契約終了が近づくラカゼット「僕は多くのクラブと交渉している。オープンだ」

2022.04.18 22:25 Mon
Getty Images
元フランス代表FWアレクサンドル・ラカゼット(30)がアーセナルとの契約終了が近づくなか、将来に口を開いたという。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じている。

アーセナルとの契約が今季限りとだけあって、去就が注目されるラカゼット。あと2カ月で満了となる今も何の音沙汰もなく、このままだとフリー移籍が規定路線のなか、古巣リヨンをはじめとする他クラブの関心が取り沙汰されている。

今季のここまで6ゴールとストライカーとして物足りなさを残すものの、プレミアリーグでトップ4入りが見渡せるまでに順位を挽回するチームを途中からキャプテンとしても引っ張るラカゼットだが、移籍の可能性を示唆したようだ。
母国メディアのフランス『Canal+』で複数クラブとのやり取りを明かすと、古巣リヨンとの薄れぬ関係性も口に。そして、自身にとって2016–17シーズンを最後に遠ざかるチャンピオンズリーグ(CL)でのプレー願望も明らかにした。

「僕は多くのクラブと交渉している。オープンだよ。リヨンとは退団してから一度もコンタクトを絶ったことがない。年に1、2回はクラブに戻って、メディカルスタッフに会うようにしているんだ。リヨンは僕がフリーになるのを知っているし、話が来るはず。僕はヨーロッパでプレーがしたいんだ。CLでのプレーから長らく遠ざかっている。恋しいよ」
なお、アーセナルは残り7試合のプレミアリーグで3連敗中と調子を落とすが、4位のトッテナムと3ポイント差の6位に位置。まだまだ来季のCL出場権を獲得する可能性がある。

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ウィリアム・サリバ、チームメイトの自慰行為が映った過去の動画が流出…FFFが調査開始

アーセナルからニースにレンタル移籍中のフランス人DFウィリアム・サリバが、ある容疑で調査対象に挙がっているようだ。フランス『RMC Sport』が伝えている。 同選手にかけれらている容疑とは、同選手の3年前に録ったある動画が最近流出してしまった件。動画には、アンダー世代のフランス代表のジャージを着て笑うサリバの姿とともに、おそらくホテルで同部屋となったチームメイトの自慰行為が一部映ってしまっていたようだ。 この動画がどのようにネット上に流出してしまったかは不明だが、場合によっては、サリバにはわいせつ物頒布や公然わいせつなどの罪が課せられる可能性がある。 『RMC Sport』によると、これを受けてフランスサッカー連盟(FFF)が調査を開始することを決定。同連盟は「連盟とサッカー全体に有害なイメージを与えるもの」として、懲戒委員会を開くようだ。 2019年夏にサンテチェンヌからの加入が内定していたサリバは、昨季はレンタルという形でサンテチェンヌで戦い、今季からアーセナルに本格合流。しかし、ミケル・アルテタ監督の下で全く出番を得られず、ベンチ入りもEFLカップ(カラバオカップ)の1試合のみ。セカンドチームでのプレーがメインという状況が続くと、今冬にニースへのレンタルを決断した。 2021.02.10 15:09 Wed

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