記者の質問拒否のクロップ監督は「奇妙でケチな振る舞い」 OBが傲慢な姿勢に苦言

2023.02.07 18:14 Tue
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
リバプールのレジェンドであるディートマー・ハマン氏が、ユルゲン・クロップ監督の振る舞いに苦言を呈した。イギリス『デイリー・メイル』が伝えている。

開幕から思うような結果を残せず、プレミアリーグ20試合を消化して8勝5分け7敗で10位に沈む絶不調のリバプール。4日に行われたプレミアリーグ第22節のウォルバーハンプトン戦でも、覇気のないパフォーマンスに終始したチームは0-3の完敗を喫した。

そのウォルバーハンプトン戦後の記者会見で、クロップ監督はクラブの番記者として名高いイギリス『The Athletic』のジェームズ・ピアース記者からの質問を拒否。チームのメンタリティや試合への準備について尋ねた同記者に対して、「君の質問には答えたくない。理由はわかるだろう?」と返した後、別の記者から同じ質問を受けると回答する姿勢を見せた。
クロップ監督のこうした態度は過去にピアース記者の書いた記事が原因とされているが、現在までどの記事が問題であるか特定はされず。記者本人も「心当たりがない」と答えており、指揮官が記者を勘違いした可能性も囁かれるなど物議を醸している。

イギリス『talkSPORT』に出演したハマン氏はクロップ監督の振る舞いに対して、公的な会見で的外れな質問をしたわけでもない記者にあまりにも無礼だと非難。こうした振る舞いを諫められない現在のクラブの体制についても、疑問を投げかけている。

「とても奇妙でケチな振る舞いだった。クロップが気づくべきなのは彼が質問に答えなかったがため、あれ以来ジェームズ・ピアースや彼の家族には罵倒のメッセージが届くようになったということだろう」

「彼の質問はまったく問題のない、優れた内容だった。だから、ジェームズが受けるべきは謝罪以外にないと思う。リバプールはリスペクトに基づくクラブだったはずであり、誰かがクロップに『ここはリバプールだ。そんな振る舞いは許されない』と言う必要がある」

「リバプールはいじめに反対するキャンペーンも行っているだろう。そんなクラブの監督があんな振る舞いをするなんてね。ありえないことだ」

「これはクラブの誰もが、彼に注意する度量を持っていないことの現れだろう。現在の状況を考えても、こうしたことが彼の助けになるとは思えない。少なくとも、何よりも優先されるべきクラブの助けにならないのは確かだ」

「ジェームズ・ピアースは尊敬されているジャーナリストだ。そうした人物に対して、指揮官が見下すような状況はあってはならない」


関連ニュース
thumb

カルヴァーリョはわずか1年でリバプール退団へ? 移籍交渉はすでに進行中

リバプールのU-21ポルトガル代表MFファビオ・カルヴァーリョ(20)が、移籍に近づいているようだ。 昨夏の移籍市場で、フルアムからリバプールに加入したカルヴァーリョ。開幕直後は出場機会を得て存在感をアピールしたものの、年明け以降は出場機会が急激に減少し、プレミアリーグでわずか8分間の出場にとどまった。 ユルゲン・クロップ監督からまったく信頼を得られていない現状もあり、リバプールは今夏に他クラブへのレンタルを模索していたが、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、完全移籍でクラブを離れる可能性が高まっているとのことだ。 名前こそ明らかになっていないものの、すでに来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場を決めているクラブが、カルヴァーリョ獲得に向けた交渉を開始している模様。リバプールは完全移籍に消極的なものの、出場機会を求めるカルヴァーリョの強い希望もあり、買い戻しオプションを盛り込む形での売却を検討しているという。 カルヴァーリョ自身もインスタグラムで去就について問われた際、「間もなくわかる」とコメントしていることから、早い段階で動きがあるだろう。 2023.05.30 10:22 Tue
twitterfacebook
thumb

今夏の去就に注目が集まるベリンガムが2022-23シーズンのブンデスリーガ最優秀選手賞を受賞!

ドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム(19)が、2022-23シーズンのブンデスリーガ最優秀選手賞に選ばれた。ブンデスリーガが29日に公式サイトで発表した。 2020年夏にバーミンガム史上最高の売却額でドルトムントに加入したベリンガム。加入当初から期待に違わぬ活躍を披露する逸材MFは、加入から2シーズンで公式戦90試合に出場すると、3年目の今季も公式戦41試合に出場し13ゴール7アシストをマークするなど、優勝争いを演じたチームの中心的役割を担っていた。 今シーズン前半戦は出遅れたドルトムントだったが、ウィンターブレーク明けからリーグ戦8連勝を飾るなど復調。シーズン後半戦は14勝4分1敗の好成績でバイエルンとの熾烈な優勝を演じると、首位で最終節のマインツ戦を迎えたが、0-2から追いつくのが精一杯で、他会場で勝利したバイエルンに勝ち点で並ばれ、得失点差でタイトルを譲ってしまった。 最優秀選手賞に輝いたベリンガムは、クラブの公式サイトで以下のように喜びを語った。 「信じられない気持ちだ。ファンの皆さんが投票してくれて、僕のプレーを見て楽しんでくれたことが本当にうれしい。このクラブでプレーするようになってから、最も誇りに思う賞のひとつになるだろう」 なお、ドルトムントでの躍動ぶりにカタール・ワールドカップ(W杯)でのインパクトも相まって、株がさらに上がったベリンガムは、今夏の移籍市場でレアル・マドリー移籍が既定路線と報じられている。 2023.05.29 23:10 Mon
twitterfacebook
thumb

4連勝ユナイテッドが3位フィニッシュ! リバプールはド派手打ち合いに《プレミアリーグ》

プレミアリーグ最終節、マンチェスター・ユナイテッドvsフルアムが28日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが2-1で勝利した。 ミッドウィーク開催のチェルシー戦を4-1で快勝し、3位浮上と共に来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に成功したユナイテッド。来週にマンチェスター・シティとのFAカップ決勝を控える中、今季のホーム最終戦では10位のフルアムと対戦した。テン・ハグ監督はマグワイアやマラシア、フレッジを起用するなど若干のターンオーバーを敢行した。 今季のFAカップでも激闘を演じた両チームは、立ち上がりからオープンな攻防を繰り広げていく。そういった中、11分にはボックス手前の好位置で得たFKの場面でキッカーのラッシュフォードが決定的なシュートを枠に飛ばすが、これはGKレノの好守に遭う。 一方、立ち上がりに同じくセットプレーからミトロビッチが際どいシーンを作っていたフルアムは2度目のチャンスをゴールに結びつける。19分、ウィリアンの正確な左CKをニアに飛び込んだテテが頭で合わせた。 ホームで先制を許したユナイテッドはブルーノ・フェルナンデスを起点にすぐさま反撃を開始するが、決定機には至らず。逆に、25分にはカゼミロがボックス内でケアニーを倒してしまいPK献上。だが、ミトロビッチが右を狙って蹴ったシュートはGKデ・ヘアが完璧な読みではじき出し、2失点目を回避した。 この守護神のビッグプレーをきっかけにスタジアムの空気が変わると、ここから赤い悪魔が攻勢を仕掛けていく。ガルナチョがクロスバー直撃のシュートなど続けて決定的なシュートを放つと、3試合連発を狙うカゼミロもGKレノに好守を強いる。以降も相手を完全に押し込むと、39分には中央でのB・フェルナンデスを起点にボックス内に侵入したフレッジがうまく潰れると、相手DFにディフレクトしたゴール前へのこぼれに反応したサンチョが冷静にGKとの一対一を制した。 前半の内に逆転まで持っていけなかったものの、1-1のイーブンで試合を折り返したユナイテッド。後半も押し込む入りを見せると、55分には中央のフレッジからの絶妙なスルーパスに抜け出したB・フェルナンデスがボックス内でのGKとの一対一を制して逆転に成功した。 試合を引っくり返したユナイテッドはここからメンバーを入れ替えながら、来週のFAカップ決勝に向けた戦い方にシフト。幾度かフルアムに際どいシーンを作られたが、GKデ・ヘアのビッグセーブで凌いでいく。試合終盤のオープンな時間帯には途中出場のマルシャルやヴェグホルストに3点目のチャンスが訪れるが、これを決め切れず。 それでも、このまま2-1のスコアで試合を締めくくったユナイテッドは4連勝で3位フィニッシュを決定。来週の大一番へ大きな弾みを付けた。 同日行われたチェルシーvsニューカッスルは、1-1のドローに終わった。 12位に低迷した苦しいシーズンを何とか勝利で終えたいチェルシーと、前節悲願のCL出場権獲得に成功した4位のニューカッスルの名門対決。 試合は地力で勝るアウェイチームが9分に先制。左サイド深くに抜け出したアンダーソンからの正確なグラウンダーの折り返しをゴール前に入り込んだゴードンがワンタッチで合わせた。 一方、チェルシーも27分にはFKの流れからボックス右でスターリングが入れた折り返しがゴール前のDFトリッピアーのオウンゴールを誘発し、前半の内にスコアをタイに戻した。 以降は拮抗した状況のまま試合を折り返すと、後半はホームで意地を見せたいチェルシーペースで進む。だが、シーズンを通して決定力不足に悩まされたチームは、ニューカッスルの堅守を前に逆転のゴールを奪うことはできず。この結果、ニューカッスルと引き分けたチェルシーはトップハーフの相手に未勝利という屈辱を味わう形でシーズンを終えた。 また、サウサンプトンvsリバプールは、4-4のドローに終わった。 前節、連勝が「7」でストップし、来シーズンのCL出場権を逃した5位のリバプールは、降格が決定している最下位のサウサンプトン相手に今季最終戦での勝利を目指した。 今季限りで退団するミルナーやフィルミノをスタメン起用するなど、お別れムード一色の布陣で試合に臨んだクロップのチーム。だが、開始10分にはそのフィルミノのハイプレスが誘発した相手のビルドアップのミスからジョタが先制点を奪取。さらに、直後の14分にはボックス内に侵入したフィルミノが巧みなシュートフェイントを織り交ぜたファインフィニッシュで2試合連続ゴールを記録した。 しかし、ここから徐々に緩みが出始めると、19分にウォード=プラウズ、28分にスレマナとあっさりとした守備対応から続けてゴールを奪われ、2-2のスコアで試合を折り返す。 さらに、後半立ち上がりにスレマナにカウンターから逆転ゴールを許すと、64分には自陣での不用意なロストからアダム・アームストロングに4点目まで決められる。 それでも、ここから決死の猛攻を見せたレッズは72分にアレクサンダー=アーノルドのお膳立てからガクポ、直後の73分にはサラーのスルーパスに抜け出したジョタが豪快なシュートを叩き込み、同点に追いつく。残り時間を考えれば、逆転の可能性は十二分にあったものの、ホーム最終戦で意地を見せたセインツ相手に5点目を奪うまでには至らず。今季最終戦は出入りの激しい今季の戦いを表したかのようなド派手なドローに終わった。 2023.05.29 03:26 Mon
twitterfacebook
thumb

リバプール退団のFWフィルミノ、レアル行きが濃厚に? クラブも様々な条件下で適任と判断か

リバプールからの退団が決定しているブラジル代表FWロベルト・フィルミノ(31)だが、レアル・マドリー行きの可能性が高まっているようだ。 今シーズンのマドリーはラ・リーガではバルサに優勝を許すと、連覇を目指したチャンピオンズリーグ(CL)では準決勝でマンチェスター・シティに惨敗し敗退。コパ・デル・レイのタイトルを獲得するにとどまった。 巻き返しを図る来季に向けてはすでに選手の獲得に動いており、今夏の注目株でもあるドルトムントのイングランド代表MFジュード・ベリンガム(19)の獲得が濃厚とされている。 また、昨季のバロンドール受賞者でありながら、今シーズンはケガでの離脱もありラ・リーガ23試合で18ゴールに終わった元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(35)の代役も探しているという。 そんな中で、マドリーが目をつけているのがフィルミノ。フリーで獲得でき、一定のパフォーマンスが期待できるため、クラブは最も関心を寄せているという。 ベンゼマもまだまだプレーは可能であり、控えの立場になる可能性も多いなか、フィルミノは長期契約や高額なサラリーも求めなかったという。 移籍に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏もフィルミノのマドリー行きが近づいていると報道。プレースタイル的にもマドリーに馴染む可能性が高く、ベンゼマと似た特徴があることも、クラブの興味をそそることになりそうだ。 これまでも何度となくストライカーを獲得したが、マリアーノ・ディアスやルカ・ヨビッチなどは期待に応えるパフォーマンスを出せず。また、2024年夏にはパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペやマンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの獲得を目指しており、ビッグネームを連れてくることも考えていない。その点でも、フィルミノは適していると考えられている。 2023.05.28 21:55 Sun
twitterfacebook
thumb

「僕を引き留めようとした」リバプール退団決定のミルナー、クロップ監督からは残留を望まれていたことを明かす

リバプールからの退団が決まっている元イングランド代表MFジェームズ・ミルナー(37)が、今回の去就に対する自らの想いを明かした。イギリス『ミラー』が伝えている。 2015年夏にマンチェスター・シティからリバプールへと移籍したミルナーは、ユルゲン・クロップ監督の下で頼れるベテランとして活躍してきた。中盤やサイドバックなどを幅広くこなし、精神的支柱としてもチームを支えた。 今季もここまで公式戦42試合に出場しているが、今夏に満了となる契約は更新されず。クラブは公式にミルナーのシーズン終了後の退団を発表している。 ブライトン&ホーヴ・アルビオンやリーズ・ユナイテッドが新天地候補として噂されている中、ミルナーはクロップ監督からリバプール残留を望まれたことや、クラブ側が退団を決めたことを明かしている。 「監督が僕を引き留めようとしたんだからそれで良いんだ。それこそ選手が望んでいることだ」 「確かなのは、クラブが異なる決定を下したということだ。僕の頭の中では良いタイミングだと感じていたから、こうなったことには満足しているよ」 「クラブからその連絡を受けたのは、大体3週間ほど前のことだったと思う」 「自分の中ではすでに出て行くと決めていたのかもしれない。それまでは何も聞いていなかったからね」 「サッカーは続けるし、(いつか)コップ(リバプールファン)の前に戻ってくる可能性もある。それも選択肢の1つだよ」 ミルナー自身も退団するならこのタイミングではないかと以前から考えていたとのこと。引退後は指導者としての道を歩むことも考えている様子のミルナーだが、再びアンフィールドで戦う姿が見られるかもしれない。 2023.05.28 21:01 Sun
twitterfacebook
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly