ラツィオと交渉破綻報道のロマニョーリにフルアムの食指が動く
2022.07.02 17:01 Sat
来季からプレミアリーグに昇格するフルアムが、元イタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリ(27)の獲得に動くようだ。イタリア『スカイ』が報じている。
2021-22シーズン終了をもって、7年過ごしたミランを契約満了で退団したロマニョーリ。新天地に関してはラツィオが濃厚と見られていたが、給与面の隔たりから交渉は頓挫した模様。
そこで新たに移籍先候補として浮上しているのが、来シーズンから2シーズンぶりにプレミアリーグに昇格するフルアムだ。同クラブはセンターバックの強化を図っており、これまでにリバプールのウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズ(21)や、マンチェスター・ユナイテッドのコートジボワール代表DFエリック・バイリー(28)などの名前が報じられた。
ロマニョーリについては、フルアムは年俸400万ユーロ(約5億6400万円)の4年契約を提示しているようで、ラツィオの年俸280万ユーロ(約3億9400万円)のオファーを断った27歳を納得させることができる金額となっている。
ただ、ラツィオはロマニョーリにとって生まれ育った地元のクラブ。これまでにもラツィオ愛を強調してきた同選手なだけに、そのオファーを簡単に断ってしまうとは考えにくいが…。
2021-22シーズン終了をもって、7年過ごしたミランを契約満了で退団したロマニョーリ。新天地に関してはラツィオが濃厚と見られていたが、給与面の隔たりから交渉は頓挫した模様。
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