今回はプレーを阻むものは何かという高尚なお話しでございまする?! の巻/倉井史也のJリーグ

2023.04.22 12:40 Sat
©超ワールドサッカー
えっと先週、「アクチュアル・プレーイングタイム」についてお知らせするよって書きました。え?書いてない?そもそも「アクチュアル・プレーイングタイム」って何?

実際にボールが動いてプレーが行われてる時間を「アクチュアル・プレーイングタイム」って言うんです。ほら、先週「ゲームがスムーズに流れる要素」って書いたじゃないですか。サッカーの競技時間は90分なんですけど、いろんなことで止まることがあって、実際にプレーしている時間って大体60分ぐらいって言われてるんですよ。
でもって去年のカタールワールドカップあたりじゃ、アディショナルタイムが「7分」とかありましたよね。今、FIFAはきちんとプレー時間を確保しようとする方向に動いていて、だんだんしっかり時間を計測するようになってきてるんです。もしかしたらフットサルみたいにボールが出たら時計を止めるようになるのかも。そのときは試合時間も短くなるんでしょうけどね。

じゃあ、どんな要素で「アクチュアルプレーイングタイム」が削られていってるか。VARが入ることで「待ち」も多くなるので、そんなところも関係してるんですけど、今シーズンのJ1で考えてみました。データは8節終了時点です。

総試合数: 144(18チーム×8節)
総反則数:2056
総退場者数:13
総CK数: 689
総PK数::16
総得点数: 193
ってことから計算すると

1試合あたりの1チームの反則数:14.28
1試合あたりの1チームの退場者数 0.09
1試合あたりの1チームのCK数: 4.78
1試合あたりの1チームのPK数: 0.11
1試合あたりの1チームの得点数: 1.34

で、データを取ってるわけじゃないんですけど、1度の反則で試合が止まる時間を10秒、退場者が出てVARで確認したりする時間を180秒、CKにかける時間を30秒、PKになってVARが検証してプレーが再開されるまでの時間を240秒、得点で大喜びしてセンターラインに戻るまでの時間を60秒として計算すると、1試合で両チーム合わせて

(14.28×10+0.09×180+4.78×30+0.11×240+1.34×60)×2=818.4

つまりこの要素だけでも、1試合あたり818.4秒、約14分ほどボールは止まるんですよね。あ、ってことは前後半7分ぐらいのアディショナルタイムは妥当って感じ?

そしてさらに「アクチュアル・プレーイングタイム」を削る要素としてはスローインの時にやたら時間を使ったり、選手が接触で倒れたり、もうかなり見なくなってきたけどシミュレーションだったりと、そういうことがあるんです。

ってことで、今週はとてもお勉強になる回でした。そして最後に言いたい!! 試合中、いろんなことで時間を使っては体力を回復させてきた自分としては、ぜひ見逃してもらいたい!! 試合時間、全部走ったら体に悪い。ということで、これ以上のこの追求は終わりにします。


【倉井史也】
試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。

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やっぱ今の世の中「●●●パフォーマンス」じゃないですかね?! の巻/倉井史也のJリーグ

川崎vsJDTっていうACLの試合を見に行ったんですよ。で、感動したのは小林悠が出て2分ですんごいジャンピングボレー決めたんです。「おお、小林すごいな」って今季の出場時間を見たらあんまり多くない。それでもこうやって点を取るって事は……ピーン!! ほら、今って「コスパ」だけじゃなくて「タイパ」って重要じゃないですか。タイムパフォーマンス。ちゅうことで、誰が「タイパ」のいい選手なのか、調べてみました。 まず、50位までの、というか43位タイまでの得点ランクはこんな感じ。 1位:大迫勇也(神戸) 22点 2位:アンデルソン・ロペス(横浜FM) 21点 3位:ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京) 15点 3位:キャスパー・ユンカー(名古屋) 15点 5位:細谷真大(柏) 14点 6位:鈴木優磨(鹿島) 13点 6位:大橋祐紀(湘南) 13点 8位:浅野雄也(札幌) 12点 8位:レオ・セアラ(C大阪) 12点 10位:パトリック(京都) 10点 10位:武藤嘉紀(神戸) 10点 10位:山岸祐也(福岡) 10点 10位:長沼洋一(鳥栖) 10点 14位:脇坂泰斗(川崎) 9点 14位:エウベル(横浜FM) 9点 14位:町野修斗(湘南) 9点 14位:豊川雄太(京都) 9点 14位:小野裕二(鳥栖) 9点 19位:金子拓郎(札幌) 8点 19位:ホセ・カンテ(浦和) 8点 19位:宮代大聖(川崎) 8点 19位:ドウグラス・ヴィエイラ(広島) 8点 19位:加藤陸次樹(広島) 8点 24位:スパチョーク(札幌) 7点 24位:伊藤涼太郎(新潟) 7点 24位:ファン・アラーノ(G大阪) 7点 24位:佐々木大樹(神戸) 7点 28位:小柏剛(札幌) 6点 28位:アレクサンダー・ショルツ(浦和) 6点 28位:マテウス・サヴィオ(柏) 6点 28位:瀬川祐輔(川崎) 6点 28位:ヤン・マテウス(横浜FM) 6点 28位:小川航基(横浜FC) 6点 28位:原大智(京都) 6点 28位:ダワン(G大阪) 6点 36位:知念慶(鹿島) 5点 36位:太田修介(新潟) 5点 36位:宇佐美貴史(G大阪) 5点 36位:イッサム・ジェバリ(G大阪) 5点 36位:紺野和也(福岡) 5点 36位:ルキアン(福岡) 5点 36位:富樫敬真(鳥栖) 5点 43位:田中駿汰(札幌) 4点 43位:駒井善成(札幌) 4点 43位:垣田裕暉(鹿島) 4点 43位:興梠慎三(浦和) 4点 43位:渡邊凌磨(FC東京) 4点 43位:仲川輝人(FC東京) 4点 43位:小林悠(川崎) 4点 43位:山田新(川崎) 4点 43位:鈴木孝司(新潟) 4点 43位:三戸舜介(新潟) 4点 43位:マテウス・カストロ(名古屋) 4点 43位:森下龍矢(名古屋) 4点 43位:永井謙佑(名古屋) 4点 43位:上門知樹(C大阪) 4点 43位:山口蛍(神戸) 4点 43位:満田誠(広島) 4点 43位:ピエロス・ソティリウ(広島) 4点 43位:佐藤凌我(福岡) 4点 でも、これを出場時間/得点、つまり1点取るのにどれくらいの時間を要しているかで並べ直してみると、 1位:小林悠(川崎) 114.75分 2位:パトリック(京都) 119.90分 3位:大迫勇也(神戸) 124.50分 4位:アンデルソン・ロペス(横浜FM) 131.67分 5位:大橋祐紀(湘南) 133.08分 6位:加藤陸次樹(広島) 134.50分 7位:原大智(京都) 145.83分 8位:ドウグラス・ヴィエイラ(広島) 146.00分 9位:ホセ・カンテ(浦和) 150.38分 10位:スパチョーク(札幌) 158.14分 11位:瀬川祐輔(川崎) 162.50分 12位:キャスパー・ユンカー(名古屋) 166.67分 13位:ディエゴ・オリヴェイラ(FC東京) 167.33分 14位:町野修斗(湘南) 177.11分 15位:富樫敬真(鳥栖) 178.00分 16位:豊川雄太(京都) 183.78分 17位:小野裕二(鳥栖) 186.67分 18位:細谷真大(柏) 192.64分 19位:伊藤涼太郎(新潟) 195.57分 20位:太田修介(新潟) 209.80分 21位:鈴木優磨(鹿島) 210.92分 22位:小川航基(横浜FC) 213.33分 23位:レオ・セアラ(C大阪) 214.08分 24位:浅野雄也(札幌) 214.33分 25位:宮代大聖(川崎) 216.50分 26位:ピエロス・ソティリウ(広島) 220.00分 27位:知念慶(鹿島) 223.00分 28位:金子拓郎(札幌) 236.00分 29位:山田新(川崎) 240.75分 30位:佐藤凌我(福岡) 257.75分 31位:小柏剛(札幌) 258.83分 32位:エウベル(横浜FM) 261.33分 33位:脇坂泰斗(川崎) 264.00分 34位:長沼洋一(鳥栖) 264.40分 35位:佐々木大樹(神戸) 275.14分 36位:山岸祐也(福岡) 280.00分 37位:武藤嘉紀(神戸) 282.30分 38位:ヤン・マテウス(横浜FM) 286.67分 39位:宇佐美貴史(G大阪) 286.80分 40位:上門知樹(C大阪) 296.50分 41位:ファン・アラーノ(G大阪) 327.14分 42位:垣田裕暉(鹿島) 350.00分 43位:興梠慎三(浦和) 357.25分 44位:ルキアン(福岡) 394.80分 45位:紺野和也(福岡) 402.80分 46位:ダワン(G大阪) 410.67分 47位:マテウス・サヴィオ(柏) 412.83分 48位:イッサム・ジェバリ(G大阪) 416.20分 49位:仲川輝人(FC東京) 458.50分 50位:マテウス・カストロ(名古屋) 461.25分 51位:満田誠(広島) 462.00分 52位:鈴木孝司(新潟) 464.75分 53位:三戸舜介(新潟) 487.50分 54位:アレクサンダー・ショルツ(浦和) 495.00分 55位:駒井善成(札幌) 517.75分 56位:永井謙佑(名古屋) 540.25分 57位:渡邊凌磨(FC東京) 562.00分 58位:山口蛍(神戸) 683.00分 59位:森下龍矢(名古屋) 683.75分 60位:田中駿汰(札幌) 735.25分 やっぱほら、小林が1位ですよ。小林はこのデータ持って川崎に「なんで出場させない?」って言ってもいいし。で、年俸が上がったら、こんな素敵なデータ提供した私にもぜひぜひおこぼれを……。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2023.12.02 18:30 Sat

今週末ってやっぱりJ2プレーオフに注目って感じじゃない?! の巻/倉井史也のJリーグ

まぁそりゃ日本代表戦も面白かったけど、今週末で注目なのはJ1……はきっと決まらないと思うから、J2のプレーオフでしょ!! 今年はJ1との入れ替え戦がないから、よく実力がわかっている相手との対戦ですからね。しかも一発勝負ってハラハラドキドキ。両チームのサポーターはより楽しめる、というか胸締め付けられるでしょうけど、他のチームのサポーターも見てておもしろいんじゃない? でも、あんまりJ2までカバーしてないよって人のために、両カードのこれまでの対戦を紹介しておくよ!! 【清水vs山形】 J1: 2009年   06/20(土)        清水      4 - 1   山形 J1: 2010年   03/13(土)        清水      3 - 0   山形 J1: 2011年   06/15(水)        清水      2 - 1   山形 J1: 2015年   04/29(水)        清水      3 - 3   山形 J2: 2016年   09/11(日)        清水      3 - 1   山形 J2: 2023年   09/09(土)        清水      3 - 0   山形 うーん、実は山形ってJ1、J2含めて清水のホームゲームがとても苦手。勝ったことがあるのは2009年のリーグカップのときぐらいなんです。でも、今年の第19節、山形ホームのときは清水に2-1と勝利を収めてて、奇跡の山形、圧倒的有利な清水にどう挑むかっていう試合です。 【東京Vvs千葉】 J1: 1993年   06/16(水)        V川崎     2 - 1   市原 J1: 1993年   08/07(土)        V川崎     2 - 1   市原 J1: 1994年   04/02(土)        V川崎     3 - 0   市原 J1: 1994年   08/31(水)        V川崎     3 - 1   市原 J1: 1995年   07/01(土)        V川崎     2(3PK2)2        市原 J1: 1995年   10/14(土)        V川崎     2 - 0   市原 J1: 1996年   05/01(水)        V川崎     2 - 1   市原 J1: 1997年   04/12(土)        V川崎     0 - 2   市原 J1: 1998年   04/11(土)        V川崎     2 - 1   市原 J1: 1999年   04/24(土)        V川崎     1 - 0   市原 J1: 2000年   04/01(土)        V川崎     0 - 1   市原 J1: 2001年   05/12(土)        東京V     1 - 2   市原 J1: 2002年   08/03(土)        東京V     1 - 2   市原 J1: 2003年   11/29(土)        東京V     0 - 2   市原 J1: 2004年   05/05(水)        東京V     2 - 1   市原 J1: 2005年   04/03(日)        東京V     2 - 2   千葉 J1: 2008年   07/05(土)        東京V     3 - 0   千葉 J2: 2010年   11/14(日)        東京V     1 - 2   千葉 J2: 2011年   11/20(日)        東京V     1 - 0   千葉 J2: 2012年   06/17(日)        東京V     2 - 1   千葉 J2: 2013年   09/23(月)        東京V     1 - 0   千葉 J2: 2014年   03/16(日)        東京V     1 - 1   千葉 J2: 2015年   05/06(水)        東京V     0 - 0   千葉 J2: 2016年   09/25(日)        東京V     1 - 1   千葉 J2: 2017年   05/17(水)        東京V     3 - 0   千葉 J2: 2018年   02/25(日)        東京V     2 - 1   千葉 J2: 2019年   05/25(土)        東京V     1 - 1   千葉 J2: 2020年   12/02(水)        東京V     1 - 1   千葉 J2: 2021年   10/24(日)        東京V     1 - 5   千葉 J2: 2022年   04/23(土)        東京V     1 - 1   千葉 J2: 2023年   10/22(日)        東京V     3 - 2   千葉 こうしてみるとオリジナル10だから対戦結果は多いし、でもどっちも表記変わってるし、Jリーグの歴史ってのを感じます。最近もかなりいい勝負を演じてて、特に今年の第39節の試合なんて、最初に千葉が2点取って79分から東京Vが2点をひっくり返すという大熱戦。こちらの古豪の意地を賭けた対決も要注目!! って感じですよ〜!! <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2023.11.25 08:00 Sat

日本代表戦でボーッとしてるヒマなんてあるわけないでしょ?! の巻/倉井史也のJリーグ

そもそもJ3取り上げるってなかなかなかったんだけど、せめて残り3節、今取り上げなくてどうする!! ということで、今週末に行われるJ3リーグ第36節についていろいろ調べてみましたよ!! 愛媛FCが独走しててすでに昇格を決めたので、残り1枠はどこになるのか、まずは順位表を確認すると、 2位:鹿児島ユナイテッド/勝点58 3位:カターレ富山/勝点56 4位:松本山雅/勝点53 5位:FC大阪/勝点52 6位:奈良クラブ/勝点51 7位:FC岐阜/勝点51 8位:アスルクラロ沼津/勝点51 9位:FC今治/勝点50 10位:ガイナーレ鳥取/勝点49 11位:ヴァンラーレ八戸/勝点49 って、数字的にはここまでまだ可能性があるかもしれないぞ、って感じですね。 でもって、J2界、特に大宮方面から感心を集めるのが、FC大阪が2位に入らないかってコトでしょうね。なぜならFC大阪はJ2クラブライセンスを持っていないので、もし2位になったらJ2で21位になった大宮が降格しなくて済むのです。 ということで、2位から5位のチームの今後の対戦を調べると、 鹿児島|A・今治(9位)|H・沼津(8位)|A・鳥取(10位) 富|山|A・八戸(11位)|A・宮崎(19位)|H・YS横浜(12位) 松|本|H・YS横浜(12位)|A・讃岐(17位)|H・奈良(6位) FC大阪|H・宮崎(19位)|A・今治(9位)|H・愛媛(1位) おいおい、この対戦相手の中で昇格にも残留争いにも関係してないって、YS横浜だけじゃないですか。相手チームの順位を合計してみると、鹿児島が27、富山が42、松本が35、FC大阪が29と、一番厳しいのは鹿児島だけど2番目はFC大阪。ということは何となく富山有利かも?的な。 ここでそれぞれのチームのホームとアウェイの勝敗を調べると ・鹿児島 H:9勝4分5敗→1試合平均の勝点は1.7 A:8勝3分6敗→1試合平均の勝点は1.6 ・富山 H:9勝4分5敗→1試合平均の勝点は1.7 A:8勝1分8敗→1試合平均の勝点は1.5 ・松本 H:7勝5分5敗→1試合平均の勝点は1.5 A:8勝3分7敗→1試合平均の勝点は1.5 ・FC大阪 H:6勝5分6敗→1試合平均の勝点は1.4 A:8勝5分5敗→1試合平均の勝点は1.6 これを相手を無視して単純に足し算して期待値を計算すると 鹿児島:1H+2A=4.9 富山:1H+2A=4.7 松本:2H+1A=4.5 FC大阪:2H+1A=4.4 うーん、やっぱり数字はどれも厳しいし、もはや鹿児島と富山の戦いかもってのが現実的だけど……。でもね、終盤戦3連勝ってやっぱり難しいんです。J2では最後の3試合で3連勝したのは町田と山形だけ。ってことで、どこかで必ずコケるってのが普通だから。 ということで、J3も大激戦。来週火曜日の、どこで見られるかよくまだ分からないシリアvs日本を前に、ぜひぜひ注目してほしいのでした。 <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2023.11.18 10:30 Sat

やっぱり一番ハラハラするのは残留争いですよね?! の巻/倉井史也のJリーグ

そりゃもちろん優勝争いって面白いですよ。でもね、今年の残留争いは優勝争いと同じぐらいシビア。だっていつもだったら一緒に落ちるチームがあるんですけど、今年は1つだけ。そりゃ優勝と同じくらいハラハラドキドキでしょ。 残り3試合、第33節に現在17位の湘南と18位の横浜FCの直接対決が組まれてるってことで、最終的に勝点35あれば残留確定です。じゃあ現在の順位表は 13位:札幌/勝点36 ===================== 14位:G大阪/勝点34 15位:京都/勝点33 16位:柏/勝点30 17位:湘南/勝点28 18位:横浜FC/勝点26 そして今節の対戦は G大阪vs福岡(H) 前回対戦:福岡 1-2 G大阪 京都vs川崎(A) 前回対戦:京都 0-1 川崎 柏vs鹿島(A) 前回対戦:柏 1-0 鹿島 湘南vs名古屋(H) 前回対戦:名古屋 2-2 湘南 横浜FCvs鳥栖(A) 前回対戦:横浜FC 1-2 鳥栖 ってことで、何となく横浜FC苦しいぞっていう雰囲気漂っているかもしれないけど、ここで、残留ラインまであと一歩だったクラブが残り3節でどれくらい勝点を稼いだか、降格がなかった2020年を除いて過去10シーズン調べてみちゃうぞ、と。 【2012年】+4 ・第31節 16位:G大阪/勝点34 ・第34節 17位:G大阪/勝点38 【2013年】+0 ・第31節 16位:湘南/勝点25 ・第34節 17位:湘南/勝点25 【2014年】+3 ・第31節 16位:大宮/勝点32 ・第34節 16位:大宮/勝点35 【2015年】+1 ・第31節相当 16位:松本/勝点27 ・第34節相当 16位:松本/勝点28 【2016年】+3 ・第31節相当 16位:甲府/勝点28 ・第34節相当 14位:甲府/勝点31 【2017年】+5 ・第31節 16位:広島/勝点27 ・第34節 15位:広島/勝点32 【2018年】+7 ・第31節 16位:名古屋/勝点34 ・第34節 15位:名古屋/勝点41 【2019年】+5 ・第31節 16位:湘南/勝点31 ・第34節 16位:湘南/勝点36 【2021年】(20チーム構成)+6 ・第35節 17位:徳島/勝点30 ・第34節 17位:徳島/勝点36 【2022年】+5 ・第31節 16位:福岡/勝点31 ・第34節 14位:福岡/勝点36 ということで、平均獲得勝点が3.9。うん、やはり柏までは十分危ない。危ないのに十分ってことはないんですけど。ということで、今週は柏vs鹿島ってのが実は一番大事なのかも。ここで負けるとまだまだ残留争いの主役の一つってことになっちゃいますからね。 いや〜、今週はJ2も順位確定しちゃうし、いろいろ見なきゃいけないから忙しいですぞ〜!! <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2023.11.11 08:00 Sat

ルヴァンカップ決勝で初優勝するときのデータって何かある?! の巻/倉井史也のJリーグ

今週はルヴァンカップ決勝にフォーカスオン!! 今回は決勝初出場の福岡と優勝2回、準優勝4回の浦和との決戦ということで、いくつか調べてみちゃうぞ、と。 まず初優勝ってそんなに難しいの?初めて優勝する前って何度ぐらい負けてるのってことで考えてみると V川崎:1992年初優勝(その前の準優勝0回) 清水:1996年初優勝(その前の準優勝2回) 鹿島:1997年初優勝(その前の準優勝0回) 磐田:1998年初優勝(その前の準優勝2回) 柏1999年初優勝(その前の準優勝0回) 横浜FM:2001年初優勝(その前の準優勝0回) 浦和:2003年初優勝(その前の準優勝1回) FC東京:2004年初優勝(その前の準優勝0回) 千葉:2005年初優勝(その前の準優勝1回) G大阪:2007年初優勝(その前の準優勝1回) 大分:2008年初優勝(その前の準優勝0回) 湘南:2018年初優勝(その前の準優勝0回) 川崎F:2019年初優勝(その前の準優勝4回) 名古屋:2021年初優勝(その前の準優勝0回) 広島:2022年初優勝(その前の準優勝2回) おお、こうしてみると過去15回の初優勝のチームが誕生したとき、そのうち8回は初出場初優勝。でも最初は当然初出場初優勝なので、7回って考えたほうがいいかも。そう考えると大体半分ぐらいは決勝進出して即優勝ってことですな。 ではその準優勝0回で優勝したチームと対戦相手は、直前のリーグ戦でどんなリザルトだったのかというと、 ・1997年:鹿島(H&A) ※10月4日にリーグ終了、決勝は11月22日と11月29日 ※1998年フランスワールドカップアジア最終予選は9月6日〜11月9日、ジョホールバルの歓喜は11月16日 ・1999年:柏 ※決勝11月3日 柏1-1横浜FM(H) 鹿島0-1広島(A) ・2001年:横浜FM ※決勝10月27日 横浜FM2-3C大阪(H) 磐田2-1札幌(A) ・2004年:FC東京 ※決勝11月3日 FC東京1-1広島(A) 浦和2-0C大阪(A) ・2008年:大分 ※決勝11月1日 大分0-1神戸(A) 清水3-1G大阪(H) ・2018年:湘南 ※決勝10月27日 湘南2-2札幌(H) 横浜FM1-2G大阪(A) ・2021年:名古屋 ※決勝10月30日 名古屋2-2神戸(H) C大阪2-1横浜FM(H) なな、なんと!! 初めての決勝進出で初優勝したチームって直前のリーグ戦で勝ってない!! 今回は福岡0-4横浜FM(H)、浦和0-0鹿島(A)。ってことで思わず「福岡、あるじゃん!!」とならないところがありまして。 現在、勝点54で得失点差+15の浦和が勝点45で得失点差-7の福岡にリーグ戦の順位でひっくり返されることってまずないでしょ。歴代初優勝したチームのリーグ戦の最終順位を調べると ・1997年:鹿島(H&A) 年間順位なし ・1999年:柏 柏:3位 鹿島:9位 ・2001年:横浜FM 横浜FM:13位 磐田:2位 ・2004年:FC東京 FC東京:8位 浦和:2位 ・2008年:大分 大分:4位 清水:5位 ・2018年:湘南 湘南:13位 横浜FM:12位 ・2021年:名古屋 名古屋:5位 C大阪:12位 え……と、リーグ戦で最終的に上位だったチームが勝った回数は3回、下位だったチームが勝ったのは3回って、全然データ的に関係してない!! 結局その時の勢いが大事ってことですね。 でもまぁここでは面白いから、とりあえず福岡有利っていうデータもあるよってことで!! <div id="cws_ad"><hr>【倉井史也】</br>試合当日は、はやる気持ちを抑えられずスタジアムに受け付け開始と同時に駆けつけ、選手のバスが両方行ってしまうまで名残を惜しむ。自慢は対戦カードの因縁をよく覚えていること。特にサポーター寄りのネタが得意。パッと見は若いが実は年齢不詳のライター。</div> 2023.11.04 08:30 Sat
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