【ラ・リーガ シーズンプレビュー】盤石王者マドリーに積極補強バルサが挑む! 久保建英は新天地で勝負の1年目

2022.08.12 20:00 Fri
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2022-23シーズンのラ・リーガが8月12日(金)に開幕を迎える。昨シーズンはバルセロナ、アトレティコ・マドリーの大きな躓きもあり、シーズンを通して安定感際立ったレアル・マドリーが2シーズンぶり35度目の優勝を果たした。だが、今シーズンはその王者と、物議醸す大型補強を敢行したバルセロナとの壮絶な一騎打ちが期待されるところだ。

◆的確補強で大本命もエースのバックアップ不在が唯一の懸念~レアル・マドリー~
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ディフェンディングチャンピオンにして、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)王者でもあるレアル・マドリーが今季もタイトルレースの大本命だ。

昨季はDFセルヒオ・ラモス、DFヴァランら長らくディフェンスラインを支えた重鎮の退団によって、守備面に不安を抱えて臨んだシーズンだったが、新加入DFアラバの圧倒的な存在感、DFミリトンの急成長、守護神クルトワのハイパフォーマンスによって、その課題をクリア。さらに、黄金の中盤による圧倒的な構成力、FWヴィニシウスのゴールスコアラーとしての覚醒により、破壊力を増した攻撃陣と、対戦相手に全く隙を与えない安定した戦いぶりで、余裕を残して優勝を決めた。

アンチェロッティ体制2年目で臨む今季に向けては前カピタンのマルセロやMFイスコ、FWベイル、FWヨビッチら控えメンバーが退団し、次代のフットボール界を担う逸材MFチュアメニ、チェルシーでワールドクラスに成長したDFリュディガーの2選手を補強。ディフェンスラインと中盤にクオリティと厚みを加えた。これにより、中盤ではMFバルベルデ、加入2年目のMFカマヴィンガを含めた質の高いターンオーバー、ディフェンスラインではDFアラバの左サイドバック起用が可能となった。

開幕前に行われたフランクフルトとのUEFAスーパーカップに完勝し、すでに今季初タイトルを獲得したエル・ブランコは、シーズン6冠達成に向けて最高の滑り出しを見せた。だが、史上初となるワールドカップ開催に伴うシーズン途中の中断と共に、エースFWベンゼマのバックアップ不在が唯一の懸念材料だ。

今夏の移籍市場では一時は獲得確実と見られたFWムバッペに加え、以前からターゲットにしていたFWハーランドという次代のバロンドール候補の獲得に失敗。また、ペレス会長、アンチェロッティ監督共に補強終了を明言しており、ベイル、ヨビッチが退団したセンターフォワードの選手層はより薄くなっている。イタリア人指揮官はFWアザールのファルソ・ヌエベ(偽9番)起用やFWロドリゴ、FWマリアーノを不在時に起用する意向だが、仮に昨季のピチーチ受賞FWが長期離脱を強いられれば、一転して厳しい戦いを強いられる。

とはいえ、ディフェンスラインの安定、世界屈指の中盤の存在、ヴィニシウス、ロドリゴの伸びしろを考えれば、大崩れする可能性は限りなく低い。慌てず騒がず、的確に采配を振るう百戦錬磨の指揮官の手腕を含め、今季もリーグタイトル争いを牽引するはずだ。

◆未来を担保に超大型補強で覇権奪還期す~バルセロナ~
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昨季の屈辱のシーズン無冠からの巻き返しを図り、今夏に物議を醸す大型補強を敢行したバルセロナがレアル・マドリーの対抗だ。

前経営陣による放漫経営のツケを払い、昨夏にFWメッシが電撃退団するなど大混乱に見舞われたバルセロナ。ロナルド・クーマン前監督の下では乏しい戦力、指揮官の求心力低下で不安定な戦いに終始した結果、昨年11月にチャビ監督を新指揮官に招へい。レジェンドによる戦術面の原点回帰、今冬の大型補強により息を吹き返したチームは、ヨーロッパリーグ(EL)での屈辱的な敗退はあったものの、ライバルの取りこぼしが目立つ中で順調に勝ち点を積み重ねて最低限のノルマだった2位フィニッシュに成功した。

2018–19シーズンの優勝から3シーズン遠ざかるラ・リーガ制覇に向け、捲土重来を期すブラウグラナは、引き続き深刻な財政難に喘ぐ中で今後のテレビ放映権の25%、クラブ子会社の一部株式売却などで6億ユーロ以上の資金を調達。これにより、FWレヴァンドフスキ、FWハフィーニャ、DFクンデを高額な移籍金で、DFクリステンセン、MFケシエをフリートランスファーで獲得。さらに、DFマルコス・アロンソやMFベルナルド・シウバの獲得に動いているとの報道もある。

プレシーズンではレヴァンドフスキやハフィーニャがMFペドリ、FWデンベレらと好連携を見せるなど、攻撃陣を中心に好調を維持。DFアラウホやFWアンス・ファティ、MFガビら自慢の若手も更なる成長の兆しを見せており、ピッチ内においては躍進に向けてポジティブな材料の宝庫だ。

その一方で、DFユムティティやFWブラースヴァイトら余剰人員の整理の遅れ、ラ・リーガのサラリーキャップに対するクラブサイドの見積もりの甘さにより、開幕直前にも関わらず、新戦力や契約更新を行ったMFセルジ・ロベルト、デンベレが登録できずにいる点は大きな懸念だ。ラポルタ会長を含むクラブ首脳陣はギリギリでの登録を楽観視するが、子会社の株式の追加売却やMFフレンキー・デ・ヨング、FWデパイ、FWオーバメヤンの売却、昨季に続く一部主力の減俸受け入れが必要となるかもしれない。

ただ、前述の問題がすべてクリアされたあかつきには、チャビ体制2年目のバルセロナは、リーグ戦ではレアル・マドリーの有力な対抗馬、2014–15シーズン以来タイトルから遠ざかるCLでは優勝候補の一角となる魅力的なチームとなるはずだ。

◆11年目迎えるシメオネ体制は正念場迎える~アトレティコ・マドリー~
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一昨シーズンの王者は連覇を期待された昨季の低迷により、正念場のシーズンを戦う。

2020-21シーズンは見事な勝負強さを発揮し、7シーズンぶりのプリメーラ制覇を成し遂げたアトレティコ。昨季は連覇に向けて積極的な補強を敢行して下馬評では本命に挙げられながらも、シメオネ体制ワーストの43失点を喫するなど、チームの根幹である堅守が崩壊。FWグリーズマンやFWクーニャの補強で充実を図った攻撃も、前シーズンの数字を下回り、戦術的なアップデートのなさも含めてサイクル終焉を感じざるを得ない厳しいシーズンを最終的に3位で終えることになった。
それでも、チョロ体制の継続を決断したコルチョネロスは今夏の移籍市場でFWルイス・スアレス、MFエクトル・エレーラのベテラン2選手らが契約満了によりチームを離れた一方、MFヴィツェル、DFモリーナの2選手を獲得。また、今後の去就は不透明も、FWモラタとMFサウールの実力者2人もレンタルバックという形でチームに復帰している。

DFトリッピアーの退団以降は泣き所となっていた右サイドの問題を解決するモリーナの加入は非常に大きいが、昨季から大きなメンバーの入れ替えはない。個人としてはグリーズマン、FWフェリックス、MFマルコス・ジョレンテらの奮起に期待しつつ、シメオネ監督を中心とする戦術面のアップデートが覇権奪還のカギを握るはずだ。

◆戦力的な上積み乏しく3強との差広がる~オトラ・リーガ~
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前述の3強を除くオトラ・リーガは、いずれのクラブも財政面で少なからず問題を抱えており、開幕直前の現時点では3強との間で戦力差が広がっている印象だ。

そのため、セビージャ、ベティスのアンダルシア勢、ビジャレアル、レアル・ソシエダと昨季のヨーロッパコンペティション争いを演じた4チームが3強に挑む構図となりそうだ。

昨季4位のセビージャはリーグ最高の堅守を武器に、優勝したレアル・マドリーと同じリーグ最少の敗戦数(4敗)と安定したパフォーマンスを披露。しかし、後半戦に深刻な得点力不足に陥り、リーグ最多の16分けと勝ち切れない試合が続いた。これにより、アトレティコ同様にロペテギ体制終焉も噂されたが、最終的に続投が決定した。

ただ、今季に向けては堅守構築の立役者だったDFクンデとDFジエゴ・カルロスの主力センターバックコンビがいずれも移籍。代わってチームはガラタサライで評価を高めたDFマルコンを獲得し、手薄な左サイドバックにDFアレックス・テレス、前線のテコ入れとしてMFイスコを補強している。今後も引き続きセンターバックやストライカー、中盤の補強に動く構えだが、現時点での戦力値は昨季からマイナスと言わざるを得ない。ロペテギ監督としてはディフェンスライン、MFフェルナンドに依存するアンカー、イスコを中心とする攻撃と各ポジションでの再整備が求められる。

昨季のリーグ戦を5位で終え、コパ・デル・レイを制したベティスは、ペジェグリーニ3年目で継続路線を歩む。今夏の移籍市場ではDFベジェリン、FWテージョの主力クラスの2選手が退団し、代わってラツィオを退団したDFルイス・フェリペ、フルミネンセから若手逸材FWルイス・エンヒキを補強。ベジェリンの再獲得や中盤、ワイドのポジションでの更なる補強も見込まれるが、MFカナーレス、FWフェキル、FWフアンミ、MFギド・ロドリゲスら昨季の主力選手のパフォーマンスがカギを握る。

昨季は7位フィニッシュと期待外れの結果に終わるも、CLではベスト4進出の快挙を果たしたビジャレアルは、こちらも現時点では昨季の戦いがベースとなる。移籍市場ではGKアセンホ、DFガスパール、MFモイ・ゴメス、MFイボーラといった準主力が去り、GKレイナ、DFキコ・フェメニア、FWホセ・モラレスら経験豊富なベテランが加入。

DFパウ・トーレスやFWジェラール・モレノ、FWダンジュマといった市場の人気銘柄の残留は朗報だが、昨季以上の成績を残すためにはMFロ・チェルソの買い取りを含め中盤、ディフェンスラインの戦力拡充が求められる。また、昨季は離脱が少なくなかったジェラール・モレノやFWピノらアタッカー陣がシーズンを通してプレーすることも重要だ。

昨季6位のソシエダは魅力的なフットボールを披露し、CL出場権争いにも絡む上々のシーズンを過ごした。更なる躍進が期待される今季に向けては、メンバーの入れ替わりが激しい夏に。FWセルロートやMFラフィーニャがレンタル先に戻ったほか、MFヤヌザイやFWポルトゥ、MFグリディ、DFサルドゥアら準主力が退団。代わってMF久保建英、MFブライス・メンデス、リーグ・アン注目の逸材FWモハメド=アリ・チョ、自慢のカンテラから数選手が昇格した。

昨季は守護神レミロ、DFル・ノルマン、MFメリーノのセンターラインを中心とする堅守が光った一方、攻撃はリーグ平均以下の40得点にとどまり、上位浮上に向けては攻撃面の改善が急務。エースFWオヤルサバルが昨季に負ったヒザ前十字じん帯の重傷により、シーズン序盤戦不在の中で久保ら新戦力と共に、昨季わずか6ゴールに終わったFWイサクの奮起が求められる。

その他のクラブではディエゴ・マルティネス監督、ガットゥーゾ監督を新指揮官に迎えたエスパニョール、バレンシア。今夏の積極補強が光るセルタに注目が集まる。

グラナダ時代にチームをEL出場権をもたらすなど、卓越した手腕を発揮したマルティネス監督は1年の休養期間にイングランドなどで指導者としての研鑽を積み、チームはMFダルデルとFWデ・トーマスの両エースの残留に加え、新守護神ルコントやFWホセルといった実力者を補強。少なくともEL出場権争いには絡みそうだ。

一方、わずか1年でボルダラス前監督と袂を分かったバレンシアは元イタリア代表MFでミラン、ナポリの指揮官を歴任した闘将を招へい。財政問題を抱えるクラブはエースFWゴンサロ・ゲデスらを売却し、代わりとなる新戦力を確保できていない状況だが、MFカスティジェホ、FWサムエウ・リーノに加え、市場閉幕までにレンタルなどを活用しながら指揮官をバックアップする構えだ。

昨季11位のセルタはブライス・メンデスやFWノリートら数選手がチームを離れたものの、GKマルチェシン、DFウナイ・ヌニェス、DFミンゲサ、MFオスカル・ロドリゲス、FWパシエンシア、FWカルレス・ペレスら各ポジションに好タレントを補強しており、昨季サラ賞を獲得したFWアスパスも健在なこともあり、上位進出が期待される。

グラナダ、レバンテ、アラベスに代わってプリメーラ昇格となったアルメリア、バジャドリー、ジローナの3チームは、ひとまず残留が目標となる。

セグンダ王者のアルメリアでは主砲サディク・ウマルら昇格に貢献した主力に加え、今夏加入したブラジル代表の次代を担う逸材センターバックのカイキに注目。1年でのプリメーラ復帰となったバジャドリーはここまで目立った補強はなく、FWヴァイスマン、FWセルヒオ・レオンら現有戦力の躍動に期待。昇格プレーオフを制したジローナは昨季セグンダ得点王のFWストゥアーニが健在で、『シティ・フットボール・グループ』が保有する若手タレントの活躍も期待される。

◆久保建英がラ・レアルに完全移籍~日本人選手~
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今シーズンのラ・リーガは昨季に続きMF久保建英が唯一の日本人選手となる。ただ、レンタル先のマジョルカから保有元のレアル・マドリーに一旦復帰した久保は、レアル・ソシエダへの完全移籍という大きな決断を下し、キャリアにおいて重要なシーズンに臨む。

ソシエダはこれまで在籍したマジョルカやビジャレアル、ヘタフェに比べてボールポゼッションを重視するプレースタイル、チームメイトのレベルを含めて最もプレーしやすい環境と言える。

チームを率いるアルグアシル監督は[4-4-2]や[4-2-3-1]、[4-3-1-2]、[4-3-3]と複数のシステムを使い分けており、久保に関しては右サイドやトップ下、インテリオールでの起用が見込まれる。

右サイドではチョやブライス・メンデスの新加入組、トップ下ではMFダビド・シルバ、MFロベルト・ナバーロらがポジション争いのライバルとなる。

プレシーズンは上々のアピールを見せたが、ポジション奪取に向けては昨季マジョルカで27試合1ゴール1アシストにとどまった数字面の改善が必須だ。

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【ELグループステージ展望】ユナイテッド&アーセナル、ローマが登場! 日本人7選手も参戦

2022-23シーズンのヨーロッパリーグ(EL)・グループステージが8日に開幕する。優勝チームに翌シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権が与えられる同大会に、今シーズンは7人の日本人選手がグループステージから参戦。また、マンチェスター・ユナイテッドやアーセナル、ローマ、ラツィオといった強豪も出場する。 ここでは、注目クラブや日本人選手の所属するチームを中心にグループステージを展望していきたい。 ◆プレミアから2つのメガクラブ、初代ECL王者も参戦 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220907_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季のグループステージはメガクラブ不在となったが、今季はマンチェスター・ユナイテッド、アーセナルとイングランドの2つのメガクラブが参戦。そして、その2クラブが現時点での優勝候補筆頭だ。 今季、テン・ハグ新監督の下で捲土重来のシーズンに臨むユナイテッドは、格下相手に開幕連敗スタート。しかし、以降はリバプール、アーセナルを破るなど、見事な4連勝で一気に巻き返してきた。今後もクラブとしてはリーグ戦の戦いを優先しつつ、MFカゼミロやFWアントニー、GKドゥブラフカといった新戦力のフィットを促す意味で、今大会を戦う見込みだ。 ソシエダ、シェリフ、オモニアと難敵揃いのグループだが、前述の新戦力やDFマグワイア、FWクリスティアーノ・ロナウドらベテランの力を借りながら地力の差を見せつけて首位通過を狙う。 一方、2シーズンぶりに欧州の舞台に戻ってきたアーセナルは、前述のユナイテッド相手に今季初黒星を喫したものの、リーグ開幕5連勝と近年で最高の序盤戦を過ごす。一部のポジションで選手層の問題を抱えるが、今大会では出場機会に飢える控え選手やMFファビオ・ヴィエイラ、GKターナーといった新戦力に出番を与えられる格好の調整の場となりそうだ。 グループAではユナイテッドのレジェンドであるファン・ニステルローイが率いるPSVが最大のライバルとなり、昨季ECLで確かな実力をみせ、ホームが人工芝という対戦相手にはやり辛いボデ/グリムトもタフな相手となりそうだ。 ユナイテッドとアーセナルの2強以外では、ローマとラツィオのセリエA勢、レアル・ベティス、スタッド・レンヌといった5大リーグの強豪クラブの戦いにも注目が集まる。 とりわけ、モウリーニョ監督の下で昨季のヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)で初代に王者に輝いたローマは、今夏の移籍市場でFWディバラやFWベロッティ、MFワイナルドゥム、MFマティッチら百戦錬磨のタレントを獲得。現在はワイナルドゥム、MFザニオーロら主力の負傷離脱に悩まされるが、ポルトガル人指揮官の手堅い采配と出場チーム屈指の攻撃陣を軸に、ベティス、ルドゴレツ、ヘルシンキと同居するタフなグループ突破を狙う。 タレント力ではローマに及ばずも、智将サッリに主砲インモービレ、MFミリンコビッチ=サビッチというワールドクラスのタレントに玄人好みの実力者を多数スカッドに抱えるラツィオは、ECL準優勝のフェイエノールト、ミッティラン、シュトゥルム・グラーツと同じグループに入った。選手層の問題を抱え、欧州では思うように結果を残せていないが、少なくともグループステージ突破は堅い。 ◆原口vs町田の日本人対決! <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220907_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今シーズンのグループステージでは、7人の日本人選手がプレーする。 グループAでは前述のアーセナルでプレーするDF冨安健洋が自身初の欧州の舞台に臨む。昨季から続く負傷の影響や、好調チームのスタメンはいじらないというフットボール界の定説もあり、ここまでのリーグ戦ではスタメン起用がない冨安。それでも、クローザー役として存在感を示しており、リーグ戦に比べて消耗が少ないELの舞台でより多くのプレータイムを得ることになりそうだ。現状ではDFホワイトに後れを取っているが、ELでのプレーを通じてコンディションを上げてリーグ戦でのスタメン出場に繋げたい。 ビジャレアル時代以来のEL参戦となるソシエダのMF久保建英は、昨季CLの舞台でプレーしたユナイテッド、シェリフと同居するグループEで突破を目指す。新天地ではこれまで主戦場としてきた右サイドではなく2トップの一角、トップ下での起用が増えており、より得点に絡む仕事が求められる。ただ、クラブが今夏の移籍市場終盤に2人の大型ストライカーを獲得し、18歳の逸材FWチョも存在感を示しており、今後はベテランMFダビド・シルバのフル稼働が難しいトップ下、3トップのオプション採用によって本職でのプレーが増える可能性が高い。アルグアシル監督がリーグ戦、ELのどちらにプライオリティを置くかで起用法が変わってくるが、コンディションに問題がなければ多くの試合でプレー機会が与えられる見込みだ。 PSVでプレーした昨季に続き今季はフライブルクでグループステージ参戦となるMF堂安律。グループGは元レアル・マドリーDFマルセロの加入で話題を集めるオリンピアコス、フランスの古豪ナント、欧州常連のカラバフ曲者揃いの難しいグループだ。開幕から公式戦6試合3ゴールと早くもエース級の働きを見せるレフティは、欧州の経験の少ないチームにおいてDFギンターと共に頼れる存在となるはずだ。 CL予選プレーオフ敗退に伴い、モナコのFW南野拓実はザルツブルク時代以来のEL参戦となる。グループHはビッグクラブこそいないが、ツルヴェナ・ズヴェズダ、フェレンツヴァーロシュ、トラブゾンスポルと欧州の経験豊富な難敵揃いだ。鳴り物入りでの加入となったものの、新天地適応に苦戦する南野としては、レギュラー奪取に向けて今大会でアピールといきたい。また、チームでは序盤の不振によってクレメント監督の去就も怪しくなっており、グループステージ突破が義務付けられる。 また、今グループステージではグループDでMF原口元気を擁するウニオン・ベルリン、DF町田浩樹を擁するユニオン・サン=ジロワーズが直接対決に臨む。原口はチームが開幕から快進撃を見せる中、第3節以降はベンチスタートが続いており、このELの舞台で存在感を示したい。一方、町田は開幕以降、負傷離脱が続いており、このグループステージ期間中に戦列へ復帰したい。 最後に主力として予選突破に貢献したMF田中亜土夢のヘルシンキは、優勝候補ローマとベティスと同居する厳しいグループCにおいてチームと共に奮闘を期待したい。 ◆グループA アーセナル(イングランド)/冨安健洋 PSV(オランダ) ボデ/グリムト(ノルウェー) チューリヒ(スイス) ◆グループB ディナモ・キーウ(ウクライナ) スタッド・レンヌ(フランス) フェネルバフチェ(トルコ) AEKラルナカ(キプロス) ◆グループC ローマ(イタリア) ルドゴレツ(ブルガリア) レアル・ベティス(スペイン) ヘルシンキ(フィンランド)/田中亜土夢 ◆グループD ブラガ(ポルトガル) マルメ(スウェーデン) ウニオン・ベルリン(ドイツ)/原口元気 ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)/町田浩樹 ◆グループE マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) レアル・ソシエダ(スペイン)/久保建英 シェリフ(モルドバ) オモニア(キプロス) ◆グループF ラツィオ(イタリア) フェイエノールト(オランダ) ミッティラン(デンマーク) シュトゥルム・グラーツ(オーストリア) ◆グループG オリンピアコス(ギリシャ) カラバフ(アゼルバイジャン) フライブルク(ドイツ)/堂安律 ナント(フランス) ◆グループH ツルヴェナ・ズヴェズダ(セルビア) モナコ(フランス)/南野拓実 フェレンツヴァーロシュ(ハンガリー) トラブゾンスポル(トルコ) 2022.09.08 19:00 Thu
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【ECLグループステージ展望】菅原由勢が唯一の参戦! ビジャレアルやハマーズも参戦

2022-23シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)・グループステージが8日に開幕する。昨シーズンから創設されたチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)に次ぐUEFA3番目のコンペティションにはDF菅原由勢が在籍するAZ、ビジャレアルやウェストハムなど5大リーグの強豪クラブが参戦する。 ここでは、注目クラブや日本人選手の所属するチームを中心にグループステージを展望していきたい。 ◆ビジャレアルやハマーズ、ヴィオラ参戦! <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220906_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季と比較してやや地味な顔ぶれとなった今グループステージでは、昨季CLベスト4で一昨季のEL王者であるビジャレアル、ウェストハム、フィオレンティーナ、ニースといった5大リーグの実力派クラブが優勝候補となる。 セビージャとビジャレアルで通算4度ELを制し、昨季CLでもユベントス、バイエルンを連破してベスト4に導いた名将エメリ率いるイエローサブマリンは、昨季の戦力をほぼ維持。就任3年目の指揮官の戦術の浸透も進み、ラ・リーガでは開幕3勝1分けの無敗と最高の滑り出しを見せている。ハポエル・ベエルシェバ、オーストリア・ウィーン、レフ・ポズナンと同居するグループCでは実力差も大きく、リーグ戦により重きを置いたとしても首位通過の可能性は高いはずだ。 その本命に次ぐ2番手はイングランドの名門ウェストハム。昨季ELでベスト4のウェストハムは、今夏にFWスカマッカ、MFパケタ、DFケーラー、FWコルネ、DFエメルソン・パルミエリと積極補強を敢行。ここまでのリーグ戦では1勝1分け4敗と思わぬ苦戦を強いられたが、スカッドの質は今ラウンド出場チームで筆頭と言える。グループBではDFヴェルトンゲン、MFアマドゥ・ディアワラ、FWファビオ・シウバらを補強したベルギーの名門アンデルレヒトとの一騎打ちが予想される。 イタリアの名門フィオレンティーナは、イタリアーノ監督の下で魅力的なスタイルを志向する好チーム。今季のセリエA序盤戦では勝ち星にこそ恵まれていないものの、ナポリとユベントス相手に堂々たる戦いぶりでドローに持ち込むなど、開幕から好調を維持。DFミレンコビッチ、MFマンドラゴラ、MFバラク、FWヨビッチと各ポジションに能力の高いタレントを揃える。グループAではプレーオフ進出の可能性は高いが、豊富な資金力を武器に多くのタレントを揃えるイスタンブール・バシャクシェヒルとの首位通過を懸けた争いには注目が集まるところだ。 その他ではニース、ケルンにパルチザン・ベオグラードが同居したグループDの戦いに注目。とりわけ、ニースは今夏の移籍市場でMFラムジー、GKシュマイケル、FWペペ、MFバークリーらプレミアリーグで活躍したビッグネームを補強。新指揮官に就任したファブレ監督の采配を含め、前述の優勝候補に比肩しうる注目のチームだ。ヨーロッパの常連であるパルチザン、ブンデスリーガの古豪ケルンを相手に首位通過できれば、一躍優勝候補に躍り出ることになるはずだ。 ◆菅原が唯一の参戦 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220906_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今シーズンのECLグループステージでは、昨季に続いて参戦となった菅原が唯一の日本人選手となる。 今年6月に左ヒザを手術した影響で開幕に出遅れた菅原だが、チームが慎重に起用法を模索する中、MF藤本寛也、MF新井瑞希を擁するジル・ヴィセンテとのECL予選プレーオフで待望の実戦復帰。その復帰戦となった1stレグではチーム4点目を演出するアシストを記録。2ndレグは引き続き途中出場となったが、ここでも堅実なパフォーマンスを見せてグループステージ進出に貢献した。 今回のグループステージではアポロン・リマソル、ファドゥーツ、ドニプロ-1と同居するグループEに。今季のエールディビジで4勝1分けの無敗と好調を維持するAZの実力を考えれば、昨季に続いて首位通過の可能性は高いはずだ。 戦列復帰後はすべて途中出場で短いプレータイムにとどまる菅原は、引き続きクローザー役での起用が続くことが想定されるが、今グループステージを通じて徐々にプレータイムを増やしてチームの突破に貢献したいところだ。 ◆グループA イスタンブール・バシャクシェヒル(トルコ) フィオレンティーナ(イタリア) ハート・オブ・ミドロシアン(スコットランド) FK RFS(ラトビア) ◆グループB ウェストハム(イングランド) FCSB(ルーマニア) アンデルレヒト(ベルギー) シルケボー(デンマーク) ◆グループC ビジャレアル(スペイン) ハポエル・ベエルシェバ(イスラエル) オーストリア・ウィーン(オーストリア) レフ・ポズナン(ポーランド) ◆グループD パルチザン・ベオグラード(セルビア) ケルン(ドイツ) ニース(フランス) スロヴァコ(チェコ) ◆グループE AZ(オランダ)/菅原由勢 アポロン・リマソル(キプロス) ファドゥーツ(リヒテンシュタイン) ドニプロ-1(ウクライナ) ◆グループF ヘント(ベルギー) モルデ(ノルウェー) シャムロック・ローバーズ(アイルランド) ユールゴーデン(スウェーデン) ◆グループG スラビア・プラハ(チェコ) クルージュ(ルーマニア) スィヴァススポル(トルコ) バルカニ(コソボ) ◆グループH バーゼル(スイス) スロバン・ブラチスラヴァ(スロバキア) ジャルギリス(リトアニア) ピュニク(アルメニア) 2022.09.08 18:00 Thu
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【CLグループD展望】スパーズ軸に拮抗した構成…鎌田&長谷部に守田が参戦

2022-23シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが9月6日に開幕する。グループDは本命トッテナムを軸に、日本人選手所属2クラブ、マルセイユとどのチームにもチャンスがある拮抗した構成となった。 ◆編集部予想 ◎本命:トッテナム ○対抗:マルセイユ △連下:スポルティングCP △連下:フランクフルト ◆実績、タレント力で本命~トッテナム~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220905_101_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 実力的に拮抗したグループだが、これまでの実績とスカッドの質を考えれば、プレミアリーグの強豪が突破の本命だ。 昨季、途中就任の名将コンテの卓越した手腕、冬の補強成功によって見事な巻き返しの末に3シーズンぶりのCL出場権獲得に成功したトッテナム。今夏の移籍市場ではFWリシャルリソン、MFペリシッチ、MFビスマ、DFラングレら実力者を市場開幕からの早い段階で獲得。各ポジションにテコ入れを図り、要求が厳しいイタリア人指揮官をほぼ満足させる補強に成功した。 ここまでのリーグ戦では昨季アジア人初の得点王に輝いたFWソン・フンミンの不振、不安定なビルドアップと課題はあるものの、勝負強い戦いで4勝2分けと無敗をキープ。上々の滑り出しを見せている。 消耗激しいスタイルに熾烈な国内リーグの戦い、UEFAコンペティションを不得手とするコンテと不安要素も少なからずあるものの、ソン・フンミンとFWケインの両エース、守護神ロリスを中心にソリッドさを増す堅守と、チームとしての総合力は今グループで頭一つ抜けている。 ◆スカッド充実、CL初采配の新指揮官の手腕に注目~マルセイユ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220905_101_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> トッテナムの対抗馬は非常に拮抗しているものの、開幕からのパフォーマンス、タレントの総合力で勝るマルセイユを推す。 昨季のリーグ・アンをパリ・サンジェルマン(PSG)に次ぐ2位でフィニッシュし、2シーズンぶりのグループステージ進出を決めた南仏の雄。今夏にはクラブと補強方針を巡って衝突したサンパオリ監督の電撃辞任により、セリエAで実績を残したクロアチア人指揮官トゥドールを新指揮官に招へい。これにより、開幕前には不安要素もあったが、蓋を開けてみれば、ここまで5勝1分けの無敗と最高の滑り出しを見せている。 今夏の移籍市場ではDFサリバ、FWミリク、DFチャレタ=ツァル、MFカマラといった主力が退団した一方、DFバイリー、DFムベンバ、DFクラウス、DFタヴァレス、MFヴェレトゥ、FWアレクシス・サンチェス、FWルイス・スアレスら実力者を積極的に補強。サンチェスやクラウスが期待通りの活躍を見せる中、アーセナルからレンタル加入のタヴァレスがチーム最多タイの3ゴールを挙げる嬉しい誤算もあり、チームは充実の序盤戦を過ごす。 ただ、内弁慶の傾向のあるチームは近年のヨーロッパの舞台では苦戦が続いており、CL初采配のトゥドール監督の存在を含め、不安要素も抱える。 ◆実績十分も主力流出の影響は~スポルティング~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220905_101_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季のCLベスト16のスポルティングCPは僅差ながらもグループ3番手の評価だ。 若き智将アモリムの下で一昨季に久々のプリメイラ・リーガ王者に輝いたリスボンの名門は、昨季のCLでもドルトムントを退けてグループステージ突破を決めた。ただ、今夏の移籍市場ではチームのベストプレーヤーだったMFヌネス、MFパリーニャという主力セントラルMF2人が引き抜かれ、前線の主力MFサラビアがPSGにレンタルバックで流出。代わってMF守田英正、MFアレクサンドロプロス、FWトリンコン、DFサン・ユステらを補強したが、国内リーグでは開幕2勝1分け2敗と低迷している。 主将DFコアテスやDFイナシオ、サン・ユステらを擁する守備面はまずまず安定しているが、守田やMFウガルテ、アレクサンドロプロスらの奮起が求められる中盤、昨季のチーム得点王サラビアを失った前線ではFWパウリーニョを軸に、FWエドワーズ、トリンコン、FWゴンサウヴェスらの更なる活躍が求められる。 鎌田同様にCL初参戦となる守田はヌネス、パリーニャという偉大なる前任者の存在もあり、ここまでの現地での評価は芳しくないが、このグループステージでの戦いを通じて、その評価を一変する活躍を期待したい。 ◆EL優勝でポット1も苦戦必至か~フランクフルト~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220905_101_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季のヨーロッパリーグ(EL)優勝によってクラブ史上初のCL出場権獲得に成功したフランクフルトは、ポット1に入ったものの苦戦が予想される。 昨季、ELではバルセロナ相手の大金星を始め、ウェストハムやベティス、レンジャーズを破ったものの、ブンデスリーガではボトムハーフの11位フィニッシュだった。今夏の移籍市場ではエースのMFコスティッチの流出に加え、守備の要だったDFヒンテレッガーが政治的な問題で電撃退団。補強ではMFゲッツェ、FWアラリオ、FWコロ・ムアニ、MFディナ・エビンベらを獲得したが、CLとリーグ戦の二足の草鞋を履く中で戦力不足は否めない。 グラスナー監督は昨季のELで見事な分析力や的確な采配などトーナメントにおいて確かな手腕を発揮したが、昨季に関しては多くを望めないリーグ戦を犠牲にした上での成功という面もあり、リーグ戦とのバランスを保っての戦いが求められるグループステージではより難しい采配を強いられる見込みだ。 ただ、直近の試合でRBライプツィヒを4-0で破るなど、ここ2試合ではチームの戦い方が整理されており、今季公式戦で6試合5ゴール2アシストと躍動するMF鎌田大地ら攻撃陣が好調を維持している点は、グループステージに向けて大きな弾みとなる。 CL初参戦となる鎌田は“EL男”の異名の通り、UEFAのコンペティションと相性が良いが、このグループステージで“CL男”という新たな異名を手にできるか。また、出番は限定的も13年ぶりのCL参戦となるMF長谷部誠の活躍にも期待したい。 2022.09.07 19:30 Wed
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【CLグループC展望】“死の組”が誕生! 三つ巴の争い制するのは?

2022-23シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが9月6日に開幕する。グループCはバイエルン、バルセロナ、インテルの三つ巴となる今グループステージ最激戦区となった。 ◆編集部予想 ◎本命:バイエルン ○対抗:バルセロナ △連下:インテル ☆大穴:ビクトリア・プルゼニ ◆破壊力維持も勝負所の決定力に課題か~バイエルン~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220905_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今グループステージで“死の組”と評されるグループCの本命は、ブンデスリーガ10連覇中のバイエルンだ。 昨季は伏兵ビジャレアルに苦杯を舐めさせられて無念のベスト8敗退となったドイツの盟主は、今夏の移籍市場で長らく主砲を担ってきたFWレヴァンドフスキが奇しくも同じグループとなったバルセロナに流出。その一方で、リバプールのエースFWマネに加え、今後のディフェンスリーダーと目されるDFデ・リフト、多才なDFマズラウィ、MFグラフェンベルフ、FWテルという若手の逸材を補強。指揮官の愛弟子であるMFライマーの確保こそならずも充実した補強となった。 レヴァンドフスキからマネへの前線のタレントの移行により、当初は得点力不足が懸念されたものの、より流動性、スピードを手にした新たな攻撃陣はここまでのリーグ5試合で17ゴールを記録。ゴールスコアラーも分散しており、より的を絞り辛くなっている印象だ。 攻守両面での安定感を考えれば、バルセロナ、インテル相手に一日の長があるが、唯一の懸念材料は直近のボルシアMG、ウニオン・ベルリンの2試合連続ドローで露呈したように接戦において、これまで頼れるエースが果たしてきた決定的な仕事を誰がこなすかという点だ。ボルシアMG戦に関しては相手守護神がまさに神がかりなパフォーマンスを見せたが、ポーランド代表FWの不在を少なからず感じたはずだ。したがって、バルセロナ、インテルとの直接対決ではマネを中心に攻撃陣の勝負強い仕事が求められる。 ◆超大型補強で昨季の屈辱晴らせるか~バルセロナ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220905_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> バイエルンの対抗馬は今夏に超大型補強を敢行したカタルーニャの雄だ。 昨季のグループステージでは直接的な敗退の原因はベンフィカ相手の体たらくだったものの、バイエルンに2戦連続0-3の惨敗を喫したバルセロナ。昨季、屈辱のシーズン無冠に終わったチームは、今夏の移籍市場で前述のレヴァンドフスキを始め、FWハフィーニャ、DFクンデ、MFケシエ、DFクリステンセンら積極補強を敢行し、移籍市場の主役となった。 プレシーズン、開幕の段階からその補強効果は出ており、ラ・リーガ開幕戦のラージョ戦こそゴールレスドローに終わったものの、以降はセビージャを3-0で粉砕するなど、3試合連続3ゴール以上を奪っての3連勝。注目の新エースストライカーは打開力に優れる両ウイングやチャンスメークに特長を持つ若手インテリオールを脇に従え、すでに5ゴールを挙げる強烈な存在感を示す。サイドバックにはやや不安を残すものの、守備面に関してもDFアラウホに加えて、クンデの加入によって大きな問題となっていたスピードタイプのアタッカー、被カウンター時の対応に関して改善が見受けられる。 ここまでの国内リーグでのパフォーマンス、スカッドの質だけを考えれば、バイエルンと遜色ない実力があると見て問題はないが、チャビ監督の采配面や強豪対決において守勢に回った際の戦い方にまだまだ未知数な部分もあり、リベンジを期すバイエルンとの第2節のアウェイゲームが試金石となる。 ◆ポテンシャル十分も開幕からの調子は今一つ~インテル~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220905_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季のセリエA2位チームでCLベスト16のインテルは現時点で3番手の評価だ。 今夏の移籍市場ではDFバストーニ、DFシュクリニアルの主力センターバック2人、DFダンフリースらの慰留に成功し、MFペリシッチ、FWサンチェスらベテランを除き現有戦力を維持。さらに、FWルカクの帰還、MFムヒタリアン、GKオナナ、DFアチェルビといったベテラン、DFベッラノーヴァ、MFアスラニといった若手逸材を獲得し、スカッドの拡充を果たした。 ただ、覇権奪還を目指すセリエAでは直近のミラノ・ダービー、指揮官の古巣ラツィオとの強豪対決をいずれも接戦の末に落として3勝2敗スタートと、思わぬ苦戦を強いられている。再結成の“ラウカク”を含め得点力は計算できるものの、開幕5試合で8失点と持ち味の堅守がピリッとしない。ミラン戦ではFWレオンの圧倒的な個人技に守備陣が蹂躙されており、バイエルン、バルセロナの強力攻撃陣との対戦を前に大きな不安要素となっている。 ただ、敗退となったものの昨季のリバプール戦のようなパフォーマンスを見せられれば、両者と互角以上に戦うことは十分に可能。その消耗が激しい戦い方を過密日程の中で実行する上ではリーグ戦での積極的なターンオーバーなど、チームとしての総合力が非常に重要となりそうだ。 ◆グループをかき回す役割を果たせるか~ビクトリア・プルゼニ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220905_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 抽選会後の選手、スタッフの反応を見れば、組み分け決定時点ですぐさま突破の望みが限りなく薄いことを悟ったチェコ王者。今回のグループステージでは開き直って、“死の組”をかき回す役割を担うことになる。 UEFAコンペティションでの経験豊富なプルゼニは、チェコ代表の実力者を多くスカッドに抱える好チームだが、やはり前述の3強との実力差は非常に大きい。したがって、グループステージを通じて“弱者の戦い”を徹底することになる。 ただ、リーグ戦においてもシビアな戦いが続く3チームに対して、比較的CLの戦いに集中できる環境であるため、カタール・ワールドカップ開催に伴う異例の過密日程を追い風に、疲弊する格上の隙を突き勝ち点奪取を狙いたい。 2022.09.07 19:00 Wed
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【CLグループH展望】PSGとユーベの2強、昨季ベスト8のベンフィカが割って入れるか

2022-23シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループステージが6日に開幕する。グループHはパリ・サンジェルマンとユベントスの2強に昨季ベスト8のベンフィカがいかに割って入るかが注目されるグループとなった。 ◆編集部予想 ◎本命:パリ・サンジェルマン ○対抗:ユベントス △連下:ベンフィカ ☆大穴:マッカビ・ハイファ ◆実力者補強で底上げ~パリ・サンジェルマン~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220903_10_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季は優勝したレアル・マドリーの前に痛恨の逆転敗退でベスト16止まりとなったPSG。その敗退を受け、ポチェッティーノ前監督が昨季終了後に解任され、新指揮官には2020-21シーズンにリールをリーグ・アン優勝に導いたガルティエ監督が招へいされた。 主力ではFWディ・マリアが去ったが、レアル・マドリーへの移籍が濃厚と思われたFWムバッペが残留。そしてMFファビアン・ルイス、MFソレール、MFレナト・サンチェス、DFムキエレ、DFヴィティーニャと黒子的な選手を迎え入れ、チームの強度を底上げした。 FWメッシ、FWネイマールを擁する攻撃陣に非の打ち所はないため、彼らを支える脇役たちがいかに泥臭く働けるか。ガルティエ監督がタレント軍団をうまくマネージメントできればグループステージ突破は難しくないだろう。 ◆トップタレント獲得でGS突破はノルマ~ユベントス~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220903_10_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> PSGに次ぐ突破候補はユベントスだろう。昨季は躍進したビジャレアルの前に3季連続となるベスト16敗退に終わり、不甲斐ない結果に終わった。アッレグリ体制2季目の巻き返しを誓う新シーズンはFWディ・マリア、MFポグバとトップタレントを獲得。 彼ら以外にもDFブレーメル、MFコスティッチ、FWミリクと実力者を補強しており、アッレグリ監督にとっては言い訳のできないシーズンを迎えた。ケガに脆い選手を多く抱えていることがネックとなりそうだが、アッレグリ監督がどのような手綱捌きを見せるか。また、ディ・マリアのいきなりとなる古巣対決にも注目だ。 ◆主砲流出も知将就任で番狂わせを~ベンフィカ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220903_10_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季ベスト8のベンフィカは予選3回戦から登場。ミッティランを撃破後、プレーオフでは国難の中で奮闘していたディナモ・キーウを倒し本戦出場を決めた。 昨季のベンフィカはノーマークながらグループステージ全勝で乗りに乗っていたアヤックスをラウンド16で撃破し、準々決勝ではリバプールに善戦と、好インパクトを残した。ただ、その活躍を受けてエースFWヌニェスがリバプールに、スーパーサブとして良い仕事をしていたFWヤレムチュクがクラブ・ブルージュにそれぞれ引き抜かれてしまった。 一方でアヤックスのCLベスト4メンバーであるFWネレスが、さらに移籍期限最終日にPSGからFWドラクスラーが加入。そして指揮官にはレバークーゼンやPSVで実績を残したR・シュミット監督を招へいした。流出した戦力は痛いが、R・シュミット監督の手腕、成長株のFWゴンサロ・ラモスの存在を考慮すればユベントスを出し抜くことは十分可能かもしれない。 ◆予選を勝ち抜いた自信を胸に~マッカビ・ハイファ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/get20220903_10_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> イスラエル王者マッカビ・ハイファが2009-10シーズン以来、実に13シーズンぶりにCL本戦出場を果たした。予選2回戦から登場したマッカビ・ハイファはCL常連のオリンピアコスを撃破するアップセットを起こし、続く3回戦でアポロン、プレーオフでセルビア王者ツルヴェナ・ツヴェズダと難敵を下して本戦出場に辿り着いた。 名の知れた選手は不在だが、予選を勝ち抜いた自信を胸にホームの試合ではアップセットを狙いたい。 2022.09.06 19:30 Tue
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