アタランタが15位レッチェに敗戦…攻勢続くも点が取れず《セリエA》

2023.02.19 22:45 Sun
Getty Images
アタランタは19日、セリエA第23節でレッチェと対戦し、1-2で敗れた。

前節終了時点で3位と好位置につけているアタランタ。ここ数試合はコッパ・イタリアのインテル戦、第21節のサッスオーロ戦と黒星が続いたが、前節はラツィオとの上位戦を制して公式戦3試合ぶりの白星とした。ただ、ラツィオ戦でハテブールが右ヒザの前十字じん帯断裂という重傷を負い、残りのシーズンは離脱することになった。

そのハテブールに勝利を捧げたいところだったが、開始4分にいきなり先制点を奪われる。レッチェのセンターFWセーサイにボールが入ると、ガンビア代表FWはアタランタの選手に囲まれながらも巧みなタッチで浮き球を操り懐へ。混戦から抜け出し、右サイドからゴール方向へドリブルを仕掛けるやいなや、敵陣中央から左足を一閃。地を這う強烈なシュートがゴール左に突き刺さった。
まさかのスーパーゴールにアタランタの選手は唖然としながらも、気を取り直してプレー再開。16分に左サイドから上がったクロスにホイルンドがダイビングヘッド。ここで飛び出してきたGKと衝突するが、ファウルの判定にはならなかった。続く21分にはルックマンが個人技からシュートに持ち込むが、レッチェGKファルコーネが好セーブ。33分にもメーレがボックス内からゴールを狙うが、ここもファルコーネが立ちはだかった。

1点ビハインドで迎えた後半、立ち上がり3分にいきなりルックマンがネットを揺らすが、オフサイドの判定でゴールは認められず。70分には後半から入ったソビーも低弾道の鋭いシュートを放つも、ここはGKの正面に。
1点が遠いアタランタを尻目に、アウェイチームは突き放しにかかる。74分、右CKのシーンでストレフェッツアがショートコーナーからクロスを上げると、ゴール前に飛び込んだブリンがヘディングシュートを突き刺し、追加点を奪った。

さらに苦しくなったアタランタ。チャンスシーンは作れるものの、あと一歩が及ばないもどかしい内容が続く。そんななか86分、ホイルンドが相手GKに猛然とプレスをかけると、蹴り出そうとしたボールが体に当たってゴールイン。意外な形で1点を返した。

アディショナルタイムにかけてもムリエルがゴールに迫るなど追加点の雰囲気もあったが、試合はここで終了。下位相手に痛い敗戦となった。

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