【ラ・リーガ注目プレビュー】4季ぶり優勝目指すバルセロナに最後の試練! 13戦無敗の絶好調アトレティコと激突

2023.04.23 12:00 Sun
Getty Images
ラ・リーガ第30節、バルセロナvsアトレティコ・マドリーが、日本時間23日23:15にカンプ・ノウでキックオフされる。4シーズンぶりのプリメーラ制覇を目指す首位のバルセロナ(勝ち点73)は、先月半ばの今季2度目のエル・クラシコを制し、優勝をほぼ決定的なモノとした。だが、コパ・デル・レイ準決勝でのクラシコ大敗ショックを引きずったか、以降のジローナとヘタフェとのリーグ戦ではいずれも決定力不足、ゲームコントロールの拙さによって2試合連続ゴールレス。ここにきて足踏みが続く。そういった中、絶好調のアトレティコをカンプ・ノウで迎え撃つ、今季最後のビッグマッチでは王者に相応しい戦いぶりでリーグ3試合ぶりの白星を取り戻したいところだ。

一方、今季は屈辱のチャンピオンズリーグ最下位敗退、コパ敗退に加えて、前半戦の深刻な不振によって早々にシーズン無冠が決定したアトレティコ(勝ち点60)。これにより、一時シメオネ監督の去就が騒がしくなったが、今年1月半ばから13試合無敗(10勝3分け)と見事に復調。とりわけ、10人で1-1のドローに持ち込んだレアル・マドリー戦以降は今季最長の6連勝中だ。2試合を除き最少得点差の勝利ではあるものの、持ち味の堅守と勝負強さが光る。さすがに、ここからの逆転優勝は厳しいものの、2ポイント差で追うマドリーを抜いて2位フィニッシュできれば、来シーズンのスーペル・コパ出場権を手にできるため、敵地で首位チーム撃破といきたい。
なお、シビタス・メトロポリターノで行われた前回対戦は試合内容ではホームチームが圧倒したものの、前半にFWデンベレの個人技で奪った先制点を最後まで泥臭く守り抜いたアウェイチームがウノセロで勝利。アトレティコにとってはこの敗戦が直近最後の黒星となっている。

◆バルセロナ◆
【4-3-3】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:テア・シュテーゲン
DF:クンデ、アラウホ、エリック・ガルシア、バルデ
MF:デ・ヨング、ブスケッツ、ケシエ
FW:ハフィーニャ、レヴァンドフスキ、ガビ
負傷者:DFセルジ・ロベルト、クリステンセン、FWデンベレ
出場停止者:なし

出場停止者はいない。負傷者に関してはセルジ・ロベルト、クリステンセン、デンベレの3選手が欠場となる。

スタメンに関しては負傷明けでメンバー入りしたペドリ、フレンキー・デ・ヨングの状態次第だが、前述の11名を予想。エリック・ガルシアのところにマルコス・アロンソ、ペドリがスタートからプレーできる状態であれば、ケシエに代わって入る可能性もある。

また、15歳でトップチーム初招集となった左利きのアタッカーのラミン・ヤマルは、出場すればクラブ史上最年少の公式戦デビューとなる。

◆アトレティコ・マドリー◆
【5-3-2】
▽予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:オブラク
DF:モリーナ、サビッチ、ヒメネス、エルモソ、カラスコ
MF:レマル、コケ、デ・パウル
FW:アンヘル・コレア、グリーズマン

負傷者:DFヘイニウド、FWデパイ
出場停止者:MFマルコス・ジョレンテ(1/1)

マルコス・ジョレンテが累積警告で欠場となる。負傷者に関しては長期離脱中のヘイニウドに加え、古巣初対戦が期待されたデパイが引き続き不在となる。一方で、今週に体調不良でトレーニングを欠席していたアンヘル・コレアは前日トレーニングで復帰しており、起用可能な模様だ。

スタメンに関してはマルコス・ジョレンテの代役にレマルが据えられる以外は前述のベストメンバーが並ぶ可能性が高い。コレアの状態次第ではモラタがグリーズマンの相棒を務めることになる。

★注目選手
◆バルセロナ:FWロベルト・レヴァンドフスキ
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堅守攻略託されるエースストライカー。4シーズンぶりの覇権奪還の切り札として昨夏バイエルンから鳴り物入りでの加入となった世界屈指のストライカーは、ここまで25試合に出場し、得点ランキングトップの17ゴールを記録。しっかりと期待に応えている。

ただ、カタールW杯の中断明け以降は勤続疲労によるコンディション不良、前半戦で良い関係性を築いてきたデンベレやペドリの負傷離脱によってゴールペースが大幅に低下。前半戦では30ゴール到達でのピチーチ獲得が有力視されていたが、現状では20ゴール到達は堅いものの、ベンゼマや各クラブのエースストライカーとの得点差は縮まっており、優勝を目指すチームと共にギアを上げたいところだ。

とりわけ、チームはコパ・クラシコを含めて今季ワーストの公式戦3試合連続無得点となっており、主砲のパフォーマンスに対する批判の声も挙がっている。今回のビッグマッチではヒメネスやサビッチというタフな守備者、世界屈指の守護神オブラクが並び、自分たちに次ぐリーグ2位の堅守を誇るコルチョネロス相手にチームを勝利に導くエースの仕事を期待したい。

◆アトレティコ・マドリー:FWアントワーヌ・グリーズマン
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好調引っ提げて古巣撃破を狙う。復帰2年目の前半戦は契約上の縛りで30分の時間限定起用が続いたが、完全移籍での復帰が決定して以降は、アトレティコの攻撃の全権を握る32歳FW。直近の13戦無敗の期間は6ゴール3アシストという数字以上の存在感を示し、中盤と前線の繋ぎ役、チャンスメーク、フィニッシャーと攻撃のすべてに顔を出し、献身的な守備でも大きな貢献を果たしている。

2021年夏の復帰以降の2試合を含め、対バルセロナはリーグ戦20試合2ゴール4アシストと思うような結果を残せていないが、現状の好調ぶりを考えれば、必ずや決定的な仕事ができるはずだ。

攻撃面は低調も直近3試合連続クリーンシートで29試合9失点と、驚異的な堅守を誇る古巣のゴールをこじ開けてチームを勝利に導きたい。

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