ローマが降格ヴェネツィアにホーム最終戦で痛恨ドロー…シュート46本枠内16本も相手守護神の牙城2度は破れず《セリエA》

2022.05.15 05:55 Sun
Getty Images
セリエA第37節、ローマvsヴェネツィアが14日にスタディオ・オリンピコで行われ、1-1のドローに終わった。

前節、フィオレンティーナに敵地で敗れてセリエA4試合未勝利で宿敵ラツィオに抜かれて6位に転落したローマ(勝ち点59)。今月25日にヨーロッパ・カンファレンスリーグ決勝を控える中、今季のホーム最終戦では最下位のヴェネツィア(勝ち点25)を迎え撃った。

数時間前に行われたサレルニターナ戦の結果、降格が決定した相手との一戦に向け、モウリーニョ監督は前節から先発4人を変更。出場停止のマンチーニ代えてクンブラ、カルスドルプとザレフスキの両ウイングバックをメイトランド=ナイルズ、復帰後初スタメンのスピナッツォーラに入れ替えた他、セルジオ・オリベイラに代えてカルレス・ペレスを[3-4-2-1]の2シャドーの一角で起用した。
超満員のオリンピコの後押しを生かして相手を圧倒したいローマだったが、キックオフからわずか40秒過ぎに右サイドのアラムが入れたクロスをゴール前にタイミング良く飛び出したオケレケにヘディングで合わせられ、電光石火の失点を喫する最悪な入りとなった。

トッティ、デ・ロッシの両レジェンドもスタンド観戦に訪れた中、このままでは終われないローマはすぐさま反撃を開始。19分にはボックス手前の好位置で得たFKをキッカーのペッレグリーニが直接狙うが、これは惜しくもクロスバーを叩く。さらに、オリンピコで復帰後初めてのプレーとなるスピナッツォーラが果敢な仕掛けからチャンスに絡んでいく。
その後、ヴェネツィアが負傷者に加え、ボールと関係ないところでペッレグリーニの股間に蹴りを見舞ったキジーヌがオンフィールドレビューの末に一発退場と続けてアクシデントに見舞われたことで、前半半ばから終盤にかけてはローマのワンサイドゲームとなる。その流れでメイトランド=ナイルズやカルレス・ペレスが際どいシュートを放っていったが、相手GKマーンパーの好守もあって前半の内にゴールをこじ開けることはできなかった。

迎えた後半、モウリーニョ監督は両ウイングバックにカルスドルプ、ザレフスキの主力2選手、センターバックのクンブラを削ってエル・シャーラウィを投入。この3枚替えでより攻撃的な[4-2-3-1]に並びを変更した。

引き続き相手を押し込んでいく中、52分にはボックス手前のクリスタンテが強烈なミドルシュートを放つが、これは惜しくもクロスバーを直撃。さらに、内と外を織り交ぜた多彩な攻めでゴールの匂いを色濃くさせるホームチームは56分にも再びペッレグリーニの直接FKでゴールに迫るが、前半同様にクロスバーに阻まれる。

早い時間帯の同点ゴールとはならなかったジャッロロッシは60分、ヴェレトゥを下げてストライカーのショムロドフを投入。ペッレグリーニをボランチ、ショムロドフをエイブラハムの横に並べる[4-4-2]の布陣で早くも力業での局面打開を図る。

以降も相手守護神マーンパーの再三の好守、守備陣の粘り強い対応にあってゴールが遠いが、結果的に力業の交代策が功を奏す。76分、相手陣内中央でボールを持ったクリスタンテが鋭いグラウンダーの縦パスを入れると、これをペナルティアーク付近のショムロドフが絶妙なワンタッチで背後に流す。GKと一対一となったペッレグリーニのシュートはファインセーブに阻まれるが、こぼれ球にいち早く反応したウズベキスタン代表FWが冷静に右足のシュートをゴールネットへ突き刺した。

この同点ゴールでようやく重い空気を払しょくしたホームチームは、やや気落ちするアウェイチームに対して、畳みかける。焦れずに相手を広げながら地上戦、空中戦、セットプレーを織り交ぜた攻めを見せるが、ザレフスキの渾身のミドルシュートはこの日4度目のクロスバーに阻まれる。

さらに、4分が加えられた後半アディショナルタイムにはカウンターからゴール前でルーズボールに反応したエル・シャーラウィにビッグチャンスもこのシュートはGKマーンパーの驚異的なリカバリーに阻まれる。さらに、後半ラストプレーとなったセットプレーでは混戦から相手の腕付近にボールが当たり、VARでのレビューが入ったが、最終的にノーファウルの判定で試合はタイムアップ。

打ちも打ったり、シュート46本枠内16本と試合を通して猛攻を見せたローマだったが、GKマーンパーを中心に降格が決定したチームとは思えない執念を見せたヴェネツィア相手にホーム最終戦で痛恨ドロー。これでリーグ5戦未勝利のチームは、セリエAでのヨーロッパコンペティション出場権獲得が厳しくなり、ECL決勝へのプレッシャーがより高まる結果に。

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ローマの2023-24シーズンのプレマッチシャツが明らかになった。 昨シーズンはヨーロッパリーグで準優勝したもののセリエAでは6位という結果に終わったローマ。20日には今シーズンのセリエA開幕節を迎え、昨シーズンの終盤に科されたベンチ入り禁止処分でジョゼ・モウリーニョ監督が不在となった中でのサレルニターナ戦を2-2のドローで終えていた。 サレルニターナ戦の試合前には、選手たちが新しいプレマッチシャツを着用。赤をベースとしつつ前身頃に幾何学模様が描かれている。また、サプライヤーであるアディダスのロゴや肩のスリーストライプスは白で施されている。 『FOOTY HEADLINES』によると、これは1988 年頃にも採用されていた今でも人気のアディダスのテンプレートデザインからインスピレーションを得たものだという。また、そのシャツの胸には、今年も「TOYOTA」のロゴが入っている。 ローマは2022年8月にトヨタがトレーニングキットのメインスポンサーとなったことを発表。ファーストチーム、女子チーム、ユースチームが着用するトレーニングキット全てにトヨタのスポンサー名が入っている。 なお、両者の契約期間は2年間、オプションで3年目があるため、来シーズンも「TOYOTA」のロゴが入ったトレーニングウェアを見られる可能性がある。 <span class="paragraph-title">【写真】今年も胸スポンサーに「TOYOTA」が入ったローマのプレマッチシャツ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/CwLE-mOoUm4/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/CwLE-mOoUm4/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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