FC東京vs福岡は白熱ドロー! 共に最低限のリーグ連敗ストップ【明治安田J1第19節】
2022.07.02 20:09 Sat
明治安田生命J1リーグ第19節、FC東京vsアビスパ福岡が2日に味の素スタジアムで行われ、2-2のドローに終わった。
前節、サガン鳥栖戦での0-5の大敗を含め、公式戦3連敗中と苦境が続く8位のFC東京。大敗からのバウンスバックを図るこのホームゲームでは、先発4人を変更。ヴィトーリア移籍の小川諒也に代わって長友、負傷の安部とベンチスタートの青木に代わって東、紺野が入り、渡邊がインサイドハーフに、最前線はアダイウトンからディエゴ・オリヴェイラに代わった。
一方、リーグ戦では直近1分け3敗の4戦未勝利で足踏みが続く14位の福岡は、直近2試合連続で3失点と自慢の堅守に翳りが見える。5戦ぶりの白星を狙うアウェイゲームでは、GKに永石を起用したほか、田中達也、ルキアン、ジョルディ・クルークスを先発に戻すなど、直近のサンフレッチェ広島戦から大幅にメンバーを入れ替えた。
立ち上がりは[4-4-2]で入った福岡が山岸とルキアンの2トップが積極的にプレスを仕掛け、主導権を握りにかかる。
一方、序盤の守勢を凌いだFC東京だったが、早い時間帯にアクシデントが発生。左ハムストリングを痛めた中村がプレー続行不可能となり、バングーナガンデ佳史扶が10分過ぎにスクランブル投入され、長友が左から右にポジションを移した。
先手を奪われたホームチームはすぐさま反撃を開始。ボールを動かしながら相手の守備ブロック攻略を目指すが、全体的に動き出しが少なく守備の目線を変えられない。前半半ばを過ぎても攻めあぐねる状況が続く中、34分にはカウンタープレスから松木がエリア外から果敢に足を振っていくが、このシュートは枠の右に外れる。
前半終盤にかけて試合はややオープンな展開となり、福岡に田中、FC東京にディエゴ・オリヴェイラと、共に良い形でフィニッシュのチャンスが訪れたが、決め切るまでには至らず。
迎えた後半、福岡はクルークスを下げて金森、FC東京は永井を下げてレアンドロをハーフタイム明けに投入。すると、この交代策が試合を動かす。
49分、ハーフウェイライン付近でボールを持った渡邊が背後を狙ってフィードを狙うと、松木が頭でフリック。これでボールの勢いが弱まったことで飛び出しを狙った紺野に良い形で繋がる。ボックス内での紺野のシュートはGK永石の好守に阻まれるが、こぼれ球に反応したレアンドロが冷静に右足で流し込んだ。
アルべル采配的中で試合を振り出しに戻したFC東京は、前線のブラジル人コンビの連携などで前半にはあまり見られなかった背後への動きで2点目に迫る。
一方、追いつかれた福岡だが、58分にはルキアンの完璧な背後への抜け出しからのラストパスに反応した金森がボックス右でシュートに持ち込むが、ここはGKスウォビィクのビッグセーブに阻まれる。
前半に比べて明らかに試合に動きが出始めると、やはりこの時間帯にゴールが生まれる。63分、FC東京の左CKの流れでボックス手前右でクリアボールに反応した紺野が抑えの利いた見事な左足のダイレクトシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。
紺野のゴラッソで試合を引っくり返したFC東京はボールを落ち着かせつつ、キレを感じさせるレアンドロをシンプルに使いながら3点目を狙っていく。
後半半ばを過ぎて互いに交代カードを切っていくと、今度は長谷部監督の交代策が機能。74分、田中に代わって投入されたフアンマ・デルガドがボックス左ギリギリの位置でDF木本と交錯。このプレーで福岡にPKが与えられる。ファウルの位置を含め微妙な判定となり、VARによるレビューが入るも判定は変わらず。そして、キッカーのフアンマがGKとの駆け引きを冷静に制し、待望の今季リーグ初ゴールとした。
再び振り出しに戻った試合は終盤にかけて拮抗。追いついた勢いのある福岡がセットプレーを軸に幾度か惜しい場面を作り出すが、FC東京も最後の局面で身体を張って3点目を与えない。
その後、2-2のイーブンのまま試合は最終盤に突入。VARのレビューの影響もあり、10分というアディショナルタイムが加えられる。浮上のキッカケを掴みたい両チームは、最後まで果敢に3点目を目指したが、フアンマ、三田のボックス内での決定的なシュートはいずれも相手の好守に阻まれ、このままタイムアップ。
白熱の一戦は2-2のドローで終わり、共にリーグ連敗をストップする最低限の結果となった。
FC東京 2-2 アビスパ福岡
【FC東京】
レアンドロ(後4)
紺野和也(後18)
【福岡】
ルキアン(前16)
フアンマ・デルガド(後33)
前節、サガン鳥栖戦での0-5の大敗を含め、公式戦3連敗中と苦境が続く8位のFC東京。大敗からのバウンスバックを図るこのホームゲームでは、先発4人を変更。ヴィトーリア移籍の小川諒也に代わって長友、負傷の安部とベンチスタートの青木に代わって東、紺野が入り、渡邊がインサイドハーフに、最前線はアダイウトンからディエゴ・オリヴェイラに代わった。
立ち上がりは[4-4-2]で入った福岡が山岸とルキアンの2トップが積極的にプレスを仕掛け、主導権を握りにかかる。
一方、序盤の守勢を凌いだFC東京だったが、早い時間帯にアクシデントが発生。左ハムストリングを痛めた中村がプレー続行不可能となり、バングーナガンデ佳史扶が10分過ぎにスクランブル投入され、長友が左から右にポジションを移した。
いきなりプラン変更を余儀なくされたホームチームの隙を狙うアウェイチームは、見事な揺さぶりからゴールをこじ開ける。16分、右サイドでの細かい繋ぎから中へ運んだ前嶋がボックス手前から浮き球のクロスを供給。これをファーサイドの山岸が冷静に頭で折り返すと、ゴール右にポジションを取っていたルキアンがうまく右足ボレーで叩き込んだ。
先手を奪われたホームチームはすぐさま反撃を開始。ボールを動かしながら相手の守備ブロック攻略を目指すが、全体的に動き出しが少なく守備の目線を変えられない。前半半ばを過ぎても攻めあぐねる状況が続く中、34分にはカウンタープレスから松木がエリア外から果敢に足を振っていくが、このシュートは枠の右に外れる。
前半終盤にかけて試合はややオープンな展開となり、福岡に田中、FC東京にディエゴ・オリヴェイラと、共に良い形でフィニッシュのチャンスが訪れたが、決め切るまでには至らず。
迎えた後半、福岡はクルークスを下げて金森、FC東京は永井を下げてレアンドロをハーフタイム明けに投入。すると、この交代策が試合を動かす。
49分、ハーフウェイライン付近でボールを持った渡邊が背後を狙ってフィードを狙うと、松木が頭でフリック。これでボールの勢いが弱まったことで飛び出しを狙った紺野に良い形で繋がる。ボックス内での紺野のシュートはGK永石の好守に阻まれるが、こぼれ球に反応したレアンドロが冷静に右足で流し込んだ。
アルべル采配的中で試合を振り出しに戻したFC東京は、前線のブラジル人コンビの連携などで前半にはあまり見られなかった背後への動きで2点目に迫る。
一方、追いつかれた福岡だが、58分にはルキアンの完璧な背後への抜け出しからのラストパスに反応した金森がボックス右でシュートに持ち込むが、ここはGKスウォビィクのビッグセーブに阻まれる。
前半に比べて明らかに試合に動きが出始めると、やはりこの時間帯にゴールが生まれる。63分、FC東京の左CKの流れでボックス手前右でクリアボールに反応した紺野が抑えの利いた見事な左足のダイレクトシュートをゴール左上隅の完璧なコースに突き刺した。
紺野のゴラッソで試合を引っくり返したFC東京はボールを落ち着かせつつ、キレを感じさせるレアンドロをシンプルに使いながら3点目を狙っていく。
後半半ばを過ぎて互いに交代カードを切っていくと、今度は長谷部監督の交代策が機能。74分、田中に代わって投入されたフアンマ・デルガドがボックス左ギリギリの位置でDF木本と交錯。このプレーで福岡にPKが与えられる。ファウルの位置を含め微妙な判定となり、VARによるレビューが入るも判定は変わらず。そして、キッカーのフアンマがGKとの駆け引きを冷静に制し、待望の今季リーグ初ゴールとした。
再び振り出しに戻った試合は終盤にかけて拮抗。追いついた勢いのある福岡がセットプレーを軸に幾度か惜しい場面を作り出すが、FC東京も最後の局面で身体を張って3点目を与えない。
その後、2-2のイーブンのまま試合は最終盤に突入。VARのレビューの影響もあり、10分というアディショナルタイムが加えられる。浮上のキッカケを掴みたい両チームは、最後まで果敢に3点目を目指したが、フアンマ、三田のボックス内での決定的なシュートはいずれも相手の好守に阻まれ、このままタイムアップ。
白熱の一戦は2-2のドローで終わり、共にリーグ連敗をストップする最低限の結果となった。
FC東京 2-2 アビスパ福岡
【FC東京】
レアンドロ(後4)
紺野和也(後18)
【福岡】
ルキアン(前16)
フアンマ・デルガド(後33)
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