ドルトムントがライプツィヒとの上位対決制し公式戦10連勝! 週明けチェルシー戦に弾み《ブンデスリーガ》
2023.03.04 06:33 Sat
ブンデスリーガ第23節、ドルトムントvsRBライプツィヒが3日にジグナル・イドゥナ・パルクで行われ、ホームのドルトムントが2-1で勝利した。
試合は立ち上がりから攻守の主導権が目まぐるしく入れ替わるハイインテンシティの攻防に。開始直後はショボスライのミドルシュートに始まり、ボックス内に抜け出したエンクンクのシュートとアウェイチームが続けて惜しい場面を作り出す。
一方、序盤の守勢を凌いだドルトムントは、10分を過ぎてベリンガムとブラント、ロイスの両ウイングを起点にチャンスを創出していく。13分には左での作りからベリンガムの絶妙なフィードに抜け出したブラントがゴールネットを揺らすが、これはVARの介入の結果、トラップの際のハンドを取られて取り消しに。
以降はやや後ろに重心を置いたドルトムントがライプツィヒの反撃を受け止めながら、要所で相手のハイプレスをいなすパスワーク、背後を狙う大きな展開で引っくり返し、良い形での仕掛けを見せる。
すると、39分には相手陣内右サイドで得たFKの流れからペナルティアーク左で相手のクリアに反応したジャンがうまくバウンドに合わせて右足のダイレクトボレー。ゴール前の密集をすり抜けたボールはGKブラシュヴィッヒの守備範囲も、視野の問題、手前でバウンドしたこともあってはじき出すことができず。そのままゴールネットを揺らした。
試合内容はほぼ互角もホームチームの優れた決定力によって2点差が付いて折り返した上位対決。後半も引き続き球際でのデュエルが強調される展開の中でドルトムントが優勢に進めていく。
後半序盤の攻防を経て試合はアウェイのライプツィヒがボールを握って押し込む展開が続く。だが、ドルトムントの堅守に手を焼いて試合は膠着し始める。
互いになかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続く中、67分にはボックス中央でボールを受けたロイスが決定的なシュート。直後の69分にはボックス左に抜け出したアンドレ・シウバが同じく決定機を迎えるが、いずれのシュートもブラシュヴィッヒ、マイヤーの両GKの好守に阻まれる。
その後、72分にはドルトムントがアラーとロイスを下げてモデスト、バイノー=ギテンスを、ライプツィヒはラウムに続きシマカン、ポウルセンをオルバン、アンドレ・シウバに代えて投入。すると、この交代直後に試合が動いた。
74分、押し込んだライプツィヒはシュラーガーの浮き球パスに反応したラウムがボックス左から鋭いグラウンダーのパスを供給すると、大外からフリーで飛び込んできたフォルスベリがスライディングシュートで流し込み、3試合連続ゴールとした。
1点差に縮まったことで激しさを増す上位対決。逃げ切りを意識するドルトムントは、連続ゴール記録が「4」でストップしたブラントを下げてフンメルスを投入し、5バックの形に変更した。
その後、交代枠を使い切ったシュラーガーが足首負傷でプレー続行不可能となった中、10人での同点を目指したライプツィヒは、5分が加えられたアディショナルタイムにボックス内でのヴェルナーのシュート、フォルスベリのミドルシュートで2つの見せ場を作る。だが、DFシュロッターベックのゴールカバー、GKマイヤーの好守に阻まれて同点に追いつくことはできず。
この結果、白熱の上位対決を2-1で制したドルトムントがクラブ記録タイのリーグ8連勝と共に公式戦10連勝を達成。週明けのチェルシー戦に大きな弾みを付けた。
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公式戦9連勝と絶好調のドルトムントは、首位のバイエルンと同勝ち点の2位に位置。週明けにチェルシーとのチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16のリターンレグを控える中、10連勝を狙ったホームゲームでは1-0で競り勝ったホッフェンハイム戦から先発2人を変更。ラファエル・ゲレイロとバイノー=ギテンスに代えてリエルソン、エズジャンを起用した。なお、ウォームアップ中に筋肉系のトラブルに見舞われた守護神コベルが先発を外れ、控えGKマイヤーが急遽スタメンに入った。一方、フランクフルトとの上位対決に2-1で競り勝った4位のライプツィヒは、難敵相手のアウェイゲームでリーグ3連勝を狙った。その試合からは先発4人を変更。出場停止のライマーの代役にハイダラを起用したほか、前線ではヴェルナー、ポウルセンに代わってエンクンク、アンドレ・シウバが起用された。一方、序盤の守勢を凌いだドルトムントは、10分を過ぎてベリンガムとブラント、ロイスの両ウイングを起点にチャンスを創出していく。13分には左での作りからベリンガムの絶妙なフィードに抜け出したブラントがゴールネットを揺らすが、これはVARの介入の結果、トラップの際のハンドを取られて取り消しに。
それでも、20分にはブラントからの絶妙なスルーパスに抜け出したロイスがボックス内でGKブラシュヴィッヒにアフターチャージを受けてPKを獲得。これをロイス自ら冷静に左隅へ突き刺し、21分の先制点とした。
以降はやや後ろに重心を置いたドルトムントがライプツィヒの反撃を受け止めながら、要所で相手のハイプレスをいなすパスワーク、背後を狙う大きな展開で引っくり返し、良い形での仕掛けを見せる。
すると、39分には相手陣内右サイドで得たFKの流れからペナルティアーク左で相手のクリアに反応したジャンがうまくバウンドに合わせて右足のダイレクトボレー。ゴール前の密集をすり抜けたボールはGKブラシュヴィッヒの守備範囲も、視野の問題、手前でバウンドしたこともあってはじき出すことができず。そのままゴールネットを揺らした。
試合内容はほぼ互角もホームチームの優れた決定力によって2点差が付いて折り返した上位対決。後半も引き続き球際でのデュエルが強調される展開の中でドルトムントが優勢に進めていく。
後半序盤の攻防を経て試合はアウェイのライプツィヒがボールを握って押し込む展開が続く。だが、ドルトムントの堅守に手を焼いて試合は膠着し始める。
互いになかなかフィニッシュまで持ち込めない状況が続く中、67分にはボックス中央でボールを受けたロイスが決定的なシュート。直後の69分にはボックス左に抜け出したアンドレ・シウバが同じく決定機を迎えるが、いずれのシュートもブラシュヴィッヒ、マイヤーの両GKの好守に阻まれる。
その後、72分にはドルトムントがアラーとロイスを下げてモデスト、バイノー=ギテンスを、ライプツィヒはラウムに続きシマカン、ポウルセンをオルバン、アンドレ・シウバに代えて投入。すると、この交代直後に試合が動いた。
74分、押し込んだライプツィヒはシュラーガーの浮き球パスに反応したラウムがボックス左から鋭いグラウンダーのパスを供給すると、大外からフリーで飛び込んできたフォルスベリがスライディングシュートで流し込み、3試合連続ゴールとした。
1点差に縮まったことで激しさを増す上位対決。逃げ切りを意識するドルトムントは、連続ゴール記録が「4」でストップしたブラントを下げてフンメルスを投入し、5バックの形に変更した。
その後、交代枠を使い切ったシュラーガーが足首負傷でプレー続行不可能となった中、10人での同点を目指したライプツィヒは、5分が加えられたアディショナルタイムにボックス内でのヴェルナーのシュート、フォルスベリのミドルシュートで2つの見せ場を作る。だが、DFシュロッターベックのゴールカバー、GKマイヤーの好守に阻まれて同点に追いつくことはできず。
この結果、白熱の上位対決を2-1で制したドルトムントがクラブ記録タイのリーグ8連勝と共に公式戦10連勝を達成。週明けのチェルシー戦に大きな弾みを付けた。
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