撃移籍が決定した。

その新天地では大逆転劇に導いたアストン・ビラ戦での活躍など、さすがの戦術理解度ですぐさまチームにフィットしたが、スタメンを固定する傾向があるスペイン人指揮官の下ではトーマスのバックアッパーという現状の立ち位置だ。

したがって、今回の試合で出場する可能性は決して高くないが、直近のシティ戦を含めトーマスのパフォーマンスがやや低下していることもあり、古巣初対戦でのスタメン起用を望む声も挙がっている。仮に、出番が与えられた際には元同僚と中盤でバトルしながら相手の急所を突くパスで決定機を演出したい。

◆チェルシー:MFエンゴロ・カンテ
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孤軍奮闘のベテランダイナモが苦境のチーム救えるか。前述のジョルジーニョを含め、ここに来て因縁浅からぬ両チームでは、エミレーツ初帰還の元スキッパーのオーバメヤン、一時ノースロンドン行きが有力視されながらもウエストロンドン行きを選択したムドリクと注目選手に事欠かない。そういった中、可能性は決して高くないものの、一部でアーセナル行きの可能性も伝えられるフランス代表MFも注目選手の一人だ。

今季はハムストリングに負った重傷によってここまで公式戦7試合の出場に留まる32歳。その間にチームが近年稀に見る大不振に見舞われた結果、カンテはポッター、ブルーノ・サルトール、ランパードと自身の復帰戦の度に指揮官が変わるという非常に珍しい経験をすることに。

4月の戦列復帰後はリバウンドを警戒するチームの慎重な起用法もあり、出場試合では攻守両面でハイパフォーマンスを披露。深刻な得点力不足に陥り、ショートカウンターでの攻撃を意識するチーム事情で、より前目のポジションで起用が目立つ中、さすがにフィニッシュの精度は物足りないが、それ以外のプレーではさすがの存在感を示している。今季の両チームの実力差を考えれば、アウェイチーム勝利の可能性は非常に低いと言わざるを得ないが、チアゴ・シウバと共に更なる奮起を期待したい。

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