【J1注目プレビュー|第32節:磐田vs鹿島】磐田は奇跡を起こせるか?失意の鹿島はどう戦う
2022.10.08 11:35 Sat
【明治安田生命J1リーグ第32節】
2022年10月8日(土)
14:00キックオフ
ジュビロ磐田(18位/24pt) vs 鹿島アントラーズ(5位/47pt)
[ヤマハスタジアム(磐田)]
今すぐに何かが決まる状況ではない。ただ、そろそろ勝ち点3を積まなければ、残留の可能性は薄れていってしまう。
残りは上位2チーム、下位3チームとの対戦。直接対決で勝ち点を詰めることが可能だが、それでもギリギリのところ。ましてアウェイ3連戦が待っているだけに、簡単な状況ではない。
★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:三浦龍輝
DF:伊藤槙人、大井健太郎、リカルド・グラッサ
MF:鈴木雄斗、山本康裕、上原力也、松本昌也
MF:山田大記、金子翔太
FW:杉本健勇
監督:渋谷洋樹
出場停止:鹿沼直生
◆失意の無冠確定でモチベーションは【鹿島アントラーズ】
どこで歯車が狂ったのか。一時は優勝争いを繰り広げ、試合数の関係もありながら暫定で首位にも立った鹿島。しかし、後半戦で上手く回っていたかに見えた歯車は完全に狂った。
上田綺世という絶対的な存在を失ったこともその理由の1つだろう。後半戦は14試合を戦いわずか2勝。8分け4敗と勝ち点を積めず、煮え切らない試合ばかり。気がつけばトップ3も厳しい状況になってしまった。
さらに追い討ちをかけるかの如く、カップ戦でも敗退。ミッドウィークの天皇杯準決勝では、J2のヴァンフォーレ甲府に不覚をとった。今の鹿島が上手く機能していないことが証明されてしまった。
個の能力、局面での能力は非常に高いものの、チームとしての機能性が非常に低く、形を作って崩すというスタイルは浸透していない。これまでの負の遺産とも言えるかもしれないが、それを改革するには時間がなさすぎたというところだろう。本当の意味で変革を求めるのであれば、我慢の時期は必ず必要。いずれにしても、タイトルへのモチベーションは無くなった。来シーズンからの成功を胸に、戦い続けることができるかに注目だ。
★予想スタメン[4-4-2]
GK:早川友基
DF:広瀬陸斗、関川郁万、三竿健斗、安西幸輝
MF:ディエゴ・ピトゥカ
MF:樋口雄太、荒木遼太郎、名古新太郎
FW:松村優太、鈴木優磨
監督:岩政大樹
2022年10月8日(土)
14:00キックオフ
ジュビロ磐田(18位/24pt) vs 鹿島アントラーズ(5位/47pt)
[ヤマハスタジアム(磐田)]
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◆大逆転を信じて【ジュビロ磐田】最下位に沈む磐田にとっては非常に厳しくなった残り試合。5試合を残しており、詰める勝ち点は最大で「15」。プレーオフ圏までの勝ち点差は「7」となっている。残りは上位2チーム、下位3チームとの対戦。直接対決で勝ち点を詰めることが可能だが、それでもギリギリのところ。ましてアウェイ3連戦が待っているだけに、簡単な状況ではない。
監督交代も結果として実らず、後半戦はわずか1勝止まり。渋谷洋樹監督が率いてからの勝利はない。この苦しみを打破できるのか。それともそのまま終わりを迎えるか。アウェイ3連戦前のホームで、弾みをつけたい。
★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:三浦龍輝
DF:伊藤槙人、大井健太郎、リカルド・グラッサ
MF:鈴木雄斗、山本康裕、上原力也、松本昌也
MF:山田大記、金子翔太
FW:杉本健勇
監督:渋谷洋樹
出場停止:鹿沼直生
◆失意の無冠確定でモチベーションは【鹿島アントラーズ】
どこで歯車が狂ったのか。一時は優勝争いを繰り広げ、試合数の関係もありながら暫定で首位にも立った鹿島。しかし、後半戦で上手く回っていたかに見えた歯車は完全に狂った。
上田綺世という絶対的な存在を失ったこともその理由の1つだろう。後半戦は14試合を戦いわずか2勝。8分け4敗と勝ち点を積めず、煮え切らない試合ばかり。気がつけばトップ3も厳しい状況になってしまった。
さらに追い討ちをかけるかの如く、カップ戦でも敗退。ミッドウィークの天皇杯準決勝では、J2のヴァンフォーレ甲府に不覚をとった。今の鹿島が上手く機能していないことが証明されてしまった。
個の能力、局面での能力は非常に高いものの、チームとしての機能性が非常に低く、形を作って崩すというスタイルは浸透していない。これまでの負の遺産とも言えるかもしれないが、それを改革するには時間がなさすぎたというところだろう。本当の意味で変革を求めるのであれば、我慢の時期は必ず必要。いずれにしても、タイトルへのモチベーションは無くなった。来シーズンからの成功を胸に、戦い続けることができるかに注目だ。
★予想スタメン[4-4-2]
GK:早川友基
DF:広瀬陸斗、関川郁万、三竿健斗、安西幸輝
MF:ディエゴ・ピトゥカ
MF:樋口雄太、荒木遼太郎、名古新太郎
FW:松村優太、鈴木優磨
監督:岩政大樹
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