8連勝のシティがついに首位浮上! 後半失速もアルバレス躍動にハーランドがPLシーズン最多ゴール記録に並ぶ《プレミアリーグ》
2023.05.01 00:06 Mon
プレミアリーグ第34節、フルアムvsマンチェスター・シティが4月30日にクレイブン・コテージで行われ、アウェイのシティが1-2で勝利した。
アーセナルとの頂上決戦で4-1の圧巻の快勝を収めて2連覇中の王者の強さをまざまざと見せつけた2位のシティ。週明けにチェルシーとのダービーを控える2ポイント差の首位チームにさらなる圧力をかけるべく、今節は10位のフルアム相手に8連勝を目指した。グアルディオラ監督はこのアウェイゲームで先発1人を変更。軽傷を抱えるデ・ブライネが招集外となり、アルバレスが代役を担った。
試合は開始早々にデ・ブライネの代役を託されたアルバレスがいきなり仕事を果たす。開始2分、マフレズがボックス右ライン際で折り返したボールに反応したアルバレスがDFリームに倒されてPKを獲得。ここでキッカーを務めたハーランドは冷静にゴール右下隅へ鋭いシュートを突き刺し、アンディ・コールとアラン・シアラーが持つ42試合制でのプレミアリーグシーズン最多ゴール記録の34ゴールに並んだ。
エースストライカーの早々のゴールによって最高のスタートを切ったアウェイチームは、グリーリッシュとマフレズの両翼が以降も鋭い仕掛けで局面を打開。畳みかける攻撃で追加点を目指していく。14分にはハーランドのポストワークからボックス左に抜け出したグリーリッシュに決定機も、ややパワー不足のシュートはGK正面を突いた。
すると、この直後の15分には防戦一方だったフルアムがファーストチャンスをモノにする。後方からのフィードに反応したハリー・ウィルソンがボックス中央で巧みなヘディングでのマイナスの落としを入れると、これを胸トラップで収めたヴィニシウスが鋭い左足のボレーシュートをゴール左隅に突き刺した。
リームへのピッチ上での数分間の治療を経て仕切り直しとなった試合は、引き続きシティが主導権を握るが、フルアムも球際で粘り強く戦いながらカウンターを繰り出す場面も作り出す。序盤同様にグリーリッシュに得意の角度から2度の決定機が訪れるが、いずれもGKレノの好守に阻まれる。それでも、攻守に精力的な動きでチームを牽引していたアルゼンチン代表FWが決定的な仕事を果たす。
36分、中盤でのボール奪取から仕掛けたショートカウンターでバイタルエリア付近でマフレズから足元にパスを受けたアルバレスがボールコントロールにもたついた隙にDFに囲まれかけたが、何とか右への短い持ち出しでロストを回避。そこからハーランドらサポートの味方をオトリに右足を振り抜くと、美しい軌道を描いたシュートがゴール左上隅の完璧なコースに突き刺さった。
アルバレスのゴラッソで勝ち越しに成功したペップのチームは、直後のギュンドアンの決定機を決め切れなかったが、安定したボール保持でゲームをコントロールしながら1点リードで前半終えた。
互いに選手交代なしで臨んだ後半も勢いを持って試合に入ったシティ。立ち上がりの47分には左サイドで大きな展開を受けたグリーリッシュからのグラウンダーの折り返しをゴール前のハーランドが左足ダイレクトで合わせてニア下へシュートを飛ばすが、これはGKレノの好守で偉業達成のゴールとはならず。続く51分にもカウンターからアルバレスが自身2点目に迫る。
一方、後半も立てる状況が続いたフルアムは前半のリームに続いて今度はアンドレアス・ペレイラが負傷するアクシデントが発生。アカンジとの接触の際に右足に重傷を負ったペレイラは酸素吸入器がピッチに持ち込まれた中、ストレッチャーに乗せられてピッチを後に。代わってケアニーが投入された。
後半も時計が止まる場面が少なくなく徐々にリズムを失い始めたシティは、前半から怪しい場面が散見された守護神エデルソンの連携ミスからヴィニシウスやデコルドバ=リードらにあわやPKという際どい場面を作られる。
後半半ばから終盤にかけてはホームチームに完全に押し返され、なかなか決定機まで持ち込めなくなったシティ。それでも、要所を締める守備で何とかリードを保っていく。83分にはアルバレスとマフレズを下げてフォーデンとベルナルド・シウバの2選手の投入で試合をクローズにかかる。
そして、フルアムにトドメを刺すことはできなかったものの、何とか2-1でタイムアップを迎えたシティが8連勝を達成し、アーセナルを1ポイント抜いて首位に浮上した。
アーセナルとの頂上決戦で4-1の圧巻の快勝を収めて2連覇中の王者の強さをまざまざと見せつけた2位のシティ。週明けにチェルシーとのダービーを控える2ポイント差の首位チームにさらなる圧力をかけるべく、今節は10位のフルアム相手に8連勝を目指した。グアルディオラ監督はこのアウェイゲームで先発1人を変更。軽傷を抱えるデ・ブライネが招集外となり、アルバレスが代役を担った。
試合は開始早々にデ・ブライネの代役を託されたアルバレスがいきなり仕事を果たす。開始2分、マフレズがボックス右ライン際で折り返したボールに反応したアルバレスがDFリームに倒されてPKを獲得。ここでキッカーを務めたハーランドは冷静にゴール右下隅へ鋭いシュートを突き刺し、アンディ・コールとアラン・シアラーが持つ42試合制でのプレミアリーグシーズン最多ゴール記録の34ゴールに並んだ。
すると、この直後の15分には防戦一方だったフルアムがファーストチャンスをモノにする。後方からのフィードに反応したハリー・ウィルソンがボックス中央で巧みなヘディングでのマイナスの落としを入れると、これを胸トラップで収めたヴィニシウスが鋭い左足のボレーシュートをゴール左隅に突き刺した。
鮮やかな連携から追いついたホームチームだったが、直後にアクシデント発生。自陣ボックス内でアルバレスにボールをかっさらわれた際にヒジを脱臼したか、リームがプレー続行不可能に。21分にディオプがスクランブル投入された。
リームへのピッチ上での数分間の治療を経て仕切り直しとなった試合は、引き続きシティが主導権を握るが、フルアムも球際で粘り強く戦いながらカウンターを繰り出す場面も作り出す。序盤同様にグリーリッシュに得意の角度から2度の決定機が訪れるが、いずれもGKレノの好守に阻まれる。それでも、攻守に精力的な動きでチームを牽引していたアルゼンチン代表FWが決定的な仕事を果たす。
36分、中盤でのボール奪取から仕掛けたショートカウンターでバイタルエリア付近でマフレズから足元にパスを受けたアルバレスがボールコントロールにもたついた隙にDFに囲まれかけたが、何とか右への短い持ち出しでロストを回避。そこからハーランドらサポートの味方をオトリに右足を振り抜くと、美しい軌道を描いたシュートがゴール左上隅の完璧なコースに突き刺さった。
アルバレスのゴラッソで勝ち越しに成功したペップのチームは、直後のギュンドアンの決定機を決め切れなかったが、安定したボール保持でゲームをコントロールしながら1点リードで前半終えた。
互いに選手交代なしで臨んだ後半も勢いを持って試合に入ったシティ。立ち上がりの47分には左サイドで大きな展開を受けたグリーリッシュからのグラウンダーの折り返しをゴール前のハーランドが左足ダイレクトで合わせてニア下へシュートを飛ばすが、これはGKレノの好守で偉業達成のゴールとはならず。続く51分にもカウンターからアルバレスが自身2点目に迫る。
一方、後半も立てる状況が続いたフルアムは前半のリームに続いて今度はアンドレアス・ペレイラが負傷するアクシデントが発生。アカンジとの接触の際に右足に重傷を負ったペレイラは酸素吸入器がピッチに持ち込まれた中、ストレッチャーに乗せられてピッチを後に。代わってケアニーが投入された。
後半も時計が止まる場面が少なくなく徐々にリズムを失い始めたシティは、前半から怪しい場面が散見された守護神エデルソンの連携ミスからヴィニシウスやデコルドバ=リードらにあわやPKという際どい場面を作られる。
後半半ばから終盤にかけてはホームチームに完全に押し返され、なかなか決定機まで持ち込めなくなったシティ。それでも、要所を締める守備で何とかリードを保っていく。83分にはアルバレスとマフレズを下げてフォーデンとベルナルド・シウバの2選手の投入で試合をクローズにかかる。
そして、フルアムにトドメを刺すことはできなかったものの、何とか2-1でタイムアップを迎えたシティが8連勝を達成し、アーセナルを1ポイント抜いて首位に浮上した。
マンチェスター・シティの関連記事
プレミアリーグの関連記事
|
マンチェスター・シティの人気記事ランキング
1
ロドリの今季が終了、前十字じん帯と半月板の手術…ペップが明かす「今シーズンは終わった」「最悪のニュース」
マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリの今シーズンが終了した。 22日に行われたプレミアリーグ第5節でシティはアーセナルと対戦。試合は土壇場でシティが追いついて2-2のドローに終わっていた。 しかし、前半ロドリが負傷交代。左ヒザのじん帯損傷と診断され、より詳細な検査を受けることとなっていた。 そんな中、ジョゼップ・グアルディオラ監督がニューカッスル戦に向けた記者会見に出席。ロドリの状態を明かし、今シーズン中はプレーしないと語った。 「彼は今朝、前十字じん帯と半月板の手術を受けた。だから、来シーズンもここにいるだろう。今シーズンは終わった」 「我々は最悪のニュースを受け取ったが、それが現実だ」 「残念ながら、時々そういうことが起こる。我々は彼をサポートするためにそこにいる。順調に回復し、一歩ずつ前進していく」 かつては「かけがえのない存在」とロドリを評価していたグアルディオラ監督。チーム全体で補っていきたいと語った。 「彼が我々に与えてくれるものは、我々には彼に似た選手はいない。ただ、他の選手たちを合わせれば、ロドリが我々のチームに来て以来与えてくれたものを補うことができるだろう」 「我々はチームとしてそれを実行しなければならず、我々にとって重要な選手がいない数カ月間もプレーする方法を見つけなければならない」 「ロドリは8、9カ月だけでなく、一定期間欠場することになるだろう。我々のクラブには素晴らしい選手がいる。解決策を見つけるだろうし、それが現状だ」 なお、ニューカッスル戦にはベルギー代表MFケビン・デ・ブライネも欠場することを明かしている。 2024.09.27 22:15 Fri2
マンチェスター・シティがイタリア代表の23歳リッチに関心? 重傷ロドリの代役候補か
マンチェスター・シティがトリノのイタリア代表MFサムエレ・リッチ(23)に関心か。 リッチは育成の名門エンポリが輩出したセントラルハーフで、現在はトリノの中枢。早くからビッグクラブ行きが噂されていた23歳は、イタリア代表の9月2試合にいずれも先発出場した。 イギリス『ガーディアン』いわく、MFロドリの重傷に伴い、代役を探すシティが、リッチを候補の1人に。今夏ミランとナポリがリッチに照準を合わせていたなか、考えられる移籍金は3500万ユーロ(約55.5億円)だという。 リッチとトリノの契約は2026年6月まで。同クラブはリッチをエンポリから獲得する際、将来のリセール時に売却益10%をエンポリへ譲る契約を結んでいるとのことだ。 2024.09.29 14:40 Sun3
シティMFの逮捕疑惑報道は“誇張”? トラブルは事実も逮捕には至らずか
マドリードでの逮捕疑惑報道が出ていたマンチェスター・シティのポルトガル代表MFマテウス・ヌネスだが、実際には逮捕されていなかったようだ。イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が報じている。 1日に行われたチャンピオンズリーグのスロバン・ブラチスラヴァ戦に出場し、4-0の勝利に貢献していたヌネスだが、その翌日にスペイン『エル・ムンド』によって1カ月前の逮捕疑惑が報じられることになった。 報道によると、ヌネスは先月のインターナショナルマッチウィーク期間の9月8日早朝に旅先のマドリードのナイトクラブで騒動に巻き込まれていたという。 クラブのトイレで自身の写真を携帯電話で撮影されたことに激高した同選手は、その携帯電話を奪い、返却を求める相手に対して断固拒否。これを受け、被害者とされる人物が警察に通報を行い、窃盗の疑いで逮捕されたという。 さらに、ヌネスはアルガンスエラ警察署の留置所に収監されると、同選手は弁護士に連絡を取って、窃盗罪だったため、法廷に連行されることなく警察署を出たという。 しかし、『マンチェスター・イブニング・ニュース』の最新報道によると、ヌネスは今回のトラブルに見舞われたこと自体は事実であるものの、この事件に関する通報に対して警察は何も行動を起こさず、逮捕されていなかったようだ。 同紙の取材によると、ヌネスは写真を撮るのをやめるように頼んだ後、男性の手から携帯電話を押しのけただけだと理解されている。また、警察は呼ばれたものの、同選手は逮捕されず、この事件に関してこれ以上の措置も取られない模様だ。 2024.10.03 07:10 Thu4
「解決策を見つけなければ」勝ちきれなかったシティ、グアルディオラ監督はロドリ不在を改めて語る「いなければ寂しい」「ただ、これが現実」
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、ニューカッスル・ユナイテッド戦を振り返った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 28日、プレミアリーグ第6節でニューカッスルとアウェイで対戦したシティ。前節はアーセナル相手に苦しい戦いを強いられたが、敗戦目前で土壇場に追いつき勝ち点1を獲得した。 試合は35分にヨシュコ・グヴァルディオルのゴールでシティが幸先良く先制。しかし、その後にチャンスを活かせないでいると、58分にアンソニー・ゴードンにPKを決められ同点に。その後もチャンスを活かせず、1-1のドローとなり、2試合連続で引き分けに終わった。 試合後、記者会見に出席したグアルディオラ監督は、前節の負傷で今季絶望となったロドリの不在について何度も聞かれてコメント。居ないことは大きな影響があるとしたものの、マテオ・コバチッチ、ベルナルド・シウバ、リコ・ルイスと中盤でこの試合プレーした選手たちのパフォーマンスを讃えた。 「先にみんなに言っておく。君たちがいつも私に尋ねてくることはわかっている。もちろん、ロドリがいなくなると寂しくなる」 「フィジカル面、存在感…それはわかっているが、彼はここにはいない。私はコバチッチ、リコ、ベルナルドのプレーを評価している。彼らのプレーは並外れていた」 「もし我々が上手くいかなければ、それはロドリが居ないせいだとわかっている。私は解決策を見つけなければいけない。そのつもりだ」 「ロドリがここに居てくれれば良かったのにと思う。ただ、これが現実だ。我々には得点するチャンスがあり、得点すべきだった。そして、彼らのスタジアムでは得点できたはずだ。それ以外は満足している」 この試合ではロドリ以外にも、ケビン・デ・ブライネやナタン・アケらも欠場。また、試合中にはアーリング・ハーランドが足を引き摺る姿も見られた。 グアルディオラ監督は「ロドリがいたとしても苦しんだことはある」とコメント。「特にFKの場面では、ダン・バーン、ファビアン・シェア、ジョエリントンがいる」とし、ニューカッスル相手に苦しんだことを認めた。 <span class="paragraph-title">【動画】マンチェスター・シティが2戦連続ドロー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="br961zJ5qJo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.29 10:05 Sun5