鎌田&長谷部出場のフランクフルトは8戦未勝利で11位フィニッシュ…逃げ切り失敗ドローでEL決勝に弾み付けられず《ブンデスリーガ》
2022.05.15 00:49 Sun
ブンデスリーガ最終節、マインツvsフランクフルトが14日にコーファス・アレーナで行われ、2-2のドローに終わった。なお、フランクフルトのMF鎌田大地はフル出場、MF長谷部誠は60分から途中出場した。
18日にレンジャーズとのヨーロッパリーグ(EL)決勝を控えるフランクフルト。直近の7戦未勝利(3敗4分け)によって12位に位置するブンデスリーガの今季最終戦では9位のマインツとのアウェイゲームで、EL決勝に弾みを付ける勝利が期待された。
グラスナー監督はこの最終戦に向け、負傷のヒンテレッガーとリンドストロームを除く主力を起用。鎌田は左のシャドーでのプレーとなった。
立ち上がりからアグレッシブなホームチームの勢いに押されるフランクフルトは、早い時間帯に失点を喫する。10分、シュタハがボックス左で放ったシュートのこぼれ球に反応したイングヴァルトセンにゴール前でうまくキープされると、ボールを取り切れぬまま鋭い反転のシュートをゴールネットへ突き刺された。
すぐさま反撃に出たいフランクフルトだが、相手の強度の高い守備に苦戦。なかなか攻撃に出ることができない。それでも、26分には相手陣内中央で得たFKの場面でコスティッチがゴール前に入れたボールをボレがヘディングシュート。これはGKにセーブされるが、こぼれ球に詰めたトゥタが押し込み、この試合のファーストチャンスを同点ゴールに結びつけた。
前半終盤にかけてもフランクフルトペースで試合が進む中、鎌田とハウゲの2シャドーも良い形でボールを引き出してチャンスに絡んでいく。ただ、3点目を奪うまでには至らず。1点リードで試合を折り返した。
迎えた後半、前半同様に入りに失敗したフランクフルトは、立ち上がりの49分にシュタハの右クロスをニアに走り込んだイングヴァルトセンに右足ワンタッチで流し込まれ、2-2に追いつかれてしまう。さらに、55分にはアーロンに右ポスト直撃のシュートを打たれるなど、守勢を強いられる。
これを受け、グラスナー監督は60分に3枚替えを敢行。EL決勝に向けたプレータイムの調整を意識しつつ、長谷部やフルスティッチらをピッチへ送り込んだ。ここまではある程度想定通りとなったが、68分にはエンディカが足を痛めてしまい、レンツの投入を余儀なくされるアクシデントも発生した。
失点以降は鎌田やコスティッチを中心に幾度かチャンスを作りかけるが、決め切るまでには至らないフランクフルト。逆に、72分にはブルクハルトにゴールネットを揺らされるが、ここはオンフィールドレビューの結果、ハンドかGKトラップへのファウルが取られてゴールが取り消しとなった。
その後、試合は一進一退の攻防を見せたが、互いに決め手を欠いたままタイムアップの笛を迎えた。逃げ切り失敗によって8戦未勝利11位でのシーズン終了となったフランクフルトは、18日に行われるレンジャーズとのEL決勝という大一番に弾みを付けることはできなかった。
18日にレンジャーズとのヨーロッパリーグ(EL)決勝を控えるフランクフルト。直近の7戦未勝利(3敗4分け)によって12位に位置するブンデスリーガの今季最終戦では9位のマインツとのアウェイゲームで、EL決勝に弾みを付ける勝利が期待された。
グラスナー監督はこの最終戦に向け、負傷のヒンテレッガーとリンドストロームを除く主力を起用。鎌田は左のシャドーでのプレーとなった。
すぐさま反撃に出たいフランクフルトだが、相手の強度の高い守備に苦戦。なかなか攻撃に出ることができない。それでも、26分には相手陣内中央で得たFKの場面でコスティッチがゴール前に入れたボールをボレがヘディングシュート。これはGKにセーブされるが、こぼれ球に詰めたトゥタが押し込み、この試合のファーストチャンスを同点ゴールに結びつけた。
この同点ゴールによって初めて自分たちのリズムで試合を進められるようになったフランクフルトは、ソウのミドルシュートなどでチャンスを作り出す。そして、35分には相手陣内中央右で縦に仕掛けたクナウフが相手を抜き切らない絶妙なタイミングでスルーパスを供給。これに完璧なタイミングで抜け出したボレがボックス右から右足のシュートをファーポストに流し込み、前半の内に試合を引っくり返した。
前半終盤にかけてもフランクフルトペースで試合が進む中、鎌田とハウゲの2シャドーも良い形でボールを引き出してチャンスに絡んでいく。ただ、3点目を奪うまでには至らず。1点リードで試合を折り返した。
迎えた後半、前半同様に入りに失敗したフランクフルトは、立ち上がりの49分にシュタハの右クロスをニアに走り込んだイングヴァルトセンに右足ワンタッチで流し込まれ、2-2に追いつかれてしまう。さらに、55分にはアーロンに右ポスト直撃のシュートを打たれるなど、守勢を強いられる。
これを受け、グラスナー監督は60分に3枚替えを敢行。EL決勝に向けたプレータイムの調整を意識しつつ、長谷部やフルスティッチらをピッチへ送り込んだ。ここまではある程度想定通りとなったが、68分にはエンディカが足を痛めてしまい、レンツの投入を余儀なくされるアクシデントも発生した。
失点以降は鎌田やコスティッチを中心に幾度かチャンスを作りかけるが、決め切るまでには至らないフランクフルト。逆に、72分にはブルクハルトにゴールネットを揺らされるが、ここはオンフィールドレビューの結果、ハンドかGKトラップへのファウルが取られてゴールが取り消しとなった。
その後、試合は一進一退の攻防を見せたが、互いに決め手を欠いたままタイムアップの笛を迎えた。逃げ切り失敗によって8戦未勝利11位でのシーズン終了となったフランクフルトは、18日に行われるレンジャーズとのEL決勝という大一番に弾みを付けることはできなかった。
フランクフルトの関連記事
ブンデスリーガの関連記事
|
フランクフルトの人気記事ランキング
1
フランクフルトが2025-26シーズンからアディダスと契約! 10年続いたナイキとの契約は来季がラストに
フランクフルトは24日、2025-26シーズンからアディダスとパートナーシップ契約を結ぶことを発表した。契約期間は5年となる。 フランクフルトは、2014年からナイキとサプライヤー契約を結んでいた中、契約継続が見込まれていたが、2024-25シーズンを持って契約が終了する。 フランクフルトは過去、1974年から78年、1980年から87年にかけてアディダスのユニフォームを着用しており、その間に3度のDFBポカール優勝を経験した。 ドイツ『ビルト』によれば、ナイキとの交渉がうまく進まなかったとのこと。また、ナイキのヨーロッパ本社がフランクフルトに元々あり、その後ベルリンにあったものの、オランダのアムステルダムへと移転することも関係しているという。 その間、アディダスはチャンスがあるとしてナイキ以上のオファーを提示。今回契約に至ったという。 フランクフルトの最高経営責任者(CEO)である、アクセル・ヘルマン氏は、今回の契約についてコメントしている。 「アディダスとのパートナーシップは、アイントラハト・フランクフルトにとって国内外の競争力を強化するためのさらなる一歩となる。議論の特徴は、当クラブがあらゆるスポーツ分野で力強く発展し続けるという確信だった」 「プロサッカーチームを擁する最大のマルチスポーツクラブとして、アイントラハト・フランクフルトはスポーツのあらゆる分野をパートナーシップに結び付ける。我々のクラブが前進するにあたり、スポーツ界で最も重要な世界的ブランドの1つである世界的な専門知識から恩恵を受けることができることを非常に嬉しく思う。我々は、今後数年間を非常に楽しみにしている」 2024.06.25 23:35 Tue2
ライプツィヒがフランクフルト主砲アンドレ・シウバ獲得へ?
RBライプツィヒがフランクフルトのポルトガル代表FWアンドレ・シウバ(25)の獲得に近づいているようだ。ドイツ『ビルト』が報じている。 2019年夏にミランからレンタル移籍で加入し、今シーズンから完全移籍に移行して正式にフランクフルトの一員となったアンドレ・シウバ。ミランでは公式戦41試合で10ゴールと燻っていたが、今シーズンのブンデスリーガでは41ゴールと異次元の活躍を見せたバイエルンFWロベルト・レヴァンドフスキに次ぐ、リーグ2位の28ゴールを挙げる鮮烈な活躍を見せた。 この活躍によってプレミアリーグを中心にビッグクラブへの再挑戦の可能性が取り沙汰される中、新天地候補として急浮上したのがライプツィヒだ。 『ビルト』が伝えるところによれば、ライプツィヒはアンドレ・シウバ獲得に向けて2300万ユーロ(約30億2000万円)の移籍金を準備しており、ポルトガル代表FWに対しては年俸400万ユーロ(約5億2000万円)のオファーを掲示しているという。 今シーズンのブンデスリーガでバイエルンに次ぐ2位フィニッシュとなったライプツィヒではリーグ最少失点の堅守が光った一方、得点数はリーグ6位の60点と振るわず。とりわけ、チーム得点王がオーストリア代表MFマルセル・ザビッツァーの8ゴールと、ストライカー陣の不振が優勝を逃した一因となっていた。 そのため、今回の報道の信ぴょう性は別として、少なくとも15ゴール以上を約束してくれるストライカーの獲得は必要と思われるがはたして…。 2021.06.30 07:00 Wed3
ハウゲが古巣FKボデ/グリムトに1年レンタル! キャリア原点で再起期す
FKボデ/グリムトは1月31日、フランクフルトから元ノルウェー代表MFイェンス・ペッター・ハウゲ(24)のローン加入を発表した。加入期間は今年末までで、完全移籍のオプションも付く。 かつてミランで期待感溢れるアタッカーとして印象的なデビューを果たしたハウゲだったが、長く続かず、2021年8月にフランクフルトへ。2022年夏からヘントに貸し出され、今季からフランクフルトに戻った。 その今季はここまで公式戦17試合に出場して3アシストだったが、4回の先発しかなく、この冬からキャリアの原点、FKボデ/グリムトで再起を期す運びに。ミラン入りで離れてから約3年半での古巣復帰となる。 2024.02.01 10:55 Thu4
S・ランスで日本人コンビのバックアップ担う19歳FWにフランクフルト行きが浮上
スタッド・ランスのU-20フランス代表FWママドゥ・ディアコン(19)にフランクフルト移籍の可能性が高まっているようだ。 ストラスブール生まれで2021年からランスの下部組織でプレーし、現在はファーストチームの準主力に成長したディアコン。全体的には粗削りではあるものの、今季はここまで公式戦33試合3ゴール2アシストの数字を記録。伊東純也、中村敬斗の日本代表コンビのバックアップを担いつつ、中村が中央でプレーする際には同時起用でアタッキングユニットを形成している。 180cmの左利きアタッカーは今シーズン15試合以上に出場したことで、2027年まえの延長オプションが自動で行使されているが、移籍市場に精通するジャーナリストのサシャ・タヴォリエリ氏によれば、フランクフルトが獲得への動きを本格化されているという。 フランクフルトとディアコンはすでに個人間で合意に至っており、今後はランスが要求しているとされる1000万ユーロ(約16億4000万円)の移籍金の支払いを巡るクラブ間での交渉を進めていくことになるという。 なお、フライブルクの日本代表MF堂安律(26)をメインターゲットに定めるフランクフルトでは、ディアコンに加えてストラスブールのU-21フランス代表FWディラネ・バクワ(22)にも関心。こちらも左利きアタッカーではあるが、ウイングバックでのプレーも可能だ。 2025.05.13 15:00 Tue5