vol.3/セネガル代表【カタールW杯出場国ガイド】日韓大会以来のGS突破目指すアフリカ王者
2022.11.17 18:20 Thu
11月20日、フットボール界における4年に1度の祭典、ワールドカップがカタールの地で遂に開幕する。約1カ月の激闘をより深く、より楽しむべく、超ワールドサッカー編集部が出場国32カ国ガイドを作成。3カ国目は、アフリカ王者セネガルを紹介する。◆セネガル代表
監督:アリウ・シセ
主将:カリドゥ・クリバリ
予選成績:5勝1分
W杯出場数:2大会連続3回目
W杯最高位:ベスト8
FIFAランク:18位
◆気がかりな絶対的エースのコンディション

前回大会では日本代表と同居したグループで3位に終わり、悔しいグループステージ敗退に終わったセネガル。予選ではトーゴ代表が同居した2次予選を5勝1分けと余裕の戦績で突破すると、プレーオフではエジプト代表と対戦。当時リバプールに在籍していたFWマネが同寮サラーと対峙したことが大きな話題となった中、その激闘をPK戦の末に制して2大会連続での出場を決めた。
近年のアフリカサッカー界を牽引する存在であるセネガルは2015年から指揮を執るアリウ・シセ監督の下、FWマネの打開力を存分に生かすべく前回大会から継続して[4-3-3]を採用している。
守護神はメンディ。昨季移籍したチェルシーで抜群の存在感を示し、ワールドクラスの実力を持つことを証明した。今季はやや調子を落とし、凡ミスも目立って控えに回りもしたが、本来のパフォーマンスを取り戻せば手が付けられないハイレベルなGKだ。
中盤には働き者のMFイドリッサ・ゲイェを筆頭にハードワーカーが揃い、高速カウンターをサポートする。そしてマネと共に高速カウンターを担うのがFWサールだ。前回大会でもDF長友相手にその快速で苦しめたことは記憶に新しいところだ。
◆超WS的注目プレーヤー
FWサディオ・マネ(バイエルン)

現セネガルにおいて名実ともにNo.1の存在がマネだ。ウイングだけでなくセンターフォワードとしても高い能力を発揮することを証明した昨季のリバプールでの活躍。そのマネはW杯直前、右足の腓骨を負傷し、大会出場が危ぶまれる事態に陥った。無事にメンバー入りはしたものの初戦のオランダ戦欠場が確定。主力が本調子でない中、負傷を抱えるマネだが、日韓W杯以来となるグループステージ突破を果たすには彼の活躍が欠かせない。
◆登録メンバー
GK
1.エドゥアール・メンディ(チェルシー/イングランド)
23.セニー・ディエン(QPR/イングランド)
26.アルフレッド・ゴミス(スタッド・レンヌ/フランス)
DF
2.イスマイル・ヤコブス(モナコ/フランス)
3.カリドゥ・クリバリ(チェルシー/イングランド)
4.アブドゥ・ディアロ(RBライプツィヒ/ドイツ)
7.ユスフ・サバリ(レアル・ベティス/スペイン)
8.シェイフ・クヤテ(ノッティンガム・フォレスト/イングランド)
11.フォルモーゼ・メンディ(アミアン/フランス)
12.パペ・アブー・シセ(オリンピアコス/ギリシャ)
14.ムスタファ・ナメ(パフォス/キプロス)
22.フォデ・バロ=トゥーレ(ミラン/イタリア)
MF
5.イドリサ・グイエ(エバートン/イングランド)
6.ナンパリイズ・メンディ(レスター・シティ/イングランド)
13.パプ・グイエ(マルセイユ/フランス)
15.クレパン・ディアッタ(モナコ/フランス)
16.パテ・シス(ラージョ・バジェカーノ/スペイン)
17.パプ・サール(トッテナム/イングランド)
24.ママドゥ・ルム・エンディアイエ(レディング/イングランド)
FW
9.イリマン・エンディアイェ(シェフィールド・ユナイテッド/イングランド)
10.サディオ・マネ(バイエルン/ドイツ)
18.イスマイラ・サール(ワトフォード/イングランド)
19.ファマラ・ディエディウ(アランヤスポル/トルコ)
20.アフマドゥ・バンバ・ディエング(マルセイユ/フランス)
21.ブライエ・ディア(サレルニターナ/イタリア)
25.ニコラス・ジャクソン(ビジャレアル/スペイン)
◆グループステージ日程
▽11/21
《25:00》
vsオランダ代表
@アル・トゥマーマ・スタジアム
▽11/25
《22:00》
vsカタール代表
@アル・トゥマーマ・スタジアム
▽11/29
《24:00》
vsエクアドル代表
@ハリファ国際スタジアム
監督:アリウ・シセ
主将:カリドゥ・クリバリ
予選成績:5勝1分
W杯出場数:2大会連続3回目
W杯最高位:ベスト8
FIFAランク:18位
◆気がかりな絶対的エースのコンディション

Getty Images
前回大会では日本代表と同居したグループで3位に終わり、悔しいグループステージ敗退に終わったセネガル。予選ではトーゴ代表が同居した2次予選を5勝1分けと余裕の戦績で突破すると、プレーオフではエジプト代表と対戦。当時リバプールに在籍していたFWマネが同寮サラーと対峙したことが大きな話題となった中、その激闘をPK戦の末に制して2大会連続での出場を決めた。
守護神はメンディ。昨季移籍したチェルシーで抜群の存在感を示し、ワールドクラスの実力を持つことを証明した。今季はやや調子を落とし、凡ミスも目立って控えに回りもしたが、本来のパフォーマンスを取り戻せば手が付けられないハイレベルなGKだ。
ディフェンスリーダーは長年ナポリで不動の地位を築いてきたDFクリバリ。フィジカル能力、高い戦術眼と申し分ないセンターバックだが、今季は移籍先のチェルシーで初挑戦のプレミアリーグに馴染めず、思うようなプレーができていない。メンディと共に不安要素だが、代表では本来の姿を見せられるか。
中盤には働き者のMFイドリッサ・ゲイェを筆頭にハードワーカーが揃い、高速カウンターをサポートする。そしてマネと共に高速カウンターを担うのがFWサールだ。前回大会でもDF長友相手にその快速で苦しめたことは記憶に新しいところだ。
◆超WS的注目プレーヤー
FWサディオ・マネ(バイエルン)

Getty Images
現セネガルにおいて名実ともにNo.1の存在がマネだ。ウイングだけでなくセンターフォワードとしても高い能力を発揮することを証明した昨季のリバプールでの活躍。そのマネはW杯直前、右足の腓骨を負傷し、大会出場が危ぶまれる事態に陥った。無事にメンバー入りはしたものの初戦のオランダ戦欠場が確定。主力が本調子でない中、負傷を抱えるマネだが、日韓W杯以来となるグループステージ突破を果たすには彼の活躍が欠かせない。
◆登録メンバー
GK
1.エドゥアール・メンディ(チェルシー/イングランド)
23.セニー・ディエン(QPR/イングランド)
26.アルフレッド・ゴミス(スタッド・レンヌ/フランス)
DF
2.イスマイル・ヤコブス(モナコ/フランス)
3.カリドゥ・クリバリ(チェルシー/イングランド)
4.アブドゥ・ディアロ(RBライプツィヒ/ドイツ)
7.ユスフ・サバリ(レアル・ベティス/スペイン)
8.シェイフ・クヤテ(ノッティンガム・フォレスト/イングランド)
11.フォルモーゼ・メンディ(アミアン/フランス)
12.パペ・アブー・シセ(オリンピアコス/ギリシャ)
14.ムスタファ・ナメ(パフォス/キプロス)
22.フォデ・バロ=トゥーレ(ミラン/イタリア)
MF
5.イドリサ・グイエ(エバートン/イングランド)
6.ナンパリイズ・メンディ(レスター・シティ/イングランド)
13.パプ・グイエ(マルセイユ/フランス)
15.クレパン・ディアッタ(モナコ/フランス)
16.パテ・シス(ラージョ・バジェカーノ/スペイン)
17.パプ・サール(トッテナム/イングランド)
24.ママドゥ・ルム・エンディアイエ(レディング/イングランド)
FW
9.イリマン・エンディアイェ(シェフィールド・ユナイテッド/イングランド)
10.サディオ・マネ(バイエルン/ドイツ)
18.イスマイラ・サール(ワトフォード/イングランド)
19.ファマラ・ディエディウ(アランヤスポル/トルコ)
20.アフマドゥ・バンバ・ディエング(マルセイユ/フランス)
21.ブライエ・ディア(サレルニターナ/イタリア)
25.ニコラス・ジャクソン(ビジャレアル/スペイン)
◆グループステージ日程
▽11/21
《25:00》
vsオランダ代表
@アル・トゥマーマ・スタジアム
▽11/25
《22:00》
vsカタール代表
@アル・トゥマーマ・スタジアム
▽11/29
《24:00》
vsエクアドル代表
@ハリファ国際スタジアム
セネガルの関連記事
ワールドカップの関連記事
|
セネガルの人気記事ランキング
1
高価なものなんかいらない! 心優しきマネ「少しでもみんなに還元する」
リバプールに所属するセネガル代表FWサディオ・マネが金銭の使い方についての考えを述べている。スペイン『アス』が『nsemwoha.com』を引用して伝えた。 昨季、チャンピオンズリーグ(CL)を制したリバプール。その攻撃の一角を担っているマネは、2016年夏にサウサンプトンから加入して以降、瞬く間にトッププレイヤーへと駆け上がっていった。 多くのスター選手たちと同じように高額な給与を貰っているマネだが、それを私利私欲のために使わず、貧困に困っている人々の助けになってほしいと、謙虚な姿勢をみせた。 「フェラーリ10台、高価な腕時計20個、自家用ジェット2機…そんなもの必要かい?」 「僕は貧しくて畑で働かなくてはならなかったんだ。裸足でサッカーをし、教育など多くのことができなかった中で必死に生き抜いたよ」 「今はサッカーのおかげで稼いだお金で人々を助けることができるよ。学校やスタジアムを建て、貧困に苦しむ人々に衣服や靴、食料を提供したり、貧しい地域に住む家庭に月々70ユーロ(約8000円)を寄付したりすることができる」 「高級車、高級住宅、旅行、飛行機さえいらない。僕がこれまで受けたものを少しでもみんなに還元することを望んでいるよ」 2019.10.18 17:40 Fri2
セネガルがマネの2ゴールでブラジルとの打ち合いに逆転勝利!《国際親善試合》
国際親善試合のブラジル代表vsセネガル代表が20日にリスボンで行われ、セネガルが2-4で逆転勝利した。 17日に行われたギニア代表戦をロドリゴ、ミリトン、ヴィニシウスのレアル・マドリー3選手のゴールなどで4-1と快勝したブラジル。アフリカ屈指の強豪セネガルと対峙した中2日での一戦では先発2人を変更。カゼミロとロドリゴに代えてブルーノ・ギマランイス、マウコムを起用した。 対するセネガル代表は、クリバリやマネ、イスマイラ・サール、ニアカテといった選手がスタメンに名を連ねた。 試合は中立地でのフレンドリーマッチらしいややゆったりとしたリズムで進んでいく。だが、地力で勝るブラジルが最初のチャンスをゴールに結びつける。 11分、左サイドのスペースでボールを持ったヴィニシウスが絶妙なクロスを上げると、ゴール前でうまくフリーとなったパケタのヘディングシュートが決まった。 幸先よく先制に成功したブラジルは、一気に攻勢を強める。13分、右サイドのマウコムからのスルーパスに抜け出したリシャルリソンがボックス右で放ったシュートはわずかに枠の左に外れる。この直後にはボックス内で仕掛けたヴィニシウスがパテ・シスに足を踏まれてPKを獲得。だが、抜け出しの際のオフサイドを取られ、最終的には取り消しに。 すると、15分を過ぎた辺りからセネガルが押し返していくと、こちらも少ない決定機を着実にゴールへつなげる。22分、右サイドから入れたクロスがゴール前で混戦を生むと、ボックス中央で相手DFのヘディングでのクリアに反応したハビブ・ディアロが抑えの利いた見事な右足のボレーシュートをゴール左隅へ突き刺した。 1-1のイーブンに戻った試合はここから一進一退の攻防に。基本的にはブラジルがボールを握る時間が長いものの、セネガルもカウンターからフィニッシュまで持ち込む。その流れで相手のバックパスのミスを付いたパプ・ゲイエのシュートがGKエデルソンを脅かす場面も。 その後、終盤にかけて攻撃のギアを上げたブラジルは前半アディショナルタイムにボックス手前の好位置で得たFKをダニーロが直接狙うが、枠を捉えた強烈なシュートはGKディアウのセーブに阻まれた。 互いにハーフタイムでのメンバー変更なしで臨んだ後半も拮抗した展開となったが、思わぬ形からセネガルに逆転ゴールが生まれた。 52分、ボックス手前でディアロ、マネが粘ってボックス右に走り込んだサールがヘディングでゴール前に折り返すと、DFマルキーニョスの懸命なクリアがそのままゴールネットに決まった。 これで勢いづくセネガルは直後の55分に追加点まで奪取。サールのスルーパスに抜け出したパプ・ゲイエの鋭い反転シュートはGKエデルソンの好守に阻まれたが、こぼれ球を繋ぐ。そして、ボックス左からわずかに内側へ運んだマネの完璧な右足のコントロールシュートがファーポストに突き刺さった。 フレンドリーマッチとはいえ、負けられないブラジルは直後に2枚替えを敢行。リシャルリソンとマウコムを下げてペドロ、ホニを投入する。すると、58分には右CKの流れからルーズボールに反応したマルキーニョスの浮き球のシュートがうまくゴール右隅に決まった。 点差が縮まったことで、ここからよりオープンな展開が期待されたものの、徐々に試合は膠着。ブラジルはアンドレやヴェイガと国内組をピッチに送り込んでいく。これに対してセネガルは80分を過ぎてクヤテやジャクソンといった選手を投入。 試合終盤にかけては球際の激しい攻防によって小競り合いが発生するなど、スタジアムのボルテージが一気に上がったものの、ゴール前の攻防では見せ場を作れない。 だが、試合終了間際にはジャクソンがボックス内でGKエデルソンに倒されて得たPKをキッカーのマネが冷静に決め、セネガルに勝利を決定づける4点目が生まれた。 そして、南米の強豪とアフリカの強豪が激突した白熱のフレンドリーマッチは、セネガルが2-4で逆転勝利した。 ブラジル代表 2-4 セネガル代表 【ブラジル】 パケタ(11分) マルキーニョス(58分) 【セネガル】 ハビブ・ディアロ(22分) オウンゴール(52分) マネ(55分) マネ(97分[PK]) 2023.06.21 06:07 Wed3
サッカー界から大統領へ…ボルトンやリバプールなどで活躍した元セネガル代表FWディウフ氏が決意
▽かつてリバプールやボルトンなどで活躍した元セネガル代表のエル=ハッジ・ディウフ氏(37)が大統領就任を目指しているようだ。イギリス『FourFourTwo』が報じた。 ▽ディウフ氏は、ソショーの下部組織で育ち、スタッド・レンヌやランスでプレー。2002年7月にリバプールへと加入した。その後はイングランドでプレーを続け、ボルトン、サンダーランド、ブラックバーンなどでプレー。最後はマレーシアでプレーし、2016年1月に現役を引退した。 ▽ディウフ氏は、“リベリアの怪人”として名を馳せた、リベリアの元大統領でもあるジョージ・ウェア氏に影響されたと語った。 「私は、自分自身と家族のことを見据えている。何年も前からサッカーについて考えているが、新たなキャリア、政治的なキャリアに進もうと考えている」 「私は、母国には何かを変える私を待っている人々がいる。若者にとって戦う戦士になりたいと思っている。その準備ができており、政治の道に進むことを決心した」 「未来は決まっている。この先の2年間で政治に参加する。なぜなら、フットボールで多くのことを変えられたことをしっているうからだ。政治に対して多くの情熱がある」 ▽ディウフ氏は、現役時代からアフリカサッカー界に警鐘を鳴らしており、それが原因で代表チームを追放された経験もある。2002年の日韓ワールドカップにも出場し、ペレ氏が選んだ「FIFA100」にも名を連ねるなど、アフリカサッカー界では多くの功績を残してきた。果たして、母国の大統領になることはできるだろうか。 2018.02.08 22:05 Thu4
連勝で逆転のコロンビアが首位通過! セネガルはフェアプレーポイントに泣きグループリーグ敗退…《ロシアW杯》
▽ロシア・ワールドカップ(W杯)グループH最終節、セネガル代表vsコロンビア代表が28日にサマーラ・アリーナで行われ、コロンビアが1-0で勝利した。この結果、コロンビアの首位通過およびセネガルの敗退が決定した。 ▽初戦のポーランド戦を2-1とスコア以上の差で快勝して白星スタートとしたセネガルは、続く日本戦を2度リードしながらも追いつかれ、引き分けに終わった。コロンビア戦では引き分け以上で自力突破を決められ、負けたとしても日本が敗れれば突破の可能性がある。A・シッセ監督はこの最終戦に向けて先発3人を変更。ムサ・ワゲ、A・エンディアイエ、P・エンディアイエに代えてガッサーマ、クヤテ、ケイタを起用した。 ▽一方、早々に退場者を出した日本戦を落としたコロンビアだったが、2戦目のポーランド戦を3-0と完勝。ファルカオ、クアドラードらにゴールが生まれた他、負傷明けのハメス・ロドリゲスが復調し、キンテーロが好調を持続と、攻撃陣が躍動した。勢いに乗ったコロンビアは勝利で自力突破、引き分けでも日本が敗戦すれば逆転突破となる。ポーランド戦からは先発2人を変更。負傷のアギラールに代わってウリベ、バリオスに代わって出場停止明けのカルロス・サンチェスが復帰した。 ▽マネとニアンの2トップを採用したセネガルが高い位置からコロンビアのビルドアップをけん制し、立ち上がりは拮抗した展開が続く。互いになかなかフィニッシュの場面を作りだせない中、12分にはコロンビアがセットプレーから決定機を創出。12分、ボックス手前右で得たFKをキッカーのキンテーロが壁の間を抜いてゴール左隅を狙うが、これはGKカディム・エンディアイエが好守で阻む。 ▽一方、立ち上がりから素早い攻守の切り替えでカウンターチャンスを作っていたセネガルは17分に決定機を迎える。左サイドでセンターバックをつり出して前線のマネに斜めのスルーパスが出ると、ボックス内でDFダビンソン・サンチェスとマネが交錯。ここで主審はD・サンチェスのファウルを取りセネガルにPKが与えられる。しかし、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による検証が行われると、D・サンチェスが先にボールをクリアしたと判定が覆った。 ▽VARに救われたコロンビアだが、相手に前から嵌められる状態が続きなかなか良い形でボールを前に運べない。27分にはカウンターからボックス左に抜け出したマネに決定機を許すが、ここはD・サンチェスが見事なスライディングでカバー。だが、序盤から足を気にしていたハメス・ロドリゲスがピッチに座り込んでしまい、プレー続行不可能に。これを受けて31分にムリエルが緊急投入された。 ▽その後もセネガルのカウンターに苦しめられてセットプレー以外に決定機を作れないコロンビアだが、D・サンチェスを中心とした守備陣が何とか耐え抜きゴールレスで前半を終えた。 ▽後半に入ってコロンビアの攻撃が徐々に機能し始めるも、セネガルの堅守をこじ開けるまでには至らず。一方、セネガルは前半に比べてカウンターが機能しない中で64分にはボックス手前で得たFKをマネが直接狙うもこれは壁に阻まれる。 ▽その後も拮抗した展開が続く中、セットプレーから均衡が破れる。74分、コロンビアの左CKの場面でキッカーのキンテーロが精度の高いボールを入れると、ニアに走り込んできたミナが頭で合わせると、ピッチに叩きつけたボールがGKの腕を弾いてゴールネットを揺らした。 ▽同時刻開催の試合で日本がポーランドに0-1で負けているため、このままではフェアプレーポイントの差で敗退となるセネガルはここからコナテ、D・サコーと攻撃的なカードを切って同点ゴールを目指す。一方、コロンビアは後方に重心を置いてリードを守りつつカウンターから2点目を目指す展開に。 ▽試合終盤にかけて決死の猛攻を見せたセネガルだったが、コロンビアの堅守を最後まで破ることはできず、試合はこのままタイムアップ。この結果、連勝コロンビアの首位通過が決定。一方、日本と勝ち点、得失点差、総得点まで並んだセネガルだったが、フェアプレーポイントでわずかに及ばず無念のグループリーグ敗退が決定した。 2018.06.29 01:09 Fri5