チェルシーがインテルから期待の若手MFチェーザレ・カサデイを獲得!

チェルシーは19日、インテルからU-19イタリア代表MFチェーザレ・カサデイ(19)を獲得したことを発表した。契約は6年間となる。

チェゼーナのユースで頭角を現し、2018年夏に加入したインテルユースでは、U-17やプリマヴェーラでリーグ優勝に貢献したカサデイ。まだ公式戦でのトップチームデビューの機会は訪れていないものの、今夏のプレシーズンのルガーノ戦で途中出場。移籍市場においてはトリノやカリアリなど国内の中小クラブからの関心が伝えられた。

一方でその将来性はビッグクラブからも注目されていたが、早い段階から交渉に取り組んでいたチェルシーがクラブ間合意に漕ぎ着けた。移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏やジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、移籍金は1500万ユーロ+アドオン500万ユーロと見られている。
ボックス・トゥ・ボックス型のセントラルMFとして活躍するカサデイ。チェルシーは「カサデイは完璧なMFとして知られている。フィジカルや空中線の強さ、チャレンジのタイミング、優れたテクニック、そしてペナルティエリアに入れば知的な動きでゴールを狙うことができる」と紹介。イタリアのユース世代では各年代の代表に招集されており、その将来を嘱望されている。

チェルシーの若手開発部門のトップを務めるニール・バス氏は「チェーザレは我々が追い続けたプレイヤーだ。チェルシー加入が決まって嬉しく思う。まずはU-21のチームに参加することになるだろう」とコメントしている。なお、チェルシーでは今夏にアメリカ代表GKガブリエル・スロニナ(18)やU-19イングランド代表MFカーニー・チュクエメカ(18)といった有望な若手の確保に成功しており、新オーナーのトッド・ベーリー氏の下、未来投資を積極的に進めている。