「10億ユーロの価値がある」辣腕代理人ライオラ氏の後を継いだピメンタ氏がハーランドについて言及、自身の仕事も語る「移籍できなかったことは一度もない」

2023.02.02 19:55 Thu
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
Getty Images
サッカー界の辣腕代理人として名を馳せながらも昨年4月に他界したミーノ・ライオラ氏。25年間にわたりパートナーとして働き、現在は後を継いで代理人を務めているラファエラ・ピメンタ氏がスペイン『マルカ』のインタビューに応えた。

ピメンタ氏は、サンパウロ出身。国際法を専門としていた弁護士モナコにあるライオラ氏が構えたオフィスを引き継いだ。

2022年4月に急逝したライオラ氏。顧客である選手たちがいる中で、世界でも有数の代理人の後を継ぐことになったが、「他に選択肢はなかった」と語り、「ミーノに起こったことは予想外だった」と当時を振り返った。
ライオラ氏からは、この仕事について言及されたといい「このパートナーシップは義務ではない。やりたくなければ、この重い物を運ばなくて良い。幸せになることをするべきだ。続けたいならばそれで良い。もしもやりたくないならばだ」と、代理人業を引き継ぐかどうかを選んで良いと言ってくれたという。

その中で、現在の顧客で最も価値がある1人がマンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(22)。驚異的なゴールの記録を残しており、初挑戦のプレミアリーグでも大暴れしている。

ピメンタ氏は「彼のことを考えると笑わずにはいられない。彼は陽気な男の子」とコメント。「それは彼の1つの側面であり、もう1つの側面はとてもプロフェッショナルで、真剣に仕事に取り組んでいる」と、若さもありながら、フットボーラーとしてのプロフェッショナルさもあるとした。

昨夏にはドルトムントからレアル・マドリーに移籍するのか、シティに移籍するのかが話題となった中、シティへと移籍が決まった。

ハーランドの今の価値について問われたピメンタさんは「私にとってハーランドは10億ユーロ(約1415億円)の価値がある。多分、誰もそれを支払うつもりはないでしょうけど、彼がクラブにやってきた時の可能性ということ。ファンやゴール、結果、プロフェッショナリズム、デジタルコンテンツ、知名度、スポンサーなど、全てを合わせればそれぐらいの価値になる」とコメント。「ただ、実際の選手の価格はクラブによって設定される。選手に7億ユーロも払う人がいないことはわかっているけど、クラブにアーリングが来た時の価値は計り知れないものであり、少なくとも10億ユーロの価値があると思う」と、複合的に考えた価値は計り知れないとした。

そして選手が移籍を望めばできるのかということについては、「25年間、この代理人として全ての契約を結んできた。選手が『行きたい』と言って、行けなかったということは一度もなかった」とコメント。選手の希望を受けて、契約をまとめることが仕事だとした。

関連ニュース
thumb

フォーデンが急性虫垂炎の手術…代表離脱に加え、リバプール戦欠場へ

マンチェスター・シティのイングランド代表MFフィル・フォーデンが急性虫垂炎の手術を受けた。 イングランドサッカー協会(FA)とシティは26日、同選手の代表離脱を発表した。 シティの発表によると、現時点でフォーデンの離脱期間は不明とのことだが、インターナショナルマッチウィーク明け初戦となる4月1日のリバプール戦の欠場は確実だという。 2023.03.26 23:25 Sun
twitterfacebook
thumb

ユベントスの逸材ウインガーにプレミアクラブが関心? 古巣のチェルシーも

プレミアリーグのクラブが、ユベントスの逸材を狙っているという。 その選手は、U-20イングランド代表FWサミュエル・イリング・ジュニア(19)。チェルシーアカデミーで育ち、そのままユベントスのアカデミーへ移籍。2022年12月にファーストチームに正式昇格したウインガーだ。 チェルシーのアカデミーで9年間育ち、2020年9月にユベントスへと移籍したが、当時はパリ・サンジェルマン(PSG)、バイエルン、ドルトムントなども関心を寄せていた逸材だ。 すでに今シーズンはセリエAで7試合1アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)で1試合1アシスト、ヨーロッパリーグで2試合に出場するなど、出番を増やしている状況。U-20イングランド代表でも結果を残すなどして注目を集めている。 イギリス『90min』によれば、イリング・ジュニアにはプレミアリーグの複数クラブが興味を持っているとのこと。マンチェスター・シティ、ニューカッスル、そしてかつて過ごしたチェルシーも夏の獲得を目指すとしている。 ユベントスは財政的に苦しいところがあり、イリング・ジュニアを売却できるのであれば検討する可能性が高いという。 また、バイエルンやドルトムントも興味を依然として持ち続けているとのこと。ただ、ユベントスとは2025年までの契約延長を果たしており、獲得には高額な移籍金が必要との見方もある。 2023.03.25 13:45 Sat
twitterfacebook
thumb

「もう戻らないと思う」、米代表GKステッフェンはシティ復帰の可能性を除外…

マンチェスター・シティからミドルズブラにレンタル中のアメリカ代表GKザック・ステッフェン(27)は、マンチェスターに戻る意思はないようだ。 ステッフェンは昨夏、ドイツ人GKシュテファン・オルテガのシティ加入に伴い、チャンピオンシップ(イングランド2部)のミドルズブラに1年間のレンタル移籍。ここまでは正GKとしてリーグ戦34試合に出場し、チャンピオンシップ3位チームの守備を支えている。 ボロとの契約に買い取りオプションは含まれておらず、通常であれば今夏のシティ復帰が既定路線となるが、アメリカ『Philadelphia Inquirer』のインタビューで復帰の可能性を除外した。 「もう戻らないと思う」 「いや、僕はプレーしていたいんだ。シティでは素晴らしい時間を過ごしたし、彼らのことは本当に大好きだ。クラブは明らかに素晴らしいところだけど、本当に戻る予定はないんだ」 また、アメリカ代表GKはシティでの出場時間の問題も影響し、土壇場でメンバー入りを逃したカタール・ワールドカップにも言及。 「正直なところ、タフだったよ。神が自分を試したんだ」 「あなた方が想像する通り、決して簡単なことではなかった。びっくりしたし、全くの予想外だった。でも、神は最終的に僕にもっと大きな計画や道を与えてくださるということを理解しているよ」 メジャーリーグサッカー(MLS)のコロンバス・クルー時代にリーグ最優秀GKに輝いたステッフェンは2019年夏にシティ入りが決まったが、そのままデュッセルドルフに1年ローン。そのドイツでブンデスリーガ17試合に出場すると、2020年夏にシティへ正式加入した。 シティではブラジル代表GKエデルソンのバックアップを担い、ここまで公式戦21試合に出場。2021年には2025年までの新契約にサインしていた。 2023.03.25 06:00 Sat
twitterfacebook
thumb

今季でシティとの契約が満了となるギュンドアン、バルセロナ移籍か

マンチェスター・シティとの契約が今季で満了となるドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアン(32)がバルセロナに移籍する可能性が高いようだ。スペイン『ムンドデポルティボ』がアメリカ『アスレティック』の記事を元に報じている。 年齢を考慮すると伸びしろは少ないと思われるギュンドアンだが、今季は一貫して高パフォーマンスを披露しており、シティの主力として十分な働きを見せている。 そのギュンドアンを移籍金なしで獲得できる魅力が経営難のバルセロナにとってはあると、『アスレティック』は主張。 また、ドルトムントのMFジュード・ベリンガムがシティへ移籍する可能性があることも、ギュンドアンが移籍する可能性を高めていると主張し、来夏のバルセロナ入りを後押しすると結んだ。 2023.03.25 00:00 Sat
twitterfacebook
thumb

レアルがハーランド獲得へ?2024年夏に獲得計画、ヴィニシウスと新たな2人で新トリデンテを形成か

初めての挑戦となったプレミアリーグで圧倒的な数字を残しているマンチェスター・シティのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(22)だが、レアル・マドリーは獲得に再び動くようだ。スペイン『アス』が伝えた。 2022年夏にドルトムントから完全移籍でシティへと加入したハーランド。当時もレアル・マドリーは獲得に動いていた中、シティへ移籍。ハーランドはプレミアリーグ1年目でここまで26試合28ゴールと圧倒的な数字を残している。 シティとの契約は2027年夏までとなっている中、ハーランドが移籍の意思を示した場合は、2024年夏にマドリーが獲得に動き出す可能性があるとのことだ。 2022年夏にも獲得に動いたが、エースであるフランス代表FWカリム・ベンゼマがバロンドールを獲得するほどの活躍を見せていたなどの状況もあり見送り。しかし、2024年夏であれば、マドリーも完全に受け入れる体制があるという。 ハーランドがどういう決断を下すかが重要になるが、シティからの退団を望むのであれば、リリース条項が発動するため、マドリーはそれを利用して獲得に動くつもりだという。なお『アス』によれば2億2000万〜2億4000万ユーロ(約309億〜337億円)になるとのことだ。 マドリーの目論見は新たなトリデンテ(スペイン語で「三叉の槍」)を形成することにあると言い、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、そしてパリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペ、そしてハーランドだという。 ムバッペは予てからマドリーへの移籍が仄めかされるも、PSGと2025年まで契約を延長。ただ、マドリーは獲得を諦めたわけではない。3人が揃うタイミングまでには、チームを支えてきたベテランたちをチームから退団させ、サラリーの大幅な節約を試みるとされている。 2023.03.24 17:50 Fri
twitterfacebook
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly