決定力欠いた両者、後半ATに全北現代が奇跡のゴールで勝ち点3をもぎ取る《ACL2022》

2022.04.22 22:01 Fri
Getty Images
22日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2022・グループH第3節の全北現代モータース(韓国)vsホアンアイン・ザライFC(HAGL/ベトナム)が行われ、1-0で全北現代が勝利した。

ここまで1勝1分けの全北現代と、1分け1敗のHAGLの一戦。横浜F・マリノスが入るグループの戦いは、どちらにとっても勝利が欲しい一戦となった。

立ち上がりからボールを握るのは全北現代。すると13分にビッグチャンスを迎える。相手のミスからボックス付近でボールを奪うと、最後はキム・ジンギュがボックス内からシュート。しかし、GKフイン・トゥアン・リンがセーブする。
全北現代がペースを掴む中、18分にアクシデント。ボールを奪われたソン・ミンギュが相手選手のドリブルと止めようと手を使ったものの、振り払われた際に右手を痛めピッチに倒れ込み治療。そのまま担架で運ばれ、スタニスラフ・イルチェンコと交代した。

その全北現代は28分にビッグチャンス。カウンターを仕掛けると、ラストパスが流れたところにモドゥー・バロウが走り込んでシュート。しかし、これはGKが飛び出してセーブする。
全北現代はポゼッションを高めて攻め込むのに対し、HAGLはカウンターからゴールを目指すが、互いに精度を欠いてしまいゴールを奪うことができない。

後半に入っても攻めあぐねる展開が続く全北現代。それでも56分、右サイドからのクロスに対しキム・ボギョンがダイビングヘッド。しかし、これはGKがセーブする。

互いにフィニッシュの精度を欠き、そのまま時間だけが経過。交代カードを切っても流れを引き寄せることなく、このままゴールレスドローになると思われた。

しかし、93分にドラマが。全北現代がアバウトに入れたボールを相手DFがクリア。こぼれ球をムン・ソンミンがボックス内でトラップし、右足一閃。これがネットに突き刺さり、土壇場で全北現代がついに先制する。

苦しみながらも終始押し込んでいた全北現代がゴールをこじ開けると、そのままタイムアップ。土壇場の劇的ゴールデ今大会2勝目を挙げた。

全北現代モータース 1-0 ホアンアイン・ザライFC
【全北現代】
ムン・ソンミン(後45+3)

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