バルセロナとインテルが壮絶ドロー! インテルは今節突破逃すも残り1勝で自力突破へ《CL》
2022.10.13 06:31 Thu
チャンピオンズリーグ(CL)のグループC第4節、バルセロナvsインテルが12日にカンプ・ノウで行われ、3-3のドローに終わった。
ラ・リーガでは7連勝を含む8戦無敗で首位に立つバルセロナ(勝ち点3)だが、“死のグループ”では直近2連敗で3位に甘んじる。今週末に同勝ち点で並ぶレアル・マドリーとのエル・クラシコを控える中、逆転突破に勝ち点3必須のネッラズーロとのリターンマッチでは1-0で競り勝った直近のセルタ戦から先発3人を変更。ジョルディ・アルバとバルデに代えてセルジ・ロベルト、エリック・ガルシアを起用し、マルコス・アロンソを本来の左サイドバックに配置。また、フェラン・トーレスに代わってデンベレが復帰した。
一方、やや判定に救われた感もあったが、中盤を中心に驚異的なハードワークで苦手バルセロナ相手に先勝し、グループ2位に浮上したインテル(勝ち点6)。直近のセリエAでは難敵サッスオーロ相手にジェコのドッピエッタの活躍で2-1と競り勝ってリーグ戦の連敗もストップ。良い形で敵地へ乗り込んだ。サッスオーロ戦からは先発3人を変更し、アチェルビ、ダンブロージオ、アスラニに代えてシュクリニアル、デ・フライ、ムヒタリアンを起用した。
勝利が必要なバルセロナがボールを握って押し込む入りとなったが、先にチャンスを作ったのはインテル。8分、右サイドでの細かいパス交換からジェコのワンタッチパスに反応したラウタロ・マルティネスがDFピケをスピードで振り切ってボックス右からシュートを放つ。だが、これはニアのサイドネットを叩く。
対するバルセロナも直後に得た右CKではファーで浮いたレヴァンドフスキがヘディングシュートを枠に飛ばすが、これはムヒタリアンのゴールカバーに阻まれた。
何とかピンチを凌いだバルセロナは、ここから相手を押し込んでいきボックス付近でレヴァンドフスキやマルコス・アロンソ、ハフィーニャらにフィニッシュシーンが訪れるが、最後のところで粘るインテルの守備に苦戦。幾度かの決定機もGKオナナの好守に阻まれる。
それでも、攻め続けるホームチームは40分、右サイド深くのゴールライン際でボールを残したハフィーニャがインナーラップを仕掛けたセルジ・ロベルトに絶妙な横パスを通すと、セルジ・ロベルトからの高速グラウンダークロスをゴール前に飛び込んだデンベレがワンタッチで押し込んだ。
内容は互角もバルセロナの気迫が上回りホームチームの1点リードで折り返した試合。だが、後半はハーフタイムできっちり気持ちを切り替えたインテルが見事な反発力を見せる。50分、バストーニが入れた左クロスに対してGKに任せようとしたのか、DFピケが不用意に見送ったボールに背後で反応したバレッラが巧みなファーストタッチから反転シュートに持ち込んでゴールネットを揺らす。
ベテランDFの信じがたいミスであっさりと追いつかれたバルセロナはすぐさま勝ち越しゴールを目指して前に出る。しかし、失点のショックと焦り、疲労が重なって細かいミスが目立ち始めると、63分にはブスケッツのパスミスの流れからチャルハノールが入れた浮き球のパスをボックス内で胸トラップしたラウタロにDFエリック・ガルシアがあっさりと入れ替わられると、右足の鋭いシュートを流し込まれて逆転を許した。
これで厳しくなったバルセロナは、デ・ヨングやファティ、ケシエら攻撃的な選手を次々に送り込んで決死の猛攻に打って出る。これに対して、インテルはジェコやチャルハノールを下げてゴセンス、ベッラノーバといった守備的な選手の投入で逃げ切り態勢に入る。
デンベレを起点に再三の仕掛けを見せながらもゴールが遠いバルセロナだったが、ようやくエースが目覚める。82分、波状攻撃からボックス中央でルーズボールに反応したレヴァンドフスキが右足を振ると、ゴール前で相手DFにディフレクトしてGKオナナの逆を突く形となったシュートがゴールネットを揺らす。
幸運な形で追いついたバルセロナはガビを下げてフェラン・トーレスを投入し、さらに前がかって逆転を目指す。これに対してインテルは勝ち点1やむなしの姿勢で堅守速攻の形を継続。すると、89分にはGKオナナの絶妙なフィードに抜け出したラウタロが右サイドを突破してゴール前に速いタイミングで折り返しを入れると、途中出場で十分に足が残っていたゴセンスが見事なスプリントでゴール前に抜け出してGKとの一対一を制して決定的な3点目を奪い切った。
これで敗退濃厚と思われたバルセロナだったが、再び百戦錬磨のストライカーが魅せる。92分、パワープレーの流れからエリック・ガルシアが入れたクロスをゴール前で競り勝ったレヴァンドフスキが頭で合わせた。
しかし、壮絶な打ち合いはこれで終わらない94分にはインテルが一瞬の隙を突いてカウンターを仕掛けてラウタロのスルーパスに抜け出したアスラニがボックス内へ侵入。バランスを崩したデ・ヨングは追うのを諦めたが、ここでGKテア・シュテーゲンが圧巻のセーブを見せてインテルに4点目を許さず。
そして、試合は3-3のスコアでタイムアップを迎え、今節での突破を逃したインテルだが、残り2試合で3ポイントを奪えれば自力で突破を決められる有利な状況を手にした。一方、バルセロナは今節の敗退を回避したが、残り2試合では連勝に加えてすでに突破と敗退が決定したバイエルン、ビクトリア・プルゼニのアシストが必要な厳しい状況に追い込まれた。
ラ・リーガでは7連勝を含む8戦無敗で首位に立つバルセロナ(勝ち点3)だが、“死のグループ”では直近2連敗で3位に甘んじる。今週末に同勝ち点で並ぶレアル・マドリーとのエル・クラシコを控える中、逆転突破に勝ち点3必須のネッラズーロとのリターンマッチでは1-0で競り勝った直近のセルタ戦から先発3人を変更。ジョルディ・アルバとバルデに代えてセルジ・ロベルト、エリック・ガルシアを起用し、マルコス・アロンソを本来の左サイドバックに配置。また、フェラン・トーレスに代わってデンベレが復帰した。
一方、やや判定に救われた感もあったが、中盤を中心に驚異的なハードワークで苦手バルセロナ相手に先勝し、グループ2位に浮上したインテル(勝ち点6)。直近のセリエAでは難敵サッスオーロ相手にジェコのドッピエッタの活躍で2-1と競り勝ってリーグ戦の連敗もストップ。良い形で敵地へ乗り込んだ。サッスオーロ戦からは先発3人を変更し、アチェルビ、ダンブロージオ、アスラニに代えてシュクリニアル、デ・フライ、ムヒタリアンを起用した。
対するバルセロナも直後に得た右CKではファーで浮いたレヴァンドフスキがヘディングシュートを枠に飛ばすが、これはムヒタリアンのゴールカバーに阻まれた。
以降はボールを握って押し込むバルセロナ、堅守速攻で応戦するインテルという構図が明確となる。17分にはインテルが相手陣内左サイドで得たFKの場面でキッカーのチャルハノールがゴール前のスペースに落としたボールをジェコが見事なボレーで合わすが、これはクロスバーを叩いた。
何とかピンチを凌いだバルセロナは、ここから相手を押し込んでいきボックス付近でレヴァンドフスキやマルコス・アロンソ、ハフィーニャらにフィニッシュシーンが訪れるが、最後のところで粘るインテルの守備に苦戦。幾度かの決定機もGKオナナの好守に阻まれる。
それでも、攻め続けるホームチームは40分、右サイド深くのゴールライン際でボールを残したハフィーニャがインナーラップを仕掛けたセルジ・ロベルトに絶妙な横パスを通すと、セルジ・ロベルトからの高速グラウンダークロスをゴール前に飛び込んだデンベレがワンタッチで押し込んだ。
内容は互角もバルセロナの気迫が上回りホームチームの1点リードで折り返した試合。だが、後半はハーフタイムできっちり気持ちを切り替えたインテルが見事な反発力を見せる。50分、バストーニが入れた左クロスに対してGKに任せようとしたのか、DFピケが不用意に見送ったボールに背後で反応したバレッラが巧みなファーストタッチから反転シュートに持ち込んでゴールネットを揺らす。
ベテランDFの信じがたいミスであっさりと追いつかれたバルセロナはすぐさま勝ち越しゴールを目指して前に出る。しかし、失点のショックと焦り、疲労が重なって細かいミスが目立ち始めると、63分にはブスケッツのパスミスの流れからチャルハノールが入れた浮き球のパスをボックス内で胸トラップしたラウタロにDFエリック・ガルシアがあっさりと入れ替わられると、右足の鋭いシュートを流し込まれて逆転を許した。
これで厳しくなったバルセロナは、デ・ヨングやファティ、ケシエら攻撃的な選手を次々に送り込んで決死の猛攻に打って出る。これに対して、インテルはジェコやチャルハノールを下げてゴセンス、ベッラノーバといった守備的な選手の投入で逃げ切り態勢に入る。
デンベレを起点に再三の仕掛けを見せながらもゴールが遠いバルセロナだったが、ようやくエースが目覚める。82分、波状攻撃からボックス中央でルーズボールに反応したレヴァンドフスキが右足を振ると、ゴール前で相手DFにディフレクトしてGKオナナの逆を突く形となったシュートがゴールネットを揺らす。
幸運な形で追いついたバルセロナはガビを下げてフェラン・トーレスを投入し、さらに前がかって逆転を目指す。これに対してインテルは勝ち点1やむなしの姿勢で堅守速攻の形を継続。すると、89分にはGKオナナの絶妙なフィードに抜け出したラウタロが右サイドを突破してゴール前に速いタイミングで折り返しを入れると、途中出場で十分に足が残っていたゴセンスが見事なスプリントでゴール前に抜け出してGKとの一対一を制して決定的な3点目を奪い切った。
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