長野退団のFW佐野翼、JFLのクリアソン新宿に加入 「少しでも早くプラスに働く人材になれるように」

2022.11.22 12:58 Tue
©︎J.LEAGUE
AC長野パルセイロは22日、FW佐野翼(28)の退団と日本フットボールリーグ(JFL)のクリアソン新宿への加入を発表した。
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静岡県出身の佐野は2017年に順天堂大学からアルビレックス新潟シンガポールに入団。その後、ロアッソ熊本でJリーグデビューを飾り、2020年に長野入りを果たした。加入初年度は主力として明治安田生命J3リーグで32試合に出場して7得点と活躍したが、昨季は16試合2ゴールと出場機会が減少。巻き返しを図り臨んだ今季だったが、リーグ戦14試合に出場して無得点だった。
来季からJFLに参戦する佐野は両クラブを通じてコメントしている。

◆クリアソン新宿
「AC長野パルセイロより移籍することになりました佐野翼です。最初は、今までサッカーしかしてこなかった僕が、ビジネスをしながらこれまで通り本気でサッカーにも向き合うということには、不安な気持ちがありました。しかし、ここ数年間プロという立場でサッカーだけをしている生活にも不安を覚えるようにもなっていました」
「そこでクリアソンからオファーをいただき、これまで通りサッカーに本気で取り組み、なおかつビジネスにも挑戦できる、そんなクリアソンの環境が『僕が求めていたものなのではないか』と思うようになりました」

「大きな決め手となったことが一つあります。クリアソンの選手・社員の方と話す機会をいただいたとき、みんなが口を揃えて『こんなに信頼できて、想いが一つになっている熱い仲間がいる組織は他にない』と言っていたことです。プロの世界では自分が活躍するという気持ちが優先されることもありますが、クリアソンは全員で、クラブや会社を大きくしていくという想いが感じられました」

「今は小さい船かもしれませんが、全員で同じ方向を向いて漕いでいくことで、だんだん大きく立派な船になる。そんな組織だと思っています。少しでも早く、クリアソンにとってプラスに働く人材になれるように努力していきます」

◆AC長野パルセイロ
「4年前の最終節、Uスタでレッドカードを貰い、ブーイングに包まれながら退場したあのピッチで、今ではこんなにも応援してくれるファン・サポーターの方々の後押しを受けながらサッカーが出来ていた事、物凄く感慨深いです」

「その年パルセイロからオファーを頂いた時は、本当に耳を疑いましたし、こんな自分を受け入れてくれるはずがないと思っていましたが、新体制発表会で皆さんが笑顔と拍手で迎え入れて下さったことを今でも鮮明に覚えています」

「今では本当に長野が大好きになりました。自然豊かで、ご飯も美味しく、なにより家族同然とも思える人達にも出会えました。パルセイロでプレー出来た事、本当に感謝していますし、生涯忘れる事のない思い出となりました」

「僕は今年で長野を去り新たなチャレンジをします。パルセイロのJ2昇格という物語を僕も陰ながら応援しています。3年間お世話になりました。ありがとうございました」

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