試合巧者ナポリがアタランタとの上位対決制し、首位ミランにプレッシャー《セリエA》

セリエA第31節、アタランタvsナポリが3日に行われ、1-3でナポリが勝利した。

前節ボローニャ相手に新星シセの一発で勝利した5位アタランタ(勝ち点51/1試合未消化)は、チャンピオンズリーグ出場圏内の4位ユベントスとの8ポイント差を維持した中、最前線にムリエルを起用。2シャドーにはマリノフスキーとコープマイネルスが構えた。

一方、前節ウディネーゼ相手にオシムヘンの2試合連続ドッピエッタで逆転勝利とした2位ナポリ(勝ち点63)は首位ミランを3ポイント差で追走する中、オシムヘンが欠場。最前線にはメルテンスが構え、2列目は右からポリターノ、ジエリンスキ、インシーニェと並べた。
立ち上がりからホームチームのアタランタが圧力をかけた中、8分にビッグチャンス。左クロスをマリノフスキーがヘッド、枠を捉えていたが、GKオスピナのセーブに阻まれた。

しかし11分、ザノーニのスルーパスでボックス内に侵入したメルテンスがGKムッソに倒されると、VARの末にPKとなった。このPKをインシーニェが決めてナポリが先制した。失点したアタランタは20分に同点のチャンス。サイド攻撃の流れからルーズボールをボックス内のフロイラーがプッシュ。しかし、枠を捉えきれなかった。

その後もアタランタが前がかる展開が続いたが、37分にナポリに追加点。インシーニェのクイックリスタートからポリターノがボレーで決めた。

2点ビハインドで迎えた後半、アタランタはボガとミランチュクを投入。そのアタランタが前がかる展開で推移した中、58分に1点を返す。分厚い攻めを展開した流れからミラチュクのクロスをデ・ローンがヘッドで合わせた。

アタランタの攻勢が強まる中、76分にはボガのコントロールシュートが枠を捉えるも、GKオスピナのセーブに阻まれる。

すると81分、ナポリに決定的な3点目が生まれた。ロングカウンターの流れからロサーノのラストパスを受けたエルマスがGKとの一対一を決めきった。

このまま3-1でナポリが勝利。首位ミランに勝ち点で並び、プレッシャーをかけている。