ジェコがドッピエッタ、難敵サッスオーロ撃破のインテルが連敗ストップ《セリエA》

インテルは8日、セリエA第9節でサッスオーロとのアウェイ戦に臨み、2-1で競り勝った。前節ローマに競り負けた9位インテル(勝ち点12)は、4日前に行われたチャンピオンズリーグのバルセロナ戦ではウノゼロ勝利。そのバルセロナ戦のスタメンから4選手を変更。シュクリニアルやデ・フライがベンチスタートとなった中、GKはオナナが引き続き務め、負傷したホアキン・コレアに代わってジェコがラウタロ・マルティネスと2トップを形成した。8位サッスオーロ(勝ち点12)に対し、4分にピンチを迎えたインテル。しかしボックス内からのフラッテージのシュートはGKオナナがセーブした。
ハイプレスをかけてくるサッスオーロの前に守勢の入りとなったインテルだったが、14分に絶好機。ダンフリースが敵陣でボールを奪ったショートカウンターの流れからラウタロがフィニッシュしたが、枠を捉えきれなかった。

前半半ば以降もサッスオーロのインテンシティが落ちなかったことから互角の攻防で推移した中、インテルが前半終了間際の44分に先制する。CKの流れからダンフリースがヘッドで逸らし、ジェコがボレーで合わせた。インテルが1点をリードして迎えた後半だったが、60分に追いつかれる。左サイドからのロジェリオのクロスをフラッテージにボレーで合わせられた。

後半に入って主導権を握れずにいたインテルだったが、74分に勝ち越しのチャンス。ダンフリースの右クロスにラウタロがヘッドで合わせたシュートが枠を捉えたが、GKコンシーリのビッグセーブに阻まれた。

それでも1分後、インテルがゴールを奪いきる。左サイドからのムヒタリアンのクロスをジェコがヘッドで押し込んだ。

終盤にかけてはサッスオーロの反撃を凌いだインテルが2-1で逃げ切り。ジェコのドッピエッタで勝利し、リーグ戦での連敗をストップした。