ベティスが会心の逆転勝利で3連勝…ELホーム14戦ぶり敗戦のローマは3位転落…《EL》
2022.10.07 06:19 Fri
ヨーロッパリーグ(EL)のグループC第3節、ローマvsベティスが6日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのベティスが1-2で逆転勝利した。
前節、ヘルシンキに快勝を収めてグループリーグ初白星を挙げたローマ。さらに、インターナショナルマッチウィーク明け初戦となったセリエAではインテルとの強豪対決を制し、勢いに乗ってグループリーグの首位攻防戦に臨んだ。モウリーニョ監督はこのホームゲームに向けて先発2人を変更。負傷でベンチ外のペッレグリーニに代えてエイブラハム、スピナッツォーラに代えてザレフスキを起用した。
一方、グループリーグ2連勝で首位に立つベティスだが、直近のラ・リーガではセルタ相手に0-1で敗れ、公式戦連勝が「4」でストップした。その敗戦からのバウンスバックを図る一戦ではフェキル、カナーレスに加え、グアルダード、ホアキンの重鎮2人を起用してきた。
ホームの大歓声を後押しに集中した入りを見せたローマだが、開始直後にアクシデント発生。相手との接触プレーの際に右ヒザを捻ったチェリクが一度はプレーに復帰したものの、自ら交代を要求してピッチを後に。開始5分でスピナッツォーラのスクランブル投入を余儀なくされる。
以降はボールを握るベティス、カウンターで応戦するローマという構図の下で一進一退の攻防に。その流れの中でアウェイチームは右サイドのカナーレスとフェキルを起点に崩しの形を作り出し、13分にはフェキルが右ポスト直撃の決定機を作り出す。
すると、ここまでなかなかフィニッシュまで持ち込めずにいたローマにビッグチャンス。FKの場面で相手DFルイバルの腕にボールが当たると、オンフィールド・レビューの結果PKが与えられる。これをキッカーのディバラが冷静にGKブラーボの動いた逆サイドに突き刺し、34分の先制点とした。
やや不運な形で先手を奪われたベティスだが、途中投入のルイス・エンヒキが右サイドでの積極的な仕掛けで流れを引き寄せる。そして40分、そのルイス・エンヒキのペナルティアーク付近でのキープから丁寧にマイナスへ落としたボールをギド・ロドリゲスが豪快に右足で振り抜くと、地を這う鋭い弾道のシュートがゴール左下隅に決まった。
これで1-1の振り出しに戻った試合は前半終了間際にホームチームが押し返して決定機を創出。45分にはザレフスキからの正確な右クロスにゴール前で反応したザニオーロ、直後にはディバラが見事な左足のダイレクトボレーで勝ち越しに迫るが、クロスバーとGKブラーボのビッグセーブに阻まれた。
後半も試合展開に大きな変化はなし。だが、先にゴールへ迫ったのはホームチーム。51分、右CKの流れからゴール前でエイブラハムのオーバーヘッドのこぼれに反応したクリスタンテが右足の弾丸シュートを放つが、これはGKブラーボが驚異的な反射神経ではじき出した。
後半立ち上がり以降は試合が完全に膠着。ローマはディバラ、ベティスはカナーレスと質の高いプレーメイカーが要所で違いを生むが、いずれもアタッキングサードでのプレー精度を欠いて決定機まであと一歩という場面が目立つ。
その後、後半半ばから終盤にかけては互いに交代カードを切って流れを引き寄せにかかる。そういった流れの中でベティスが土壇場で勝負強さを発揮した。
88分、左サイド深くでロドリが滞空時間の長い絶妙なクロスを上げると、スピナッツォーラの緩慢な対応もあって難なく競り勝ったルイス・エンヒキの巧みな浮き球のヘディングシュートがゴール左隅に決まった。
これで厳しくなったローマはリスクを冒して前に出るが、巧みに時計を進めるベティスの守備に苦戦。試合終了間際にはフラストレーションを募らせたザニオーロがボールと関係ないところで相手DFに蹴りを見舞うと、VARのレビューの結果レッドカードが掲示された。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ローマに2017年2月以来14戦ぶりとなるELホームゲームでの敗戦を与えたベティスがグループリーグ3連勝で首位キープに成功した。一方、これで1勝2敗となったローマは3位に転落している。
前節、ヘルシンキに快勝を収めてグループリーグ初白星を挙げたローマ。さらに、インターナショナルマッチウィーク明け初戦となったセリエAではインテルとの強豪対決を制し、勢いに乗ってグループリーグの首位攻防戦に臨んだ。モウリーニョ監督はこのホームゲームに向けて先発2人を変更。負傷でベンチ外のペッレグリーニに代えてエイブラハム、スピナッツォーラに代えてザレフスキを起用した。
一方、グループリーグ2連勝で首位に立つベティスだが、直近のラ・リーガではセルタ相手に0-1で敗れ、公式戦連勝が「4」でストップした。その敗戦からのバウンスバックを図る一戦ではフェキル、カナーレスに加え、グアルダード、ホアキンの重鎮2人を起用してきた。
以降はボールを握るベティス、カウンターで応戦するローマという構図の下で一進一退の攻防に。その流れの中でアウェイチームは右サイドのカナーレスとフェキルを起点に崩しの形を作り出し、13分にはフェキルが右ポスト直撃の決定機を作り出す。
時間の経過と共にアウェイチーム優勢の展開となるが、こちらもアクシデント発生。フェキルが筋肉系のトラブルでプレー続行不可能となり、22分にルイス・エンヒキが投入された。
すると、ここまでなかなかフィニッシュまで持ち込めずにいたローマにビッグチャンス。FKの場面で相手DFルイバルの腕にボールが当たると、オンフィールド・レビューの結果PKが与えられる。これをキッカーのディバラが冷静にGKブラーボの動いた逆サイドに突き刺し、34分の先制点とした。
やや不運な形で先手を奪われたベティスだが、途中投入のルイス・エンヒキが右サイドでの積極的な仕掛けで流れを引き寄せる。そして40分、そのルイス・エンヒキのペナルティアーク付近でのキープから丁寧にマイナスへ落としたボールをギド・ロドリゲスが豪快に右足で振り抜くと、地を這う鋭い弾道のシュートがゴール左下隅に決まった。
これで1-1の振り出しに戻った試合は前半終了間際にホームチームが押し返して決定機を創出。45分にはザレフスキからの正確な右クロスにゴール前で反応したザニオーロ、直後にはディバラが見事な左足のダイレクトボレーで勝ち越しに迫るが、クロスバーとGKブラーボのビッグセーブに阻まれた。
後半も試合展開に大きな変化はなし。だが、先にゴールへ迫ったのはホームチーム。51分、右CKの流れからゴール前でエイブラハムのオーバーヘッドのこぼれに反応したクリスタンテが右足の弾丸シュートを放つが、これはGKブラーボが驚異的な反射神経ではじき出した。
後半立ち上がり以降は試合が完全に膠着。ローマはディバラ、ベティスはカナーレスと質の高いプレーメイカーが要所で違いを生むが、いずれもアタッキングサードでのプレー精度を欠いて決定機まであと一歩という場面が目立つ。
その後、後半半ばから終盤にかけては互いに交代カードを切って流れを引き寄せにかかる。そういった流れの中でベティスが土壇場で勝負強さを発揮した。
88分、左サイド深くでロドリが滞空時間の長い絶妙なクロスを上げると、スピナッツォーラの緩慢な対応もあって難なく競り勝ったルイス・エンヒキの巧みな浮き球のヘディングシュートがゴール左隅に決まった。
これで厳しくなったローマはリスクを冒して前に出るが、巧みに時計を進めるベティスの守備に苦戦。試合終了間際にはフラストレーションを募らせたザニオーロがボールと関係ないところで相手DFに蹴りを見舞うと、VARのレビューの結果レッドカードが掲示された。
そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ローマに2017年2月以来14戦ぶりとなるELホームゲームでの敗戦を与えたベティスがグループリーグ3連勝で首位キープに成功した。一方、これで1勝2敗となったローマは3位に転落している。
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