U-21日本が3戦連続の完封勝利で優勝! 細谷真大のゴールを守り抜きサウジ撃破《ドバイカップU-23》
2022.03.30 03:07 Wed
U-21日本代表は29日、ドバイカップU-23決勝でU-23サウジアラビア代表と対戦し、1-0で勝利した日本が優勝を飾った。
パリ・オリンピックを目指す世代の初の国際試合となった今大会。U-20クロアチア代表戦(1-0)、U-23カタール代表戦(2-0)をいずれも無失点で勝利し、大岩剛新体制で連勝の日本は、出場10チーム中2位に入り、首位サウジアラビアとの決勝戦に臨むことになった。
3連勝での大会制覇を目指すチームは中2日での一戦に向け、先発8人を変更。所属チームの事情で数選手が一足早く帰国した中、佐々木雅士、チェイスアンリが今大会初出場を飾り、内野貴史、山本理仁も初先発となった。
◆U-21日本代表(スターティングメンバー)
GK:佐々木雅士(柏)
DF:内野貴史(デュッセルドルフ)、チェイスアンリ(尚志高)、西尾隆矢(C大阪)、加藤聖(長崎)
MF:山本理仁(東京V)、田中聡(湘南)、藤田譲瑠チマ(横浜FM)
FW:鈴木唯人(清水)、細谷真大(柏)、斉藤光毅(ロンメル)
今大会初めて[4-3-3]の布陣でスタートした日本は、中盤の底に田中聡、インサイドハーフに東京ヴェルディのユース時代からコンビを組む山本と藤田譲瑠チマ。前線は右から鈴木唯人、細谷真大、斉藤光毅が並んだ。
序盤の攻防を経てボールを握る日本、堅守速攻で応戦するサウジアラビアという構図が明確となる。流れの中では決定機まであと一歩という状況が続く日本だが、セットプレーからゴールをこじ開ける。
20分、右CKの場面でキッカーの山本が左足インスウィングの正確なクロスボールを供給すると、ゴール前で一瞬DFを外した細谷が打点の高いヘディングシュートをゴール左へ突き刺した。
幸先よく先制に成功した日本は、直後に右サイドのアルトゥヘイファンに背後を取られてゴールネットを揺らされるが、ここはオフサイドの判定に救われる。以降は山本を起点に中盤でうまくボールを落ち着かせつつ、相手の縦に速い攻撃に対しても粘り強い対応で凌ぐ。
その後、やや試合が膠着し始めると、日本にアクシデントが発生。負傷した田中がプレー続行不可能となり、44分に松村優太のスクランブル投入を余儀なくされた。これで鈴木をトップ下、松村を右に置く[4-2-3-1]へ並びを変更した。
結局、1点リードで試合を折り返した日本は、後半はやや押し込まれる入りに。それでも、53分にはボックス右で足元にパスを受けた鈴木が深い切り返しから右足の強烈なシュートを放つが、これはわずかに枠の上に外れた。
時間の経過と共に運動量の低下によって、スライドのスピード、球際の苦戦で相手のサイドの揺さぶりに後手を踏む場面が増える日本。60分には左サイドからの速いクロスをニアサイドのアイマンに右足インサイドで合わせられるが、ここはGK佐々木の見事な左手のセーブで凌ぐ。この直後には斉藤を下げて荒木遼太郎をピッチに送り出した。
後半半ばから終盤にかけてはサウジアラビアの攻勢をなかなか押し返すことができず。自陣で守る時間帯が続く日本。それでも、相手のサイドを起点とした攻めに対して、きっちり中央を締めて易々とシュートチャンスを与えず。さらに、幾度か放たれたシュートもGK佐々木が冷静なゴールキーピングではじき出す。
その後、87分に細谷、鈴木を下げて川崎颯太、成瀬竣平の同時投入で逃げ切り態勢に入った日本は、最後まで一丸の守備で相手の攻撃を撥ね返し続け、3試合連続のクリーンシートで今大会を締めくくった。
そして、大岩新体制で初の国際大会を3連勝で飾った日本が、ドバイカップ優勝を果たした。
U-21日本代表 1-0 U-23サウジアラビア代表
【日本】
細谷真大(20分)
◆U-21日本代表
GK:佐々木雅士(柏)
DF:内野貴史(デュッセルドルフ)、西尾隆矢(C大阪)、チェイスアンリ(尚志高)、加藤聖(長崎)
MF:山本理仁(東京V)、田中聡(湘南)[→松村優太(鹿島)]、藤田譲瑠チマ(横浜FM)
FW:鈴木唯人(清水)[→川崎颯太(京都)]、細谷真大(柏)[→成瀬竣平(名古屋)]、斉藤光毅(ロンメル)[→荒木遼太郎(鹿島)]
パリ・オリンピックを目指す世代の初の国際試合となった今大会。U-20クロアチア代表戦(1-0)、U-23カタール代表戦(2-0)をいずれも無失点で勝利し、大岩剛新体制で連勝の日本は、出場10チーム中2位に入り、首位サウジアラビアとの決勝戦に臨むことになった。
◆U-21日本代表(スターティングメンバー)
GK:佐々木雅士(柏)
DF:内野貴史(デュッセルドルフ)、チェイスアンリ(尚志高)、西尾隆矢(C大阪)、加藤聖(長崎)
MF:山本理仁(東京V)、田中聡(湘南)、藤田譲瑠チマ(横浜FM)
FW:鈴木唯人(清水)、細谷真大(柏)、斉藤光毅(ロンメル)
今大会初めて[4-3-3]の布陣でスタートした日本は、中盤の底に田中聡、インサイドハーフに東京ヴェルディのユース時代からコンビを組む山本と藤田譲瑠チマ。前線は右から鈴木唯人、細谷真大、斉藤光毅が並んだ。
互いに様子見の入りとなった中、日本は立ち上がりにセットプレーから相手ゴールを脅かす。左CKのこぼれ球をファーで拾った鈴木のシュート、直後には山本の右CKをファーで競り勝ったチェイスアンリが頭で合わせる。さらに、12分には相手GKにハイプレスを仕掛けた細谷がブロックショットで際どいシーンも作り出した。
序盤の攻防を経てボールを握る日本、堅守速攻で応戦するサウジアラビアという構図が明確となる。流れの中では決定機まであと一歩という状況が続く日本だが、セットプレーからゴールをこじ開ける。
20分、右CKの場面でキッカーの山本が左足インスウィングの正確なクロスボールを供給すると、ゴール前で一瞬DFを外した細谷が打点の高いヘディングシュートをゴール左へ突き刺した。
幸先よく先制に成功した日本は、直後に右サイドのアルトゥヘイファンに背後を取られてゴールネットを揺らされるが、ここはオフサイドの判定に救われる。以降は山本を起点に中盤でうまくボールを落ち着かせつつ、相手の縦に速い攻撃に対しても粘り強い対応で凌ぐ。
その後、やや試合が膠着し始めると、日本にアクシデントが発生。負傷した田中がプレー続行不可能となり、44分に松村優太のスクランブル投入を余儀なくされた。これで鈴木をトップ下、松村を右に置く[4-2-3-1]へ並びを変更した。
結局、1点リードで試合を折り返した日本は、後半はやや押し込まれる入りに。それでも、53分にはボックス右で足元にパスを受けた鈴木が深い切り返しから右足の強烈なシュートを放つが、これはわずかに枠の上に外れた。
時間の経過と共に運動量の低下によって、スライドのスピード、球際の苦戦で相手のサイドの揺さぶりに後手を踏む場面が増える日本。60分には左サイドからの速いクロスをニアサイドのアイマンに右足インサイドで合わせられるが、ここはGK佐々木の見事な左手のセーブで凌ぐ。この直後には斉藤を下げて荒木遼太郎をピッチに送り出した。
後半半ばから終盤にかけてはサウジアラビアの攻勢をなかなか押し返すことができず。自陣で守る時間帯が続く日本。それでも、相手のサイドを起点とした攻めに対して、きっちり中央を締めて易々とシュートチャンスを与えず。さらに、幾度か放たれたシュートもGK佐々木が冷静なゴールキーピングではじき出す。
その後、87分に細谷、鈴木を下げて川崎颯太、成瀬竣平の同時投入で逃げ切り態勢に入った日本は、最後まで一丸の守備で相手の攻撃を撥ね返し続け、3試合連続のクリーンシートで今大会を締めくくった。
そして、大岩新体制で初の国際大会を3連勝で飾った日本が、ドバイカップ優勝を果たした。
U-21日本代表 1-0 U-23サウジアラビア代表
【日本】
細谷真大(20分)
◆U-21日本代表
GK:佐々木雅士(柏)
DF:内野貴史(デュッセルドルフ)、西尾隆矢(C大阪)、チェイスアンリ(尚志高)、加藤聖(長崎)
MF:山本理仁(東京V)、田中聡(湘南)[→松村優太(鹿島)]、藤田譲瑠チマ(横浜FM)
FW:鈴木唯人(清水)[→川崎颯太(京都)]、細谷真大(柏)[→成瀬竣平(名古屋)]、斉藤光毅(ロンメル)[→荒木遼太郎(鹿島)]
|
関連ニュース