【ラ・リーガ注目プレビュー】今季3度目のマドリードダービー! 連敗アトレティコは疲労困憊レアルに意地見せられるか
2023.02.25 12:30 Sat
ラ・リーガ第23節、レアル・マドリーvsアトレティコ・マドリーが、日本時間25日26:30にサンティアゴ・ベルナベウでキックオフされる。上位争いの行方を左右する今季3度目のマドリード・ダービー。
現在、首位のバルセロナと8ポイント差での2位に付けるレアル(勝ち点51)。年明け以降は負傷者や超過密日程の影響で取りこぼしも少なくないが、クラブ・ワールドカップ(CWC)を制して状態を上げてきたアンチェロッティのチームは直近公式戦5連勝を達成。前節のオサスナ戦を敵地で2-0と競り勝つと、21日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16初戦では難攻不落のアンフィールドで歴史的な5-2の逆転勝利を収めた。前半15分までに2点を先行される最悪な入りとなった中、頼れる若きエースFWヴィニシウスのドブレーテで前半のうちに追いつくと、後半はセットプレーからのDFミリトンの逆転ゴール、エースFWベンゼマのドブレーテの活躍で圧巻の逆転劇を演じた。
ただ、CLベスト8進出に大きく近づく重要な勝利と引き換えにDFアラバ、FWロドリゴの2選手が負傷。来月の代表ウィークまで続く超過密日程、且つバルセロナとのコパ・デル・レイ準決勝2試合や強豪対決が控える中で再び苦しい台所事情となっている。イタリア人指揮官の冴えわたる采配を含め、現状のチーム状態は良好だが、今回のダービー、コパ・クラシコ初戦と続く連戦は今後の行方を左右する重要な連戦となる。
一方、今季中盤戦は近年稀に見るどん底の状態を味わったアトレティコ(勝ち点41)だが、先月半ば以降から4勝2分けの6戦無敗と安定して勝ち点を積み重ね、熾烈なトップ4争いにおいて僅差ながらも4位をキープ。CLグループステージ最下位敗退、コパ準々決勝敗退と残すコンペティションはラ・リーガのみとなっており、負傷者の少なさも含めて今季最低限のノルマであるCL出場権獲得へ順調な歩みを見せている。
前述の6試合ではアルメリア、ヘタフェと格下相手のドローで取りこぼしたが、4試合でクリーンシートを記録と一時崩壊した守備が改善。また、前々節のセルタ戦では後半半ばのDFサビッチ退場という窮地に追い込まれながらも、守護神オブラクを中心とするソリッドな守備、ワンチャンスを見逃さなかった新加入デパイの加入後初ゴールで勝ち切る、シメオネのチームらしい戦いぶりで重要な勝利を収めている。今季はCLを含め強豪相手に全く結果を残せていないが、今回のダービーではそろそろ持ち味の勝負強さを発揮したい。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:クルトワ
DF:カルバハル、ミリトン、リュディガー、ナチョ
MF:モドリッチ、クロース、カマヴィンガ
FW:バルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:DFアラバ、メンディ、FWロドリゴ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはメンディに続き、直近のリバプール戦で負傷交代した2選手の欠場が確定している。
スタメンに関しては超過密日程、週明けの木曜日にコパでのクラシコを控える点を考えると、中盤でのターンオーバーが想定される。前述のメンバーを予想したが、負傷明けのチュアメニや好調を維持するセバージョスに加え、右ウイングにアセンシオを配してのバルベルデのインテリオール継続も十分にありそうだ。左サイドバックに関してはナチョ起用が濃厚だが、カマヴィンガというオプションもある。
◆アトレティコ・マドリー◆
【4-4-2】
▽予想スタメン

GK:オブラク
DF:モリーナ、サビッチ、エルモソ、ヘイニウド
MF:バリオス、コケ、サウール、カラスコ
FW:ジョレンテ、グリーズマン
負傷者:DFレギロン、MFデ・パウル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはレギロンとデ・パウルの2選手の欠場が確定している。
システムは[4-4-2]と[5-3-2]を併用しているが、この試合では前者の採用が濃厚だ。スタメンに関しては対マドリー仕様の前述の11人を予想。前線ではモラタとアンヘル・コレア、中盤ではコンドグビア、ヴィツェルの起用も考えられる。
★注目選手
◆レアル・マドリー:MFフェデリコ・バルベルデ

ビッグマッチで躍動期待のダイナモ。今季は本職のインテリオールに加え、右ウイングでのプレー機会を増やす24歳のウルグアイ代表。持ち味である豊富な運動量とフィジカル能力を生かしたダイナモとしての質と量を兼ね備えた貢献に加え、得点数はキャリアハイの3ゴールを大幅に更新する12ゴール(リーグ戦は7ゴール)に到達した。
カタールW杯後は心身にわたる疲労の影響でパフォーマンスを落としたが、CWCの2試合で合計3ゴールを挙げる活躍を見せると、前節のオサスナ戦でも貴重な先制点を記録。さらに、リバプール戦では前半は右、後半は左のインテリオールで質の高いパフォーマンスを披露し、勝利の立役者となった。
超過密日程の中で百戦錬磨のベテランたちもさすがにパフォーマンスに波が出始めており、攻守両面で決定的な仕事ができるダイナモにはヴィニシウスやカマヴィンガと共にチームを勝利に導く働きが求められる。守備では相手の崩しの軸を担うカラスコ、攻撃ではここに来て抜群の安定感を取り戻したヘイニウドというタフなマッチアップを制したい。
◆アトレティコ・マドリー:MFマルコス・ジョレンテ

久々の前線起用見込まれる中、攻守に決定的な仕事ができるか。今季3度目のダービーではカードトラブルのリスクを抱えるセンターバックコンビ、攻撃の軸を担うグリーズマン、カラスコに注目が集まるが、マドリードの有力紙2社が2トップの一角でのスタメン起用を予想する元レアルMFに注目したい。
アトレティコ加入2年目の2020-21シーズンにラ・リーガ12ゴールを挙げてプリメーラ制覇の立役者となった28歳の万能型MFだが、昨季は29試合出場でノーゴール。今季もここまで15試合1ゴールと、数字面での貢献は限定的だ。もちろん、起用法が右サイドやピボーテ、インテリオールとより守備的なポジションに移行した影響は大きいが、パフォーマンス全体が小さくまとまってしまった印象も否めない。
そういった中、今回のダービーではアンヘル・コレアやモラタ、デパイを抑えてグリーズマンの相棒での起用が有力視される。アウェイゲームということもあり、アルゼンチン人指揮官は守備面を考慮しての起用の意図があると思われるが、アラバ不在で普段に比べてビルドアップに難がある相手に対して、ハイプレスからショートカウンターで仕留める形、ハイラインの背後を一発で取るジョレンテの特徴からゴールを奪う道筋を立てているようだ。
蓋を開けてみれば、普段の右サイドやインテリオールでの起用となる可能性もあるが、ジョレンテの使い方に注目したい。
現在、首位のバルセロナと8ポイント差での2位に付けるレアル(勝ち点51)。年明け以降は負傷者や超過密日程の影響で取りこぼしも少なくないが、クラブ・ワールドカップ(CWC)を制して状態を上げてきたアンチェロッティのチームは直近公式戦5連勝を達成。前節のオサスナ戦を敵地で2-0と競り勝つと、21日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16初戦では難攻不落のアンフィールドで歴史的な5-2の逆転勝利を収めた。前半15分までに2点を先行される最悪な入りとなった中、頼れる若きエースFWヴィニシウスのドブレーテで前半のうちに追いつくと、後半はセットプレーからのDFミリトンの逆転ゴール、エースFWベンゼマのドブレーテの活躍で圧巻の逆転劇を演じた。
ただ、CLベスト8進出に大きく近づく重要な勝利と引き換えにDFアラバ、FWロドリゴの2選手が負傷。来月の代表ウィークまで続く超過密日程、且つバルセロナとのコパ・デル・レイ準決勝2試合や強豪対決が控える中で再び苦しい台所事情となっている。イタリア人指揮官の冴えわたる采配を含め、現状のチーム状態は良好だが、今回のダービー、コパ・クラシコ初戦と続く連戦は今後の行方を左右する重要な連戦となる。
前述の6試合ではアルメリア、ヘタフェと格下相手のドローで取りこぼしたが、4試合でクリーンシートを記録と一時崩壊した守備が改善。また、前々節のセルタ戦では後半半ばのDFサビッチ退場という窮地に追い込まれながらも、守護神オブラクを中心とするソリッドな守備、ワンチャンスを見逃さなかった新加入デパイの加入後初ゴールで勝ち切る、シメオネのチームらしい戦いぶりで重要な勝利を収めている。今季はCLを含め強豪相手に全く結果を残せていないが、今回のダービーではそろそろ持ち味の勝負強さを発揮したい。
なお、両チームは今季ここまでアトレティコホームのリーグ戦、コパ準々決勝で2度対戦。昨年9月のリーグ戦ではマドリーがFWロドリゴ、バルベルデのゴールで2-1の勝利。さらに、先月末のコパでは延長戦までもつれ込んだ接戦をロドリゴ、ベンゼマ、ヴィニシウスのトリデンテ揃い踏みのエル・ブランコが3-1で勝利している。なお、アトレティコはリーグでDFエルモソ、コパでサビッチが退場しており、今回の3度目のダービーではカードトラブルは避けたいところだ。
◆レアル・マドリー◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:クルトワ
DF:カルバハル、ミリトン、リュディガー、ナチョ
MF:モドリッチ、クロース、カマヴィンガ
FW:バルベルデ、ベンゼマ、ヴィニシウス
負傷者:DFアラバ、メンディ、FWロドリゴ
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはメンディに続き、直近のリバプール戦で負傷交代した2選手の欠場が確定している。
スタメンに関しては超過密日程、週明けの木曜日にコパでのクラシコを控える点を考えると、中盤でのターンオーバーが想定される。前述のメンバーを予想したが、負傷明けのチュアメニや好調を維持するセバージョスに加え、右ウイングにアセンシオを配してのバルベルデのインテリオール継続も十分にありそうだ。左サイドバックに関してはナチョ起用が濃厚だが、カマヴィンガというオプションもある。
◆アトレティコ・マドリー◆
【4-4-2】
▽予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:オブラク
DF:モリーナ、サビッチ、エルモソ、ヘイニウド
MF:バリオス、コケ、サウール、カラスコ
FW:ジョレンテ、グリーズマン
負傷者:DFレギロン、MFデ・パウル
出場停止者:なし
出場停止者はいない。負傷者に関してはレギロンとデ・パウルの2選手の欠場が確定している。
システムは[4-4-2]と[5-3-2]を併用しているが、この試合では前者の採用が濃厚だ。スタメンに関しては対マドリー仕様の前述の11人を予想。前線ではモラタとアンヘル・コレア、中盤ではコンドグビア、ヴィツェルの起用も考えられる。
★注目選手
◆レアル・マドリー:MFフェデリコ・バルベルデ

Getty Images
ビッグマッチで躍動期待のダイナモ。今季は本職のインテリオールに加え、右ウイングでのプレー機会を増やす24歳のウルグアイ代表。持ち味である豊富な運動量とフィジカル能力を生かしたダイナモとしての質と量を兼ね備えた貢献に加え、得点数はキャリアハイの3ゴールを大幅に更新する12ゴール(リーグ戦は7ゴール)に到達した。
カタールW杯後は心身にわたる疲労の影響でパフォーマンスを落としたが、CWCの2試合で合計3ゴールを挙げる活躍を見せると、前節のオサスナ戦でも貴重な先制点を記録。さらに、リバプール戦では前半は右、後半は左のインテリオールで質の高いパフォーマンスを披露し、勝利の立役者となった。
超過密日程の中で百戦錬磨のベテランたちもさすがにパフォーマンスに波が出始めており、攻守両面で決定的な仕事ができるダイナモにはヴィニシウスやカマヴィンガと共にチームを勝利に導く働きが求められる。守備では相手の崩しの軸を担うカラスコ、攻撃ではここに来て抜群の安定感を取り戻したヘイニウドというタフなマッチアップを制したい。
◆アトレティコ・マドリー:MFマルコス・ジョレンテ

Getty Images
久々の前線起用見込まれる中、攻守に決定的な仕事ができるか。今季3度目のダービーではカードトラブルのリスクを抱えるセンターバックコンビ、攻撃の軸を担うグリーズマン、カラスコに注目が集まるが、マドリードの有力紙2社が2トップの一角でのスタメン起用を予想する元レアルMFに注目したい。
アトレティコ加入2年目の2020-21シーズンにラ・リーガ12ゴールを挙げてプリメーラ制覇の立役者となった28歳の万能型MFだが、昨季は29試合出場でノーゴール。今季もここまで15試合1ゴールと、数字面での貢献は限定的だ。もちろん、起用法が右サイドやピボーテ、インテリオールとより守備的なポジションに移行した影響は大きいが、パフォーマンス全体が小さくまとまってしまった印象も否めない。
そういった中、今回のダービーではアンヘル・コレアやモラタ、デパイを抑えてグリーズマンの相棒での起用が有力視される。アウェイゲームということもあり、アルゼンチン人指揮官は守備面を考慮しての起用の意図があると思われるが、アラバ不在で普段に比べてビルドアップに難がある相手に対して、ハイプレスからショートカウンターで仕留める形、ハイラインの背後を一発で取るジョレンテの特徴からゴールを奪う道筋を立てているようだ。
蓋を開けてみれば、普段の右サイドやインテリオールでの起用となる可能性もあるが、ジョレンテの使い方に注目したい。
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