【ラ・リーガ シーズンプレビュー】盤石王者マドリーに積極補強バルサが挑む! 久保建英は新天地で勝負の1年目

2022.08.12 20:00 Fri
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2022-23シーズンのラ・リーガが8月12日(金)に開幕を迎える。昨シーズンはバルセロナ、アトレティコ・マドリーの大きな躓きもあり、シーズンを通して安定感際立ったレアル・マドリーが2シーズンぶり35度目の優勝を果たした。だが、今シーズンはその王者と、物議醸す大型補強を敢行したバルセロナとの壮絶な一騎打ちが期待されるところだ。

◆的確補強で大本命もエースのバックアップ不在が唯一の懸念~レアル・マドリー~
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ディフェンディングチャンピオンにして、昨季のチャンピオンズリーグ(CL)王者でもあるレアル・マドリーが今季もタイトルレースの大本命だ。

昨季はDFセルヒオ・ラモス、DFヴァランら長らくディフェンスラインを支えた重鎮の退団によって、守備面に不安を抱えて臨んだシーズンだったが、新加入DFアラバの圧倒的な存在感、DFミリトンの急成長、守護神クルトワのハイパフォーマンスによって、その課題をクリア。さらに、黄金の中盤による圧倒的な構成力、FWヴィニシウスのゴールスコアラーとしての覚醒により、破壊力を増した攻撃陣と、対戦相手に全く隙を与えない安定した戦いぶりで、余裕を残して優勝を決めた。
アンチェロッティ体制2年目で臨む今季に向けては前カピタンのマルセロやMFイスコ、FWベイル、FWヨビッチら控えメンバーが退団し、次代のフットボール界を担う逸材MFチュアメニ、チェルシーでワールドクラスに成長したDFリュディガーの2選手を補強。ディフェンスラインと中盤にクオリティと厚みを加えた。これにより、中盤ではMFバルベルデ、加入2年目のMFカマヴィンガを含めた質の高いターンオーバー、ディフェンスラインではDFアラバの左サイドバック起用が可能となった。

開幕前に行われたフランクフルトとのUEFAスーパーカップに完勝し、すでに今季初タイトルを獲得したエル・ブランコは、シーズン6冠達成に向けて最高の滑り出しを見せた。だが、史上初となるワールドカップ開催に伴うシーズン途中の中断と共に、エースFWベンゼマのバックアップ不在が唯一の懸念材料だ。

今夏の移籍市場では一時は獲得確実と見られたFWムバッペに加え、以前からターゲットにしていたFWハーランドという次代のバロンドール候補の獲得に失敗。また、ペレス会長、アンチェロッティ監督共に補強終了を明言しており、ベイル、ヨビッチが退団したセンターフォワードの選手層はより薄くなっている。イタリア人指揮官はFWアザールのファルソ・ヌエベ(偽9番)起用やFWロドリゴ、FWマリアーノを不在時に起用する意向だが、仮に昨季のピチーチ受賞FWが長期離脱を強いられれば、一転して厳しい戦いを強いられる。

とはいえ、ディフェンスラインの安定、世界屈指の中盤の存在、ヴィニシウス、ロドリゴの伸びしろを考えれば、大崩れする可能性は限りなく低い。慌てず騒がず、的確に采配を振るう百戦錬磨の指揮官の手腕を含め、今季もリーグタイトル争いを牽引するはずだ。

◆未来を担保に超大型補強で覇権奪還期す~バルセロナ~
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昨季の屈辱のシーズン無冠からの巻き返しを図り、今夏に物議を醸す大型補強を敢行したバルセロナがレアル・マドリーの対抗だ。

前経営陣による放漫経営のツケを払い、昨夏にFWメッシが電撃退団するなど大混乱に見舞われたバルセロナ。ロナルド・クーマン前監督の下では乏しい戦力、指揮官の求心力低下で不安定な戦いに終始した結果、昨年11月にチャビ監督を新指揮官に招へい。レジェンドによる戦術面の原点回帰、今冬の大型補強により息を吹き返したチームは、ヨーロッパリーグ(EL)での屈辱的な敗退はあったものの、ライバルの取りこぼしが目立つ中で順調に勝ち点を積み重ねて最低限のノルマだった2位フィニッシュに成功した。

2018–19シーズンの優勝から3シーズン遠ざかるラ・リーガ制覇に向け、捲土重来を期すブラウグラナは、引き続き深刻な財政難に喘ぐ中で今後のテレビ放映権の25%、クラブ子会社の一部株式売却などで6億ユーロ以上の資金を調達。これにより、FWレヴァンドフスキ、FWハフィーニャ、DFクンデを高額な移籍金で、DFクリステンセン、MFケシエをフリートランスファーで獲得。さらに、DFマルコス・アロンソやMFベルナルド・シウバの獲得に動いているとの報道もある。

プレシーズンではレヴァンドフスキやハフィーニャがMFペドリ、FWデンベレらと好連携を見せるなど、攻撃陣を中心に好調を維持。DFアラウホやFWアンス・ファティ、MFガビら自慢の若手も更なる成長の兆しを見せており、ピッチ内においては躍進に向けてポジティブな材料の宝庫だ。

その一方で、DFユムティティやFWブラースヴァイトら余剰人員の整理の遅れ、ラ・リーガのサラリーキャップに対するクラブサイドの見積もりの甘さにより、開幕直前にも関わらず、新戦力や契約更新を行ったMFセルジ・ロベルト、デンベレが登録できずにいる点は大きな懸念だ。ラポルタ会長を含むクラブ首脳陣はギリギリでの登録を楽観視するが、子会社の株式の追加売却やMFフレンキー・デ・ヨング、FWデパイ、FWオーバメヤンの売却、昨季に続く一部主力の減俸受け入れが必要となるかもしれない。

ただ、前述の問題がすべてクリアされたあかつきには、チャビ体制2年目のバルセロナは、リーグ戦ではレアル・マドリーの有力な対抗馬、2014–15シーズン以来タイトルから遠ざかるCLでは優勝候補の一角となる魅力的なチームとなるはずだ。

◆11年目迎えるシメオネ体制は正念場迎える~アトレティコ・マドリー~
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一昨シーズンの王者は連覇を期待された昨季の低迷により、正念場のシーズンを戦う。

2020-21シーズンは見事な勝負強さを発揮し、7シーズンぶりのプリメーラ制覇を成し遂げたアトレティコ。昨季は連覇に向けて積極的な補強を敢行して下馬評では本命に挙げられながらも、シメオネ体制ワーストの43失点を喫するなど、チームの根幹である堅守が崩壊。FWグリーズマンやFWクーニャの補強で充実を図った攻撃も、前シーズンの数字を下回り、戦術的なアップデートのなさも含めてサイクル終焉を感じざるを得ない厳しいシーズンを最終的に3位で終えることになった。
それでも、チョロ体制の継続を決断したコルチョネロスは今夏の移籍市場でFWルイス・スアレス、MFエクトル・エレーラのベテラン2選手らが契約満了によりチームを離れた一方、MFヴィツェル、DFモリーナの2選手を獲得。また、今後の去就は不透明も、FWモラタとMFサウールの実力者2人もレンタルバックという形でチームに復帰している。

DFトリッピアーの退団以降は泣き所となっていた右サイドの問題を解決するモリーナの加入は非常に大きいが、昨季から大きなメンバーの入れ替えはない。個人としてはグリーズマン、FWフェリックス、MFマルコス・ジョレンテらの奮起に期待しつつ、シメオネ監督を中心とする戦術面のアップデートが覇権奪還のカギを握るはずだ。

◆戦力的な上積み乏しく3強との差広がる~オトラ・リーガ~
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前述の3強を除くオトラ・リーガは、いずれのクラブも財政面で少なからず問題を抱えており、開幕直前の現時点では3強との間で戦力差が広がっている印象だ。

そのため、セビージャ、ベティスのアンダルシア勢、ビジャレアル、レアル・ソシエダと昨季のヨーロッパコンペティション争いを演じた4チームが3強に挑む構図となりそうだ。

昨季4位のセビージャはリーグ最高の堅守を武器に、優勝したレアル・マドリーと同じリーグ最少の敗戦数(4敗)と安定したパフォーマンスを披露。しかし、後半戦に深刻な得点力不足に陥り、リーグ最多の16分けと勝ち切れない試合が続いた。これにより、アトレティコ同様にロペテギ体制終焉も噂されたが、最終的に続投が決定した。

ただ、今季に向けては堅守構築の立役者だったDFクンデとDFジエゴ・カルロスの主力センターバックコンビがいずれも移籍。代わってチームはガラタサライで評価を高めたDFマルコンを獲得し、手薄な左サイドバックにDFアレックス・テレス、前線のテコ入れとしてMFイスコを補強している。今後も引き続きセンターバックやストライカー、中盤の補強に動く構えだが、現時点での戦力値は昨季からマイナスと言わざるを得ない。ロペテギ監督としてはディフェンスライン、MFフェルナンドに依存するアンカー、イスコを中心とする攻撃と各ポジションでの再整備が求められる。

昨季のリーグ戦を5位で終え、コパ・デル・レイを制したベティスは、ペジェグリーニ3年目で継続路線を歩む。今夏の移籍市場ではDFベジェリン、FWテージョの主力クラスの2選手が退団し、代わってラツィオを退団したDFルイス・フェリペ、フルミネンセから若手逸材FWルイス・エンヒキを補強。ベジェリンの再獲得や中盤、ワイドのポジションでの更なる補強も見込まれるが、MFカナーレス、FWフェキル、FWフアンミ、MFギド・ロドリゲスら昨季の主力選手のパフォーマンスがカギを握る。

昨季は7位フィニッシュと期待外れの結果に終わるも、CLではベスト4進出の快挙を果たしたビジャレアルは、こちらも現時点では昨季の戦いがベースとなる。移籍市場ではGKアセンホ、DFガスパール、MFモイ・ゴメス、MFイボーラといった準主力が去り、GKレイナ、DFキコ・フェメニア、FWホセ・モラレスら経験豊富なベテランが加入。

DFパウ・トーレスやFWジェラール・モレノ、FWダンジュマといった市場の人気銘柄の残留は朗報だが、昨季以上の成績を残すためにはMFロ・チェルソの買い取りを含め中盤、ディフェンスラインの戦力拡充が求められる。また、昨季は離脱が少なくなかったジェラール・モレノやFWピノらアタッカー陣がシーズンを通してプレーすることも重要だ。

昨季6位のソシエダは魅力的なフットボールを披露し、CL出場権争いにも絡む上々のシーズンを過ごした。更なる躍進が期待される今季に向けては、メンバーの入れ替わりが激しい夏に。FWセルロートやMFラフィーニャがレンタル先に戻ったほか、MFヤヌザイやFWポルトゥ、MFグリディ、DFサルドゥアら準主力が退団。代わってMF久保建英、MFブライス・メンデス、リーグ・アン注目の逸材FWモハメド=アリ・チョ、自慢のカンテラから数選手が昇格した。

昨季は守護神レミロ、DFル・ノルマン、MFメリーノのセンターラインを中心とする堅守が光った一方、攻撃はリーグ平均以下の40得点にとどまり、上位浮上に向けては攻撃面の改善が急務。エースFWオヤルサバルが昨季に負ったヒザ前十字じん帯の重傷により、シーズン序盤戦不在の中で久保ら新戦力と共に、昨季わずか6ゴールに終わったFWイサクの奮起が求められる。

その他のクラブではディエゴ・マルティネス監督、ガットゥーゾ監督を新指揮官に迎えたエスパニョール、バレンシア。今夏の積極補強が光るセルタに注目が集まる。

グラナダ時代にチームをEL出場権をもたらすなど、卓越した手腕を発揮したマルティネス監督は1年の休養期間にイングランドなどで指導者としての研鑽を積み、チームはMFダルデルとFWデ・トーマスの両エースの残留に加え、新守護神ルコントやFWホセルといった実力者を補強。少なくともEL出場権争いには絡みそうだ。

一方、わずか1年でボルダラス前監督と袂を分かったバレンシアは元イタリア代表MFでミラン、ナポリの指揮官を歴任した闘将を招へい。財政問題を抱えるクラブはエースFWゴンサロ・ゲデスらを売却し、代わりとなる新戦力を確保できていない状況だが、MFカスティジェホ、FWサムエウ・リーノに加え、市場閉幕までにレンタルなどを活用しながら指揮官をバックアップする構えだ。

昨季11位のセルタはブライス・メンデスやFWノリートら数選手がチームを離れたものの、GKマルチェシン、DFウナイ・ヌニェス、DFミンゲサ、MFオスカル・ロドリゲス、FWパシエンシア、FWカルレス・ペレスら各ポジションに好タレントを補強しており、昨季サラ賞を獲得したFWアスパスも健在なこともあり、上位進出が期待される。

グラナダ、レバンテ、アラベスに代わってプリメーラ昇格となったアルメリア、バジャドリー、ジローナの3チームは、ひとまず残留が目標となる。

セグンダ王者のアルメリアでは主砲サディク・ウマルら昇格に貢献した主力に加え、今夏加入したブラジル代表の次代を担う逸材センターバックのカイキに注目。1年でのプリメーラ復帰となったバジャドリーはここまで目立った補強はなく、FWヴァイスマン、FWセルヒオ・レオンら現有戦力の躍動に期待。昇格プレーオフを制したジローナは昨季セグンダ得点王のFWストゥアーニが健在で、『シティ・フットボール・グループ』が保有する若手タレントの活躍も期待される。

◆久保建英がラ・レアルに完全移籍~日本人選手~
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今シーズンのラ・リーガは昨季に続きMF久保建英が唯一の日本人選手となる。ただ、レンタル先のマジョルカから保有元のレアル・マドリーに一旦復帰した久保は、レアル・ソシエダへの完全移籍という大きな決断を下し、キャリアにおいて重要なシーズンに臨む。

ソシエダはこれまで在籍したマジョルカやビジャレアル、ヘタフェに比べてボールポゼッションを重視するプレースタイル、チームメイトのレベルを含めて最もプレーしやすい環境と言える。

チームを率いるアルグアシル監督は[4-4-2]や[4-2-3-1]、[4-3-1-2]、[4-3-3]と複数のシステムを使い分けており、久保に関しては右サイドやトップ下、インテリオールでの起用が見込まれる。

右サイドではチョやブライス・メンデスの新加入組、トップ下ではMFダビド・シルバ、MFロベルト・ナバーロらがポジション争いのライバルとなる。

プレシーズンは上々のアピールを見せたが、ポジション奪取に向けては昨季マジョルカで27試合1ゴール1アシストにとどまった数字面の改善が必須だ。

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【カタールW杯グループB展望】イングランドが本命、注目は2位争いか

グループBはイングランドとウェールズの“イギリス勢”に、成長著しいアメリカ、そしてアジア最上位のイランが同居した。下馬評での本命はイングランドと見てよさそうだが、アメリカやウェールズも近年は優秀な若手が揃っており、イランはカタールから距離が近いことから、地理的にも精神的にも有利と言えそうだ。 ◆編集部予想 ◎本命:イングランド ○対抗:ウェールズ △連下:アメリカ ☆大穴:イラン ◆優勝を狙える充実のスカッド! 鍵は戦術か~イングランド~ 純粋に選手のクオリティを比較すると、イングランドがこのグループの本命であることは異論ないだろう。7大会連続16回目の出場となるスリーライオンズは、5人が選ばれたマンチェスター・シティ勢を筆頭に、世界最高峰のプレミアリーグで鎬を削り合う猛者たちが集結。ヘンダーソンやウォーカーといったベテランから、サカやベリンガムなど売り出し中のヤングスターまで、バランスの良いスカッドとなった。 欧州予選では10試合で8勝2分けと、6チーム構成のグループでは唯一無敗で、得点数ではヨーロッパ全チーム最多の39ゴールという成績を収めた。しかし、ガレス・サウスゲイト監督には手腕を疑問視する意見が溢れており、サポーターからはW杯開幕直前にもかかわらず、解任を望む声が挙がっている。個人では粒揃いでも指揮官の求心力は気がかりだ。 ◆64年ぶりのW杯、良くも悪くもベイル次第?~ウェールズ~ 16大会ぶり2度目の出場となるウェールズ。実に1958年大会以来64年ぶりの大舞台で、初出場のホスト国カタールを除けば、最もW杯と縁のなかった国と言える。予選ではグループ2位でプレーオフへ進み、オーストリアとウクライナを下して本戦へ。政治的危機に瀕するウクライナ戦では、試合後に両代表の選手たちが抱擁する美しい一幕も。 そのウクライナに背中を押されて臨む今大会。注目はやはり主将のベイル。ドラゴンズでの最多出場記録更新も迫る中、予選はケガによる欠場もありながら、3ゴール3アシストと安定した活躍。POのオーストリア戦では2ゴール、ウクライナ戦ではオウンゴールを誘うプレーなど、重要な場面で存在感を放った。 チームを率いるロブ・ページ監督は、ライアン・ギグス前監督の不祥事を受けて2020年11月から暫定監督を務めていたが、殊勲のW杯に導いた実績から、今年6月に晴れて正式監督に。9月には4年契約を結んだ。ただ、6月と9月に行われたネーションズリーグでは、1勝もできずに降格している。 ◆平均年齢25歳、若き才能が栄光目指す~アメリカ~ 2大会ぶり11回目の出場となるアメリカ。北中米最終予選では8チーム中3位で本戦へ進んだ。率いるは2018年12月就任のグレッグ・バーホルター監督。昨夏にはCONCACAFゴールドカップでカタールやメキシコを破り優勝に導いた。 そんな49歳指揮官が選んだ26人は、平均年齢25歳175日とかなり若い。現在のアメリカ代表のメンバーはプリシッチやジョバンニ・レイナ、ティモシー・ウェア、デストなど過去最も豪華な顔ぶれだが、W杯経験が少ない点は不利になりうる。ただ、先述のゴールドカップ制覇と近いメンバーが揃っているため、連携面に懸念はない。 11月中旬には、どのチームよりも早くカタール入りするなど、その熱意が感じられるアメリカ。なお、その背景にはバーホルター監督のこだわりがあると見られ、同監督は良くも悪くも細かい戦術を浸透させたい意向があるがしかし、代表チームは時間が限られているため、一貫したシステムが見つけられていないという不安要素があるようだ。 ◆アジアのトップはダークホースになれるか~イラン~ イランは3大会連続6回目の出場。ここ3大会はいずれもカルロス・ケイロス監督の下で出場しており、FIFAランキングも20位に浮上し、アジアでは日本を抜いて首位となった。 ケイロス監督は守備に重点を置き、カウンターで得点を狙うスタイルを嗜好する指揮官。アジア最終予選では日本と逆のグループで15得点4失点という攻守に安定感のある戦いを見せた。その中で攻撃を牽引するのは、ポルトで活躍するメフディ・タレミやレバークーゼンのサルダル・アズムンら。 ただ、アズムンは先月上旬にふくらはぎの筋肉断裂の重傷を負い、全治6~8週間の離脱を強いられることに。“イランのメッシ”が万全の状態まで回復できることができれば、あるいは台風の目になるかもしれない。 ★グループステージ日程 第1節 ▽11/21 《22:00》 イングランド vs イラン 《28:00》 アメリカ vs ウェールズ 第2節 ▽11/25 《19:00》 ウェールズ vs イラン 《28:00》 イングランド vs アメリカ 第3節 ▽11/29 《28:00》 イラン vs アメリカ ウェールズ vs イングランド 2022.11.21 17:00 Mon
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【カタールW杯グループC展望】アルゼンチンが大本命、拮抗ポーランドとメキシコは初戦で激突

11月22日、第1節がスタートするグループCは、優勝候補に挙がるアルゼンチンが大本命だ。その対抗にタレント力で勝るポーランド、実績で勝るメキシコの2チームが並び、地の利を生かして大番狂わせを狙うサウジアラビアが大穴という立ち位置だ。 ◆編集部予想 ◎本命:アルゼンチン ○対抗:ポーランド △連下:メキシコ ☆大穴:サウジアラビア ◆自慢の攻撃力で押し切れるか~アルゼンチン~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/WC2022_Argentina_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 有力な優勝候補は首位通過の本命。エースのメッシら黄金世代の集大成と位置づけられる今大会に向け、既存の主力にDFロメロやFWラウタロ・マルティネス、FWアルバレスら新世代の融合が見事に機能。イタリアの世界記録(37戦無敗)にあと1試合に迫る36戦無敗で今大会を迎えることになった。 多くの大会出場国同様に離脱者が相次ぎ、直前でも前線の2選手の入れ替えを余儀なくされ、一部主力のコンディションに不安を抱えるところだが、攻守の安定感はグループリーグのライバルを大きく凌駕。とりわけ、MFディ・マリアがここに来て調子を上げる攻撃は破壊力抜群だ。難しい初戦をグループ最弱と目されるサウジアラビア相手にスタートできる利点は大きく、2戦目以降はその他のライバルの動向次第で突破に向けたプランを立てられるはずだ。 ◆初戦の戦い方が重要に~ポーランド~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/WC2022_Poland_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 実力的にはほぼ互角もポーランドを2番手に予想。熾烈な欧州予選を制して2大会連続の出場を決めた東欧の強豪は、世界最高のストライカーであるFWレヴァンドフスキに加え、GKシュチェスニー、MFジエリンスキ、MFザレフスキ、FWミリクとセリエAの強豪で主力を張るワールドクラスのタレントを各ポジションに擁する。 今年1月に就任したミフニエヴィチ新監督の下ではシステムを含め試行錯誤の状況が続くが、逆に対戦国の徹底的な分析が進むグループリーグにおいてはその不透明さがプラスに働く可能性もある。そういった意味では、突破の直接のライバルとなるメキシコ戦の戦い方が非常に重要だ。基本的にボールを握られる展開の中、5バックで撥ね返しながらレヴァンドフスキを起点としたカウンターで仕留めたい。最終節は突破を決めている可能性のあるアルゼンチンと対戦するため、1勝2分けでの突破も意識しつつメキシコ相手の初戦の敗戦だけは回避したいところだ。 ◆突破のカギは決定力~メキシコ~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/WC2022_Mexico_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 7大会連続でベスト16進出の実績は素晴らしいが、僅差ながら3番手に予想。北中米カリブ海予選を危なげなく制し、守護神オチョア、MFエドソン・アルバレス、MFグアルダード、MFエクトル・エレーラ、FWロサーノと各ポジションに実力者を擁するが、主砲ラウール・ヒメネスの状態含め不安を残す形で今大会を迎えている。 今年のフレンドリーマッチではウルグアイ、コロンビア、スウェーデンとカウンターを得意とするタイプの強豪相手に結果を残せておらず、初戦で戦うポーランドとの相性はいまひとつと言える。アルゼンチン戦を除き各試合でボールを握れる中、主砲ヒメネスが万全の状態ではない状況において両サイドのロサーノやベガ、代役を担うマルティンら攻撃陣の決定力が8大会連続のグループリーグ突破のカギを握る。 ◆弱者の戦い方徹底できるか~サウジアラビア~ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2022/WC2022_Saudi_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 初の中東開催でモチベーション高いアジアの強豪は番狂わせを狙う。日本、オーストラリアと同居したアジア最終予選を首位通過した実力は本物だが、やはり前述の3カ国とのスカッドの差は大きいと言わざるを得ない。また、その他のアジアのライバルと異なり、ヨーロッパのトップレベルを経験した選手がおらず、プレー強度やリズムの部分で苦戦必至だ。 国内屈指の強豪アル・ヒラルから最多12人が選出されており、連携面の部分はチームの大きな強みと言える。ただ、普段の所属クラブでは常に主導権を握る形の戦いとなっており、いずれも格上相手に弱者の戦い方を徹底できるか。MFサレム・アル・ドサリ、FWアル・ブライカンを中心に前線の選手がいかに少ない決定機をモノにできるかが、勝ち点奪取のカギとなる。 グループステージ日程 ◆第1節 ▽11/26 《19:00》 アルゼンチン vs サウジアラビア 《25:00》 メキシコ vs ポーランド ◆第2節 ▽11/26 《22:00》 ポーランド vs サウジアラビア 《28:00》 アルゼンチン vs メキシコ ◆最終節 ▽11/30 《28:00》 ポーランド vs アルゼンチン サウジアラビア vs メキシコ 2022.11.21 12:00 Mon
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