【ELグループステージ総括】日本人選手6クラブが決勝T進出! PLメガクラブとローマ勢に明暗
2022.11.04 20:10 Fri
2022-23シーズンのヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ全日程が3日に終了した。今大会にはアーセナル、マンチェスター・ユナイテッドの優勝候補2チームに加え、ラツィオやローマ、ベティスといった5大リーグの強豪クラブが参戦。また、日本人選手7人が参戦した。
昨季は比較的地味な顔ぶれとなったグループステージだったが、今季はアーセナルとユナイテッドという2つのメガクラブが参戦した。
アルテタ体制4シーズン目で戦術の浸透、若手の台頭に勝者のメンタリティを持つFWガブリエウ・ジェズス、MFジンチェンコら即戦力の加入で力を増すアーセナル。プレミアリーグではマンチェスター・シティやリバプールらを抑えて首位を維持する中、PSVとボデ/グリムト、チューリッヒと同居したグループAを順当に首位通過した。
チャンピオンズリーグ(CL)と異なり、ある程度メンバーを落とせるELではターンオーバーが可能となった中、負傷明けでコンディションを上げたい主力や若手、控え選手をメインスカッドに据えた。リーグ戦での序列を引っくり返すような選手は現れなかったものの、MFファビオ・ヴィエイラやFWマルキーニョスの成長を促すと共に、ポジション争いをある程度活性化させることに成功。4連勝で2位以内を確定させた後はPSV相手の初黒星、格下チューリッヒ相手に思わぬ苦戦を強いられたが、目標だったラウンド16ストレートインをきっちり決めている。
ただ、格下相手に大勝したゲームは3-0で勝利した第5節のシェリフ戦のみで、決定力不足や試合運びのまずさを露呈。最終節では敵地でソシエダにリベンジを果たしたが、グループ全体の得失点差で及ばず、グループ2位でプレーオフへ回る形に。戦術面の浸透はある程度進んだが、最終節でトップチーム初ゴールを挙げた18歳FWガルナチョを除き若手や控えの台頭は皆無。守護神デ・ヘアが出ずっぱりでセカンドGKドゥブラフカら控えGKの実戦不足は有事の際の懸念材料だ。
そのイングランドの強豪2クラブと共にグループステージ時点では優勝候補の一角に挙がった強豪クラブでは、今大会に相性が良いスペイン勢のベティス、フライブルク、フェネルバフチェらが安定したパフォーマンスで首位通過を決定。一方、ローマとラツィオのイタリア勢は共に厳しいグループステージとなった。
前述のベティスと同じグループCに同居したローマは、昨季のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝の実績に加え、FWディバラ、FWベロッティ、MFワイナルドゥム、MFマティッチら実力者を補強し、勝負師モウリーニョの存在もあって開幕前には優勝候補の一角に挙がった。しかし、その新戦力の中でワイナルドゥムとディバラが長期離脱、ベロッティも不振に陥ってチームとして苦戦。ベティス相手の1敗1分けは別として、格下ルドゴレツにも敗戦する屈辱を味わった。そして、3位で最終節を迎えた中、ルドゴレツに薄氷の勝利を飾って逆転でのプレーオフ行きを決めるので精いっぱいだった。
そのローマ以上に苦戦したのが、サッリ体制2年目のラツィオ。昨季の主力をほぼ残留させ、MFベシーノやDFロマニョーリら実力者を補強したが、主砲インモービレのバックアップ不在が響く形に。フェイエノールト、ミッティラン、シュトゥルム・グラーツと決して厳しいグループではなかったが、ミッティランに屈辱の1-5の大敗、煮え切らないシュトゥルム・グラーツとの2戦連続ドロー。思うように勝ち点を伸ばせずにいると、首位で迎えたフェイエノールトとの最終節では0-1と競り負け、全チームが勝ち点8で並ぶ異例の大混戦の中で3位敗退。ECLのプレーオフに回ることになった。
その他では元レアル・マドリーDFマルセロやDFヴルサリコ、FWファン・ウィジョら積極補強で注目を集めたオリンピアコス、今大会の常連であるディナモ・キーウ、ブラガ、ツルヴェナ・ズヴェズダといったクラブが無念の敗退となっている。
なお、来年2月半ばに開催されるプレーオフでは各グループの2位通過チームと、CLグループステージ3位敗退組からバルセロナ、ユベントスのメガクラブに加え、セビージャ、アヤックス、レバークーゼン、スポルティングCPら強豪が激突。各チームの勝ち上がり次第ではラウンド16以降は例年以上の豪華な対戦カードが期待できそうだ。
◆6選手が決勝T進出~日本人選手~
今シーズンのELグループステージではアーセナルのDF冨安健洋、ソシエダのMF久保建英、フライブルクのMF堂安律、モナコのFW南野拓実、ウニオン・ベルリンのMF原口元気、ユニオン・サン=ジロワーズのDF町田浩樹、ヘルシンキのMF田中亜土夢ら7人の日本人選手がプレーした。
その中で冨安、久保、堂安、町田の4選手が首位通過でのラウンド16ストレートイン、南野と原口が2位通過でのプレーオフ行きを決めている。
グループステージで活躍が光ったのは、ビジャレアル時代以来2シーズンぶりのEL参戦となった久保と昨季PSV時代に続き2シーズン連続の参戦となった堂安の日本代表アタッカーコンビ。
“ラ・レアル”加入以降、絶対的な主力に君臨する久保は、左肩の脱臼で欠場したユナイテッドとの最終節を除き5試合に出場。相棒FWセルロートとのホットラインで2アシストを記録したほか、ユナイテッドとのアウェイでの初戦では“夢の劇場”で躍動感あるパフォーマンスをみせ、格上の守備陣を圧倒。チームの首位通過に尽力している。
一方、堂安はフライブルクがEL初参戦となった中で今大会を知る貴重な存在として攻撃を牽引。5試合の出場で1ゴール1アシストを記録。初戦のカラバフ戦ではチームに歴史的勝利をもたらす決勝点、第3節のナント戦では決勝点をアシストする決定的な仕事を果たしている。
アーセナルの首位通過に貢献した冨安はグループステージ全試合に出場。DFホワイトとの右サイドバックでのポジション争いで後れを取ったシーズン序盤はリーグ戦でクローザー起用が続いた中、チューリッヒとボデ/グリムトとの2試合でフル出場。ここでのパフォーマンスが評価されてリーグ戦でも左右のサイドバックでポジションを奪取すると、首位攻防となったPSVとの第4節ではチームを勝利に導く今季公式戦初アシストを記録した。最終節のチューリッヒ戦では筋肉系のトラブルで途中出場からの負傷交代となったが、決勝トーナメントでは主力としての活躍が期待されるところだ。
なお、クラブ史上初のEL参戦となったサン=ジロワーズの町田は開幕から臀部の負傷が長引き長期離脱を強いられており、チームが首位通過の快挙を成し遂げた中でグループステージは全試合欠場に。ラウンド16以降でのELデビューを目指す。
2位通過組ではウニオンの原口が全試合に出場し、南野は3試合の出場にとどまった。これまでウニオンの中盤の主力を担ってきた原口だが、ブンデスリーガで首位に立つ絶好調のチームにおいて大きく序列を下げている。そういった中、ELでは3試合の先発出場を含めて十分なプレー機会を得たが、リーグ戦での序列を覆すまでのアピールはできなかった。一方の南野は鳴り物入りでの加入も、CL予備予選での低調なパフォーマンスによって大きく評価を落とすと、リーグ・アンとELの両コンペティションでも完全に控えの立場に甘んじた。
昨季はECLでプレーしたものの、自身初のELグループステージを戦った田中はいずれも途中出場で2試合に出場。ベティスとローマという強豪と同居したこともあり、チームは最下位での敗退となっている。
▽ELグループステージ最終順位
◆グループA
1. アーセナル(勝ち点15)
――EL決勝T進出――
2. PSV(勝ち点13)
―EL決勝T・PO進出―
3. ボデ/グリムト(勝ち点4)
―ECL決勝T・PO進出―
4. チューリッヒ(勝ち点3)
◆グループB
1. フェネルバフチェ(勝ち点14)
――EL決勝T進出――
2. スタッド・レンヌ(勝ち点12)
―EL決勝T・PO進出―
3. AEKラルナカ(勝ち点5)
―ECL決勝T・PO進出―
4. ディナモ・キーウ(勝ち点1)
◆グループC
1. レアル・ベティス(勝ち点16)
――EL決勝T進出――
2. ローマ(勝ち点10)
―EL決勝T・PO進出―
3. ルドゴレツ(勝ち点7)
―ECL決勝T・PO進出―
4. ヘルシンキ(勝ち点1)
◆グループD
1. ユニオン・サン=ジロワーズ(勝ち点13)
――EL決勝T進出――
2. ウニオン・ベルリン(勝ち点12)
―EL決勝T・PO進出―
3. ブラガ(勝ち点10)
―ECL決勝T・PO進出―
4. マルメ(勝ち点0)
◆グループE
1. レアル・ソシエダ(勝ち点15)
――EL決勝T進出――
2. マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点15)
―EL決勝T・PO進出―
3. シェリフ(勝ち点6)
―ECL決勝T・PO進出―
4. オモニア(勝ち点0)
◆グループF
1. フェイエノールト(勝ち点8)
――EL決勝T進出――
2. ミッティラン(勝ち点8)
―EL決勝T・PO進出―
3. ラツィオ(勝ち点8)
―ECL決勝T・PO進出―
4. シュトゥルム・グラーツ(勝ち点8)
◆グループG
1. フライブルク(勝ち点14)
――EL決勝T進出――
2. ナント(勝ち点9)
―EL決勝T・PO進出―
3. カラバフ(勝ち点8)
―ECL決勝T・PO進出―
4. オリンピアコス(勝ち点2)
◆グループH
1. フェレンツヴァーロシュ(勝ち点10)
――EL決勝T進出――
2. モナコ(勝ち点10)
―EL決勝T・PO進出―
3. トラブゾンスポル(勝ち点9)
―ECL決勝T・PO進出―
4. ツルヴェナ・ズヴェズダ(勝ち点6)
◆CL3位敗退組
アヤックス(オランダ)
レバークーゼン(ドイツ)
バルセロナ(スペイン)
スポルティングCP(ポルトガル)
レッドブル・ザルツブルク(オーストリア)
シャフタール(ウクライナ)
セビージャ(スペイン)
ユベントス(イタリア)
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ここでは、注目クラブや日本人選手の所属するチームを中心にグループステージを総括していきたい。◆アーセナルが順当首位通過、苦戦ローマ勢に明暗Getty Images
昨季は比較的地味な顔ぶれとなったグループステージだったが、今季はアーセナルとユナイテッドという2つのメガクラブが参戦した。
チャンピオンズリーグ(CL)と異なり、ある程度メンバーを落とせるELではターンオーバーが可能となった中、負傷明けでコンディションを上げたい主力や若手、控え選手をメインスカッドに据えた。リーグ戦での序列を引っくり返すような選手は現れなかったものの、MFファビオ・ヴィエイラやFWマルキーニョスの成長を促すと共に、ポジション争いをある程度活性化させることに成功。4連勝で2位以内を確定させた後はPSV相手の初黒星、格下チューリッヒ相手に思わぬ苦戦を強いられたが、目標だったラウンド16ストレートインをきっちり決めている。
一方、テン・ハグ新体制でリーグ戦のスタートダッシュに失敗したユナイテッドは、ELの舞台でも苦戦。開幕前はレアル・ソシエダ、シェリフ、オモニア相手に首位通過は堅いと思われたが、ホーム開催の開幕節でソシエダに0-1の敗戦スタート。本来であれば、リーグを最優先にELでは積極的にターンオーバーを実施したいところだったが、戦術面の浸透と結果を優先するオランダ人指揮官はバックラインを中心に比較的主力を起用し続けた。
ただ、格下相手に大勝したゲームは3-0で勝利した第5節のシェリフ戦のみで、決定力不足や試合運びのまずさを露呈。最終節では敵地でソシエダにリベンジを果たしたが、グループ全体の得失点差で及ばず、グループ2位でプレーオフへ回る形に。戦術面の浸透はある程度進んだが、最終節でトップチーム初ゴールを挙げた18歳FWガルナチョを除き若手や控えの台頭は皆無。守護神デ・ヘアが出ずっぱりでセカンドGKドゥブラフカら控えGKの実戦不足は有事の際の懸念材料だ。
そのイングランドの強豪2クラブと共にグループステージ時点では優勝候補の一角に挙がった強豪クラブでは、今大会に相性が良いスペイン勢のベティス、フライブルク、フェネルバフチェらが安定したパフォーマンスで首位通過を決定。一方、ローマとラツィオのイタリア勢は共に厳しいグループステージとなった。
前述のベティスと同じグループCに同居したローマは、昨季のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)優勝の実績に加え、FWディバラ、FWベロッティ、MFワイナルドゥム、MFマティッチら実力者を補強し、勝負師モウリーニョの存在もあって開幕前には優勝候補の一角に挙がった。しかし、その新戦力の中でワイナルドゥムとディバラが長期離脱、ベロッティも不振に陥ってチームとして苦戦。ベティス相手の1敗1分けは別として、格下ルドゴレツにも敗戦する屈辱を味わった。そして、3位で最終節を迎えた中、ルドゴレツに薄氷の勝利を飾って逆転でのプレーオフ行きを決めるので精いっぱいだった。
そのローマ以上に苦戦したのが、サッリ体制2年目のラツィオ。昨季の主力をほぼ残留させ、MFベシーノやDFロマニョーリら実力者を補強したが、主砲インモービレのバックアップ不在が響く形に。フェイエノールト、ミッティラン、シュトゥルム・グラーツと決して厳しいグループではなかったが、ミッティランに屈辱の1-5の大敗、煮え切らないシュトゥルム・グラーツとの2戦連続ドロー。思うように勝ち点を伸ばせずにいると、首位で迎えたフェイエノールトとの最終節では0-1と競り負け、全チームが勝ち点8で並ぶ異例の大混戦の中で3位敗退。ECLのプレーオフに回ることになった。
その他では元レアル・マドリーDFマルセロやDFヴルサリコ、FWファン・ウィジョら積極補強で注目を集めたオリンピアコス、今大会の常連であるディナモ・キーウ、ブラガ、ツルヴェナ・ズヴェズダといったクラブが無念の敗退となっている。
なお、来年2月半ばに開催されるプレーオフでは各グループの2位通過チームと、CLグループステージ3位敗退組からバルセロナ、ユベントスのメガクラブに加え、セビージャ、アヤックス、レバークーゼン、スポルティングCPら強豪が激突。各チームの勝ち上がり次第ではラウンド16以降は例年以上の豪華な対戦カードが期待できそうだ。
◆6選手が決勝T進出~日本人選手~
Getty Images
今シーズンのELグループステージではアーセナルのDF冨安健洋、ソシエダのMF久保建英、フライブルクのMF堂安律、モナコのFW南野拓実、ウニオン・ベルリンのMF原口元気、ユニオン・サン=ジロワーズのDF町田浩樹、ヘルシンキのMF田中亜土夢ら7人の日本人選手がプレーした。
その中で冨安、久保、堂安、町田の4選手が首位通過でのラウンド16ストレートイン、南野と原口が2位通過でのプレーオフ行きを決めている。
グループステージで活躍が光ったのは、ビジャレアル時代以来2シーズンぶりのEL参戦となった久保と昨季PSV時代に続き2シーズン連続の参戦となった堂安の日本代表アタッカーコンビ。
“ラ・レアル”加入以降、絶対的な主力に君臨する久保は、左肩の脱臼で欠場したユナイテッドとの最終節を除き5試合に出場。相棒FWセルロートとのホットラインで2アシストを記録したほか、ユナイテッドとのアウェイでの初戦では“夢の劇場”で躍動感あるパフォーマンスをみせ、格上の守備陣を圧倒。チームの首位通過に尽力している。
一方、堂安はフライブルクがEL初参戦となった中で今大会を知る貴重な存在として攻撃を牽引。5試合の出場で1ゴール1アシストを記録。初戦のカラバフ戦ではチームに歴史的勝利をもたらす決勝点、第3節のナント戦では決勝点をアシストする決定的な仕事を果たしている。
アーセナルの首位通過に貢献した冨安はグループステージ全試合に出場。DFホワイトとの右サイドバックでのポジション争いで後れを取ったシーズン序盤はリーグ戦でクローザー起用が続いた中、チューリッヒとボデ/グリムトとの2試合でフル出場。ここでのパフォーマンスが評価されてリーグ戦でも左右のサイドバックでポジションを奪取すると、首位攻防となったPSVとの第4節ではチームを勝利に導く今季公式戦初アシストを記録した。最終節のチューリッヒ戦では筋肉系のトラブルで途中出場からの負傷交代となったが、決勝トーナメントでは主力としての活躍が期待されるところだ。
なお、クラブ史上初のEL参戦となったサン=ジロワーズの町田は開幕から臀部の負傷が長引き長期離脱を強いられており、チームが首位通過の快挙を成し遂げた中でグループステージは全試合欠場に。ラウンド16以降でのELデビューを目指す。
2位通過組ではウニオンの原口が全試合に出場し、南野は3試合の出場にとどまった。これまでウニオンの中盤の主力を担ってきた原口だが、ブンデスリーガで首位に立つ絶好調のチームにおいて大きく序列を下げている。そういった中、ELでは3試合の先発出場を含めて十分なプレー機会を得たが、リーグ戦での序列を覆すまでのアピールはできなかった。一方の南野は鳴り物入りでの加入も、CL予備予選での低調なパフォーマンスによって大きく評価を落とすと、リーグ・アンとELの両コンペティションでも完全に控えの立場に甘んじた。
昨季はECLでプレーしたものの、自身初のELグループステージを戦った田中はいずれも途中出場で2試合に出場。ベティスとローマという強豪と同居したこともあり、チームは最下位での敗退となっている。
▽ELグループステージ最終順位
◆グループA
1. アーセナル(勝ち点15)
――EL決勝T進出――
2. PSV(勝ち点13)
―EL決勝T・PO進出―
3. ボデ/グリムト(勝ち点4)
―ECL決勝T・PO進出―
4. チューリッヒ(勝ち点3)
◆グループB
1. フェネルバフチェ(勝ち点14)
――EL決勝T進出――
2. スタッド・レンヌ(勝ち点12)
―EL決勝T・PO進出―
3. AEKラルナカ(勝ち点5)
―ECL決勝T・PO進出―
4. ディナモ・キーウ(勝ち点1)
◆グループC
1. レアル・ベティス(勝ち点16)
――EL決勝T進出――
2. ローマ(勝ち点10)
―EL決勝T・PO進出―
3. ルドゴレツ(勝ち点7)
―ECL決勝T・PO進出―
4. ヘルシンキ(勝ち点1)
◆グループD
1. ユニオン・サン=ジロワーズ(勝ち点13)
――EL決勝T進出――
2. ウニオン・ベルリン(勝ち点12)
―EL決勝T・PO進出―
3. ブラガ(勝ち点10)
―ECL決勝T・PO進出―
4. マルメ(勝ち点0)
◆グループE
1. レアル・ソシエダ(勝ち点15)
――EL決勝T進出――
2. マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点15)
―EL決勝T・PO進出―
3. シェリフ(勝ち点6)
―ECL決勝T・PO進出―
4. オモニア(勝ち点0)
◆グループF
1. フェイエノールト(勝ち点8)
――EL決勝T進出――
2. ミッティラン(勝ち点8)
―EL決勝T・PO進出―
3. ラツィオ(勝ち点8)
―ECL決勝T・PO進出―
4. シュトゥルム・グラーツ(勝ち点8)
◆グループG
1. フライブルク(勝ち点14)
――EL決勝T進出――
2. ナント(勝ち点9)
―EL決勝T・PO進出―
3. カラバフ(勝ち点8)
―ECL決勝T・PO進出―
4. オリンピアコス(勝ち点2)
◆グループH
1. フェレンツヴァーロシュ(勝ち点10)
――EL決勝T進出――
2. モナコ(勝ち点10)
―EL決勝T・PO進出―
3. トラブゾンスポル(勝ち点9)
―ECL決勝T・PO進出―
4. ツルヴェナ・ズヴェズダ(勝ち点6)
◆CL3位敗退組
アヤックス(オランダ)
レバークーゼン(ドイツ)
バルセロナ(スペイン)
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イギリス出身の世界的なシンガーソングライターとして知られるエド・シーランが、マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督に謝罪した。 自身の生まれ故郷でもあるイプスウィッチ・タウンの熱狂的サポーターとしても知られるエド・シーランは、2021-22シーズンに男女の両トップチームのユニフォームスポンサーとなり関係を深めると、2024年8月にはクラブの株式を購入。愛するクラブの少数株主となり、プレミアリーグを戦うクラブを支えている。 足繁くホームゲームに通うエド・シーランだったが、24日にはユナイテッドとのホームゲームで1-1のドロー。エリク・テン・ハグ監督を解任し、アモリム監督のユナイテッド初陣ということもあり注目された中、試合は1-1のドロー。イプスウィッチが追い付いての引き分けとなった。 ただ、事件は試合後に発生。初陣となったアモリム監督は、試合後にイギリス『スカイ・スポーツ』のインタビューを受けており、司会者のケリー・ケイツさんや、解説でユナイテッドOBのロイ・キーン氏、元マンチェスター・シティのイジー・クリスチャンセン氏、元リバプールのジェイミー・レドナップ氏らと話をしていた。 すると、エド・シーランが登場し、レドナップ氏に挨拶。「彼は私と話したいとは思っていないだろう」とアモリム監督について語り「プレミアリーグに戻って来られて嬉しい」と話して、その場を去っていった。 アモリム監督のインタビューがこれにより中断されたわけだが、少々困り顔。ロイ・キーン氏もなんとも言えない表情を見せていたが、エド・シーランはインタビュー中だと思っていなかったとのこと。自身のインスタグラムのストーリーズを25日に更新し、アモリム監督へ謝罪した。 「昨日、アモリムを怒らせてしまったなら謝罪したい。その時、彼がインタビューを受けているとは知らなかった」 「ジェイミーに挨拶と別れを言いに行ったんだ。素晴らしい試合だった。関係者のみなさん、おめでとう」 空気の読めなかったエド・シーランには「このインタビューに彼はいらない」、「流石に常識がない」、「これはプロじゃない」、「これは無礼すぎる」とコメントが寄せられている。 <span class="paragraph-title">【動画】アモリム監督のインタビュー中にまさかの乱入</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/reel/DCw_2k9plRG/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/reel/DCw_2k9plRG/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/reel/DCw_2k9plRG/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Sky Sports(@skysports)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.11.26 10:35 Tue2
アモリム・ユナイテッドが初練習! 負傷離脱続いたメイヌーが復帰、16歳の有望CBも参加
ルベン・アモリム監督がマンチェスター・ユナイテッドで初練習を行った。クラブ公式サイトが伝えた。 スポルティングCPを離れ、ユナイテッドの指揮官に就任したアモリム監督。代表戦によりリーグ戦が中断しているなか、18日にはクラブに残った選手たちと初の練習を行った。 ファーストチームの選手は10名が参加。離脱が続いていたイングランド代表MFコビー・メイヌーやケガにより代表戦を回避したコートジボワール代表FWアマド・ディアロもグループ練習をこなしている。 戦線復帰を目指し、コンディション調整が続くイングランド代表DFルーク・ショー、オランダ代表DFタイレル・マラシア、U-23フランス代表DFレニー・ヨロも新指揮官のもとで練習。また、人数を補うためアカデミーの選手も数名参加した。 なかでも、イギリス『マンチェスター・イブニング・ニュース』が注目したのは、16歳のイングランド人DFゴッドウィル・クコンキ。左利きのセンターバックで、マンチェスター・シティのクロアチア代表DFヨシュコ・グヴァルディオルとの比較が早くもなされる有望株だ。 そんなユナイテッドは24日、プレミアリーグの第12節でイプスウィッチ・タウンとアウェイで対戦。アモリム監督の初陣に向け、急ピッチで仕上げていく。 <span class="paragraph-title">【動画】アモリム監督が指導!復帰へ向かう選手も多数参加</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">High intensity <br>Maximum effort <a href="https://twitter.com/hashtag/MUFC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#MUFC</a> <a href="https://t.co/jrCwRD17Pl">pic.twitter.com/jrCwRD17Pl</a></p>— Manchester United (@ManUtd) <a href="https://twitter.com/ManUtd/status/1858616169823171033?ref_src=twsrc%5Etfw">November 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 16:56 Tue3
「彼らは新しいことにもオープン」初陣控えるユナイテッドのアモリム新監督、3回の練習で手応え「1週間で自分たちのスタイルを変えた」
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が初陣前の会見に臨んだ。クラブ公式サイトが伝えた。 エリク・テン・ハグ監督が退任し、新たにユナイテッドの指揮官に就任したアモリム監督。24日に行われるプレミアリーグ第12節のイプスウィッチ・タウン戦が最初の指揮となる。 インターナショナルマッチウィーク中に練習を行ったアモリム監督は、イプスウィッチ戦前の会見でコメント。2012-13シーズン以来リーグ優勝から遠ざかっているチームだが、復権に自信をのぞかせている。 「私は少し夢想家で、自分のことを信じている。そしてクラブのことも信じている。我々は同じアイデアを持ち、考え方も同じだと思うから、それが助けになるだろう」 「だが、選手たちのことも心から信じている。皆さんがここの選手たちをあまり信じていないことは知っているが、私は大いに信じているし、改善の余地があると思っている」 「新しいことに挑戦したい。皆さんはそれが不可能だと考えるかもしれないが、私は可能だと思っている。どうなるかは見ていればわかるだろう」 また、具体的な改善点にも言及。戦術理解やフィジカルの向上を望んでいるようだ。 「チームとして成長する余地がある。多くの面やゲーム理解の面を改善しなければならない。プレーの仕方が異なり、シーズンの途中で変化していることはわかっている」 「チームのフィジカル面を改善しなければならないと思う。改善したいのはそこだ。それだけだ。どれくらい時間が必要かはわからない」 「マンチェスター・ユナイテッドにいる以上、試合に勝たなければならないことはわかっているし、多くの時間が必要だとは言わない。素晴らしいリーグ、世界最強のリーグで戦うため、優勝を狙うには多くの改善が必要だし、当然多くの時間はかかる。私が言えるのは、試合に勝ち、いずれタイトルを獲得しなければならないということだ」 さらに、実際にユナイテッドの選手たちを指導しての感想も伝えたアモリム監督。前向きな姿勢から手応えを得ているようだ。 「私は選手たちを信頼している。今週から始まったが、1週間、たった3回のトレーニングで彼らは自分たちのスタイルを変えたし、誰もが興奮している」 「彼らは新しいことにもオープンだ。私が求めるのはハードワークと新しいアイデアを信じることだけだ。私はそう感じているし、彼らが私の考えが間違っていると証明するまではそうだ。選手たちのことを信頼している」 <span class="paragraph-title">【動画】アモリムユナイテッドの初練習</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="JtW_5wmyoNA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.11.23 15:04 Sat4
アモリム率いる新生ユナイテッドはドロー発進…守護神オナナ躍動で勝ち点1拾うも前途多難か【プレミアリーグ】
プレミアリーグ第12節、イプスウィッチ・タウンvsマンチェスター・ユナイテッドが24日にポートマン・ロードで行われ、1-1のドローに終わった。 スポルティングCPからシーズン途中の引き抜きとなったルベン・アモリム監督の初陣。前節、レスター・シティに3-0の完勝を収め、ファン・ニステルローイ暫定体制を公式戦3勝1分けの4戦無敗の13位で終え、新指揮官にバトンが渡されたユナイテッド。 インターナショナルマッチウィークの短い準備期間を経たポルトガル人指揮官は、前節トッテナム相手に待望の初勝利を挙げた昇格組相手に白星スタートを狙った。前節からは先発3人を変更し、マルティネスとウガルテ、ホイルンドに代えてエバンス、エリクセン、ガルナチョを起用。システムを[4-2-3-1]から新指揮官の代名詞である[3-4-2-1]に変更。最前線のラッシュフォードの下にブルーノ・フェルナンデスとガルナチョが並んだ。 新生ユナイテッドの出方に注目が集まったなか、開始直後にいきなりゴールをこじ開ける。開始2分、後方からのビルドアップで右サイドへボールを展開すると、ブルーノとのパス交換で前を向いたウイングバックのアマドが快足を飛ばしてDFを振り切って深い位置まで運んでクロスを供給。ゴール前に走り込んだラッシュフォードがGKの寸前でワンタッチで合わせた。 考え得る限りで最高のスタートを切った赤い悪魔は直後にも相手を揺さぶってエリクセンが際どいミドルシュートを放つ。しかし、時間の経過とともにハッチンソンとバーンズの右サイドの仕掛けに手を焼き始めると、11分にはバーンズのグラウンダークロスをペナルティアーク付近のシュモディクスに右足ダイレクトで枠の左隅へ飛ばされるが、ここはGKオナナの好守で事なきを得た。 以降は保持率こそ五分となったが、後方からのビルドアップに苦戦するユナイテッドに対して、イプスウィッチがより効果的にボールを動かしながらアタッキングサードまで前進。決定機まであと一歩という場面を作り出していく。29分にはデラップの仕掛けで得た好位置のFKをハッチンソンが左足で直接狙うが、GKオナナの正面を突く。 前半半ばから終盤にかけては完全にイプスウィッチペースに。前から制限をかけられず、曖昧なミドルブロックで構えるユナイテッドの守備に対して、より多彩な形で揺さぶりを見せる。40分、左サイドで裏へ抜けたデイビスの完璧な折り返しからゴール前で放ったデラップの渾身のシュートはGKオナナの右手を使った驚異的なセーブに阻まれたが、直後に同点に追いついた。 43分、押し込んだ流れからペナルティアーク付近で右のバーンズから横パスを受けたハッチンソンが鋭いターンから左足を振り抜くと、ゴール前のDFマズラウィが頭で触ってコースが変わったシュートがゴール左上隅の完璧なコースに決まった。 スコアは1-1のイーブンもホームチーム優勢の前半45分を経て試合は後半に突入。前半同様に開始直後にはユナイテッドに決定機。ブルーノのスルーパスで左のポケットを取ったガルナチョがシュートを放つが、これはGKのセーブとDFのゴールカバーに阻まれる。 一方、このピンチを凌いだイプスウィッチも直後の51分にはデラップが馬力のある仕掛けで中央を突破し、右サイド深くでバーンズがGKとディフェンスラインの間に入れた高速クロスに反応。巧みなヒールシュートで合わすが、ここでも守護神オナナが立ちはだかった。 後半は一進一退の攻防が続くなか、アモリム監督は56分に2枚替えを敢行。エバンスとカゼミロを下げて長期離脱明けで今季初出場のショーと愛弟子ウガルテをピッチに送り込むが、この交代も即効果発揮には至らない。 試合が完全に膠着状態に陥ると、65分を過ぎて両ベンチが動く。イプスウィッチはカユステとシュモディクスに代えてテイラー、ジャック・クラークを投入。対するユナイテッドはエリクセンとラッシュフォードを下げてホイルンド、ザークツィーのストライカーを投入。ブルーノを1列下げてより攻撃的な形に変化した。 交代選手の躍動には至らずも、疲労の影響で後半終盤はよりオープンな展開に。その流れでユナイテッドはブルーノの直接FK、イプスウィッチはゴール前で折り返しに反応したチョップリンのシュートでゴールへ迫っていく。 だが、互いに負けたくない意識もあってか、後半最終盤の攻防でもリスクを冒し切れず。試合はこのまま1-1でタイムアップを迎えた。 大きな期待を背負ったアモリム・ユナイテッドの初陣は多くの課題を窺わせる微妙なドロースタートとなった。 イプスウィッチ・タウン 1-1 マンチェスター・ユナイテッド 【イプスウィッチ】 オマリ・ハッチンソン(前43) 【マンチェスター・ユナイテッド】 マーカス・ラッシュフォード(前2) <span class="paragraph-title">【動画】ラッシュフォードが新体制で初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">開始2分<br>アモリム新体制の<br>ファーストゴールは背番号<br><br>プレミアリーグ 第12節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A4%E3%83%97%E3%82%B9%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%83%E3%83%81?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#イプスウィッチ</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%BBU?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#マンチェスター・U</a><br><br><a href="https://t.co/IQcfgHPywb">https://t.co/IQcfgHPywb</a> <a href="https://t.co/znPZbFxmL8">pic.twitter.com/znPZbFxmL8</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1860727672713957434?ref_src=twsrc%5Etfw">November 24, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.25 03:35 Mon5