スターリング2Aで完勝のシティが首位堅持! 次節1pt差のリバプールとの首位攻防戦へ《プレミアリーグ》

2022.04.03 01:01 Sun
Getty Images
プレミアリーグ第31節、バーンリーvsマンチェスター・シティが2日にターフ・ムーアで行われ、アウェイのシティが0-2で勝利した。

2位リバプールと熾烈なリーグ優勝争いを繰り広げる首位のシティ(勝ち点70)は、次節にそのライバルとの直接対決を控える中、降格圏の19位に沈むバーンリー(勝ち点21)とのアウェイゲームに臨んだ。

週明けにチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝のアトレティコ・マドリー戦を控える中、グアルディオラ監督はリーグ2戦ぶりの白星を目指す一戦で現状のベストメンバーを起用。負傷離脱中のルベン・ディアスに加え、ベルナルド・シウバをベンチに置いたものの、ロドリやデ・ブライネ、フォーデンらを起用した。
開始直後にレノンの右クロスからブラウンヒルに際どいヘディングシュートを打たれたシティだったが、直後に訪れたファーストチャンスをモノにする。

開始5分、左サイド深くに抜け出したカンセロへの大きな展開から相手を押し込んで中央のロドリからボックス右でフリーのスターリングへ浮き球のパスが出る。これをスターリングが丁寧に内側へ落とすと、走り込んだデ・ブライネが右足ダイレクトで左隅へ突き刺した。
幸先よく先制に成功したシティは、ここから80%近いボール保持率でバーンリーのプレスを難なくいなしながら相手陣内でハーフコートゲームを展開。ゴール前でブロックを構える相手に対して、ロドリの強烈なミドルシュートなどで、うまく揺さぶりをかけていく。

すると、前半半ば過ぎの25分にはウォーカー、スターリング、デ・ブライネの右サイドでのパス交換から深い位置に抜け出したスターリングからの丁寧な折り返しを、ボックス中央に走り込んできたギュンドアンが冷静に右足ワンタッチで合わせ、追加点を奪い切った。

この2点目によってますます余裕が出てきたシティは、ややボールを奪いに行く姿勢を見せ始めた相手の陣形のギャップ、背後を効果的に使いながら速い仕掛けを見せる。その形からスターリングやギュンドアンに決定機が訪れるなど、省エネモードでも3点目に迫った。

2点リードで迎えた後半も集中した入りを見せるシティは、早い時間帯に3点目を奪って試合を決めるべく攻勢に出る。そして、セットプレーの流れからウォーカーらが積極的に足を振っていく。

早い時間帯の追加点を逃したシティは、64分にフォーデンを下げてガブリエウ・ジェズス、78分にはデ・ブライネを下げてベルナルド・シウバを投入。危なげなくゲームをコントロールしながら、今後の戦いを見据えた戦い方にシフトした。

その後、ジェズスに幾度か3点目のチャンスが訪れたものの、これを決め切ることができず。それでも、75分にジェイ・ロドリゲスが放ったこの試合唯一の枠内シュートをGKエデルソンの好守で凌いだアウェイチームは、このまま2-0のスコアを維持したまま試合をクローズ。

リーグ2試合ぶりの白星で首位キープに成功したシティは、週明けのアトレティコ、リバプールとの連戦に大きな弾みを付けている。

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