毎日、試合は沢山あるけど…/原ゆみこのマドリッド

2022.11.23 13:00 Wed
©︎RFEF
「これは他山の石にしないと」そんな風に私が気を引き締めていたのは火曜日、W杯3日目最初の試合で優勝候補の一角だったアルゼンチンがサウジアラビアに1-2と、予想外の敗戦を喫したのを知った時のことでした。いやあ、いつもことではありますが、スペインの試合は今回、全てTVE(スペイン国営放送)のオープンチャンネルで放送してくれるものの、他の試合はバル(スペインの喫茶店兼バー)に足を運ばないと見られず。グループリーグ中はビッグネームのチームが出ても相手は大抵無名ですし、いやはや、冬季開催W杯の落とし穴がこんなところにもあったとは!

そう、ここ数日は寒さが本格的になってきたせいで、家から出るのが億劫になり、スペイン戦以外、ニュースでサマリーを確認するだけいいやと思ってしまったんですが、もしかして今大会、マドリッドでオープンエアのパブリックビューイングをやるという話を一切、聞かないのもそのせいだった?それでもイングランドがイランに6-2のgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)で勝ったなんて聞くと、試合を見に行けば良かったと後悔したりもするんですが、他は開幕戦のカタールvsエクアドル(0-2)、セネガルvsオランダ(0-2)とそこそこのスコアで順当勝ちしていましたからね。
うっかりアルゼンチンの試合などを見て、アトレティコではダメダメのデ・パウルやナウエルがフル出場で大貢献したり、追加招集となったコレアが、いえ、彼はサルジアラビア戦ではベンチ観戦だったんですけどね。シメオネ監督のチームでは滅多に決まらないゴールを挙げて、イラッとさせられるのもイヤだったんですが、大丈夫。2010年のスペインだって、初戦でスイスに負けた後、ホンジュラス、チリに連勝してグループを首位通過。そこから初優勝に向けて突っ走ったんですから、アルゼンチンも初戦、スコアレスで分けたメキシコとポーランドとの残り試合に勝てば、特に問題はないかと。

といっても水曜午後5時(日本時間翌午前1時)からのスペインデビューとなるコスタリカ戦では、ええ、チームで唯一、これが4回目のW杯参加、2010年優勝も経験しているブスケツ(バルサ)も「De todos los que he jugado ninguno lo he empezado ganado, ya va siendo hora/デ・トードス・ロス・ケ・エ・フガードー・ニングーノ・ロ・エ・エンペサードー・ガナードー、ジャー・バ・シエンドー・オラ(自分がプレーしたW杯はどれも白星スタートできていない。そろそろ勝つ頃だよ)」と前日記者会見で言っていたんですけどね。それこそ2014年ブラジル大会では初戦でオランダに1-5と大敗して、まだ挽回可能と言っている間に2戦目もチリに負けて、早々にグループ敗退が決定してしまいましたからね。

後々、焦らなくていいように、ここは初戦から必勝の心構えで行ってほしいところですが、かといって、ただ勝てばいいという訳でもなく、だってえ、2006年のW杯なんて、グループリーグ3連勝しながら、16強対決でフランスにコロッと負けちゃったんですよ。それどころか、開幕直前にロペテギ監督(現ウォルバーハンプトン)が解任されるという悲劇があった、直近の2018年ロシア大会ではポルトガルと引分けで始まって、イランには勝ったものの、モロッコとも引分け。とりあえず、1位通過で挑んだ16強対決では開催国と1-1で延長戦にもつれ込み、挙句の果てにPK戦でコケ(アトレティコ)とイアゴ・アスパス(セルタ)が失敗して敗退という最悪な終わり方もありましたっけ。
どちらにしろ、コスタリカ、ドイツに連勝してさっさと突破を決めて、最後の日本戦ではローテーションできるぐらいの展開の方が、16強対決に備えて、力を蓄えられるんじゃないかと思いますが、一応、先週金曜にドーハ入り。それからずっと、カタール大学の寮に籠り、キャンパス内にあるグラウンドまで電動キックボードで通って、月曜などはダブルセションもする程、熱心にトレーニングを続けているスペイン代表の近況をお伝えしていくことにすると。

実はその初日には、テストマッチだったヨルダン戦前日の練習で足首をネンザしたガジャ(バレンシア)が代表離脱しているんですが、それが当人も自身のツィッターで、「No es fácil de asimilar que uno de tus sueños de niño se va al traste por un esguince leveノー・エス・ファシル・デ・アシミラル・ケ・ウノ・デ・トゥス・スエニョス・デ・ニーニョス・セ・バ・アル・トラステ・ポル・ウン・エスギンセ・レベ(軽いネンザのせいで子供の頃からの夢が台無しになるのを受け入れることは簡単じゃない)」と呟いていたせいもあったんですけどね。クラブに戻って検査を受けたところ、上手くいけば、コスタリカ戦にも間に合うんじゃないかというぐらい軽度という診断だったため、とりわけバレンシアファンの間で物議を醸すことに。

まあ、それにはもう1人のバレンシア勢、ギジャモンも先週月曜に代表がラス・ロサス(マドリッド郊外)の協会施設に集まってから、ヒザの負傷のリハビリをずっとしていて、この火曜まで1度もチーム練習に参加せず。下手したら、応援するクラブの選手がいなくなってしまうかもしれないという危機感もあったんでしょうけどね。その辺りの経緯をルイス・エンリケ監督が詳しく話してくれたのは、火曜のコスタリカ戦前日記者会見でのことでした。

曰く、「代表の医者は全治10~15日、最初の2試合はプレーできないと言った。バレンシアファンやガジャ自身の意見を聞きいれて、y Jordi Alba se me lesiona. ¿No tengo laterales para debutar?/イ・ジョルディ・アルバ・セ・メ・レシオナ。ノー・テンゴ・ラテラレス・パラ・デブタル(それでジョルディ・アルバがケガしたら、デビュー戦にSBが1人もいないことにならないか?)。左SBは唯一、選手の回復を待つことができないポジションで、もし他の場所だったら、彼を残していただろう」とのことで、うーん、ヨルダン戦なんて、本職CBのラポールがプレーしていましたけどね。

ただ、確かにこれが右SBなら、カルバハル(レアル・マドリー)、アスピリクエタ(チェルシー)が同時に負傷しても、アトレティコでそのポジションの経験を積んでいるマルコス・ジョレンテがいたりと、融通が利きそうですが、ガジャの代わりに追加招集された19才のバルデ(バルサ)がU21代表から河岸を変えて、土曜にはもうドーハに到着。普通なら、ラス・ロサスでやっていたはずですが、今回は大会前期間が短いためでしょうね。月曜に行われたオフィシャルフォト撮影にも間に合いましたが、彼はこれが大人の代表初体験。いきなりの大舞台で物怖じせず、実力が発揮できるかは不明ですが、チームにはバルサの先輩が7人もいるとなれば、大船に乗った気でいていい?

ちなみにギジャモンの方はやはり、試合に出られるのは2戦目のドイツ戦以降になりそうで、そのせいですかね。ルイス・エンリケ監督は練習で本職ボランチのロドリ(マンチェスター・シティ)にCBの特訓を施しているのだとか。この辺はギジャモン自身、バレンシアではボランチを務めながら、代表にはCBとして招集されたという事情があるため、ちょっと面倒臭いんですが、まあ、中盤のスタメンはほぼ、コスタリカ戦の2日後に20才のバースデーを迎えるペドリ、18才のガビを33才のブスケツ率いるバルサトリオで決まりのよう。

そんな中、先日のライブ配信では、「en Catar tienen el aire puesto fortísimo y hay que ir apagando/エン・カタール・ティエネン・エル・アイレ・プエストー・フォルティシモ・イ・アイ・ケ・イル・アパガンドー(カタールじゃ、エアコンが強すぎて、消して回らないといけない)」とルイス・エンリケ監督が漏らしていたように、極端な低温設定のせいで風邪を引いたモラタ(アトレティコ)とカルバハルも回復と、いいニュースもあるスペインなんですが、そうそう。そのルイス・エンリケ監督の配信はTwitchで、午後8時過ぎ(日本時間翌午前4時)から、先週は金土日と3回あって、月曜はお休みした後、火曜にまた再開。

初日は24万人もいた視聴者も今は7万人ぐらいに落ち着いたようですが、一番驚かされたトークはルイス・エンリケ監督自身が、「Mi prolongación en el campo? Ferran Torres. Si no me coge mi hija y me corta la cabeza…/ミ・プロロンガシオン・エネル・カンポ?フェラン・トーレス。シー・ノー・メ・コヘ・ミ・イハ・イ・メ・コルタ・ラ・カベッサ(ピッチでの自分の延長役?フェラン・トーレス。彼を選ばないと娘が私のクビを切る)」と、バルサのFWと監督の21才の長女がお付き合いしていることをバラしていたことでしょうか。

うーん、丁度その翌日、定例会見で話すことになったフェラン自身は、「Lo sabemos diferenciar cuando es familiar o cuando somos seleccionador y jugador/ロ・サベモス・ディフェレンシアール・クアンド-・エス・ファミリアル・オ・クアンドー・ソモス・セレクシオナドール・イ・フガドール(ボクらは家族の時と代表監督、選手である時を分けることを知っている)」とあまり気にしていないようでしたけどね。そのおかげで、バルサで不調の時も代表に呼ばれていたんじゃないかとか、コスタリカ戦でもモラタ、サラビア(PSG)らと共に先発予定前線トリオに入ったんじゃないかと言われたりしても、あまり気にならない?

それはともかく、監督がストリーミングで言っていた試合当日のチームの予定を紹介しておくと、「午前中、ランチまで選手たちは自由時間。それから敵チーム、コスタリカの情報を聞いて、スタジアムに出発する前に私が話すミーティングがある。会場ではアップして、キックオフでピッチに出る前にブスケツが檄を飛ばす」そうなんですが、その頃にはもう、同じグループのドイツvs日本戦(午後2時/日本時間午後10時)も終わっていますからね。次回の配信は水曜のマッチデーの夜はありませんが、木曜には日曜のライバルであるドイツ、そして最終戦の相手、日本についても意見が聞けるかもしれませんね。

そして最後にガジャ同様、W杯が始まる前に代表を諦めないといけなくなったベンゼマについても触れておくと、paron(パロン/リーガの中断期間)前から、しばらく筋肉疲労で試合に出ていなかった彼はフランス代表に合流してからもずっと個別調整していたんですけどね。初めてチーム練習に参加した土曜に左太ももを痛め、全治3週間ということで、日曜にはドーハを発ち、月曜から早速、バルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場にリハビリに通うことに。何せ、今はW杯に行っていないマドリー選手たちは12月1日までバケーションですからね。この期間、RMカスティージャのラウール監督の下で練習することにしたバジェホぐらいしか、トップチームの仲間と会えないのはちょっと淋しいかも。

まあ、それでもマドリッドの同僚チュアメニ、そしてアトレティコのグリーズマンも先発した火曜のオーストラリア戦でフランスは4-1の快勝で発進。せっかく2014年大会以来、2度目となるW杯出場をベンゼマが果たせなかったのは残念ですが、デシャン監督のチームには死角がなさそうですからね。当人もその点に関しては気が楽かと思いますが、逆にビニシウスやロドリゴ(ブラジル)やアセンシオ(スペイン)らがW杯で英雄になって帰って来たら、年末に再開するリーガで主役を奪われてしまう?何にせよ、マドリーは冬の移籍市場でFWを補強する予定はないそうなので、ベンゼマにはそれまでにじっくり、ケガを治してもらいたいところです。

【マドリッド通信員】 原ゆみこ
南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。

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line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Ch2Mn5ItCjz/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Selección Española de Fútbol(@sefutbol)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2022.08.30 12:40 Tue
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「王者として重要な大会を戦わなければ」代表招集拒否のスペイン女子代表選手たちの声明、同意しなかったW杯優勝メンバーが理由を明かす「私は何よりもプレーしたい」

レアル・マドリーのスペイン女子代表FWアテネア・デル・カスティージョが、同意しなかった声明について自身の考えを明かした。 オーストラリ&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)で見事に優勝したスペイン女子代表。しかし、メダルが授与されるセレモニーでスペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長がFWジェニファー・エルモソの唇にキス。これが大きな問題に発展した。 エルモソは望んでいないキスをされたとすると、世界中で批判がルビアレス会長に集中することに。しかし、ルビアレス会長は自身の行動を一度は謝罪するも、「合意の上だった」「辞任する気はない」と主張を繰り返すことに。ただ、国際サッカー連盟(FIFA)から懲戒処分を受けると、エルモソも正式に告訴。その結果、会長を辞任することとなった。 一方で、スペイン代表の選手たちや候補選手たちは連盟で改善がない限り代表招集に応じない意向を発表。RFEFはホルヘ・ビルダ監督も解任し、体制が変わったRFEFだったが、UEFA女子ネーションズリーグに向けたメンバーが発表される予定の15日に、39名の選手が更なる改善を要求し代表招集を拒否する声明を発表していた。 これにより、スペイン女子代表メンバー発表は延期されることとなった、女子W杯優勝メンバーのうち2人が声明にサインしていなかった。1人は、レアル・マドリーのMFクラウディア・ソルノサだったが、女子W杯をもって代表引退を決意したとのこと。もう1人が、カスティージョだった。 カスティージョは自身のX(旧ツイッター)を通じて、自身が声明に同意しなかった理由を説明。ルビアレス元会長の行為やRFEFの体制に対しての不満や訴えには同意しているものの、まずは代表選手としてプレーすることが大事だと考えていると明かした。 「ここ数時間の出来事を受け、私の意見と決断を下した全ての理由を述べたいと思う」 「今回発表された声明を掘り下げる前に、私の考えを明確にしておきたいと思う。仲間がすでに述べているように、ジェニ・エルモソに起こった全てのことを非難し、ルイス・ルビアレスの全く場違いで遺憾な行動を指摘することに、私は完全に同意する」 「このため、私は他の80人の選手たちと共に、この事件を非難する声明に署名し、ルイス・ルビアレスが引き続きその職に就くならば、代表チームに行かないと表明した」 「この声明とその後の出来事の後、誰もが知るように、ルイス・ルビアレスとホルヘ・ビルダはもはやRFEFにいない。ただ、ネーションズリーグの戦いが近いこと、そして私たちの要求の重要な部分が満たされていることを考慮すると、代表チームへの招集を断ることは考えていない。その主張を明確に示したいと思う」 「まず第一に、私たちはサッカー選手。ここ数週間に起こったことを考慮すると、それを思い出しておいて損はない。私たちはプロフェッショナルとして、その義務を果たさなければならない」 「第二に、私たちが要求する変化には名前と姓があり、それらを引き起こす、または少なくともそれを始めるのに最良の方法は内部からであると私は信じている」 「もちろん、それは必要だと思うけど、RFEFが全く不確実な状況にあることも承知しているし、現時点で指揮を執っている人たちを信頼したいと思っている。私たちは、そのために指定されたわけではないため、選手が私たちが求めているこれらの変更を行うことはできないことは明らかだ」 「また、オリンピック出場のチャンスを与えてくれる非常に重要な大会を戦わなければならないと思う。私たちは世界王者のチームであり、それを忘れてはいけない。選手たちは皆、スペインのスポーツ界で最も重要な偉業の1つを達成した後、酷い数週間を過ごした。私は特にサッカーに行きたい、サッカーを見たい、そして何よりもプレーしたいと思っている」 「要するに、私は自分が考えていること、やりたいことを表明し他のであり、それ以上でもそれ以下でもない。この状況を完全に終わらせて、サッカーのことだけを考え、プレーし、見て、楽しむことに戻りたいと思っている」 2023.09.16 19:30 Sat
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女子W杯決勝戦になでしこのレジェンド宮間あやが!優勝トロフィー手にする姿が反響「日本の誇り」「この登場はしびれた」

オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)の決勝戦に、なでしこジャパンのレジェンドが登場した。 20日、女子W杯2023決勝のスペイン女子代表vsイングランド女子代表がスタジアム・オーストラリア(シドニー)で行われ、スペインが1-0で勝利。見事初優勝を果たした。 29分に23歳の若き主将、左サイドバックのオルガ・カルモナが地を這う左足でのダイレクトシュートで右下隅を射抜くと、これが決勝点に。3大会連続3度目のW杯出場にして初の栄冠を手にした。 試合はもちろんこと、キックオフ直前のシーンも注目を集めた。 両チーム入場前にトロフィーを持って姿を見せたのは宮間あやさん。2011年ドイツ大会の優勝メンバーでもあるなでしこジャパンのレジェンドの姿が映し出させると、ファンからは「日本の誇り」、「かっこよすぎて目が眩む」、「この登場はしびれました」、「日本、そして世界の女子サッカー史上最高の選手のひとり」、「まさか宮間ちゃんがトロフィー持って現れるとは」など、驚きの声が寄せられることとなった。 <span class="paragraph-title">【写真】女子W杯のトロフィープレゼンターを務める宮間あやさん</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">元 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%81%AA%E3%81%A7%E3%81%97%E3%81%93%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#なでしこジャパン</a> で2011年女子W杯優勝メンバーの <a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%AE%AE%E9%96%93%E3%81%82%E3%82%84?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#宮間あや</a> が決勝キックオフ前にトロフィーを持って登場<br><br>優勝者のみが触れることができるこのチャンピオントロフィーを今日掲げるのはどっちだ<a href="https://twitter.com/hashtag/BeyondGreatness?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#BeyondGreatness</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/FIFAWWC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#FIFAWWC</a> <a href="https://t.co/q8OUqNeXOn">pic.twitter.com/q8OUqNeXOn</a></p>&mdash; FIFAワールドカップ (@FIFAWorldCup_JP) <a href="https://twitter.com/FIFAWorldCup_JP/status/1693214102452134388?ref_src=twsrc%5Etfw">August 20, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.08.20 22:20 Sun
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「激アツ」「どっちも可愛い」長谷川唯の“激レア”スペイン代表ユニフォーム姿が話題! イニエスタにも例えられるボンマティの日本代表ユニも話題「なんかエモい」

なでしこジャパンのMF長谷川唯(マンチェスター・シティ)の意外な姿が話題となっている。 現在開催されているオーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)に出場しているなでしこジャパン。グループステージでは、ザンビア女子代表、コスタリカ女子代表、スペイン女子代表と同居していた。 日本は、グループステージで2連勝を収めて早々にラウンド16進出が決定。グループ最終節では優勝候補の一角であるスペインと対戦した中、圧倒的にポゼッションを与えた中で、スコアは4-0と完勝。カウンターが冴え渡り、世界中を驚かせた。 2022年12月のカタールW杯と同様に、男女ともにW杯でスペインを撃破した日本。グループ順位も、日本が1位、スペインが2位と男女同じ成績を残し、女子は12年ぶりの世界一に向けてここから挑戦が始まる。 そんな中、女子W杯の日本語公式X(ツイッター)がスペイン戦後の写真をアップして話題となっている。 そこに写っているのは、長谷川とスペインのMFアイタナ・ボンマティ(バルセロナ)。男子同様に女子サッカー界でも強豪に位置する両クラブのスターが談笑する姿だ。 ただ両者は既にユニフォーム交換済み。長谷川がスペイン代表のユニフォームを、ボンマティが日本代表のユニフォームを着用するという珍しい状況が起きていた。 これには「すごく良い写真」、「可愛すぎる」、「どっちから交換をお願いしたんだろう」、「スペイン代表ユニの長谷川唯もいいな」、「なんかエモい」、「激アツ」、「日本代表ユニの彼女も似合ってる」、「ユニフォーム交換ってこんなにかわいいものだったんだ」、「どっちも可愛い」、「素晴らしい光景」と驚きと共に、称賛のコメントが寄せられた。 ボンマティと長谷川は、1歳長谷川が年上。ボンマティはバルセロナ生え抜きの選手で、2014年のU-17女子W杯に共に出場。当時もグループステージで日本が0-2で勝利を収めており、共に勝ち上がって決勝でも再戦。再び2-0で日本が勝利し、U-17女子W杯初優勝を収めていた。なお、当時のメンバーからは長谷川の他、長野風花、南萌華、杉田妃和が今大会に出場している。 ボンマティは、バルセロナ生え抜きという点、そしてプレースタイルを含めて、今季途中までヴィッセル神戸でプレーしたMFアンドレス・イニエスタに例えられることが多く、両国を代表する中盤の2人の交流は世界中でも話題となっていた。 <span class="paragraph-title">【写真】激レア!? 長谷川唯のスペイン代表ユニフォーム姿&ボンマティの日本代表ユニフォーム姿</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr">(@FIFAWorldCup_JP) <a href="https://twitter.com/FIFAWorldCup_JP/status/1686181178125250561?ref_src=twsrc%5Etfw">August 1, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.08.02 08:12 Wed
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個人四冠、スペイン女子MFボンマティのバロンドール受賞を仲間が祝福!トロフィー付きのケーキに記念パネル「これは素晴らしい」

バルセロナのスペイン女子代表MFアイタナ・ボンマティへ、チームメイトからバロンドール受賞を記念したプレゼントが贈られた。 10月30日、2023年のバロンドール授賞式が開催され、女子ではボンマティが初受賞を果たした。 バルセロナの中心選手として国内リーグ4連覇や女子チャンピオンズリーグ(UWCL)の優勝に貢献。UWCLでは大会最優秀にも選出された。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)でも2度のプレーヤー・オブ・ザ・マッチ(POTM)に輝くなど、核としてチームを牽引。スペインに初優勝をもたらすと同時に、ゴールデンボール(大会MVP)も受賞した。 8月にはUEFA女子年間最優秀選手賞にも選出されたいた25歳は、今季個人四冠を達成することとなった。 女子のインターナショナルマッチウイーク中に開催されていた授賞式と代表活動を終え、チームに合流したボンマティ。待っていたはチームメイトからの祝福だった。 バルセロナは記念パネルに加え、バロンドールを模したケーキを贈呈。サプライズの様子にはファンからも「このボールは食べられるかどうか」、「これは素晴らしい」、「素晴らしいチームメイト」、「ボンマティは最高の人生を送っている」、「女子サッカー界のプリンセス」などの賛辞が送られた。 スペインは、パリ・オリンピックの予選を兼ねるUEFA女子ネーションズリーグ(UWNL)でもリーグAのグループ4で首位に立っており、本戦への出場も近いと目されている。UWCL、女子W杯に続き、オリンピックでもボンマティの輝く姿が見られそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ボンマティに贈られたバロンドールトロフィーを模倣したケーキ&記念パネル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ca" dir="ltr">El regal de l&#39;equip a l&#39;Aitana per la Pilota d&#39;Or <a href="https://t.co/iYt8JFJ6D2">pic.twitter.com/iYt8JFJ6D2</a></p>&mdash; FC Barcelona Femení (@FCBfemeni) <a href="https://twitter.com/FCBfemeni/status/1720425601260020109?ref_src=twsrc%5Etfw">November 3, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.11.05 18:55 Sun

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