ユナイテッドが関心のエンクンク、ライプツィヒは移籍金を164億円に設定か

2022.06.14 15:21 Tue
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドが、RBライプツィヒのフランス代表MFクリストファー・エンクンク(24)に関心を示しているようだ。

2019年夏にパリ・サンジェルマン(PSG)から加入したエンクンクは、初年度から主力としてチームに定着。今シーズンも公式戦50試合に出場して35ゴール14アシストを記録するなど、ブンデスリーガ屈指の選手に成長した。

前線の複数ポジションをこなし、卓越したスピードとスキルで決定的な仕事を果たすフランス代表MFへの注目度は高まる一方で、現在もユナイテッド以外にアーセナルや古巣のPSGらが獲得に関心を示している。
そのなかでも、ユナイテッドは獲得を狙っていたベンフィカのウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェス(22)のリバプール加入が決定的となったことから、前線の強化を望むエリク・テン・ハグ新監督のリクエストによって獲得に本腰を入れる可能性があるという。

しかし、イギリス『インデペンデント』によると、ライプツィヒはこうしたビッグクラブからの関心を受けるエンクンクに対して、移籍金を1億ポンド(約164億円)に設定しており、安売りするつもりが全くない姿勢を示しているようだ。
ユナイテッドの移籍予算は1億2000万ポンド(約196億9000万円)+選手の売却益と報じられており、現在はバルセロナのオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(25)の獲得に注力していることから、エンクンク獲得は難しい交渉になるかもしれない。

エンクンク獲得が難しい場合、ユナイテッドはアヤックスのブラジル代表FWアントニー(22)についても関心を示している。

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