三笘薫が決勝点をアシスト! 2部ストークに競り勝ったブライトンがベスト8進出《FAカップ》
2023.03.01 06:11 Wed
ブライトンは2月28日、アウェイで行われたFAカップ5回戦でストーク・シティと対戦し、1-0で勝利した。なお、MF三笘薫は75分までプレーした。
リバプールとの4回戦を三笘の劇的な後半終盤のゴールで勝ち切ったブライトンは、チャンピオンシップ(イングランド2部)で17位のストークと5回戦で対峙した。先週末に開催予定だったニューカッスル戦の延期によって10日ぶりの実戦に向けては0-1で敗れたフルアム戦から先発5人を変更。GKをカップ戦要員のスティールに入れ替えたほか、エストゥピニャンやマーチがメンバーを外れ、ブオナノッテやサルミエントら控え選手がスタメンを飾った。
試合はホームチームが予想外にアグレッシブな入りを見せ、立ち上がりから主導権争いが続く。その中で左サイドの三笘を起点に攻撃を組み立てるブライトンは7分、左サイドバックに入ったランプティの正確な右足のクロスに飛び込んだファーのブオナノッテに決定機も、このヘディングシュートは相手GKの好守に遭う。
以降は完全にボールを握ったブライトンが相手を押し込む状況が続くが、相手の強度の高い守備を前になかなか決定機まで持ち込めない。個での局面打開が期待される三笘は左サイドでなかなか良い形でボールを受けられないものの、中央から背後を狙うなど攻撃に変化を加える。
そして、シーガルズに先制点をもたらしたのは、やはり日本代表だった。30分、ボックス手前左で対面のDFとの駆け引きからダンクのスルーパスを引き出した三笘がボックス左でGKを引き付けて完璧な左足の折り返しを入れると、ゴール前にフリーで走り込んだファーガソンが難なくワンタッチで流し込んだ。
相手を圧倒するまでには至らずも、1点リードで試合を折り返したブライトン。早い時間帯に追加点を奪って試合を決めたいアウェイチームは立ち上がりに三笘が強引な形から最初のシュートを記録。また、54分には三笘を起点とした攻めから最後はボックス内でクリアボールに反応したグロスのダイレクトボレーで決定機を作る。
以降も相手を押し込んで攻勢を続けると、59分にはペナルティアークで足元にボールを受けたサルミエントがスムーズなコントロールから強烈な左足のシュートを放つが、これはGKの好守に遭う。
主導権を握るものの2点目が遠いデ・ゼルビのチームは69分に2枚替えを敢行。ブオナノッテとファーガソンを下げてフェルトマンとウンダブを投入。これでフェルトマンが右サイドバック、グロスがトップ下に立ち位置を変えた。
すると、74分にはセットプレーから三笘に見せ場。グロスのFKをゴール前で競り勝ったウンダブが右のスペースに流すと、これに反応した日本代表MFが右足ボレーで合わす。だが、枠を捉えたゴール至近距離からのシュートは相手GKの足を使った好守に阻まれた。また、この見せ場の直後に三笘はお役御免となり、エンシソとの交代でピッチを後にした。
その後、最少得点差のまま突入した試合最終盤の戦いでは細かいミスが目立つブライトンに対して、ホームのストークが押し込む時間帯が続く。
ピッチサイドのデ・ゼルビ監督が苛立ちを募らせるジェスチャーを再三見せるなど苦しい戦いを強いられたアウェイチーム。幾度か訪れた決定機もウェルベック、ウンダブが決め切れなかったが、相手のフィニッシュの精度にも助けられて1-0でクローズ。
2部相手に思わぬ苦戦もきっちり勝ち切ったブライトンが公式戦3試合ぶりの勝利と共に、準々決勝進出を決めた。
リバプールとの4回戦を三笘の劇的な後半終盤のゴールで勝ち切ったブライトンは、チャンピオンシップ(イングランド2部)で17位のストークと5回戦で対峙した。先週末に開催予定だったニューカッスル戦の延期によって10日ぶりの実戦に向けては0-1で敗れたフルアム戦から先発5人を変更。GKをカップ戦要員のスティールに入れ替えたほか、エストゥピニャンやマーチがメンバーを外れ、ブオナノッテやサルミエントら控え選手がスタメンを飾った。
試合はホームチームが予想外にアグレッシブな入りを見せ、立ち上がりから主導権争いが続く。その中で左サイドの三笘を起点に攻撃を組み立てるブライトンは7分、左サイドバックに入ったランプティの正確な右足のクロスに飛び込んだファーのブオナノッテに決定機も、このヘディングシュートは相手GKの好守に遭う。
そして、シーガルズに先制点をもたらしたのは、やはり日本代表だった。30分、ボックス手前左で対面のDFとの駆け引きからダンクのスルーパスを引き出した三笘がボックス左でGKを引き付けて完璧な左足の折り返しを入れると、ゴール前にフリーで走り込んだファーガソンが難なくワンタッチで流し込んだ。
三笘の見事なアシストから先手を奪ったブライトンは、以降もボールを握って相手の出方を窺いながらゲームをコントロール。前半終了間際にはトンプソンにボックス手前から強烈なシュートを打たれるが、ここはGKスティールの好守で凌いだ。
相手を圧倒するまでには至らずも、1点リードで試合を折り返したブライトン。早い時間帯に追加点を奪って試合を決めたいアウェイチームは立ち上がりに三笘が強引な形から最初のシュートを記録。また、54分には三笘を起点とした攻めから最後はボックス内でクリアボールに反応したグロスのダイレクトボレーで決定機を作る。
以降も相手を押し込んで攻勢を続けると、59分にはペナルティアークで足元にボールを受けたサルミエントがスムーズなコントロールから強烈な左足のシュートを放つが、これはGKの好守に遭う。
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その後、最少得点差のまま突入した試合最終盤の戦いでは細かいミスが目立つブライトンに対して、ホームのストークが押し込む時間帯が続く。
ピッチサイドのデ・ゼルビ監督が苛立ちを募らせるジェスチャーを再三見せるなど苦しい戦いを強いられたアウェイチーム。幾度か訪れた決定機もウェルベック、ウンダブが決め切れなかったが、相手のフィニッシュの精度にも助けられて1-0でクローズ。
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