【ラ・リーガ第29節プレビュー】今季2度目のバスクダービー! 3強は下位チームと対戦
2023.04.14 19:00 Fri
先週末に行われた前節ではバルセロナとレアル・マドリーの上位2チームが取りこぼした一方、第2集団ではアトレティコ・マドリー、レアル・ソシエダ、ビジャレアルの3チームが勝ち点3を積み上げている。
シーズン佳境を迎える第29節では今季2度目のバスク・ダービーが開催。4位のソシエダ(勝ち点51)はチャンピオンズリーグ(CL)出場権を、7位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点40)はヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得を目指す中で重要な試合となる。
ソシエダは前節、ホームでヘタフェと対戦。前回対戦で敗れた相手にリベンジを期して臨んだ中、後半立ち上がりにMF久保建英がMFメリーノからの完璧な折り返しを左足ワンタッチで合わせ、ラ・リーガの日本人選手のシーズン最多となる6ゴール目を記録。さらに、試合終了間際にはFWバレネチェアのゴールでダメを押して2-0の快勝を収めた。
5位のビジャレアル(勝ち点47)が4ポイント差に迫る状況で戦うダービーでは、3-1で勝利した前回対戦で主役を担った久保の活躍に大きな期待が集まる。同試合で久保は鮮烈なゴールに加えて相手の退場を誘発する決定的な仕事を果たしており、対戦相手からの徹底マークが予想される中で再びの躍動が求められる。
対するアスレティックは、先日のコパ・デル・レイでオサスナに敗れて無念の準決勝敗退。今季残す目標はリーグ戦でのEL出場権確保となる。直近のラ・リーガでは2勝1分けの3戦無敗とまずまずの状態を維持し、前節はルイス・ガルシア新監督率いる新生エスパニョール相手にウィリアムズ兄弟のゴールで2-1の勝利。良い形でホーム開催のダービーを迎えている。
週明けにチェルシーとのCL準々決勝2ndレグを控える2位のレアル・マドリー(勝ち点59)は、14位のカディス(勝ち点31)と敵地で対戦する。リーグ前節はFWチュクウェゼ躍動のビジャレアルにホームで2-3の逆転負けを喫したが、本気モードのCL準々決勝1stレグではチェルシー相手に2-0の先勝。FWヴィニシウスが再三の決定機を演出し、FWベンゼマとFWアセンシオのゴールで勝ち切る一戦となったが、相手の退場を含めてスコア以上の実力差を見せつけた。
ただ、昨季対戦では2ndレグで冷や汗をかかされており、アンチェロッティ監督はその大一番に向けてカディス戦では中盤やサイドバックを中心にターンオーバーを行う可能性が高そうだ。その中でアセンシオやMFセバージョス、MFチュアメニに加え、FWアザール辺りにも展開次第で出番がありそうだ。
そのレアル・マドリーに2ポイント差に迫る3位のアトレティコ(勝ち点57)は、16位のアルメリア(勝ち点30)を相手に6連勝&13戦無敗を目指す。前節のラージョ戦では試合終盤の失点でクリーンシートを逃したが、DFモリーナとDFエルモソの伏兵2人のゴールを守り切って2-1の勝利。直前に愛する母親を亡くしたFWアンヘル・コレアに白星を捧げた。対戦相手は直近3戦無敗とまずまずの状態を維持しているが、シメオネのチームの現状を考えれば、ホームで勝ち点3を積み上げる可能性は高いはずだ。
また、週明けにマンチェスター・ユナイテッドとEL準々決勝2ndレグを戦う13位のセビージャ(勝ち点32)は、降格圏の18位バレンシア(勝ち点27)と対戦する。13日に敵地で行われた1stレグでは前半に2点を失うなど厳しい戦いとなったが、EL初采配となったメンディリバル監督が的確な采配で流れを引き寄せると、後半終盤の2つのオウンゴールで劇的ドローに持ち込んだ。
前節のセルタ戦と同じ2-2のドローも、今度は追いついてのポジティブなドローによって今回のバレンシア戦に良い形で臨める。残留争いを抜け出すために勝ち点3は必須な状況だが、ユナイテッド戦により良い形で臨むためにもターンオーバーが重要となりそうだ。
熾烈な上位戦線のカギを握るビジャレアル、直近の連敗で失速傾向の6位ベティス(勝ち点45)は、いずれも残留争いの渦中にいる17位のバジャドリー(勝ち点29)と19位のエスパニョール(勝ち点27)を相手に勝ち点3奪取を狙う。
《ラ・リーガ第29節》
▽4/14(金)
《28:00》
ラージョ vs オサスナ
▽4/15(土)
《21:00》
ビジャレアル vs バジャドリー
《23:15》
アスレティック・ビルバオ vs レアル・ソシエダ
《25:30》
ベティス vs エスパニョール
《28:00》
カディス vs レアル・マドリー
▽4/16(日)
《21:00》
ジローナ vs エルチェ
《23:15》
ヘタフェ vs バルセロナ
《25:30》
アトレティコ・マドリー vs アルメリア
《28:00》
バレンシア vs セビージャ
▽4/17(月)
《28:00》
セルタ vs マジョルカ
シーズン佳境を迎える第29節では今季2度目のバスク・ダービーが開催。4位のソシエダ(勝ち点51)はチャンピオンズリーグ(CL)出場権を、7位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点40)はヨーロッパリーグ(EL)の出場権獲得を目指す中で重要な試合となる。
ソシエダは前節、ホームでヘタフェと対戦。前回対戦で敗れた相手にリベンジを期して臨んだ中、後半立ち上がりにMF久保建英がMFメリーノからの完璧な折り返しを左足ワンタッチで合わせ、ラ・リーガの日本人選手のシーズン最多となる6ゴール目を記録。さらに、試合終了間際にはFWバレネチェアのゴールでダメを押して2-0の快勝を収めた。
対するアスレティックは、先日のコパ・デル・レイでオサスナに敗れて無念の準決勝敗退。今季残す目標はリーグ戦でのEL出場権確保となる。直近のラ・リーガでは2勝1分けの3戦無敗とまずまずの状態を維持し、前節はルイス・ガルシア新監督率いる新生エスパニョール相手にウィリアムズ兄弟のゴールで2-1の勝利。良い形でホーム開催のダービーを迎えている。
前節は格下ジローナと低調なゴールレスドローに終わるも、2位チームの取りこぼしで13ポイント差で首位に立つバルセロナ(勝ち点72)は、15位のヘタフェ(勝ち点30)を相手に公式戦3試合ぶりの白星を狙う。コパ・デル・レイでのレアル・マドリー相手の0-4の大敗、ラ・リーガでのジローナ相手のドローとカンプ・ノウで体たらくが続いたチャビのチームは、4年ぶりの覇権奪還に向けてラストスパートに入る中で仕切り直しの勝利が求められる。とりわけ、ここ2試合連続無得点の攻撃陣では主砲レヴァンドフスキや来季に向けて微妙な立場にあるFWアンス・ファティやFWフェラン・トーレスの奮起に期待したい。
週明けにチェルシーとのCL準々決勝2ndレグを控える2位のレアル・マドリー(勝ち点59)は、14位のカディス(勝ち点31)と敵地で対戦する。リーグ前節はFWチュクウェゼ躍動のビジャレアルにホームで2-3の逆転負けを喫したが、本気モードのCL準々決勝1stレグではチェルシー相手に2-0の先勝。FWヴィニシウスが再三の決定機を演出し、FWベンゼマとFWアセンシオのゴールで勝ち切る一戦となったが、相手の退場を含めてスコア以上の実力差を見せつけた。
ただ、昨季対戦では2ndレグで冷や汗をかかされており、アンチェロッティ監督はその大一番に向けてカディス戦では中盤やサイドバックを中心にターンオーバーを行う可能性が高そうだ。その中でアセンシオやMFセバージョス、MFチュアメニに加え、FWアザール辺りにも展開次第で出番がありそうだ。
そのレアル・マドリーに2ポイント差に迫る3位のアトレティコ(勝ち点57)は、16位のアルメリア(勝ち点30)を相手に6連勝&13戦無敗を目指す。前節のラージョ戦では試合終盤の失点でクリーンシートを逃したが、DFモリーナとDFエルモソの伏兵2人のゴールを守り切って2-1の勝利。直前に愛する母親を亡くしたFWアンヘル・コレアに白星を捧げた。対戦相手は直近3戦無敗とまずまずの状態を維持しているが、シメオネのチームの現状を考えれば、ホームで勝ち点3を積み上げる可能性は高いはずだ。
また、週明けにマンチェスター・ユナイテッドとEL準々決勝2ndレグを戦う13位のセビージャ(勝ち点32)は、降格圏の18位バレンシア(勝ち点27)と対戦する。13日に敵地で行われた1stレグでは前半に2点を失うなど厳しい戦いとなったが、EL初采配となったメンディリバル監督が的確な采配で流れを引き寄せると、後半終盤の2つのオウンゴールで劇的ドローに持ち込んだ。
前節のセルタ戦と同じ2-2のドローも、今度は追いついてのポジティブなドローによって今回のバレンシア戦に良い形で臨める。残留争いを抜け出すために勝ち点3は必須な状況だが、ユナイテッド戦により良い形で臨むためにもターンオーバーが重要となりそうだ。
熾烈な上位戦線のカギを握るビジャレアル、直近の連敗で失速傾向の6位ベティス(勝ち点45)は、いずれも残留争いの渦中にいる17位のバジャドリー(勝ち点29)と19位のエスパニョール(勝ち点27)を相手に勝ち点3奪取を狙う。
《ラ・リーガ第29節》
▽4/14(金)
《28:00》
ラージョ vs オサスナ
▽4/15(土)
《21:00》
ビジャレアル vs バジャドリー
《23:15》
アスレティック・ビルバオ vs レアル・ソシエダ
《25:30》
ベティス vs エスパニョール
《28:00》
カディス vs レアル・マドリー
▽4/16(日)
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ジローナ vs エルチェ
《23:15》
ヘタフェ vs バルセロナ
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アトレティコ・マドリー vs アルメリア
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