「ドリブル天下一」ラモス瑠偉氏が前園真聖氏との“ヴェルディ2ショット”を披露!「自分の中で一番の才能」

2022.06.11 07:35 Sat
©超ワールドサッカー
日本サッカー界のレジェンドであるラモス瑠偉氏がインスタグラムを更新。同じくレジェンドの1人である元サッカー日本代表の前園真聖氏との2ショットを投稿している。ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ出身のラモス氏は、1989年に日本に帰化。読売クラブやヴェルディ川崎(現:東京ヴェルディ)、京都パープルサンガ(現:京都サンガF.C.)で活躍した。
日本代表としても32試合に出場し1得点。ドーハの悲劇を知るレジェンドで、多くのものを日本にもたらしていた。

引退後はビーチサッカー日本代表の監督の他、東京ヴェルディ、FC岐阜を指揮するなどし、タレントとしても活躍している。

一方の前園氏は、1992年に横浜フリューゲルスに入団。ヴェルディ川崎(現:東京ヴェルディ)と湘南ベルマーレでもプレーし、サントス、ゴイアス、仁川ユナイテッドといった海外クラブでもプレーした。
ラモス氏は10日にインスタグラムを更新。「この間YouTube 大好きなレジェンドMaezono 会ってきましたとっても楽しかった」とし、前園氏との笑顔の2ショットを投稿した。

さらに、「自分の中で一番の才能持てるドリブル天下一ピ最高一緒ヴェルディでプレイできて最高の思いで着くてくれた男ありがとう かっこいいすぎる(原文ママ)」と前園氏との現役時代を懐かしんだ。

2人のレジェンドの共演には、当時を知るファンからも「お二人ともレジェンド」、「最高の笑顔ですね素晴らしいプレイ忘れません」と反響が寄せられている。

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