途中出場アルミロンが決勝弾、ニューカッスルが6戦ぶり勝利《プレミアリーグ》

2023.03.13 03:29 Mon
Getty Images
ニューカッスルは12日、プレミアリーグ第27節でウォルバーハンプトンをホームに迎え、2-1で競り勝った。
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ここ5試合勝利がなくリーグ戦2連敗中の6位ニューカッスル(勝ち点41)は、イサク、サン=マクシマン、マーフィーの3トップで臨んだ。13位ウルブス(勝ち点27)に対し、立ち上がりから攻勢に出たニューカッスルだったが、22分にピンチ。GKポープがヒメネスにプレスをかけられてボールを奪われかけたが、ヒメネスが体勢を崩したことでシュートは打たれず助かった。
すると26分に先制する。右サイドのトリッピアーのFKからイサクのヘディングシュートが決まった。さらに35分、CKの流れからギマランイスのヘディングシュートがバーに直撃し、追加点に迫っていく。

一方的な展開で試合を進めていたニューカッスルだったが、40分にピンチ。ポデンセに左サイドからのカットインシュートで左ポストに直撃され、ヒヤリとさせられた。
ニューカッスルが1点をリードして迎えた後半、引き続き攻め立てる展開とする中、58分にピンチ。ボックス手前からのネトの直接FKが枠を捉えたが、GKポープがセーブした。

ニューカッスルは直後、トリッピアーの直接FKでGKジョゼ・サを強襲してやり返したが、70分に被弾。直前に投入されていたファン・ヒチャンにゴール前の混戦から押し込まれた。

それでも79分に勝ち越し弾。ウィロックとのパス交換でボックス右に侵入した途中出場のアルミロンがゴール左へコントロールシュートを流し込んだ。

これが決勝点となってニューカッスルが勝利。6戦ぶりの勝利としている。

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