レーティング:インテル 3-1 ローマ《セリエA》
2022.04.24 03:05 Sun
セリエA第34節、インテルvsローマが23日にジュゼッペ・メアッツァで行われ、ホームのインテルが3-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。
▽インテル採点

GK
1 ハンダノビッチ 5.5
1失点も責任なし。被枠内シュートはほぼなかったが、的確なポジショニングやコーチングで守備陣を締めた
DF
37 シュクリニアル 6.5
チームは1失点を喫したが、試合を通して強度の高いプレーでエイブラハムら相手攻撃陣を完璧に封じた。ビルドアップの局面でも正確だった
6 デ・フライ 6.0
シュクリニアルと共にエイブラハムに危なげなく対応。攻守両面で安定したパフォーマンスだった
32 ディマルコ 6.5
守備ではやや軽い対応もあったが、前半の2ゴールの起点となるなど、持ち味の正確な左足のキックが攻撃の出発点に
失点場面ではカルスドルプに対してやや中途半端な対応となったが、見事なシュートブロックで決定機を阻止するなどきっちり持ち直した
MF
2 ダンフリース 6.5
見事な抜け出しから先制点を奪取。後半はやや疲れも出たが、前半はザレフスキとのマッチアップで優位に立って攻撃の起点に
23 バレッラ 6.5
目に見える結果を残せなかったが、豊富な運動量と献身性を武器に攻守に効果的なプレーを90分間継続。中盤のバトルで間違いなく優位性をもたらした
77 ブロゾビッチ 7.0
圧巻の個人技で貴重な追加点を奪取。相手のプレスを無効化する巧みな配球、ボールの引き出しに加え、守備でも良く戦った
(→ガリアルディーニ 5.0)
失点場面ではムヒタリアンを一度は視認も警戒を怠ってドフリーにした。途中で入った選手としては許されない軽率な対応だった
20 チャルハノール 7.5
2ゴールをアシスト。とりわけ、1点目のスルーパスはタイミング、精度共にパーフェクトだった
14 ペリシッチ 6.5
2点目をアシスト。効果的なランニング、ダイレクトプレーで前半は崩しの起点として機能した
(→ゴセンス 5.5)
直近のミラン戦でのゴールで重圧から解き放たれたか、躍動感のあるプレーを見せた
FW
9 ジェコ 5.5
古巣相手の3戦連発を逃したが、的確なポストワークで1点目の起点となるなど、まずまずのパフォーマンス
(→ホアキン・コレア 5.5)
幾度か鋭い仕掛けを見せるなど、攻守に及第点の出来
10 ラウタロ・マルティネス 6.5
ダメ押しのヘディングシュートを決めて公式戦3試合連続ゴール。プレー全体にキレを感じさせ、相手守備の脅威となった
(→サンチェス -)
監督
シモーネ・インザーギ 6.5
今季対ローマ相手に3戦全勝。試合内容も勝者に相応しいパフォーマンスだった
▽ローマ採点

GK
1 ルイ・パトリシオ 5.5
3失点はいずれもノーチャンス。チャルハノールのミドルシュートやラウタロの決定機を冷静に阻止した
DF
23 マンチーニ 5.0
不必要な抗議でイエローカードをもらって自ら足かせをはめることに。2失点目では簡単に剥がされた。また、1失点目直前のヘディングは決めたかった
6 スモーリング 5.5
チームは3失点も個人としてはここ数試合と同様に安定したプレーを見せた
3 イバニェス 5.5
チャレンジの意識は見受けられたが、攻守に雑なプレーも散見
MF
2 カルスドルプ 5.5
絶妙なスルーで一矢報いるゴールをお膳立て。ただ、前半は守備で相手のコンビネーションに難しい対応を強いられ、攻撃では深い位置を取った後の判断面で粗さが出た
77 ムヒタリアン 6.0
クリスタンテ不在に伴い、前半はより攻守のバランスを意識。ポジションを上げた後半半ば以降は攻撃の起点を担い、一矢報いる1ゴールを決めた
27 セルジオ・オリベイラ 5.0
疲労によるコンディションの問題か、相手の強度の高い守備に苦戦。不用意なロストや個マイアミスが目立った
(→ボーヴェ -)
59 ザレフスキ 5.0
攻撃や繋ぎの部分では良さも出せたが、ダンフリース相手のマッチアップではスピード、フィジカル勝負で劣勢に
(→ビーニャ 5.5)
攻守に無難なパフォーマンス
FW
7 ペッレグリーニ 5.5
カピターノとして戦う姿勢をみせ、攻守に良いプレーもあったが、全体的に身体の重さが見受けられた
(→ヴェレトゥ 5.5)
スタメン起用も噂されたが、途中出場に。序列を引っくり返すほどのアピールは見せられず
9 エイブラハム 5.0
前線で孤立する場面が多く決定的な仕事はできず。周囲を鼓舞するエースとしての気概は見せたが、決定的な仕事はできず
(→ショムロドフ 6.0)
ゴールをアシスト。試合の大勢が決していた中、個人として意地は見せた
92 エル・シャーラウィ 5.0
スタメンに抜擢も攻撃面でなかなか違いを生みだせなかった
(→カルレス・ペレス 5.5)
仕掛ける姿勢やゴール前に顔を出すまでは持っていたが、最後の壁を越えられず
監督
モウリーニョ 5.0
古巣相手にまたしても完敗。試合展開を受け、後半半ば以降は週明けのレスター戦を意識した割り切った采配を振るった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
チャルハノール(インテル)
チームを勝利に導く2アシストを記録。その決定的な仕事だけでなく中盤で攻守にハードワークをこなし、攻撃では的確なボール捌きや局面を進めるプレー、守備ではバレッラと共に切り替えの部分でもきっちり戦い難敵相手の勝利に大きく貢献した。
インテル 3-1 ローマ
【インテル】
ダンフリース(前30)
ブロゾビッチ(前40)
ラウタロ・マルティネス(後7)
【ローマ】
ムヒタリアン(後40)
▽インテル採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ハンダノビッチ 5.5
1失点も責任なし。被枠内シュートはほぼなかったが、的確なポジショニングやコーチングで守備陣を締めた
DF
37 シュクリニアル 6.5
チームは1失点を喫したが、試合を通して強度の高いプレーでエイブラハムら相手攻撃陣を完璧に封じた。ビルドアップの局面でも正確だった
シュクリニアルと共にエイブラハムに危なげなく対応。攻守両面で安定したパフォーマンスだった
32 ディマルコ 6.5
守備ではやや軽い対応もあったが、前半の2ゴールの起点となるなど、持ち味の正確な左足のキックが攻撃の出発点に
(→バストーニ 5.5)
失点場面ではカルスドルプに対してやや中途半端な対応となったが、見事なシュートブロックで決定機を阻止するなどきっちり持ち直した
MF
2 ダンフリース 6.5
見事な抜け出しから先制点を奪取。後半はやや疲れも出たが、前半はザレフスキとのマッチアップで優位に立って攻撃の起点に
23 バレッラ 6.5
目に見える結果を残せなかったが、豊富な運動量と献身性を武器に攻守に効果的なプレーを90分間継続。中盤のバトルで間違いなく優位性をもたらした
77 ブロゾビッチ 7.0
圧巻の個人技で貴重な追加点を奪取。相手のプレスを無効化する巧みな配球、ボールの引き出しに加え、守備でも良く戦った
(→ガリアルディーニ 5.0)
失点場面ではムヒタリアンを一度は視認も警戒を怠ってドフリーにした。途中で入った選手としては許されない軽率な対応だった
20 チャルハノール 7.5
2ゴールをアシスト。とりわけ、1点目のスルーパスはタイミング、精度共にパーフェクトだった
14 ペリシッチ 6.5
2点目をアシスト。効果的なランニング、ダイレクトプレーで前半は崩しの起点として機能した
(→ゴセンス 5.5)
直近のミラン戦でのゴールで重圧から解き放たれたか、躍動感のあるプレーを見せた
FW
9 ジェコ 5.5
古巣相手の3戦連発を逃したが、的確なポストワークで1点目の起点となるなど、まずまずのパフォーマンス
(→ホアキン・コレア 5.5)
幾度か鋭い仕掛けを見せるなど、攻守に及第点の出来
10 ラウタロ・マルティネス 6.5
ダメ押しのヘディングシュートを決めて公式戦3試合連続ゴール。プレー全体にキレを感じさせ、相手守備の脅威となった
(→サンチェス -)
監督
シモーネ・インザーギ 6.5
今季対ローマ相手に3戦全勝。試合内容も勝者に相応しいパフォーマンスだった
▽ローマ採点

(C)CWS Brains,LTD.
GK
1 ルイ・パトリシオ 5.5
3失点はいずれもノーチャンス。チャルハノールのミドルシュートやラウタロの決定機を冷静に阻止した
DF
23 マンチーニ 5.0
不必要な抗議でイエローカードをもらって自ら足かせをはめることに。2失点目では簡単に剥がされた。また、1失点目直前のヘディングは決めたかった
6 スモーリング 5.5
チームは3失点も個人としてはここ数試合と同様に安定したプレーを見せた
3 イバニェス 5.5
チャレンジの意識は見受けられたが、攻守に雑なプレーも散見
MF
2 カルスドルプ 5.5
絶妙なスルーで一矢報いるゴールをお膳立て。ただ、前半は守備で相手のコンビネーションに難しい対応を強いられ、攻撃では深い位置を取った後の判断面で粗さが出た
77 ムヒタリアン 6.0
クリスタンテ不在に伴い、前半はより攻守のバランスを意識。ポジションを上げた後半半ば以降は攻撃の起点を担い、一矢報いる1ゴールを決めた
27 セルジオ・オリベイラ 5.0
疲労によるコンディションの問題か、相手の強度の高い守備に苦戦。不用意なロストや個マイアミスが目立った
(→ボーヴェ -)
59 ザレフスキ 5.0
攻撃や繋ぎの部分では良さも出せたが、ダンフリース相手のマッチアップではスピード、フィジカル勝負で劣勢に
(→ビーニャ 5.5)
攻守に無難なパフォーマンス
FW
7 ペッレグリーニ 5.5
カピターノとして戦う姿勢をみせ、攻守に良いプレーもあったが、全体的に身体の重さが見受けられた
(→ヴェレトゥ 5.5)
スタメン起用も噂されたが、途中出場に。序列を引っくり返すほどのアピールは見せられず
9 エイブラハム 5.0
前線で孤立する場面が多く決定的な仕事はできず。周囲を鼓舞するエースとしての気概は見せたが、決定的な仕事はできず
(→ショムロドフ 6.0)
ゴールをアシスト。試合の大勢が決していた中、個人として意地は見せた
92 エル・シャーラウィ 5.0
スタメンに抜擢も攻撃面でなかなか違いを生みだせなかった
(→カルレス・ペレス 5.5)
仕掛ける姿勢やゴール前に顔を出すまでは持っていたが、最後の壁を越えられず
監督
モウリーニョ 5.0
古巣相手にまたしても完敗。試合展開を受け、後半半ば以降は週明けのレスター戦を意識した割り切った采配を振るった
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
チャルハノール(インテル)
チームを勝利に導く2アシストを記録。その決定的な仕事だけでなく中盤で攻守にハードワークをこなし、攻撃では的確なボール捌きや局面を進めるプレー、守備ではバレッラと共に切り替えの部分でもきっちり戦い難敵相手の勝利に大きく貢献した。
インテル 3-1 ローマ
【インテル】
ダンフリース(前30)
ブロゾビッチ(前40)
ラウタロ・マルティネス(後7)
【ローマ】
ムヒタリアン(後40)
インテルの関連記事
セリエAの関連記事
|
インテルの人気記事ランキング
1
長友の元同僚グアリン、自殺未遂と現在の生活を明かす「飛び降りれば解放される」
かつてインテルなどで活躍した元コロンビア代表MFフレディ・グアリン氏(38)は現在、リハビリ施設で生活しているのだという。 かつてポルトやインテル、またボカ・ジュニアーズや上海申花などに在籍したグアリン氏。インテル時代は同い年の日本代表DF長友佑都と共にプレーし、コロンビア代表としては、2014年W杯の日本戦にフル出場した経験を持つ。 氏は母国クラブに在籍していた2021年4月、泥酔状態で家族に暴行を加えたとして逮捕。7月にクラブを退団して以降は引退状態となり、翌年にはアルコール依存症を公表した。 ブラジル時代の2020年初頭に待ち受けていた妻との別居により、人生の歯車が狂ってしまった…と打ち明けているなか、このたびコロンビア『Radio Caracol』では、同時期に自殺を図ったことも明らかにしている。 「ファヴェーラ(スラム街)へ行き、避妊具なしにあらゆる女性と関係を持った。丸10日間、酒に酔っている状態だったと言える。リスクを自ら探し、アドレナリン、武器を見つけようと本気だったんだ。自分自身を図るものさしは持ち合わせていなかった」 そんななか、世界はコロナパンデミックへ。 「そして、リオデジャネイロで住んでいたアパートの17階だけが居場所となり、そこ以外の全てから切り離された人生になってしまった。飛び降りれば解放される…とね」 「けっきょく、飛び降りた。幸い、バルコニーには透明な転落防止スクリーンが付いていたことを、その時初めて知ったんだ」 2024年現在、グアリンはコロンビアのリハビリテーションクリニックで生活中。アルコール依存症治療の一環として、馬の世話などをしているという。また、アスリート向けのメンタルヘルスキャンペーンの米国大使に就任することも決定しているそうだ。 <span class="paragraph-title">【動画】懐かしきグアリン砲</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="und" dir="ltr">Fredy Guarín! <br><br> <a href="https://twitter.com/hashtag/OTD?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OTD</a> in 2012, Guarín joined <a href="https://twitter.com/Inter?ref_src=twsrc%5Etfw">@Inter</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/UEL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UEL</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/FlashbackFriday?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#FlashbackFriday</a> <a href="https://t.co/O2tgVla9yq">pic.twitter.com/O2tgVla9yq</a></p>— UEFA Europa League (@EuropaLeague) <a href="https://twitter.com/EuropaLeague/status/1223211112038129667?ref_src=twsrc%5Etfw">January 31, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.19 13:35 Tue2
CLのGS組み合わせ決定! バイエルン、バルサ、インテル同居の死の組! 長谷部&鎌田vs守田の日本人対決実現へ
25日、チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ抽選会がトルコのイスタンブールで行われた。 昨シーズンはリバプールを決勝で破ったレアル・マドリーの最多14度目の優勝で幕を閉じたCL。今夏の各クラブの積極補強もあり、例年以上の混戦が見込まれる。 その覇権争いの行方を左右するグループステージの抽選会がファイナルの開催地イスタンブールで行われた。 今グループステージ最激戦区となったのは、ブンデスリーガ王者のバイエルンと今夏積極補強を敢行したバルセロナ、昨季セリエA2位のインテル、チェコ王者のビクトリア・プルゼニが同居するグループCに。FWロベルト・レヴァンドフスキにとってはいきなりの古巣対戦に。 また、グループAはCL準優勝のリバプール、EL準優勝のレンジャーズのイギリス勢に、アヤックスとナポリが同居する激戦区に。 大会連覇を目指すレアル・マドリーは、昨季も同居したシャフタール・ドネツクに加え、RBライプツィヒ、FW古橋亨梧、FW前田大然、MF旗手怜央、MF井手口陽介の日本人選手4選手を擁するセルティックと同じグループFに入った。 その他の日本人選手ではEL王者フランクフルトのMF鎌田大地とMF長谷場誠、スポルティングCPのMF守田英正がトッテナム、マルセイユと同じグループDに入り、グループステージでの日本人対決が実現することに。 なお、今年11月のカタール・ワールドカップ開催に伴い、今季のグループステージは過密スケジュールとなり、第1節が9月6.7日に行われ、最終節が11月1.2日に終了する予定だ。今回決定したグループステージ抽選結果は以下の通り。 ◆グループA アヤックス(オランダ) リバプール(イングランド) ナポリ(イタリア) レンジャーズ(スコットランド) ◆グループB ポルト(ポルトガル) アトレティコ・マドリー(スペイン) レバークーゼン(ドイツ) クラブ・ブルージュ(ベルギー) ◆グループC バイエルン(ドイツ) バルセロナ(スペイン) インテル(イタリア) ビクトリア・プルゼニ(チェコ) ◆グループD フランクフルト(ドイツ) トッテナム(イングランド) スポルティングCP(ポルトガル) マルセイユ(フランス) ◆グループE ミラン(イタリア) チェルシー(イングランド) レッドブル・ザルツブルク(オーストリア) ディナモ・ザグレブ(クロアチア) ◆グループF レアル・マドリー(スペイン) RBライプツィヒ(ドイツ) シャフタール・ドネツク(ウクライナ) セルティック(スコットランド) ◆グループG マンチェスター・シティ(イングランド) セビージャ(スペイン) ドルトムント(ドイツ) コペンハーゲン(デンマーク) ◆グループH パリ・サンジェルマン(フランス) ユベントス(イタリア) ベンフィカ(ポルトガル) マッカビ・ハイファ(イスラエル) 2022.08.26 02:20 Fri3
「俺はイブラやアドリアーノより上」モウリーニョが明かした18歳アルナウトビッチの大胆発言
ジョゼ・モウリーニョ監督が、若き日のオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチの大胆発言を明かしている。イギリス『サン』が伝えた。 両者が初めて顔を合わせたのは2008年のこと。当時トゥベンテに所属していたアルナウトビッチは翌年の夏にレンタルでモウリーニョ監督率いるインテルへ移籍することになる。 テクニカル・ディレクターに連れられ、トレーニング中の監督と初コンタクトを取った18歳は、握手と多少の挨拶を交わすやいなや、百戦錬磨の指揮官に対してかなり大きく出たという。当時の会話をモウリーニョ監督が明かしている。 「それはトレーニングの最中だった。ブランカ(当時のテクニカル・ディレクター)とアルナウトビッチがタッチラインの所まで来ていて、我々は握手と挨拶を交わした」 「すると彼は私に『ミスター、俺はあいつらより上だ』と言ったのだ」 当時のインテルには、ズラタン・イブラヒモビッチをはじめ、アドリアーノ、エルナン・クレスポ、フリオ・クルスといったそうそうたるメンツが前線に揃っており、彼らを前にしてアルナウトビッチは大言壮語を吐いたという。 しかし、そんな自信とは裏腹にインテルでの出場はわずか3試合のみ。インテルはスクデットを獲得したものの、若きオーストリア代表FWの存在感はほとんどなかった。 モウリーニョ監督はまた、アルナウトビッチの個性についても言及。同選手は素行が荒く、ピッチ内外で度々トラブルを起こし続けてきた。 現在行われているユーロ2020においても、北マケドニア代表戦で途中出場からゴールを決めた際、相手選手に対して侮辱的な発言を行ったとして、1試合の出場停止と罰金処分が科せられていた。 ポルトガル人指揮官も「マルコはファンタスティックな男だ」としながらも、「だが、子供の様な振る舞いをする」と内面に問題があることを指摘。 そして、サッカー界を代表する問題児の一人であるマリオ・バロテッリを引き合いにし、「彼らは親友同士であり、同じ特徴を持っている。あまり良いことではないがね」と、御しにくい選手だったと振り返った。 なお、32歳となった現在は中国1部の上海ポートで活躍中。2019年夏の加入から39試合に出場し、20ゴール4アシストをマークしている。 2021.06.23 17:30 Wed4
【セリエA注目プレビュー】インテル、ミラノ・ダービー勝利でスクデット決定
セリエA第33節、ミランvsインテルが日本時間22日27:45にキックオフされる。首位インテル(勝ち点83)と2位ミラン(勝ち点69)によるスクデットが決まる可能性のあるミラノ・ダービーだ。 勝利で3季ぶり20度目のスクデット獲得が決まるインテルは、2月に行われたユベントスとの首位攻防のイタリア・ダービーを制し、独走態勢に入った。年明け以降、10連勝を記録するなどここまで26勝5分け1敗と圧巻の成績を収めている。惜しむらくはチャンピオンズリーグでアトレティコ・マドリーの前にPK戦でラウンド16敗退となったこと。2009-10シーズンの3冠達成チームに匹敵するような総合力を持つ現インテルはライバルの眼前でスクデットを決めてしまうのか。 対するミランはCLで死の組に組み込まれたこともあってセリエAではインテルの前に水をあけられてしまった。それでもCL敗退後、ヨーロッパリーグ(EL)を戦いながらユベントスをかわして2位浮上と、疑問視されることもあるピオリ監督の手腕が確かであることを示している。残念ながらELもローマの前に敗退する格好となったが、ミランとしては目の前での優勝を阻止するべくインテルに勝ち点3を与えたくない。 今季の1stマッチは9月に行われ、インテルが5発圧勝としていた。 <div style="text-align:center;">◆ミラン◆ 【4-2-3-1】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240421_6_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:メニャン DF:カラブリア、ガッビア、トモリ、テオ・エルナンデス MF:アドリ、ラインデルス MF:プリシック、ロフタス=チーク、レオン FW:ジルー 負傷者:GKミランテ、DFケアー、カルル 出場停止者:DFチャウ チャウが累積により出場停止。代役はガッビアが予想されている。それ以外はベストメンバーで臨める。 <div style="text-align:center;">◆インテル◆ 【3-5-2】</div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240421_6_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> ▽予想スタメン GK:ゾマー DF:パヴァール、アチェルビ、バストーニ MF:ダルミアン、バレッラ、チャルハノール、ムヒタリアン、ディマルコ FW:テュラム、ラウタロ・マルティネス 負傷者:DFクアドラード 出場停止者:なし インテルに出場停止者はおらずベストメンバーで臨める。 ★注目選手 ◆MFルベン・ロフタス=チーク(ミラン) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240421_7_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ミランの注目選手には今季チェルシーから加入し、主軸となった元イングランド代表MFを挙げたい。ここまで公式戦10ゴールを挙げ、チェルシー時代の2018-19シーズン以来となる2桁ゴールをマークしているロフタス=チーク。ゴール前へのダイナミックな絡みで得点にも絡めるところを示し、今季のミランのストロングポイントとなっている。ダービーでは相手のプレーメーカーであるMFチャルハノールを監視する役割も担う必要がある中、攻守両面で存在感を示すことができればインテルの今節での優勝を阻むことができるはずだ。 ◆MFハカン・チャルハノール(インテル) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240421_7_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 対するインテルの注目選手にはチャルハノールを挙げたい。今季はMFブロゾビッチの移籍によって完全にアンカーとしてプレーし続けたトルコ代表MFは、その期待に十分に応えた。抜群のゲームコントロールでMFムヒタリアン、MFバレッラと共に質の高いビルドアップを実現。安定感ある試合運びができていたのはチャルハノールの存在によるところが大きかった。ダービーでも前線のFWラウタロとFWテュラムに良質なボールを配球することでゴールの可能性が高まる。ダービーで優勝を決めるためにはチャルハノールの卓越したゲームメークが欠かせない。 2024.04.22 18:00 Mon5