「焦り」を口にした21歳の久保建英、W杯出場へ新たなチーム選びも考慮「自分が良いサプライズになれれば」
2022.06.04 13:52 Sat
日本代表のMF久保建英(マジョルカ)が、21歳の抱負を語った。
日本は2日、キリンチャレンジカップ2022のパラグアイ代表戦を行い、4-1で快勝を収めた。
カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた第一歩となった試合。多くのことをトライした中での快勝は、1つ手応えがあったはずだ。
久保はこの試合の後半途中から出場。右ウイングのポジションに入り、相手の厳しいマークにも遭いながら攻撃に絡んでいったが、見せ場を作ることはできなかった。
6日にはブラジル代表との一戦が控える中、そのブラジルも韓国代表を相手に5-1と快勝を収め、来日している。
今シーズンはシーズン途中に長期離脱するなど不本意な1年となった久保。残留争いを繰り広げる中で、シーズン終盤は出番も限られていた。
今シーズンを振り返り、「うまく行っていた中でのケガはもったいなかったなと思います」と、ケガで離脱したことに触れ、「今年はケガに悩まされたというか、ケガの後はあまりうまく行かなかったので、悪い意味でのターニングポイントになってしまいました」と、離脱してから状況が変わってしまったと語った。
それは日本代表でも同じで、「僕は貰ったチャンスを不意にして、代表からはそこからのスタート。這い上がるのも難しいですが、そこにい続けるのはもっと難しいです」と振り返り、「そこは割り切って、この前の試合は焦りとかも出て、自分の良いプレーを出せなかったので、一から割り切って、今後は焦りとかはないかなと思います」と、序列が下がったことに焦りがありながらも、この先は冷静にやっていくと意気込んだ。
その焦りの原因は「代表に帰ってきて、一旦フラットな状態の1試合目で、ある程度自分の立ち位置が嫌でも見えたので、その焦りもありました」と、自身の立ち位置がハッキリしていたことを挙げた。冷静に対応してきた久保としても苦しい状況であることに焦りがあるとし、「チームでも試合に出なくても冷静に出番を待っていることはありましたが、この前の試合は色々考えることがあって、上手く試合に入れなかったと思います」と、あまり良いパフォーマンスを見せられなかったと振り返った。
その中で、格上のブラジルとの戦い方について久保は「選手として受け止めなければいけない」と、勝つことが難しいと思われている事実に向き合いながら、「親善試合の1試合ですし、そこまで重く受け止めることはせず、勝つかもしれないですし、始まらないとわからないです」とコメント。「元々世界を見据えてやってきていて、戦い方は監督が決めますが、予想ではいつも通り行くんじゃないかなと思います」と、ブラジルのために何かを大きく方針を変えないと予想した。
そのブラジル戦に臨むに当たっては「ビッグゲームに自分の出来に満足いかなかったことないです」と語る久保。「格上に消えていた、負けていたと思うことはプロになってからあまりないので、チームがうまく行っていて出番が無かったり、うまくいってなくて最後に出ることもあると思いますが感覚を研ぎ澄ませて、出たらやれないことはないです」と、自信を持って戦っていけるとした。ただ、「相手もどういう選手が出てくるかはありますが、南米は苦手ではないので、どちらかというと次のガーナ戦の方が苦手かなという意識があります」と、アフリカ勢の方が苦手だと感じる部分が多いようだ。
久保は6月4日は21歳の誕生日。「あまり特にそんなに友達に祝われなかったので…」とコメントしたが、この先の1年については「ワールドカップもあって、その後のシーズンもイレギュラーになりますが、まずはワールドカップも経験できるように頑張って、残りのシーズンの半年間を大事にしていければと思います」とコメント。自身初のW杯出場を目指したいと意気込んだ。
そのW杯では自身に強い縁があるスペイン、そしてドイツと世界の強豪と対戦することに。「W杯でスペイン、ドイツとやれるチャンスは、過去のW杯を見てもないと思います」とコメント。「最初から強い相手とやって勝てれば排除できるので、上を目指さなくてはいけないチームになりつつある日本代表の一員に選ばれるように、残りの5カ月を頑張りたい」と、メンバー入りにしっかりアピールしたいとした。
その上では新シーズンの所属クラブも大事に。「チーム探しもしっかりとそういうことも加味して、幅広く視野を持って選ぶ」と語り、「僕がステップアップしてレギュラーになれば立ち位置も変わると思うので、そういったことも最近は考えています」と、W杯出場を加味して所属先を考えるとした。
10代から日本代表でプレーする久保だが、現時点でもレギュラーとしてプレーしていることはなく、まだゴールも決められていない状況だ。
思い描いていたキャリアとのギャップについては「基本的には思い描いた通りではないですが、ここはこうしなきゃいけないぞという、締め切りみたいなのをある的ど決めてサッカーをしてきていて、何個か遅れていますが、今頃はスタメンで出てなきゃいけないと去年ぐらいから思っていました」と、自身でも中心選手として日本代表になっていなければいけないと感じているようだ。
その中でも負傷。アジア最終予選の中国代表戦で一定のパフォーマンスを見せた矢先にケガで離脱し、リセットされてしまった。久保は「このままいけるかと思っていた矢先にゼロからのスタートになっていて、計算が合わないというふうに思っています。手放したものは難しいなと」と、現状は難しい立場だと分析した。
ただ、「これから3試合あってどうなるかわからないですが、W杯はサプライズがあって当然なので、ここから自分が良いサプライズになれればと思います」とコメント。残りの時間で驚きを与え、メンバーに入ることを目指すと語った。
日本は2日、キリンチャレンジカップ2022のパラグアイ代表戦を行い、4-1で快勝を収めた。
カタール・ワールドカップ(W杯)に向けた第一歩となった試合。多くのことをトライした中での快勝は、1つ手応えがあったはずだ。
6日にはブラジル代表との一戦が控える中、そのブラジルも韓国代表を相手に5-1と快勝を収め、来日している。
メディアのオンライン取材に応じた久保は、韓国戦を受け「(試合は)観ましたけど、調子が良いですし、世界ランキング1位のチームが調子良いと、こういう感じだなという感想です」とブラジルの印象をコメント。試合に向けては「例えば、リーガだったらレアル・マドリー、バルセロナと対戦する他のチームと気持ちに近いものがあります」と語り、「彼らからするとみんな対戦が楽しみにしてくると思いますが、彼らは僕たちが楽しみだったり、気合を入れて戦ってくるのは日常だと思うので慣れていると思います」と、相手が気合を入れてくることは慣れているだろうと分析。「僕からしたらこんな格上と代表で対戦するのは初めてなので、ワクワクしています」と、FIFAランキング1位のチームとの対戦を楽しみにしていると語った。
今シーズンはシーズン途中に長期離脱するなど不本意な1年となった久保。残留争いを繰り広げる中で、シーズン終盤は出番も限られていた。
今シーズンを振り返り、「うまく行っていた中でのケガはもったいなかったなと思います」と、ケガで離脱したことに触れ、「今年はケガに悩まされたというか、ケガの後はあまりうまく行かなかったので、悪い意味でのターニングポイントになってしまいました」と、離脱してから状況が変わってしまったと語った。
それは日本代表でも同じで、「僕は貰ったチャンスを不意にして、代表からはそこからのスタート。這い上がるのも難しいですが、そこにい続けるのはもっと難しいです」と振り返り、「そこは割り切って、この前の試合は焦りとかも出て、自分の良いプレーを出せなかったので、一から割り切って、今後は焦りとかはないかなと思います」と、序列が下がったことに焦りがありながらも、この先は冷静にやっていくと意気込んだ。
その焦りの原因は「代表に帰ってきて、一旦フラットな状態の1試合目で、ある程度自分の立ち位置が嫌でも見えたので、その焦りもありました」と、自身の立ち位置がハッキリしていたことを挙げた。冷静に対応してきた久保としても苦しい状況であることに焦りがあるとし、「チームでも試合に出なくても冷静に出番を待っていることはありましたが、この前の試合は色々考えることがあって、上手く試合に入れなかったと思います」と、あまり良いパフォーマンスを見せられなかったと振り返った。
その中で、格上のブラジルとの戦い方について久保は「選手として受け止めなければいけない」と、勝つことが難しいと思われている事実に向き合いながら、「親善試合の1試合ですし、そこまで重く受け止めることはせず、勝つかもしれないですし、始まらないとわからないです」とコメント。「元々世界を見据えてやってきていて、戦い方は監督が決めますが、予想ではいつも通り行くんじゃないかなと思います」と、ブラジルのために何かを大きく方針を変えないと予想した。
そのブラジル戦に臨むに当たっては「ビッグゲームに自分の出来に満足いかなかったことないです」と語る久保。「格上に消えていた、負けていたと思うことはプロになってからあまりないので、チームがうまく行っていて出番が無かったり、うまくいってなくて最後に出ることもあると思いますが感覚を研ぎ澄ませて、出たらやれないことはないです」と、自信を持って戦っていけるとした。ただ、「相手もどういう選手が出てくるかはありますが、南米は苦手ではないので、どちらかというと次のガーナ戦の方が苦手かなという意識があります」と、アフリカ勢の方が苦手だと感じる部分が多いようだ。
久保は6月4日は21歳の誕生日。「あまり特にそんなに友達に祝われなかったので…」とコメントしたが、この先の1年については「ワールドカップもあって、その後のシーズンもイレギュラーになりますが、まずはワールドカップも経験できるように頑張って、残りのシーズンの半年間を大事にしていければと思います」とコメント。自身初のW杯出場を目指したいと意気込んだ。
そのW杯では自身に強い縁があるスペイン、そしてドイツと世界の強豪と対戦することに。「W杯でスペイン、ドイツとやれるチャンスは、過去のW杯を見てもないと思います」とコメント。「最初から強い相手とやって勝てれば排除できるので、上を目指さなくてはいけないチームになりつつある日本代表の一員に選ばれるように、残りの5カ月を頑張りたい」と、メンバー入りにしっかりアピールしたいとした。
その上では新シーズンの所属クラブも大事に。「チーム探しもしっかりとそういうことも加味して、幅広く視野を持って選ぶ」と語り、「僕がステップアップしてレギュラーになれば立ち位置も変わると思うので、そういったことも最近は考えています」と、W杯出場を加味して所属先を考えるとした。
10代から日本代表でプレーする久保だが、現時点でもレギュラーとしてプレーしていることはなく、まだゴールも決められていない状況だ。
思い描いていたキャリアとのギャップについては「基本的には思い描いた通りではないですが、ここはこうしなきゃいけないぞという、締め切りみたいなのをある的ど決めてサッカーをしてきていて、何個か遅れていますが、今頃はスタメンで出てなきゃいけないと去年ぐらいから思っていました」と、自身でも中心選手として日本代表になっていなければいけないと感じているようだ。
その中でも負傷。アジア最終予選の中国代表戦で一定のパフォーマンスを見せた矢先にケガで離脱し、リセットされてしまった。久保は「このままいけるかと思っていた矢先にゼロからのスタートになっていて、計算が合わないというふうに思っています。手放したものは難しいなと」と、現状は難しい立場だと分析した。
ただ、「これから3試合あってどうなるかわからないですが、W杯はサプライズがあって当然なので、ここから自分が良いサプライズになれればと思います」とコメント。残りの時間で驚きを与え、メンバーに入ることを目指すと語った。
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ノースカロライナ・カレッジに所属するMF三浦成美が、幼馴染の日本代表MF三笘薫とのエピソードを明かしている。 2月にアメリカのノースカロライナ・カレッジへと完全移籍した三浦。オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)のメンバー入りはならなかったものの、新天地ではすぐさま定位置を確保し、ここまでリーグ戦13試合に出場して3アシストの成績を残している。 また、ブライトン&ホーヴ・アルビオンで活躍する三笘とは実家が近く幼馴染としても知られている。 その中、三笘が25日に初の著書となる「VISION 夢を叶える逆算思考」(双葉社)の出版記念イベントに出席。子どもたちから「サッカー選手になっていなかったら何になりたかったか」との質問を受けると、「(夢を)質問されたときに、歌手になりたいと言ってる。歌手ってライブとか見ていると、自分の声であれだけの人数から大歓声を受けるのは、これはすごいなと思って」と告白。ただ「めちゃくちゃ歌ヘタなんですけど。そういう希望はあった」とも明かしていた。 すると、このネタに三浦の兄である三浦雅人さんが自身のツイッターで反応。「幼少期三笘家とのカラオケの1曲目はいつも君が代でした」と当時のエピソードを明かすと、三浦も反応。「そう、三笘家とのカラオケのメインは君が代。笑 胸に手を当ててみんなで歌ってました今となってはお互い自分の試合で経験してるのが不思議。本買お」と綴っていた。 そして、三浦は19年前の貴重ショットも公開。三笘と俳優として活躍する兄の結木滉星さん、そして三浦兄妹の4ショットを披露すると、ファンからは「すごい素敵な写真!」、「君が代をカラオケで歌うとか、スーパーエピソードですよ!笑」、「みんな可愛い」、「小さい時からカラオケで君が代歌い慣れてたから代表戦とかの初めの国家斉唱もバッチリなんだw」と反応が集まっていた。 <span class="paragraph-title">【写真】三笘薫や三浦成美らの19年前の貴重ショット(左から三笘薫、三浦雅人さん、結木滉星さん、三浦成美)</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">そう、三笘家とのカラオケのメインは君が代。笑<br>胸に手を当ててみんなで歌ってました<br>今となってはお互い自分の試合で経験してるのが不思議。<br>本買お <a href="https://t.co/zQKTSuYDcG">https://t.co/zQKTSuYDcG</a> <a href="https://t.co/HR6sial9vo">pic.twitter.com/HR6sial9vo</a></p>— Narumi Miura /三浦 成美 (@narumisoccer73) <a href="https://twitter.com/narumisoccer73/status/1673042584879415299?ref_src=twsrc%5Etfw">June 25, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.06.26 12:20 Mon2
【選手評】ハリルホジッチ監督、招集メンバー26名へ期待と要求…初招集FW中島翔哉は「日本になかなかいない選手」《キリンチャレンジカップ》
▽日本サッカー協会(JFA)は15日、国際親善試合及びキリンチャレンジカップ 2018 in EUROPEに臨む同国代表メンバー26名を発表した。 ▽メンバー発表会見に出席した日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、今回の選考基準を説明。代表復帰となったDF森重真人(FC東京)やFW本田圭佑(パチューカ/メキシコ)への期待や初選出となったFW中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)の招集理由についても明かした。 GK 川島永嗣(メス/フランス) 中村航輔(柏レイソル) 東口順昭(ガンバ大阪) 「GKは3人。ただ、現段階のパフォーマンスに満足している訳ではない。もっともっと向上して欲しい。」 DF 酒井宏樹(マルセイユ/フランス) 遠藤航(浦和レッズ) 「酒井は日本人選手の中では、定期的に高いパフォーマンスを継続している。ここ最近調子も良い。遠藤は昨日のルヴァンカップで少し問題が出た。今検査をしている段階と聞いている。ただ、バックアップはすでに用意している。何が起きても問題はない」 DF 長友佑都(ガラタサライ/トルコ) 車屋紳太郎(川崎フロンターレ) 宇賀神友弥(浦和レッズ) 「次に左サイド。長友はクラブを変えたにも関わらず、定期的に試合に出場していて嬉しい。彼の存在は日本代表に必要不可欠だ。車屋と宇賀神の戦いは、これから始まる。合宿を多くこなしている訳ではないが、右サイドでもいけるのかというのも見極めなくてはいけない。どこまでついて行けるかをこれから見ていく」 DF 昌子源(鹿島アントラーズ) 植田直通(鹿島アントラーズ) 槙野智章(浦和レッズ) 森重真人(FC東京) 「それから真ん中。最初の3人(昌子、植田、槙野)はもっとできると思っている。そして、森重をなぜ呼んだか。まだ彼は準備できている段階ではない。すぐに使う訳でもない。ただ、彼がどのような状況になっているかを知りたい。励ますためにも呼んでいる。彼が以前のレベルに戻るかどうか。もちろん(吉田)麻也がいないということもある。彼の経験が我々にとってどこまで使えるかというのもある。ただ、まだまだトップパフォーマンスには程遠い。モチベーションを上げる努力をしていかなくてはいけない。早くレベルを戻してほしい」 MF 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ) 三竿健斗(鹿島アントラーズ) 山口蛍(セレッソ大阪) 「長谷部は真ん中もできれば後ろもできる。本会までにケガなくいってほしい。三竿は、良いパフォーマンスを続けている。(山口)蛍は、常に呼んでいる選手だが、守備だけで終わるのではなく攻撃のところでもっと野心を持ってほしい。代表では良いパフォーマンスを見せている。イラク戦では我々を助けてくれた選手の1人だ」 MF 大島僚太(川崎フロンターレ) 柴崎岳(ヘタフェ/スペイン) 森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー) 「大島は国内でも優秀な選手の1人。彼もよくケガをするが、我々もしっかりとコンタクトをとって、そこを脱して良い状況が続いていると思う。(柴崎)岳と森岡は、(香川)真司と清武が居ないこともあり、10番や8番のタイプとして期待している。柴崎は、クラブで毎回先発という訳ではないが、レベルが上がってきていると思う。森岡はすでに2、3回観ているが、フィジカル的なところやデュエルの部分でまだ伸びると思う。ゴール数やアシスト数はリーグでも断トツ。ただ、ゲームのアクションの中でまだまだ伸びる部分はあると思う」 FW 久保裕也(ヘント/ベルギー) 本田圭佑(パチューカ/メキシコ) 「久保もまだまだ私の満足いくパフォーマンスではない。それから(本田)圭佑は、このチャンスを是非とも掴んでほしい」 FW 原口元気(デュッセルドルフ/ドイツ) 宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ) 中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル) 「原口と宇佐美は、同じクラブでプレーしている。ここ直近の数試合で宇佐美は、しっかりと伸びている状況。ある時期はチームで干されるかもしれない状況だったが、今は出ている。原口も同じだ」 「それから長い間追跡している中島。本当にたくさん試合に出場していて、得点やアシストもしている。ドリブラーでここまで俊敏で爆発的なものを持っている選手は日本になかなかいない。前回のオリンピック代表の監督であったテグ(手倉森誠)さんともしっかりと話をして、オフェンス面で何かもたらせるのではないかという判断。ただ、守備面では代表で私が求めるレベルではない。様子を見たい」 FW 小林悠(川崎フロンターレ) 杉本健勇(セレッソ大阪) 大迫勇也(ケルン/ドイツ) 「最初の2人はここ最近で本当に伸びてきている。オフェンス面で日本で素晴らしい結果を出している。彼も自分たちのプレーの仕方を変えて伸びてきている。真ん中の選手として、アグレッシブに背後、そしてペナルティエリア内で存在感を出している。それから相手の最終ラインからの組み立てを最初に防ぐ仕事もしている。我々が観たここ数試合でも良いパフォーマンスだった。これを続けてくれと言いたい」 「大迫は、クラブで真ん中でなく、横や後ろでもプレーしているが、良くなってきている。代表ではクラブとは全く違うアクションをしてほしい。常に背負った状態でプレーするのではなく、ゴールに向いてプレーして欲しい。この3人は素晴らしいヘディングを持っている。W杯本大会でもこれが重要になってくる。もちろんFKを貰えればの話。守備でもしっかりと守らなくてはいけない。大事になってくる。W杯ではFKが決定的な状況を作ることもある」 ▽なお、日本代表は、3月のベルギー遠征で2試合の国際親善試合を予定。ロシアW杯に向けた選手見極めとチーム強化のため、マリ代表(23日/ベルギー)、ウクライナ代表(27日/同)と対戦する。 2018.03.15 19:50 Thu3
BE:FIRSTがアンバサダー就任の「FILA」、かつては中田英寿氏も同ブランドのスパイクを着用
7日にBE:FIRSTがブランドアンバサダーに就任したことを発表した『FILA(フィラ)』。ファッションブランドとしての認識が強い同ブランドだが、かつてはサッカースパイクも手掛けていた。 フィラは1911年、フィラ兄弟によってイタリアのビエラでニット素材工場として誕生した。1940年に社名を『FILA』に変更。1970年代からスポーツウェア業界でも地位を築き始め、次第に大きな注目を集めていった。 現在はテニスやゴルフを中心としたブランド展開に加え、バーチャルシンガー・初音ミクとのコラボレーションシューズなどカジュアルウェアに注力しているフィラだが、1998年にイタリアへと渡った元日本代表MF中田英寿氏が身に着けていたのがフィラのファッシノだ。 当時世界の最高峰と言われていたセリエA。中田氏はユベントスを相手にデビュー戦で2ゴールというセンセーショナルな活躍を披露した。足元には黒を基調に黄色のFマーク。シュータンには『FILA』の文字がはっきりと見て取れる。 現在のサッカー界からは姿を探すことが難しくなったフィラだが、今季はセリエCのヴィチェンツァのサプライヤーとなった。『Footy Headlines』によれば、イタリアのピッチに同ブランドが戻ってくるのは、フィオレンティーナとの1999-2000シーズンの終了以来、22年ぶりとのことだ。 かつてはウェストハムやフランクフルトのサプライヤーも務めていたフィラ。現在はヴィチェンツァのほか、イスラエルのマッカビ・テルアビブや韓国の済州ユナイテッドなどのクラブのサプライヤーを務めている。 <span class="paragraph-title">【写真】ペルージャ時代の中田英寿とその足元</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila01.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila02.jpg" style="max-width:100%;"></div> <span class="paragraph-title">【写真】FILAがサプライヤーを務めたフィオレンティーナやフランクフルトのユニフォーム</span> <span data-other-div="movie2"></span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila03.jpg" style="max-width:100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/fila04.jpg" style="max-width:100%;"></div> 2022.09.07 20:30 Wed4
21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu5