【ブンデス第9節プレビュー】勝ち点15で並ぶドルトムントvsバイエルンのデア・クラシカー

2022.10.08 07:00 Sat
Getty Images
代表ウィーク明けの前節、バイエルンが不振のレバークーゼンに完勝し、5試合ぶりの勝利とした。一方でドルトムントがケルンに逆転負け。迎える第9節、勝ち点15で並んだ優勝を争うであろうバイエルンとドルトムントによるデア・クラシカーが開催される。

4位ドルトムント(勝ち点15)は前節、ケルンに2-3で逆転負け。FWモデストの古巣対決となったが、不発に終わって痛い敗戦となった。ただ、チャンピオンズリーグ(CL)のセビージャ戦では相手の不振もあって4-1と完勝。MFロイスは引き続き欠場となったが、CLの良い流れをバイエルン戦に持ち込みたい。

一方、3位バイエルン(勝ち点15)はレバークーゼンに4発快勝。MFミュージアラが躍動し、完勝とした。そしてCLではビクトリア・プルゼニ相手に5発圧勝。FWマネとFWサネに当たりが出始め、FWレヴァンドフスキが抜けたことによる決定力不足を一先ずは埋め始めている。コロナ陽性によってプルゼニ戦を欠場していたMFキミッヒとMFミュラーだが、キミッヒは復帰予定。ミュラーの欠場は痛いが、大一番を制して勢いを付けられるか。
首位ウニオン・ベルリンを前節撃破した6位フランクフルト(勝ち点14)は、最下位ボーフム(勝ち点1)とのアウェイ戦に臨む。ウニオン戦ではDF長谷部が引き続き先発となり、2-0のシャットアウト勝ち。そしてCLではトッテナム相手に後半、多く好機を生んだ中、0-0の引き分け。長谷部が3バックの中央に入ったことで守備面での安定感が増している中、ボーフム戦ではウニオン戦で退場したFWコロ・ムアニを欠くが、最下位に沈む相手にしっかりと勝ち切りたい。

MF堂安がチームの中心として存在感を示し続ける2位フライブルク(勝ち点17)は、14位ヘルタ・ベルリン(勝ち点7)とのアウェイ戦に臨む。前節マインツ戦ではオープンな展開となった中、2-1と逃げ切ったフライブルク。首位ウニオンに勝ち点で並んだ中、今節はシュトライヒ監督がコロナ陽性で指揮を執れないが、連勝として首位浮上としたい。
MF遠藤が負傷交代となった前節、ヴォルフスブルクとの下位対決に競り負けた16位シュツットガルト(勝ち点5)は、首位ウニオン(勝ち点17)とのホーム戦に臨む。未だに未勝利が続く苦しい状況だが、首位チーム相手に勝ち点を得られるか。打撲で済んだ遠藤は先発予想だ。

DF吉田の15位シャルケ(勝ち点6)は前節、アウグスブルクに2-3と打ち負けた。2点を追いつく展開とし、相手に退場者が出たが、数的優位を生かせなかった。吉田の相棒であるDFファン・デン・ベルフが負傷した中、シャビ・アロンソ監督が就任した17位レバークーゼン(勝ち点5)との下位対決を制すことはできるか。

◆ブンデスリーガ第9節
▽10/7(金)
《27:30》
ホッフェンハイム 1-2 ブレーメン

▽10/8(土)
《22:30》
マインツvsライプツィヒ
アウグスブルクvsヴォルフスブルク
ボーフムvsフランクフルト
レバークーゼンvsシャルケ
《25:30》
ドルトムントvsバイエルン

▽10/9(日)
《22:30》
ボルシアMGvsケルン
《24:30》
ヘルタ・ベルリンvsフライブルク
《26:30》
シュツットガルトvsウニオン・ベルリン

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