曲者モンツァにウノゼロで敗戦のインテル、5戦勝ちなしに《セリエA》

2023.04.16 05:42 Sun
Getty Images
インテルは15日、セリエA第30節でモンツァをホームに迎え、0-1で敗れた。

前節サレルニターナにドローに終わり、4戦勝ちのない5位インテル(勝ち点51)は、4日前に行われたチャンピオンズリーグではベンフィカに2-0と先勝。そのベンフィカ戦のスタメンから5選手を変更。ラウタロやブロゾビッチ、負傷明けのチャルハノールがベンチスタートとなった。

13位モンツァ(勝ち点35)に対し、ルカクとホアキン・コレアの2トップで臨んだインテルはポゼッションを譲る入りとした中、開始5分にルカクのヘディングシュートでゴールに迫る。
その後も慎重な姿勢を崩さず試合を進めていった中、24分に決定機。ルカクとのパス交換からボックス左に侵入したホアキン・コレアが決定的なシュートを放ったが、GKの好守に阻まれた。

前半半ば以降もギアを上げずに戦ったインテルは39分、CKからイッツォのヘディングシュートでゴールに迫られた中、ゴールレスでハーフタイムに入った。
迎えた後半立ち上がり、デ・フライの負傷を受けてアチェルビを投入したインテルは、57分にビッグチャンス。だが、アチェルビの左クロスに合わせたルカクのヘディングシュートはGKディ・グレゴリオのファインセーブに阻止された。

64分にはモタに決定的なシュートを許してヒヤリとしたインテルは71分に3枚替え。ラウタロ、ブロゾビッチ、チャルハノールを投入した。しかし78分に失点してしまう。CKからカルディローラにヘディングシュートを決められた。

インテルは追加タイム、CKからラウタロのヘディングシュートでゴールに迫るもわずかに枠を捉えきれず。1点が遠かったインテルはシャットアウト負けを喫し、セリエA5戦勝ちなしとなった。

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