代表勢に明暗! 町野修斗4発の湘南が開幕戦以来の勝利、谷晃生のミスから大崩れのG大阪はいまだ勝てず【明治安田J1第6節】
2023.04.01 17:15 Sat
明治安田生命J1リーグ第6節の1試合が1日にレモンガススタジアム平塚で催され、ホームの湘南ベルマーレが4-1でガンバ大阪を下した。
開幕戦こそ勝利したものの、そこから4試合未勝利の2連敗で12位の湘南は古巣戦の小野瀬がこの試合も先発。代表帰りの町野もスタートから出場した。一方、開幕から3分け2敗で16位に甘んじるG大阪はこちらも代表帰りの谷が古巣相手に3試合ぶりのスタメン。ケガ明けのイッサム・ジェバリはベンチに入った。
この試合でも丁寧な繋ぎから相手ブロックの打開を図り、13分に山本悠樹のフィニッシュが左ポストを叩くなど惜しい場面を作り出したG大阪だが、湘南が後ろでのエラーを見逃さず。21分、谷がボックス外で相手の浮き球パスをキックミスすると、町野が無人のゴールに蹴り込み、湘南が先制する。
リードした湘南は38分にもボックス右に差しかかったところから石原が右足クロスを上げると、江川が十分に弾き切れなかったボールを三浦が処理。だが、これもゴール前のダワンに当たってクリアが不十分となり、ルーズボールから町野が再び右足でネットを揺らして、G大阪の突き放しに成功する。
2発の町野はこれでより勢いに乗り、わずか2分後にも敵陣右サイドでのFKからGK谷の不十分な弾き返しをボックス左で拾うと、無人のゴールに右足のコントロールショットで流し込み、ハットトリック。さらに止まらず、42分にもボックス左からの折り返しにファーサイドで詰め、圧巻の4発目を記録する。
そんなG大阪の攻撃に活性化させるイッサム・ジェバリが反撃の狼煙を上げる加入後初ゴール。63分に相手のスローインをカットした流れから、敵陣右サイドの中央寄りからファン・アラーノが鋭い縦パスを出すと、イッサム・ジェバリが相DF手に寄せられながらボールを収め、右足でゴール右下に決め切った。
62分に町野をお役御免とした湘南だが、その後もG大阪ペース。さらに勢いづくG大阪はイッサム・ジェバリがまたも突破口にとなり、89分に舘のハンドを誘ってPKのチャンスを獲得する。だが、自らキッカーに名乗りを上げたイッサム・ジェバリはシュートが枠を大きく外して、チャンスを不意にしてしまう。
結局、相手のミスにも付け込み、4発の前半が大きくものをいい、湘南が開幕戦以来の白星となる今季2勝目。ミスからの大崩れが響いたG大阪はイッサム・ジェバリの可能性が光となったが、これで3分け3敗といまだ勝利なしが続いている。
湘南ベルマーレ 4-1 ガンバ大阪
【湘南】
町野修斗(前21、前38、前40、前42)
【G大阪】
イッサム・ジェバリ(後18)
開幕戦こそ勝利したものの、そこから4試合未勝利の2連敗で12位の湘南は古巣戦の小野瀬がこの試合も先発。代表帰りの町野もスタートから出場した。一方、開幕から3分け2敗で16位に甘んじるG大阪はこちらも代表帰りの谷が古巣相手に3試合ぶりのスタメン。ケガ明けのイッサム・ジェバリはベンチに入った。
この試合でも丁寧な繋ぎから相手ブロックの打開を図り、13分に山本悠樹のフィニッシュが左ポストを叩くなど惜しい場面を作り出したG大阪だが、湘南が後ろでのエラーを見逃さず。21分、谷がボックス外で相手の浮き球パスをキックミスすると、町野が無人のゴールに蹴り込み、湘南が先制する。
2発の町野はこれでより勢いに乗り、わずか2分後にも敵陣右サイドでのFKからGK谷の不十分な弾き返しをボックス左で拾うと、無人のゴールに右足のコントロールショットで流し込み、ハットトリック。さらに止まらず、42分にもボックス左からの折り返しにファーサイドで詰め、圧巻の4発目を記録する。
ミスからの大崩れで相手エースの引き立て役に成り下がるG大阪は前半終盤のイッサム・ジェバリに続いて、後半の頭からネタ・ラヴィと福岡を送り込み、システムも3バックに変更。すると、前線でボールの収めどころとなりながら、最後の崩しで突破口にもなるイッサム・ジェバリの登場で攻撃に迫力が増す。
そんなG大阪の攻撃に活性化させるイッサム・ジェバリが反撃の狼煙を上げる加入後初ゴール。63分に相手のスローインをカットした流れから、敵陣右サイドの中央寄りからファン・アラーノが鋭い縦パスを出すと、イッサム・ジェバリが相DF手に寄せられながらボールを収め、右足でゴール右下に決め切った。
62分に町野をお役御免とした湘南だが、その後もG大阪ペース。さらに勢いづくG大阪はイッサム・ジェバリがまたも突破口にとなり、89分に舘のハンドを誘ってPKのチャンスを獲得する。だが、自らキッカーに名乗りを上げたイッサム・ジェバリはシュートが枠を大きく外して、チャンスを不意にしてしまう。
結局、相手のミスにも付け込み、4発の前半が大きくものをいい、湘南が開幕戦以来の白星となる今季2勝目。ミスからの大崩れが響いたG大阪はイッサム・ジェバリの可能性が光となったが、これで3分け3敗といまだ勝利なしが続いている。
湘南ベルマーレ 4-1 ガンバ大阪
【湘南】
町野修斗(前21、前38、前40、前42)
【G大阪】
イッサム・ジェバリ(後18)
湘南ベルマーレの関連記事
J1の関連記事
|
湘南ベルマーレの人気記事ランキング
1
10月のJ1優秀監督は絶好調の湘南・山口智監督! J2は連続逆転勝利の千葉・小林慶行、J3は4試合3勝の鳥取・林健太郎監督が受賞
Jリーグは12日、10月度の「明治安田Jリーグ 月間優秀監督賞」を発表した。 10月度はJ1が湘南ベルマーレの山口智監督、J2がジェフユナイテッド千葉の小林慶行監督、J3がガイナーレ鳥取の林健太郎監督に決定。山口監督は今季2度目、小林監督は今季初受賞、林監督は監督として初受賞となる。 山口監督率いる湘南は10月の2試合2勝。特にJ1リーグ第34節のサンフレッチェ広島戦では、優勝争い真っ只中の相手から白星を掴み取っており、残留に向けても大きな1カ月となった。 選考委員会の総評と山口監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「選手入れ替えが激しい中、指導者として継続していることの信念が結果に表れている」 JFA技術委員 「残留できるかどうかの局面で、限られた予算の中でも勝負強さを発揮。監督としての実力が如実に表れた」 槙野智章委員 「マネジメント力、チームを束ねるコーチングなど、シーズン通して見習うべき部分が多い。どの選手を起用しても同じ表現をさせるマネジメント力がさすがだと思う」 北條聡委員 「2戦2勝の好成績に加え、内容も充実。好例は広島の無敗を止めた逆転勝利。素早い決断による交代策で流れを呼び込んだ采配は見事だった」 丸山桂里奈特任委員 「今月唯一の無敗、残留争いから大きく抜け出した。首位の広島戦では、圧倒された前半から、後半は主導権を握り、投入した選手の活躍もあって逆転勝ち。素晴らしい試合運びと采配で、監督の手腕が光った」 ◆山口智監督(湘南ベルマーレ) 「明治安田J1リーグ10月度の「月間優秀監督賞」に選んでいただきありがとうございます。非常に嬉しく、誇りに思います。選手はもちろん、チーム全員での日々の積み重ねがあってこその賞なので、みんなで喜びを分かち合いたいと思います。また、いつも支えていただいている湘南に関わる全ての方々にも感謝いたします。これからも『Step by Step』で続けていきたいと思います。」 小林監督率いる千葉は10月の3試合で全勝。そのうち2試合は逆転勝利であり、チームを勢いに乗らせる結果となった。 選考委員会の総評と小林監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「結果としてしっかりと数字が出ており、良いサッカーをしている」 JFA技術委員 「10月の結果を見れば際立っている」 佐藤寿人委員 「局面を変えなくてはいけない場面での交代カードの使い方が変化として表れている。ボランチの起用についても非常に難しい選択になっているが、面白い采配。ぎりぎりの状況で勝ち続けて勢いを与えるベンチワークが素晴らしい」 寺嶋朋也委員 「昨年に引き続き、魅力的なチームを作り上げている。ボール保持のスタイルを根付かせるだけでなく、選手たちを走り切らせる手腕も素晴らしい。サポーターも巻き込んで一体感を醸成し、2試合連続の逆転勝利も見事」 丸山桂里奈特任委員 「終盤に連勝してプレーオフ圏内へ。逆転勝ちの試合が続いていて、1点差ゲームを勝ち切る感じがチームが乗っていることを物語っている」 植松隼人特任委員 「月間だけ見れば3連勝、チームとして5連勝。追いつかれても勝ち切る力を評価」 ◆小林慶行監督(ジェフユナイテッド千葉) 「この度は、2024明治安田Jリーグ10月度のJ2月間優秀監督賞に選出して頂きありがとうございます。チームとして不運な怪我が続いてしまっている今シーズンこのタイミングで勝利を重ねることが出来たのは、自分たちの目指すスタイルを信じてハードワークし続けてくれている選手たちとそれをサポートしてくれるスタッフ陣の質の高さのおかげです」 「そして2試合連続で逆転勝ちすることが出来たのは、最高のサポーターたちの“苦しい時ほど俺たちがチームを勝たせるんだ“というとんでもない熱量のおかげでした。全ての方々に感謝します。そしてジェフユナイテッド市原・千葉に関わる全ての人を代表してこの賞を受け取らせて頂きます。ありがとうございました」 林監督率いる鳥取は10月の4試合で3勝1分け。そのうち3試合で複数得点と攻撃力あるサッカーを披露しており、プレーオフ圏内を目指せる状況にまでチームを押し上げた。 選考委員会の総評と林監督のコメントは以下の通り。 ◆Jリーグ選考委員会による総評 足立修委員長 「ショートパスを崩さないスタイルだったが、最近縦に長いボールを入れるスタイルも取り入れていて、それが結果に繋がっている」 平畠啓史委員 「10月、3勝1分。ボールも持てるが速い攻撃もある。外も使えば中も使う。パスの長短の使い分けも見事。スタメンの選手はもちろん、途中投入された選手も活躍。攻守に充実の内容だった」 橋本英郎委員 「これまではやりたいことをやって勝ち点を落としていたこともあったが、苦しい試合を巻き返したり同点にしたりなど、勝負強さがあり良い」 丸山桂里奈特任委員 「シーズン終盤の今月を無敗で終え、プレーオフ圏内を目指せる状況にまでにぐっと順位を上げたのは素晴らしい」 ◆林健太郎監督(ガイナーレ鳥取) 「本賞をいただき、大変うれしく思っています。受賞に至ったのは、日々の選手の努力があってこそだと思っています。また、それを支えるクラブスタッフ、コーチングスタッフのおかげだと思います。何よりもサポーターの皆様の熱い声援があって背中を押していただきこのような結果が出ており、感謝に堪えません」 「これを続けながら、よりチーム力を上げて、サポーターの皆様と勝利を分かち合えるよう日々努力してまいります。まことにありがとうございました」 2024.11.12 17:15 Tue2
浦和でACLも制覇の大分MF梅崎司が20年のキャリアに幕、指導者の道へ 「チャレンジをしていきたい」
大分トリニータは11日、MF梅崎司(37)の2024シーズン限りでの現役引退を発表した。 梅崎は大分の育成育ちで、2005年にトップチームへ昇格してからフランスのグルノーブルで欧州挑戦。半年後の2007年6月に大分へ復帰すると、2008年には浦和レッズへ完全移籍した。 浦和には2017年まで10シーズン在籍。ヒザの大ケガもありながら、ウイングバックやシャドーとして結果を残し、通算262試合33得点を記録した。 2015年や2016年のステージ優勝にも貢献。ケガにより1試合の出場にとどまったが、2016年のYBCルヴァンカップ制覇も見届け、2017年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇を味わった。 2018年には湘南ベルマーレへ完全移籍し、初年度からクラブ初、自身2度目のルヴァンカップ制覇を達成。3年半在籍し、通算80試合13得点の成績を残した。 2021年7月には14年ぶりに古巣大分へ復帰。初年度からJ2降格も、2022シーズンはJ2で24試合3得点を記録。2023シーズンはキャプテンも務め、21試合1得点を記録した。 2024シーズンはJ2で6試合1得点にとどまり、2試合を残す2日に今シーズン限りでの退団を発表。最終節を終え、現役引退を発表した。 大分時代の2006年には、GK西川周作(現浦和レッズ)とともにクラブ初の日本代表入り。9月のイエメン戦で最初で最後の出場を果たした。 キャリア通算ではJ1で307試合36得点、J2で51試合5得点を記録。Jリーグカップで51試合13得点、天皇杯で30試合6得点を記録した。 引退を決意した梅崎はクラブを通じてコメント。今後のキャリアについても語っている。 「今シーズンをもってプロサッカー選手としての活動に1つの区切りをつけることにしました」 「僕のプロサッカー選手生活を振り返ると山あり谷ありの連続でした。大きな悲しみ、大きな苦しみを味わうことが多かったですが、それ以上に大きな歓び、大きな感動を沢山の方々と共に分かち合うことが出来ました」 「そしてケガとの戦いもありました。大ケガもあり、手術も6度経験。絶望するような状況もありましたが、その度に助けてくれる人が僕の周りには沢山いました。本当に人に恵まれていたと感じています。僕の事を僕以上に心配したり歓んでくれるファン、サポーターの皆さんの存在は僕にとって財産です。ケガや苦しみを乗り越え、皆さんと本気で歓びあった感動は僕にとって宝物です」 「また、大分トリニータ、浦和レッズ、湘南ベルマーレと素晴らしい仲間が出来、多くの素晴らしい経験をさせてもらいました。プロサッカー選手として、20年間、本気で挑み続け全力で駆け抜けてきました。その足跡が自分の中にしっかりあります。やり切れた選手生活だったと胸を張って言えます。ボロボロになるまで、どんな状況でも自分と向き合い、諦めずに挑み続けた自分を褒めてあげたいです」 「今後についてですが、今までもプレーする中で、自分を育てていただいたサッカー界に恩返しがしたいと思っており、その気持ちに従い、指導者というステージでチャレンジをしていきたいと考えています」 「最後になりますが、現役生活の最後に自分を育ててくれた大分トリニータに戻ってくる事ができ、本当に幸せでした。最高の選手生活でした。皆さんからいただいた大きな愛をお返しできるよう、本物の歓び、感動を伝えられる指導者になれるよう、挑んでいきます。20年間ありがとうございました!」 2024.11.11 17:56 Mon3
湘南MF奥野耕平が左短内転筋損傷と診断、今季は途中出場メインでJ1で26試合に出場
湘南ベルマーレは25日、MF奥野耕平の負傷を発表した。 奥野は、16日のトレーニング中に負傷したとのこと。検査の結果、左短内転筋損傷と診断されたとのことだ。 今シーズンの奥野は、途中出場がメインとなりながらも明治安田J1リーグで26試合に出場。YBCルヴァンカップでも1試合に出場していた。 チームは今シーズンも残留争いに巻き込まれていたが、終盤戦で粘り強さを見せて4連勝を果たすなどし、2試合を残して残留を決めていた。 2024.11.25 13:40 Mon4
JFLを戦うFCティアモ枚方が群馬MF中田湧大、湘南DF石井大生を期限付き移籍で獲得
日本フットボールリーグ(JFL)のFCティアモ枚方は5日、ザスパクサツ群馬のMF中田湧大(20)を育成型期限付き移籍で、湘南ベルマーレのDF石井大生(20)を期限付き移籍で獲得することを発表した。 共に移籍期間は2025年1月31日までとなる。 中田は地元の大阪府枚方市出身。2021年に香里ヌヴェール学院高校から群馬に加入すると、2022年は育成型期限付き移籍で枚方に加入しJFLで6試合に出場していた。 2023シーズンは群馬に戻り、明治安田生命J2リーグで1試合、天皇杯で1試合に出場していた。 石井は湘南の下部組織出身で、U-15、U-18と昇格し、2022年にトップチーム昇格。天皇杯で1試合に出場しデビューを果たしていた。 2023シーズンはJFLのヴィアティン三重に期限付き移籍しており、JFLで4試合2得点を記録していた。 両選手はクラブを通じてコメントしている。 ◆MF中田湧大 【FCティアモ枚方】 「明けましておめでとうございます。再びFC ティアモ枚方でプレーすることになりました。今年こそ個人とチームの結果にこだわって戦っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」 【ザスパクサツ群馬】 「明けましておめでとう御座います。昨シーズンはなかなか試合に絡めず、悔しい思いをしました。今シーズンは群馬の地を離れますが、良いニュースを届けられるよう頑張ってきますので、少しでも気にかけてくれたら嬉しいです。引き続き応援よろしくお願いします!」 ◆DF石井大生 【FCティアモ枚方】 「初めまして、石井大生です。このチームでプレーできることを嬉しく思います。結果にこだわり、チームの勝利のために全力で頑張ります。応援よろしくお願いします」 【湘南ベルマーレ】 「今年も湘南ベルマーレを離れることになりました。チームを勝たせられる選手になれるよう、覚悟を持って戦ってきます。応援よろしくお願いします!」 2024.01.05 21:15 Fri5