名古屋の虚偽報告の被害者である川崎FがJリーグの裁定を受け声明「公正かつ厳格な裁定を求めて参りました」

2022.08.30 22:28 Tue
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川崎フロンターレは、Jリーグの裁定を受けての声明を発表した。

7月16日、名古屋グランパスとの試合を川崎Fは控えていたが、名古屋が保健所に活動停止の指導を受けたとしてJリーグに報告。エントリー要件を満たせないことから、Jリーグは試合中止を決定していた。

しかし、保健所は名古屋に対してそのような指示を出していないことを確認。名古屋が虚偽の報告をJリーグに行ったとして、調査が行われていた。
30日、Jリーグは裁定委員会の決定として名古屋への懲罰を発表。故意に虚偽の報告をしたわけではないということを受け、けん責と罰金200万円の処分を下すにとどまっていた。

裁定委員会では、より重い処分を下した方が良いという意見があった中で、今回の懲罰に至ったものの、その他の事案を含めて、過去には没収試合になったこともあったことから、今回の処分に対して様々な意見が飛び交っていた。
実際に必要のない試合中止を言い渡され、日程が過密になるなど被害を受けている当事者の川崎Fが声明を発表。残念であるとした。

「川崎フロンターレは、7月16日(土)に新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりました、2022明治安田生命J1リーグ 第22節 名古屋グランパス戦に関して、Jリーグより裁定結果の通知を受けました」

「クラブでは、本件発生からJリーグに対して、中止の判断に至った経緯、事象についての説明と公正かつ厳格な裁定を求めてまいりました」

「今回の事案に関して、あらためて公式試合がこのような形で中止となってしまったことを非常に残念に思っております」

「また、試合を楽しみにしていた、そして来場を予定されていた多くのファン、サポーターの皆様にご迷惑、ご心配をおかけしたことに関して、大変申し訳なく感じております」

「川崎フロンターレは、これからもフットボールに真摯に向き合い、目標であるリーグタイトルの獲得に向けて、応援してくださるすべての皆様と共に戦ってまいります」

川崎Fは、チームが新型コロナウイルスの陽性者が多数出た時期があったものの、GK3名をベンチ入りさせるなどして試合開催を継続。苦しい中でもルールを守って、正々堂々と戦ってきただけに、相手が故意ではなかったとしても、やり切れない思いがあると言えるだろう。

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