今夏の人気銘柄レナト・サンチェスにPSGも関心か? しかし、実現度は…

2022.05.24 14:16 Tue
Getty Images
リールに所属するポルトガル代表MFレナト・サンチェス(24)は、今夏の移籍市場における人気銘柄の1人。多くのビッグクラブが関心を寄せる中、潤沢な資金をバックにあのクラブも参戦してきた模様だ。フランス『ル・パリジャン』が報じている。
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2016年のユーロでポルトガルの初優勝に貢献し、18歳にしてベンフィカからバイエルンへの移籍を勝ち取ったレナト・サンチェス。しかし、バイエルンでは期待に見合った活躍は披露できず、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)のポルトガル代表メンバーからも落選する結果となっていた。しかし、2019-20シーズンからプレーするフランスの地で完全復活。2020-21シーズンはリールのリーグアン優勝に大きく貢献し、再びビッグクラブの注目を集める存在となった。
これまでにも、リバプール、アーセナル、バルセロナ、ミラン、ユベントスなどといった錚々たる顔ぶれが関心を寄せていると報じられてきたレナト・サンチェス。現時点ではミランが獲得レースのポールポジションに立つとされているが、ここへ来てパリ・サンジェルマン(PSG)も彼の獲得を考慮し始めたという。

『ル・パリジャン』によると、PSGは過去にもレナト・サンチェス獲得を目指していた経緯があり、リールとの契約が2023年6月までとなっていることを踏まえ、およそ1年後の契約満了を待って獲得するというプランも選択肢に含まれているとのこと。すなわち、PSGにとって必ずしも優先的なターゲットではないことを示している。
一方のリール側は今夏の売却に前向きとされており、レナト・サンチェス本人もステップアップに向けて準備ができているという趣旨の発言を昨年していることから、移籍は濃厚と見られている。しかし、その場合は優先的に獲得に動かないPSGへの移籍の可能性は低いと考えられる。

一度はビッグクラブに失格の烙印を押されながらも、時を経て自らの評価を再び覆すことに成功したレナト・サンチェス。果たして、自身初となるセリエAに挑戦するのか、それとも引き続きフランスにとどまってプレーすることになるのか。今夏の移籍市場に注目が集まっている。

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