開幕戦完敗で「どうする浦和」/六川亨の日本サッカーの歩み

2023.02.21 14:00 Tue
©超ワールドサッカー
浦和にとってFC東京は“お得意さん”のはずだった。直近の2シーズンは2勝2分けと負け知らず。過去の対戦成績でも22勝11分け9敗とホーム(13勝4分け4敗)はもちろんアウェイ(9勝7分け5敗)でも勝ち越してきた。そんな浦和が開幕戦でFC東京に完敗したのだから“ただ事”ではない。
前半こそ前線からの献身的で連動したプレスと、アンカーの東慶悟を潰すことでFC東京のビルドアップを封じた。開始4分には東にイエローカードが出され、シュートも1本に抑え込んだ。ここまでは、これまでのパターン通りと言えた。

ところが後半、アルベル監督は警告を受けた東に代えて安部柊斗をトップ下に起用し、新加入の小泉慶と松木玖生をボランチに下げる[4-2-3-1]に変更。すると試合はFC東京のワンサイドゲームになった。

FC東京の攻撃がスムーズになったのは、松木がボールに触る回数が増えたのと、小泉が状況に応じて最善のプレーを選択してリスクヘッジしたからだ。さらに仲川輝人に代えて渡邊凌磨を昨シーズンまでの右サイドではなく、左サイドに投入したのも効果的だった。
とはいえ、FC東京の選手がそこまでスーパーなプレーをしたわけでもない。前半のオーバーワークが影響したのか、明らかにペースダウンした後半でもあった。

浦和はダヴィド・モーベルグの動きが緩慢で、シュートもスローモーで簡単にブロックされるなど調整不足は明らか。このため後半11分にはベンチに下がった。昨シーズンはケガで長期欠場を余儀なくされたブライアン・リンセンもシュートは1本も放てず後半24分に交代した。

名古屋へレンタル移籍したキャスパー・ユンカーが開幕戦で先制ゴールを決めたのとは対照的な結果である。

チームには昨シーズンからの継続性があるのは強みかもしれない。しかし左SB明本考浩、ボランチの伊藤敦樹と岩尾憲、トップ下の小泉佳穂と左FWに起用された大久保智明は、確かに“仕事人”と言っていい選手たちである。しかし、浦和というビッグクラブのリーダーとして“顔”となる選手かと問われれば首を捻らざるを得ない。

唯一存在感を発揮したのは、アダイウトンのドリブル突破を身体で弾き飛ばしてボールを奪い、そのまま持ち上がってカウンターを仕掛けた酒井宏樹くらいだ。

補強にしても、レンタルバックの興梠慎三は別にして、主力クラスはCBマリウス・ホイブラーテンの1人だけ。これでは江坂任の抜けた穴を埋められたとは到底思えない。ビッグクラブを自認するには寂しい補強である。果たしてさらなる外国人選手の獲得はあるのかどうか。「どうする」のか注目したい。

次節はディフェンディング・チャンピオンで開幕戦を白星スタートの横浜FM、さらには大型補強のC大阪と難敵が続く。マチェイ・スコルジャ監督には「待ったなし」の連続だが、無事に乗り切れるのかどうか、こちらも他人事ながら心配である。

それでも試合後、帰路を一緒にした浦和担当記者は、「こういう試合をした後にマリノスに勝つのが浦和なんですよ」と胸を張っていた。これが“レッズ愛”なんだろうと実感した次第である。

【文・六川亨】
1957年9月25日生まれ。当時、月刊だった「サッカーダイジェスト」の編集者としてこの世界に入り、隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長や、「CALCIO2002」、「プレミアシップマガジン」、「サッカーズ」の編集長を歴任。現在はフリーランスとして、Jリーグや日本代表をはじめ、W杯やユーロ、コパ・アメリカなど精力的に取材活動を行っている。日本サッカー暗黒の時代からJリーグ誕生、日本代表のW杯初出場などを見続けた


1 2

FC東京の関連記事

FC東京は14日、GK波多野豪(26)に第一子誕生を報告した。 FC東京のアカデミー育ちで、レンタル先のV・ファーレン長崎から今季復帰した198cmのサイズを誇る大型GKはクラブを通じて妻に対する言葉とともに、いちサッカー選手としての決意を新たにしている。 「このたび、第1子が産まれました。出産を頑張ってくれた妻と元気に産まれてきてくれた子どもに感謝しています。子どもには僕よりデカく、僕よりも元気に、僕よりも東京愛が強い子になってもらうために、英才教育を頑張ります。強く愛される子になるように、家族全員で頑張っていきますので、応援よろしくお願いします」 今季の明治安田J1リーグではここまで11試合に出場。公式戦を通じては14試合でプレーしている。 2024.07.14 14:45 Sun
FC東京は13日、2024シーズン3rdユニフォームのデザインを発表した。 今シーズンの3rdユニフォームは「New Balance(ニューバランス)」のグローバルコンセプト“Life at the intersection”をテーマにスポーツとファッションの融合を掲げたデザインとなっている。 new balance FOOTBALLの代名詞BLACK OUTと連動したデザインに。“誰色にも染まりたくない自分の思う理想の自分”がBLACKOUTのコンセプトであり、誰にも染まらないカラーであるブラックをボディに、衿や袖、裾脇にFC東京の青・赤を差しカラーとして採用した。 ブラックの中に青・赤が刺されることでよりFC東京カラーが際立たせている。 なお、シリアルナンバーも印字されるとのこと。オーセンティックはゴールド、レプリカはシルバーとなる。 ファンは「好きだな〜」、「シンプルで良い」、「かっけぇ」、「これはかっこいい」、「やばい好き」とコメント。一方で、「また黒なのか」、「変わり映えしないのが残念」、「コンセプトは良いけど飽きる」と、3rdユニフォームに黒が続くことへの不満も見て取れる。 なお、この3rdユニフォームは9月14日(土)の明治安田J1リーグ第30節の名古屋グランパス戦で着用。国立競技場で行われる試合で纏うこととなる。 <span class="paragraph-title">【動画】賛否分かれる!? FC東京の3rdユニは何にも染まらない“ブラック”</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="iJWzCbT8y1c";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.13 22:30 Sat
FC東京のMF松木玖生が、ファン・サポーターに向けて愛のあるメッセージを送った。 13日、明治安田J1リーグ第23節が行われ、国立競技場でFC東京はアルビレックス新潟と対戦した。 松木は、試合前に海外移籍のためにチームから離脱することがアナウンスされ、この新潟戦がラストマッチに。ベンチスタートとなった中、試合は遠藤渓太の強烈なゴールでFC東京が先制。松木は後半途中から出場すると、78分には野澤零温の初ゴールで追加戦。2-0でFC東京が勝利した。 チームの中心選手として高卒ルーキーだった1年目から活躍してきた松木。パリ・オリンピックにも出場するかと思われたが、移籍の関係で出場が確約できなかったために選外に。そして、その移籍を果たすこととなった。 プロ入りご3年半を過ごしたFC東京のファン・サポーターへ松木がメッセージ。世界で羽ばたき、FC東京出身選手として名を轟かせると意気込みを語った。 「自分は高校を卒業してからFC東京に加入して、アルベル監督だったりピーター監督の下で、出場機会を多く、試合に出させてもらって、1人前の大人になれたかなと思っています」 「皆さんと分かち合えたこの時間は忘れることはないし、この先も自分の心に必ず残ります」 「今季キャプテンという役割を任されて、凄く今シーズンの中盤で海外移籍してしまうことは、優勝したくて心残りはありますが、自分の決めた道を貫き通して信じて、FC東京に在籍した偉大な選手になれるように頑張りたいと思います」 「本当にサポートありがとうございます。そして、まだまだシーズンは続きますし、今は上を自力で狙えるか分からない順位にいますけど、選手たちはいつも100%で戦っていますし、サポーターの方々も一致団結して、絶対にこのクラブは優勝できると思うので、全員ファミリーとしてFC東京を信じてやっていってください」 「夜遅いのでこれぐらいにしておきます。ありがとうございました」 <span class="paragraph-title”>【動画】マイクトラブル連発で変な空気も、松木玖生の感動のスピーチ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">(@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1812102514474721632?ref_src=twsrc%5Etfw">July 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.13 22:05 Sat
明治安田J1リーグ第23節のFC東京vsアルビレックス新潟が13日に国立競技場で行われ、ホームのFC東京が2-0で勝利した。 アビスパ福岡、柏レイソル相手に今シーズンのリーグ戦初の連敗を喫した8位のFC東京は、10日に行われた天皇杯3回戦ではJ2のジェフユナイテッド千葉に1-2で敗戦。今季初の公式戦3連敗となった。 その苦境からのバウンスバックを図った一戦ではリーグ前節から先発1人を変更。ベンチ外の俵積田晃太に代えて遠藤渓太を起用。パリ・オリンピック招集前ラストマッチの2選手ではGK野澤大志ブランドンが先発も、荒木遼太郎はベンチ外。また、試合当日に海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、この試合後の離脱が発表された松木玖生はベンチスタートに。 一方、前節サガン鳥栖にホームで3-4の敗戦を喫した14位の新潟は対戦相手同様に天皇杯ではJ2のV・ファーレン長崎に1-6の惨敗を喫した。その公式戦連敗からのバウンスバックを図ったアウェイゲームではリーグ前節から先発2人を変更。サスペンションの舞行龍ジェームズ代役に遠藤凌、松田詠太郎に代えて長倉幹樹を最前線で起用した。 前からプレスをかけ合う主導権争いが続く中で早い時間帯にゴールが生まれる。開始6分、ハーフウェイライン手前でボールを受けたフリーの小泉慶が左サイドで背後を狙う遠藤渓にミドルレンジのパスを通す。そのまま鋭い縦への運びでボックス内に持ち込んだ遠藤渓は狙いすました右足コントロールシュートをゴール右下隅へ突き刺した。 早々に試合が動いたことで、以降はビハインドを追う新潟がボールを握り、FC東京がカウンターで応戦する構図に落ち着く。時間の経過と共に相手の圧力が弱まり、自分たちのリズムでボールを前進。だが、アタッキングサードではなかなか相手のブロックを揺さぶり切れない。 これに対してホームチームは相手を引き込む形からディエゴ・オリヴェイラ、仲川輝人の中央でボールが収まった際には良い形で攻撃がスピードアップ。両ウイングを絡めた形から相手を引っくり返すことに成功。ただ、決定機まではあと一歩という場面が目立った。 膠着した前半半ばからハーフタイムにかけて互いに狙いの形が出始めると、長谷川元希や谷口海斗がライン間でボールを引き出す新潟が幾度かいい形を作り出すが、谷口らのシュートは至近距離でのブロックに阻まれた。 FC東京の1点リードで折り返した試合は互いに選手交代なしでスタート。立ち上がりから新潟優勢の展開が続くと、50分には左サイドでのショートパスの連続から谷口がボックス左に持ち込んで右足シュート。だが、これは惜しくも枠の右に外れる。さらに、良い距離感でのパス交換で相手のプレスをいなしながら背後を取って長谷川元らに決定機が訪れるが、仕留め切れない。 後半に入って防戦一方を強いられたホームチームは61分に選手交代。ディエゴ・オリヴェイラを下げ、これが青赤でのラストマッチとなる松木を投入。これで松木と仲川が2トップ気味の立ち位置を取る。交代直後にはボックス手前で得たFKを松木が直接狙うが、壁にディフレクトしたシュートはGKに難なくキャッチされた。 この交代もあってうまく試合を膠着させたFC東京は徐々にカウンターを繰り出せるようになると、72分には松木が強靭なフィジカルでマイボールにした流れからボックス内でパスを受け直して得意の左足シュート。だが、これはDFトーマス・デンのゴールカバーに遭う。 一方、再び攻撃の活性化が必要な新潟は谷口、長谷川元を下げて松田、小野裕二を同時投入。すると、この交代直後には松田とのパス交換でボックス右に抜け出した藤原奏哉にビッグチャンス。しかし、グラウンダーのシュートはGK野澤の足を使ったファインセーブに阻まれる。 すると、ピンチの後にはチャンスあり。FC東京に待望の追加点が生まれる。78分、右サイドを起点としたカウンターから前線で身体を張った安斎颯馬の落としに反応した小泉が入れ替わりの形で背後へ抜け出し、絶妙なグラウンダーの折り返しを供給。これをファーにドフリーで走り込んだ途中出場の野澤零温が冷静に右足でゴール左下隅へ流し込み、値千金のJ1初ゴールとした。 その後、GK野澤のフィードミスから新潟にチャンスが訪れるも、これを決め切れず。互いに積極的に交代カードを切った後半終盤は膠着状態が続いたが、要所を締めたFC東京が新潟の反撃を無失点で凌ぎ切った。 この結果、新国立でのJリーグ最多となる5万7885人を集めた白熱の一戦を制したFC東京が公式戦連敗をストップすると共に、海外挑戦の松木、パリ五輪に向かう荒木、野澤を白星で送り出した。一方、決定力を欠いた新潟は公式戦3連敗に。 FC東京 2-0 アルビレックス新潟 【FC東京】 遠藤渓太(前6) 野澤零温(後33) <span class="paragraph-title">【動画】途中投入の野澤零温が値千金のJ1初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>待望の追加点は途中出場の若武者<br>\<br>FC東京の見事なカウンター<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B0%8F%E6%B3%89%E6%85%B6?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#小泉慶</a> のパーフェクトなクロスに合わせた<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%87%8E%E6%BE%A4%E9%9B%B6%E6%B8%A9?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#野澤零温</a> がJ1初ゴール<br><br>明治安田J1リーグ第23節<br>FC東京×新潟<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> &DAZN Freemiumで配信中<br>無料視聴はこちら<a href="https://t.co/aLxvTmOujJ">https://t.co/aLxvTmOujJ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/FC%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E6%96%B0%E6%BD%9F?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FC東京新潟</a> <a href="https://t.co/YzrYrtRWdH">pic.twitter.com/YzrYrtRWdH</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1812090708926378390?ref_src=twsrc%5Etfw">July 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.13 21:12 Sat
FC東京は13日、U-23日本代表MF松木玖生(21)がチームを離脱することを発表した。 クラブの発表によると、13日の活動を最後に海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためチームを離脱。19時に国立競技場でキックオフを迎えるアルビレックス新潟戦が最後の活動となる。 松木は青森山田高校から2022シーズンにFC東京に加入。プロ1年目からJ1で31試合に出場し2ゴールを記録。2年目も22試合で1ゴールを記録すると、3年目の今シーズンはキャプテンにも就任し、J1でここまで17試合に出場し2ゴールを記録していた。 ボランチをメインに中盤でプレーする松木はハードなプレーに加えて攻撃的なセンスも持ち合わせており、FC東京の攻守を支えていた。 U-23日本代表としてパリ・オリンピックに出場することが期待されていたが、登録メンバー18名に入らず。山本昌邦ナショナルチームダイレクター(NTD)は選外の理由について、「移籍の可能性がある。そのなかで、先ほども申し上げたように、確実にオリンピックの期間に招集できるという確約がとれなかった」と、海外移籍の可能性があるために招集できなかったとした。 なお、松木に関してはプレミアリーグに昇格したサウサンプトンへの移籍が噂されており、AZからの加入がほぼ確実となっているDF菅原由勢と共にプレーする可能性がある。 2024.07.13 13:47 Sat

J1の関連記事

京都サンガF.C.は15日、GKヴァルネル・ハーン(32)がチームを離脱することを発表した。 ヴァルネル・ハーンは、海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためとのこと。現地でメディカルチェックを経て、正式契約を結ぶという。 ヴァルネル・ハーンはクラブを通じてコメントしている。 「自分の人生における新たな章を迎えることとなりました。サンガファミリーとして過ごしたこの時を忘れません。この先何があっても、京都サンガF.C.とファンの皆さんの幸せを祈っています」 ヴァルネル・ハーンはアヤックスの育成組織出身。オランダのFCドルトレヒトでプロキャリアをスタートさせると、フェイエノールト、ズヴォレ、ヘーレンフェーンなどオランダのクラブをわたり歩き、2023シーズンにスウェーデンのヨーテボリから京都に加入した。 2シーズン目を迎えた今季だが、Jリーグでのプレーはなし。YBCルヴァンカップで3試合、天皇杯で1試合の出場に終わっていた。 2024.07.15 10:15 Mon
宿敵相手にシーズンダブルを喫した東京ヴェルディだが、スコア、内容ともに約2カ月前の前回対戦から確かな成長を示した。 14日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第23節の東京ヴェルディvsFC町田ゼルビアは、アウェイの町田の0-1の勝利に終わった。 東京Vはリベンジ、町田はシーズンダブルを懸けて臨んだ激戦必至の東京クラシックは、前回対戦同様に開始6分という早い時間帯にFW藤尾翔太が誘発したオウンゴールによって町田が先制した。 その町田が0-5で圧勝した前回対戦では以降も強烈なプレッシングと球際の勝負、セットプレーのアイデア・精度でことごとく上回り、東京Vにほぼ何もさせないままゴールを重ね、歴然たる差を示した。 展開を考えれば、今回のリターンマッチもそういったワンサイドゲームになってもおかしくなかったが、失点直後に続けて決定機を創出するなど素早いリアクションを示したホームチームは、前半をほぼイーブンの内容で粘った。 ビハインドを追う後半はボールの主導権を握り、前半にはなかなか見られなかった両ウイングバックの攻撃参加や中央のボランチ脇も使いながら前進。再三のビッグセーブを見せたGK谷晃生を中心とする、リーグ最少タイの首位チームの堅守攻略はならずも、盤石のウノゼロとは言えないぐらいに相手を苦しめた。 前回対戦の大敗後に「今シーズンはこの歴然とした差をどう埋めていくか」と語った城福浩監督の下、システム変更や各ポジションの序列の変化を含め、同じ昇格組ながら首位を走るライバルとの溝を埋めるべく、この2カ月間を通じて一段階の上のレベルの取り組みを行ってきた。 そのなかで「プロで一番の悔しさだった」と前回対戦の惨敗を振り返ったMF綱島悠斗は、同じ敗戦という結果に終わった今回のリターンマッチで目に見える進化を示した選手の筆頭だった。 前回対戦ではFWオ・セフンとの空中戦の競り合いでの劣勢に加え、相手のロングボールによってディフェンスラインが押し下げられた中盤で攻守に圧倒された。 しかし、この試合では夏の暑さに高湿度の過酷な環境、開始早々のリードによって町田の圧力が前回対戦に比べて緩かったという部分はあったものの、持ち味の球際のバトルで互角以上に渡り合い、相手の圧力を受けながらも冷静にボールをピックアップし、ボックス・トゥ・ボックスの役割を高いレベルでこなした。 前回対戦同様の結果に悔しさをにじませた綱島だが、「J1首位を相手に自分たちのサッカーができたというのは、少しプラスに捉えるべきだなと思いますし、後半のようなサッカーを続ければ、それを前半からできれば、自分たちが勝てないなと思う相手はひとつもないと思う」と敗戦の中でもチームとしての確かな手応えを口に。 元々定評がある188cmの長身とリーチの長さを活かしたボール奪取能力に加え、この試合では課題である繋ぎ、展開力の部分でも成長を感じさせるプレーを随所に見せた。 その点について23歳MFは「前回対戦で負けてからの自分の取り組みというのは、たぶん誰よりもやってきたつもり。そこは前回の自分とは全然違うわけで、そこで自信を持ってボールを受けられるというのは、ある意味で当然」と日々の研鑽を自負。 本職の守備的MFに加え、センターバック、ゲームプランによっては前線でもプレー可能なポリバレントな能力を有する23番は、「以前であれば、ああいう動きはなかなか出せなかったですけど、そこを意図的に自分から出せたというのはすごくプラス。再現性あるものなので、これからもっとあそこのゾーンに入っていって、決定的な仕事ができるかなという自信はあります」と、3列目からの飛び出しで相手ボックス内に侵入するなど、効果的なオフ・ザ・ボールの動きを駆使したチャンスメイクへの手応えも語った。 惜しむらくはチームが優勢な状況での66分の交代。当初、MF見木友哉を投入する際に交代するのはDF千田海人だったが、綱島が足を攣ったことで急遽交代選手が代わっていた。 「前半のスプリント量というのが、いつもより3倍ということを伝えられていて、そこに対するアプローチが今までできていなかったというのはプロフェッショナルとして反省するべき点」とペース配分という部分でのマネジメントを悔いたが、「逆に、そこのスプリント量を増やして、あれがアベレージになれば、もっと怖い選手になれる」とポジティブな考えも忘れない。 「結果的に負けているということは最後の勝負強さという部分で、若干の差はある。ワンチャンスで決め切る力は自分たちも見習わなければいけない」と真摯に結果を受け止めたが、「そこが自分たちに付いたら、より強いチームになれる。そういう自信もあるので、もう一個日常の基準というのを上げていきたい」と、2カ月前からより近づきながらも敗れたこの敗戦をさらなる成長に繋げたいと語った。 個人としては「今日の試合に出たなかで、いろいろな課題も見つかりましたし、もっと自分が上手くなる、相手にとって怖い存在になるために、もっとできることはたくさんあるので、次はチームを勝たせられる方向により近づけていきたい」と、昨季加入時から期待を集める大型ボランチは“勝敗を左右する選手”への進化を誓った。 2024.07.15 08:00 Mon
東京ヴェルディの城福浩監督が、0-1の敗戦に終わったFC町田ゼルビア戦を振り返った。 東京Vは14日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第23節で町田と対戦し、0-1の敗戦を喫した。 約2カ月前に行われた前回対戦で0-5の大敗を喫した宿敵相手に、強い気持ちで臨んだリベンジマッチは、前回対戦同様に前半序盤の6分にDF谷口栄斗のオウンゴールで失点。 失点直後にはすぐさま反撃に転じたが、GK谷晃生を中心とする相手の堅守に撥ね返されると、以降はピンチこそなかったものの、やや消化不良の形で前半を終了。それでも、再び勢いを持って臨んだ後半はボールの主導権を握り、押し込む形を作り出して再三の決定機も創出。だが、両チーム最多のシュートを放ったFW山見大登の決定機逸などもあり、最後まで追いつくことはできなかった。 東京クラシックでのシーズンダブルに加え、味スタでの今季リーグ戦初黒星を喫した一方、前回対戦から確かな成長を示す一戦となったが、試合後の会見で指揮官は「多くの後押しがあったにも関わらず、自分たちがやれた感のある中で、勝ち点0というのはなかなか厳しい結果」という振り返りと共に多くの反省の言葉を並べた。 相手に比べてより多くの決定機を作りながらも前回対戦同様に無得点に終わった攻撃に関しては「我々がやるべきことをやった後は『決定力』だと言うのは簡単だと思いますし、『あとはクオリティのある選手がいれば』と言うのは簡単ですが、それを言ってしまえば私の存在価値がないと思います」とコメント。 その上で「最後に決め切る力、最後に身体が潰れてでもゴール前に入っていく、それも含めての質だと感じています。あれだけ決定機があったにも関わらず、決め切れなかったことは、そこも含めて自分の指導の至らなさ」と、単純なシュート技術や精度に加え、勝負の際におけるゴール前の人数のかけ方や身体の張り方を含めたチームの課題を指摘した。 その決定力の部分とも関連するオウンゴールの形で喫した1失点目の守備対応にも言及。前回対戦でも正確なクロスから1アシストを記録したDF鈴木準弥への対応の拙さに触れつつも、決定機における町田との差を認めた。 「ボールホルダーに対してあれぐらい甘いと、良いボールが来ることはわかっていました。ただマークが付いていなかったかというと、付いた中でのミステイクだったと思います。おそらく藤尾選手が身体を投げ出してゴールに向かってきたので、対応が難しかったと思います」 「そういう意味では、我々があそこまで身体を投げ出してゴールに迫った選手がいたのか。その手前までのチャンスを作って、そこにボールを供給できた選手がいたのかと。あの1失点というよりは、我々があれだけ3倍近くシュートを打って、ゴールを割れなかったというのは、そこのハードワークを含めてクオリティだと思いますので、まだまだ我々が甘かったなと思います」 その厳しい敗戦の中、前回対戦からの成長と共にチームにとってポジティブな要素となったのは、6月2日の北海道コンサドーレ札幌戦以来の公式戦出場となったキャプテンのMF森田晃樹の復帰だ。 疲労が窺えたMF齋藤功佑に代わって77分からピッチに送り出された背番号7の登場にスタジアムのボルテージは上がり、中盤でボールをピックアップして攻撃の起点となった森田は、試合最終盤に絶妙なスルーパスをMF松橋優安に通して山見のビッグチャンスを演出した。 その森田のプレーに関して城福監督は「あのシーンを見れば、もちろん我々がイメージする通りのシーンだと思いますし、キーパーとディフェンスの間にワンタッチでクロスを入れて、そこに入っていく部分も、我々が常に練習をしているところでした」とチームの狙いを体現したプレーに満足感を示した。 一方で、「踏ん張りのところでもう少し」と森田自身も認めるように、離脱前に比べて球際の粘りやアラートさを欠き競り負ける場面も散見された守備面を問題視。「僕から見たら彼は、まだまだ守備が試合に出られるレベルではないなと思いました。彼のところから少し切り裂かれていたので、途中から入った選手がそれではダメ。攻守に先頭に立たないといけない」と、信頼や期待が大きい故に奮起を促した。 さらに、中断前最後の試合となる次節のアビスパ福岡戦に向けては「やれた感よりも危機感を持って、来週を迎えたい」と、3試合ぶりの勝利へ気を引き締めた。 2024.07.15 07:45 Mon
FC町田ゼルビアの黒田剛監督が、東京ヴェルディ戦の勝利を振り返った。 14日、明治安田J1リーグ第23節で町田はアウェイの味の素スタジアムで東京Vとの“東京クラシック”が行われた。 今シーズンの前回対戦は5-0で町田が圧勝した中、この試合は開始6分にオウンゴールで町田が先制。その後は、東京Vも盛り返し、互角の戦いが繰り広げられたが、GK谷晃生の好セーブなどもあり町田が0-1で逃げ切り勝利を収めた。 首位チームとしての強さを見せつけ、東京Vとの“東京クラシック”でダブルを達成した黒田監督は、試合後の記者会見でしっかりと守り切ることを目指して戦い、結果が出たと振り返った。 「前回の試合から右のサイドバックのヘンリー(望月ヘンリー海輝)のところに鈴木準弥を入れるというところ。彼の配球、クロスというところで前回5-0で勝利した時も、彼からかなり良いクロスが入っていたので、そこに藤尾(翔太)、(ミッチェル・)デュークを飛び込ませるというのもプランの1つでありました」 「それが功を奏して、相手の事故を誘った形になりましたが、あれが我々にとっては大きかった印象です」 「かなり湿度が高く、疲弊する選手たちも出てきたので、後半には3枚替えをしたり、一気に息を吹き返そうとしたりということでメンバーを代えていきました。その中でもかなり疲弊が早かったなと思います」 「後半はヴェルディさんの持ち前のテクニカルなサッカー、パスワークが出てきた中で、我々はしっかりそこでGK、ディフェンス陣が守勢になりながらも1点をしっかりと守り切って、1-0で勝ち切ろう、またはチャンスがあって2点目のダメ押しが取れればゲームを決められるので、勝利の方程式を彼らにハーフタイムで再確認して入りました」 「2点目を取るということよりも、この1点をしっかり守っていくということが次のゲームにつながっていくことを選手全員が捕らえて、志向してくれたと思います」 また、アウェイながらも大勢のファン・サポーターが駆けつけて後押し。選手が抜けることになる中で、さらにチームを強固なものにしたいと語った。 「今日は町田からファン・サポーターの約4000名が駆けつけてくれまして、選手たちの背中を押してくれて、最後まで声を切らさず応援してくれたことに感謝すると共に、次の次節国立で、なかなか勝てていないピッチですが、しっかり結果を残せるようにやっていきたいと思います」 「これからオリンピックに藤尾翔太がいきますし、平河含めて、こういう状況の中で穴もどんどん出てきますが、チームが一体感を持って一丸になれるタイミングだと思うので、ここでもう1つまとめられるようにマネジメントしていきたいと思います」 今シーズンは先制ゴールを奪うと勝率が非常に高い町田。黒田監督は、リスクを冒さず、1点を奪えばそれをしっかりと守ることを考えてプレーさせているとした。 「やってはいけないのは、リスクを負うこと。ロングボールがいっぱい入っている中で、処理ミスは何本かあったので、そこから相手にチャンスの糸口を見つけられて侵入されることもあったので、そこはしっかりとロングボール対応をしっかり促しました」 「あまり相手を引きつけすぎて、1つの事故を誘うよりも、シンプルに背後を突いていこうと。ウイングバックの食いつきが良いので、その背後を狙っていこうということでした」 「勝利の方程式は1-0。十分すぎるぐらいの1点だと、そういったリードをしっかり生かしてゼロで最後に守り切るというのは、今年掲げたコンセプトではあるので、前回同様しっかりと志向してくれたと思います」 1点を守っていくというスタイルでも結果を残して首位を走り続けている町田。黒田監督は、守備にも大きな自信を持っていながら、この試合からも反省をすることはあるとした。 「守備コンセプト、クロスの守備というところで、今年はクロスからの失点は1点もありませんし、我々の強み、町田の守備コンセプトをしっかり遵守することによって、失点は絶対しないということを選手たちも確信を持ってやってくれているので、こういったプランが成り立つと思っています」 「変に前方に人数をかけすぎてカウンターを食らったりというのは、我々にとっての1番のハイリスクです。もちろん、前線からのプレスはしっかりと行きますし、前方で相手の陣地でサッカーをすることもプランの中にはありましたけど、森田(晃樹)選手が入りながらしっかりと中央を攻略してくるサッカーも彼らはやってきたので、中央を使われる局面もあったので、これからの反省材料として、あるべき時間にやるべきことをもう一度徹底すること、再確認することはミーティングでしっかりと落とし込みたいです」 その守備では、GK谷晃生の好守も光った。谷については、「堂々としていること、色々な駆け引きが彼のサッカーセンス、GKとしてのサッカーセンスの中に、我々が落とし込めないことも、彼の感覚の中で持っていることはありがたい、頼もしいGKという印象です」と語り、「これまでなんのストレスもなく彼を起用し続けられる。練習に取り組む姿勢、言葉がけ、彼の立ち振る舞いも本当に誠実です。他のGKの模範ともなる、我々にとっても凄くありがたい存在として頑張ってくれています。今日なんかも彼の精神が充実しているからこそのセーブだと思うので、そこは彼の今までの努力ということが功績に繋がっていると思います」と、GKとしての大きな能力を称えた。 また、「数字でもクロスのキャッチというのはJリーグでもトップだと聞いています」と語り、「彼がクロスに対応しやすいようなディフェンスの配置、彼が2つ、3つという選択肢があるときには迷うことも出ていますが、彼が思い切って生きやすい選択肢を持てるようにディフェンス陣をうまく配置しているということもあるので、GK、ディフェンス陣の配置、連係が功を奏していると思います」と、最終ラインも含めた守備陣が間違った選択をしていないことを語った。 2024.07.14 23:03 Sun
横浜F・マリノスのハリー・キューウェル監督が、4連敗ストップとなった快勝劇を振り返った。 14日、明治安田J1リーグ第23節で横浜FMはホームに鹿島アントラーズを迎えた。 16年ぶりのリーグ戦4連敗を喫している横浜FM。非常に苦しい戦いが続く中、首位を窺う鹿島を迎えた一戦。チーム状況を表すかのように鹿島が先制する展開となる。 前半はなかなかパフォーマンスが上がらなかったが、終了間際に天野純のゴールで同点に追いつきタイスコアで後半に入ると、52分にエドゥアルドのゴールで横浜FMが逆転。さらに、71分にエウベルが突き放すと、アディショナルタイムには植中朝日もゴール。4-1と快勝を収め、連敗を「4」でストップさせた。 試合後、安堵の表情を浮かべていたキューウェル監督は試合後のフラッシュインタビューで久々のリーグ戦勝利を振り返り、どちらが勝ってもおかしくない試合でしっかり勝利できたことを喜んだ。 「凄く結果というものを求めていたので嬉しく思う」 「前半のスタートはスローで、ゆっくり始まってしまったということもあり、なかなか前の動きもなく、前半が終わる前に同点にできたのはそういう部分が出たからだ。後半はどちらが勝ってもおかしくない、どちらかが勝つだろうという展開だった」 「選手たちが最高のパフォーマンスをしてくれた」 「前半ゆっくりになった、動けなかったことは、この湿気を考慮する。ただ、彼らとマッチアップしなければいけないので、それができた時にようやく自分たちの良さ、良い部分が出た。支配という部分も後半は見られたので良かった」 <span class="paragraph-title">【動画】勝利を手繰り寄せるエウベルのコントロールショット!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%A8%AA%E6%B5%9CFM%E9%B9%BF%E5%B3%B6?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#横浜FM鹿島</a> <a href="https://t.co/qfK2TvVmlm">pic.twitter.com/qfK2TvVmlm</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1812463112936689690?ref_src=twsrc%5Etfw">July 14, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.14 21:57 Sun

記事をさがす

FC東京の人気記事ランキング

1

「やばい好き」「かっけぇ」FC東京が”誰にも染まらない”3rdユニフォーム発表! 好評の一方で「変わり映えしない」「飽きる」と厳しい声も…

FC東京は13日、2024シーズン3rdユニフォームのデザインを発表した。 今シーズンの3rdユニフォームは「New Balance(ニューバランス)」のグローバルコンセプト“Life at the intersection”をテーマにスポーツとファッションの融合を掲げたデザインとなっている。 new balance FOOTBALLの代名詞BLACK OUTと連動したデザインに。“誰色にも染まりたくない自分の思う理想の自分”がBLACKOUTのコンセプトであり、誰にも染まらないカラーであるブラックをボディに、衿や袖、裾脇にFC東京の青・赤を差しカラーとして採用した。 ブラックの中に青・赤が刺されることでよりFC東京カラーが際立たせている。 なお、シリアルナンバーも印字されるとのこと。オーセンティックはゴールド、レプリカはシルバーとなる。 ファンは「好きだな〜」、「シンプルで良い」、「かっけぇ」、「これはかっこいい」、「やばい好き」とコメント。一方で、「また黒なのか」、「変わり映えしないのが残念」、「コンセプトは良いけど飽きる」と、3rdユニフォームに黒が続くことへの不満も見て取れる。 なお、この3rdユニフォームは9月14日(土)の明治安田J1リーグ第30節の名古屋グランパス戦で着用。国立競技場で行われる試合で纏うこととなる。 <span class="paragraph-title">【動画】賛否分かれる!? FC東京の3rdユニは何にも染まらない“ブラック”</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="iJWzCbT8y1c";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.13 22:30 Sat
2

「J1勢が続々敗退した3回戦」川崎F3失点完敗、新潟6失点惨敗、横浜FMはPK戦勝利も苦境を象徴する“あっさり2失点”【天皇杯】

10日、第104回天皇杯3回戦の15試合が行われた。J1勢は多くのチームが敗退した。 ◇JSC vs 山口 [中止] 地域リーグ・北信越1部のJAPANサッカーカレッジ(JSC/新潟県)は、2回戦で名古屋グランパスを撃破し、今回はレノファ山口FCと対戦…の予定だったが、悪天候で中止・延期となった。 ◇柏 2-1 筑波大 2回戦でJ1首位・FC町田ゼルビアを撃破した筑波大学(茨城県)は、J1で2連勝中の柏レイソルと対戦。17分に均衡を破られると、後半は我慢しつつもなんとか1点を…という展開に。80分にオウンゴールで待望の同点弾が生まれる。 柏視点では、延長前半10分のU-23日本代表FW細谷真大の勝ち越し点により、なんとか2-1で勝利。最少得点差で筑波大を振り切り、かろうじてラウンド16へ進出だ。 ◇川崎F 1-3 大分 前回王者・川崎フロンターレが大分トリニータに敗れて3回戦敗退。61分、自陣左サイドを崩され、最後はクロス線上で佐々木旭のオウンゴールに。直後には追加点も献上する。J2勢に3分間で2失点…77分にもPKで3失点目を喫し、終盤に1点を返したが、事実上の完敗だ。 ◇新潟 1-6 V長崎 アルビレックス新潟がJ2首位のV・ファーレン長崎に6失点惨敗。前半だけで3失点を喫し、後半も立ち上がりの4失点目から気づけば0-6。最後の最後に1点を返したが、1-6というサッカーでなかなかみないスコアとなった。 ◇福岡 0-2 愛媛 直近のJ1リーグにおいて、ホームでJ2降格圏の京都に敗れたアビスパ福岡。リーグ戦の無敗が6試合で途切れた痛恨の黒星から中2日、今度はJ2の愛媛FCに敗戦だ。 シャハブ・ザヘディや紺野和也、田代雅也ら主力を先発起用したなか、後半立ち上がりに先手を取られ、75分に追加点を献上。0-2で敗れ、今季はJ1リーグの戦いを残すのみとなった。 ◇C大阪 1-2 甲府 セレッソ大阪は前々回王者、J2のヴァンフォーレ甲府に敗れて3回戦敗退。先制されてすぐに同点に…までは良かったが、勝ち越し点が奪えず、延長後半の被弾で敗退が決まった。「次の1点」が積年の課題と化しているC大阪だ。 ◇FC東京 1-2 千葉 FC東京もJ2のジェフユナイテッド千葉に敗れ、3回戦で散る。後半頭にパリ五輪落選の松木玖生が気を吐く先制点も、そろそろ試合も終盤という79分に同点被弾。延長前半開始直後の逆転被弾により、この対戦カードからのラウンド16進出は、FC東京ではなく千葉となった。 ◇横浜FM 2-2(PK:5-4) 水戸 不振に歯止めのかからない横浜F・マリノスは、J2の水戸ホーリーホックと対戦。敵地水戸で開始10分、14分とシンプルな裏抜けからあっさり2失点を喫してしまう。 攻守の循環がここ数年で最低水準と言って差し支えなく、こういった部分は局面での集中力欠如に直結。それでも35分、水沼宏太の完璧なクロスから、井上健太が追撃の1点を記録する。 これを境にギアが上がり、最少失点で粘りに粘る水戸にようやく追いついたのは84分。天野純の右CKに植中朝日がヘディングシュートを叩き込んだ。試合は延長戦へ突入する。 気づけばシュートは30本に迫り、枠内だけでも10本超。互いに打ち合った末、最後はPK戦を制してラウンド16進出も、横浜FMとしては勝利もそこそこに、中3日で迎えるJ1第23節・鹿島戦(14日)へ疲労も気になる格好に。 ◇G大阪 2-1 宮崎 昨季今季と下位カテゴリーのクラブに不覚をとるガンバ大阪は、J3のテゲバジャーロ宮崎と対戦。主力のターンオーバーを宇佐美貴史やウェルトンら一部にとどめ、開始10分でネタ・ラヴィが加入後初得点となる先制点を記録する。 ところが後半頭に追いつかれ、ダニエル・ポヤトス監督は宇佐美&ウェルトンをピッチへ。後者を投入した直後の74分、宇佐美が勝ち越し点を決め、2-1でなんとか競り勝った。G大阪は、何はともあれラウンド16進出だ。 <span class="paragraph-subtitle">◆3回戦結果一覧</span> 【57】 ヴィッセル神戸 2-0 徳島ヴォルティス 【58】 柏レイソル 2-1 筑波大学 【59】 セレッソ大阪 1-2 ヴァンフォーレ甲府 【60】 アルビレックス新潟 1-6 V・ファーレン長崎 【61】 鹿島アントラーズ 2-1 藤枝MYFC 【62】 サガン鳥栖 3-1 横浜FC 【63】 JAPANサッカーカレッジ vs[中止] レノファ山口FC 【64】 京都サンガF.C. 3-1 清水エスパルス 【65】 横浜F・マリノス 2-2(PK:5-4) 水戸ホーリーホック 【66】 ガンバ大阪 2-1 テゲバジャーロ宮崎 【67】 川崎フロンターレ 1-3 大分トリニータ 【68】 FC東京 1-2 ジェフユナイテッド千葉 【69】 サンフレッチェ広島 4-0 いわきFC 【70】 湘南ベルマーレ 1-0 東京ヴェルディ 【71】 アビスパ福岡 0-2 愛媛FC 【72】 北海道コンサドーレ札幌 6-3 モンテディオ山形 <span class="paragraph-title">【動画】PK戦までもつれ込んだ横浜FMvs水戸</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="V4aXp08O49g";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.10 21:54 Wed
3

世界へ羽ばたく松木玖生「この時間は忘れることはないし、この先も自分の心に必ず残ります」とFC東京への想いを語る

FC東京のMF松木玖生が、ファン・サポーターに向けて愛のあるメッセージを送った。 13日、明治安田J1リーグ第23節が行われ、国立競技場でFC東京はアルビレックス新潟と対戦した。 松木は、試合前に海外移籍のためにチームから離脱することがアナウンスされ、この新潟戦がラストマッチに。ベンチスタートとなった中、試合は遠藤渓太の強烈なゴールでFC東京が先制。松木は後半途中から出場すると、78分には野澤零温の初ゴールで追加戦。2-0でFC東京が勝利した。 チームの中心選手として高卒ルーキーだった1年目から活躍してきた松木。パリ・オリンピックにも出場するかと思われたが、移籍の関係で出場が確約できなかったために選外に。そして、その移籍を果たすこととなった。 プロ入りご3年半を過ごしたFC東京のファン・サポーターへ松木がメッセージ。世界で羽ばたき、FC東京出身選手として名を轟かせると意気込みを語った。 「自分は高校を卒業してからFC東京に加入して、アルベル監督だったりピーター監督の下で、出場機会を多く、試合に出させてもらって、1人前の大人になれたかなと思っています」 「皆さんと分かち合えたこの時間は忘れることはないし、この先も自分の心に必ず残ります」 「今季キャプテンという役割を任されて、凄く今シーズンの中盤で海外移籍してしまうことは、優勝したくて心残りはありますが、自分の決めた道を貫き通して信じて、FC東京に在籍した偉大な選手になれるように頑張りたいと思います」 「本当にサポートありがとうございます。そして、まだまだシーズンは続きますし、今は上を自力で狙えるか分からない順位にいますけど、選手たちはいつも100%で戦っていますし、サポーターの方々も一致団結して、絶対にこのクラブは優勝できると思うので、全員ファミリーとしてFC東京を信じてやっていってください」 「夜遅いのでこれぐらいにしておきます。ありがとうございました」 <span class="paragraph-title”>【動画】マイクトラブル連発で変な空気も、松木玖生の感動のスピーチ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">(@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1812102514474721632?ref_src=twsrc%5Etfw">July 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.13 22:05 Sat
4

FC東京のMF松木玖生は新潟戦が最後に…海外移籍のためチームを離脱

FC東京は13日、U-23日本代表MF松木玖生(21)がチームを離脱することを発表した。 クラブの発表によると、13日の活動を最後に海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のためチームを離脱。19時に国立競技場でキックオフを迎えるアルビレックス新潟戦が最後の活動となる。 松木は青森山田高校から2022シーズンにFC東京に加入。プロ1年目からJ1で31試合に出場し2ゴールを記録。2年目も22試合で1ゴールを記録すると、3年目の今シーズンはキャプテンにも就任し、J1でここまで17試合に出場し2ゴールを記録していた。 ボランチをメインに中盤でプレーする松木はハードなプレーに加えて攻撃的なセンスも持ち合わせており、FC東京の攻守を支えていた。 U-23日本代表としてパリ・オリンピックに出場することが期待されていたが、登録メンバー18名に入らず。山本昌邦ナショナルチームダイレクター(NTD)は選外の理由について、「移籍の可能性がある。そのなかで、先ほども申し上げたように、確実にオリンピックの期間に招集できるという確約がとれなかった」と、海外移籍の可能性があるために招集できなかったとした。 なお、松木に関してはプレミアリーグに昇格したサウサンプトンへの移籍が噂されており、AZからの加入がほぼ確実となっているDF菅原由勢と共にプレーする可能性がある。 2024.07.13 13:47 Sat
5

FC東京が新国立でのJリーグ最多観客集めた新潟との一戦制す! 荒木&野澤のパリ五輪組に海外移籍の松木を白星で送り出す【明治安田J1第23節】

明治安田J1リーグ第23節のFC東京vsアルビレックス新潟が13日に国立競技場で行われ、ホームのFC東京が2-0で勝利した。 アビスパ福岡、柏レイソル相手に今シーズンのリーグ戦初の連敗を喫した8位のFC東京は、10日に行われた天皇杯3回戦ではJ2のジェフユナイテッド千葉に1-2で敗戦。今季初の公式戦3連敗となった。 その苦境からのバウンスバックを図った一戦ではリーグ前節から先発1人を変更。ベンチ外の俵積田晃太に代えて遠藤渓太を起用。パリ・オリンピック招集前ラストマッチの2選手ではGK野澤大志ブランドンが先発も、荒木遼太郎はベンチ外。また、試合当日に海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、この試合後の離脱が発表された松木玖生はベンチスタートに。 一方、前節サガン鳥栖にホームで3-4の敗戦を喫した14位の新潟は対戦相手同様に天皇杯ではJ2のV・ファーレン長崎に1-6の惨敗を喫した。その公式戦連敗からのバウンスバックを図ったアウェイゲームではリーグ前節から先発2人を変更。サスペンションの舞行龍ジェームズ代役に遠藤凌、松田詠太郎に代えて長倉幹樹を最前線で起用した。 前からプレスをかけ合う主導権争いが続く中で早い時間帯にゴールが生まれる。開始6分、ハーフウェイライン手前でボールを受けたフリーの小泉慶が左サイドで背後を狙う遠藤渓にミドルレンジのパスを通す。そのまま鋭い縦への運びでボックス内に持ち込んだ遠藤渓は狙いすました右足コントロールシュートをゴール右下隅へ突き刺した。 早々に試合が動いたことで、以降はビハインドを追う新潟がボールを握り、FC東京がカウンターで応戦する構図に落ち着く。時間の経過と共に相手の圧力が弱まり、自分たちのリズムでボールを前進。だが、アタッキングサードではなかなか相手のブロックを揺さぶり切れない。 これに対してホームチームは相手を引き込む形からディエゴ・オリヴェイラ、仲川輝人の中央でボールが収まった際には良い形で攻撃がスピードアップ。両ウイングを絡めた形から相手を引っくり返すことに成功。ただ、決定機まではあと一歩という場面が目立った。 膠着した前半半ばからハーフタイムにかけて互いに狙いの形が出始めると、長谷川元希や谷口海斗がライン間でボールを引き出す新潟が幾度かいい形を作り出すが、谷口らのシュートは至近距離でのブロックに阻まれた。 FC東京の1点リードで折り返した試合は互いに選手交代なしでスタート。立ち上がりから新潟優勢の展開が続くと、50分には左サイドでのショートパスの連続から谷口がボックス左に持ち込んで右足シュート。だが、これは惜しくも枠の右に外れる。さらに、良い距離感でのパス交換で相手のプレスをいなしながら背後を取って長谷川元らに決定機が訪れるが、仕留め切れない。 後半に入って防戦一方を強いられたホームチームは61分に選手交代。ディエゴ・オリヴェイラを下げ、これが青赤でのラストマッチとなる松木を投入。これで松木と仲川が2トップ気味の立ち位置を取る。交代直後にはボックス手前で得たFKを松木が直接狙うが、壁にディフレクトしたシュートはGKに難なくキャッチされた。 この交代もあってうまく試合を膠着させたFC東京は徐々にカウンターを繰り出せるようになると、72分には松木が強靭なフィジカルでマイボールにした流れからボックス内でパスを受け直して得意の左足シュート。だが、これはDFトーマス・デンのゴールカバーに遭う。 一方、再び攻撃の活性化が必要な新潟は谷口、長谷川元を下げて松田、小野裕二を同時投入。すると、この交代直後には松田とのパス交換でボックス右に抜け出した藤原奏哉にビッグチャンス。しかし、グラウンダーのシュートはGK野澤の足を使ったファインセーブに阻まれる。 すると、ピンチの後にはチャンスあり。FC東京に待望の追加点が生まれる。78分、右サイドを起点としたカウンターから前線で身体を張った安斎颯馬の落としに反応した小泉が入れ替わりの形で背後へ抜け出し、絶妙なグラウンダーの折り返しを供給。これをファーにドフリーで走り込んだ途中出場の野澤零温が冷静に右足でゴール左下隅へ流し込み、値千金のJ1初ゴールとした。 その後、GK野澤のフィードミスから新潟にチャンスが訪れるも、これを決め切れず。互いに積極的に交代カードを切った後半終盤は膠着状態が続いたが、要所を締めたFC東京が新潟の反撃を無失点で凌ぎ切った。 この結果、新国立でのJリーグ最多となる5万7885人を集めた白熱の一戦を制したFC東京が公式戦連敗をストップすると共に、海外挑戦の松木、パリ五輪に向かう荒木、野澤を白星で送り出した。一方、決定力を欠いた新潟は公式戦3連敗に。 FC東京 2-0 アルビレックス新潟 【FC東京】 遠藤渓太(前6) 野澤零温(後33) <span class="paragraph-title">【動画】途中投入の野澤零温が値千金のJ1初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>待望の追加点は途中出場の若武者<br>\<br>FC東京の見事なカウンター<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%B0%8F%E6%B3%89%E6%85%B6?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#小泉慶</a> のパーフェクトなクロスに合わせた<a href="https://twitter.com/hashtag/%E9%87%8E%E6%BE%A4%E9%9B%B6%E6%B8%A9?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#野澤零温</a> がJ1初ゴール<br><br>明治安田J1リーグ第23節<br>FC東京×新潟<br><a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> &DAZN Freemiumで配信中<br>無料視聴はこちら<a href="https://t.co/aLxvTmOujJ">https://t.co/aLxvTmOujJ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/FC%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E6%96%B0%E6%BD%9F?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FC東京新潟</a> <a href="https://t.co/YzrYrtRWdH">pic.twitter.com/YzrYrtRWdH</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1812090708926378390?ref_src=twsrc%5Etfw">July 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.07.13 21:12 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly