U23アジア杯初戦を制した日本、大岩監督「厳しくも意味のある試合だった」
2022.06.04 17:19 Sat
3日に行われたAFC U-23アジアカップのグループD第1節でU-23UAE代表に2-1で勝利したU-21日本代表。大岩剛監督がその初戦を振り返った。
パリ・オリンピックを目指す世代がアジア制覇を懸けて臨む今大会。3月に行われたドバイカップU-23で優勝を飾った大岩剛率いるチームは、ウズベキスタンでの初陣で難敵UAEと対戦した。
キャプテンの藤田譲瑠チマ、鈴木彩艶、チェイスアンリ、斉藤光毅、鈴木唯人らドバイカップでプレーしたメンバーに加え、山田楓喜、松岡大起がスタメンに入ったなか、立ち上がりは初戦で慎重な入りを見せた日本に対し、強めのプレッシングをかけてきたUAEという構図で、日本の守勢が続く展開となる。
それでもゴールレスで迎えた61分、右サイドの内野貴史からの低弾道クロスが鈴木唯人に繋がると、鈴木は冷静にスライディングに来た相手DFを外して右足のシュートを流し込んだ。
しかしその直後、日本はチェイスアンリと加藤聖のコミュニケーションミスから失点。すぐに同点に追いつかれてしまう。さらに71分には、チェイスアンリのハンドでPKを献上。だが、この絶体絶命のピンチでGK鈴木が完璧な反応で相手のシュートをはじき出し、値千金のPKストップを見せる。
見事難しい初戦をモノにした日本。大岩監督は上手くいった点といかなかった点はあるものの、概ね想定通りだったとコメント。何よりも勝利したことに満足感を持っているようだ。
「初戦を終えて、選手の準備を含めて上手くいったところといかなかったところが出てきたので、それを次のサウジアラビア戦に生かすという気持ちと、選手が初戦の戦いを見て、もう一回自分たちがやるべきことを再確認できたという意味では、厳しい試合でしたが、意味のある試合だったのかなと」
「前半なかなかうまくいかなかったのは、自分たちがプランしていたボールの持ち出し方において、相手によって変化を加えなければならなかったところにアジャストできなかったことです」
「後半になって少しボランチの立ち位置を変えてヘルプを多くしたことによって、自分たちが使うスペースが明確になりました。右サイドからチャンスを多く作ってましたが、そういうところで我々のやりたいことを再認識したというところが、内容によく現れていたのかなと」
「当然、局面局面でのピンチであったり、PKを与えてしまったシーンであったり、そういったところはしっかり映像分析して選手に伝えることになっているので、それを踏まえて次の試合の準備をしたいなと思います」
「求めるものは多いですけども、その中で勝ち切ることがよりウェイトを占めるので、勝ちながら改善することを繰り返していきたいなと」
また、大岩監督によると、試合前の選手たちの様子と、試合の本番での様子とでは異なる印象を受けたという。相手ごとにスムーズにアジャストしていくことが今後の課題だと振り返った。
「試合前の雰囲気はいつも通りと思ってたんですけど、いざ試合に入ってみると、当然UAEの強度やスピードには戸惑った感じを受けました。その中でそれにしっかりとアジャストしていかないといけないことをドバイカップで学んだんですけど、それに時間がかかってしまったというところはドバイカップに引き続き改善しなければならないかなと」
「それはコンディションを含めてですけども、身体の重い選手がいたり、思考の重い選手もいたり、そう言うところを含めて、この1試合やったところで体がフィットしていくんじゃないかと思っています」
「傾向と分析があって、いざ試合に入ってみたら違う形だった…そのためのプランもしっかり持つんですけれども、それに選手たちが頭を切り替えることに時間がかかってしまいました」
パリ・オリンピックを目指す世代がアジア制覇を懸けて臨む今大会。3月に行われたドバイカップU-23で優勝を飾った大岩剛率いるチームは、ウズベキスタンでの初陣で難敵UAEと対戦した。
キャプテンの藤田譲瑠チマ、鈴木彩艶、チェイスアンリ、斉藤光毅、鈴木唯人らドバイカップでプレーしたメンバーに加え、山田楓喜、松岡大起がスタメンに入ったなか、立ち上がりは初戦で慎重な入りを見せた日本に対し、強めのプレッシングをかけてきたUAEという構図で、日本の守勢が続く展開となる。
しかしその直後、日本はチェイスアンリと加藤聖のコミュニケーションミスから失点。すぐに同点に追いつかれてしまう。さらに71分には、チェイスアンリのハンドでPKを献上。だが、この絶体絶命のピンチでGK鈴木が完璧な反応で相手のシュートをはじき出し、値千金のPKストップを見せる。
この守護神のビッグプレーで流れを引き寄せた日本は76分に勝ち越す。内野の縦パスで右サイドを抜け出した藤尾のクロスから、細谷真大が強烈なヘディングシュートを突き刺し、これが決勝点となった。
見事難しい初戦をモノにした日本。大岩監督は上手くいった点といかなかった点はあるものの、概ね想定通りだったとコメント。何よりも勝利したことに満足感を持っているようだ。
「初戦を終えて、選手の準備を含めて上手くいったところといかなかったところが出てきたので、それを次のサウジアラビア戦に生かすという気持ちと、選手が初戦の戦いを見て、もう一回自分たちがやるべきことを再確認できたという意味では、厳しい試合でしたが、意味のある試合だったのかなと」
「前半なかなかうまくいかなかったのは、自分たちがプランしていたボールの持ち出し方において、相手によって変化を加えなければならなかったところにアジャストできなかったことです」
「後半になって少しボランチの立ち位置を変えてヘルプを多くしたことによって、自分たちが使うスペースが明確になりました。右サイドからチャンスを多く作ってましたが、そういうところで我々のやりたいことを再認識したというところが、内容によく現れていたのかなと」
「当然、局面局面でのピンチであったり、PKを与えてしまったシーンであったり、そういったところはしっかり映像分析して選手に伝えることになっているので、それを踏まえて次の試合の準備をしたいなと思います」
「求めるものは多いですけども、その中で勝ち切ることがよりウェイトを占めるので、勝ちながら改善することを繰り返していきたいなと」
また、大岩監督によると、試合前の選手たちの様子と、試合の本番での様子とでは異なる印象を受けたという。相手ごとにスムーズにアジャストしていくことが今後の課題だと振り返った。
「試合前の雰囲気はいつも通りと思ってたんですけど、いざ試合に入ってみると、当然UAEの強度やスピードには戸惑った感じを受けました。その中でそれにしっかりとアジャストしていかないといけないことをドバイカップで学んだんですけど、それに時間がかかってしまったというところはドバイカップに引き続き改善しなければならないかなと」
「それはコンディションを含めてですけども、身体の重い選手がいたり、思考の重い選手もいたり、そう言うところを含めて、この1試合やったところで体がフィットしていくんじゃないかと思っています」
「傾向と分析があって、いざ試合に入ってみたら違う形だった…そのためのプランもしっかり持つんですけれども、それに選手たちが頭を切り替えることに時間がかかってしまいました」
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「なんて可愛いんでしょ」オナイウ阿道が妻と愛娘と家族ショット、七五三での着物姿に「とってもかわいい」など祝福の声
トゥールーズに所属するFWオナイウ阿道の愛娘が愛くるしい。 2021年6月にキリンチャレンジカップ2021のセルビア代表戦で日本代表デビューを果たしたオナイウ。同年夏に海を渡り、活躍の場を横浜F・マリノスからフランスに移している。 28日には自身のインスタグラムを更新。家族写真を公開した。 家族4人での幸せフォトや、着物姿でカメラに目を向ける長女の姿には、ファンからも祝福の声や感嘆の声が届いている。 「素敵なご家族、お似合いです」 「なんて可愛いんでしょ、おめでとうございます」 「七五三おめでとうございます。ますます素敵な女の子になられますように」 「ちっちゃい女の子たちがとってもかわいい」 オナイウは2018年に入籍を発表。2人は2019年7月10日に第一子となる長女を、2020年9月26日に第2子となる次女を授かっていた。 <span class="paragraph-title">【写真】オナイウ阿道の愛娘の着物姿</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:550; line-height:18px;">この投稿をInstagramで見る</div></div><div style="padding: 12.5% 0;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: row; margin-bottom: 14px; align-items: center;"><div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(0px) translateY(7px);"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; height: 12.5px; transform: rotate(-45deg) translateX(3px) translateY(1px); width: 12.5px; flex-grow: 0; margin-right: 14px; margin-left: 2px;"></div> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; height: 12.5px; width: 12.5px; transform: translateX(9px) translateY(-18px);"></div></div><div style="margin-left: 8px;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 20px; width: 20px;"></div> <div style=" width: 0; height: 0; border-top: 2px solid transparent; border-left: 6px solid #f4f4f4; border-bottom: 2px solid transparent; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/Cmr-DTzqt7D/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">オナイウ阿道 2022.12.29 20:35 Thu3
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu4
BE:FIRSTがアンバサダー就任の「FILA」、かつては中田英寿氏も同ブランドのスパイクを着用
7日にBE:FIRSTがブランドアンバサダーに就任したことを発表した『FILA(フィラ)』。ファッションブランドとしての認識が強い同ブランドだが、かつてはサッカースパイクも手掛けていた。 フィラは1911年、フィラ兄弟によってイタリアのビエラでニット素材工場として誕生した。1940年に社名を『FILA』に変更。1970年代からスポーツウェア業界でも地位を築き始め、次第に大きな注目を集めていった。 現在はテニスやゴルフを中心としたブランド展開に加え、バーチャルシンガー・初音ミクとのコラボレーションシューズなどカジュアルウェアに注力しているフィラだが、1998年にイタリアへと渡った元日本代表MF中田英寿氏が身に着けていたのがフィラのファッシノだ。 当時世界の最高峰と言われていたセリエA。中田氏はユベントスを相手にデビュー戦で2ゴールというセンセーショナルな活躍を披露した。足元には黒を基調に黄色のFマーク。シュータンには『FILA』の文字がはっきりと見て取れる。 現在のサッカー界からは姿を探すことが難しくなったフィラだが、今季はセリエCのヴィチェンツァのサプライヤーとなった。『Footy Headlines』によれば、イタリアのピッチに同ブランドが戻ってくるのは、フィオレンティーナとの1999-2000シーズンの終了以来、22年ぶりとのことだ。 かつてはウェストハムやフランクフルトのサプライヤーも務めていたフィラ。現在はヴィチェンツァのほか、イスラエルのマッカビ・テルアビブや韓国の済州ユナイテッドなどのクラブのサプライヤーを務めている。 <span class="paragraph-title">【写真】ペルージャ時代の中田英寿とその足元</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【写真】FILAがサプライヤーを務めたフィオレンティーナやフランクフルトのユニフォーム</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.09.07 20:30 Wed5