エイブラハムがデルビー史上最速56秒弾含む圧巻ドッピエッタ! ローマが今季2度目のデルビーでラツィオに痛快リベンジ!《セリエA》

2022.03.21 04:06 Mon
Getty Images
セリエA第30節、ローマvsラツィオが20日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのローマが3-0で圧勝した。
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トップ4フィニッシュに望みを繋ぐ勝ち点3がほしいローマ勢による、今季2度目のデルビー・デッラ・カピターレ。好不調の波が激しくチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位ユベントス(勝ち点56)と8ポイント差の6位に甘んじるローマ(勝ち点48)。現在、今季最長のリーグ8戦無敗としぶとく勝ち点を拾っているジャッロロッシは、3日前に行われたヨーロッパ・カンファレンス(ECL)のフィテッセ戦を土壇場の同点ゴールによって辛くもベスト8進出。日程面で大きなディスアドバンテージを背負うも、目標達成で気分よく臨んだホーム開催のデルビーでは、そのECLから先発5人を変更。ザニオーロがベンチスタートとなったものの、マンチーニやカルスドルプ、クリスタンテらが復帰し、最前線のエイブラハムの下にムヒタリアン、ペッレグリーニを置く[3-4-2-1]の形に変更した。
一方、サッリ新監督の下でここまで5位に位置するラツィオ(勝ち点49)。ローマ同様に上位陣相手に結果を残せず、最高が2連勝と爆発力に欠けるが、今季初の3連勝が懸かる今回のデルビーで勝利できれば、ここからの浮上は十分に可能。日程面のアドバンテージを得て臨んだアウェイ扱いの一戦では、1-0で勝利したヴェネツィア戦から先発2人を変更。パトリックに代わって出場停止明けのマルシッチが復帰した一方、累積警告で出場停止のザッカーニに代わって古巣対戦のペドロがスタメンに戻った。

キックオフ直後にムヒタリアンが果敢な中央突破を仕掛けるなど、この一戦への気迫を見せたローマがデルビーの歴史を塗り替える電光石火の一撃を見舞った。開始56秒、左CKの場面でキッカーのペッレグリーニがゴールへ直接向かう鋭いカーブをかけた右足インスウィングのボールを入れると、これがクロスバーを直撃。この撥ね返りをゴール前のエイブラハムが腿で泥臭く押し込み、デルビー史上最速のゴールを奪った。
ホームチームが早々にスコアを動かしたことで、アウェイチームの素早い反発が予想されたが、以降もローマが相手を圧倒する圧巻の戦いぶりを見せる。リスクを冒して前に出てきたラツィオの攻撃をきっちり撥ね返すと、そこから得意のロングカウンターで一気に相手を引っくり返す。

10分にはエイブラハムのラストパスに反応したペッレグリーニがボックス左角度のないところからニア下を狙ったシュートを放つが、これはGKストラコシャの好守に阻まれた。だが、22分には中央での2セントラルMFのパス交換で相手の陣形を崩し、右サイドのムヒタリアンに展開。ムヒタリアンは自身を追い越すカルスドルプへ冷静に繋ぐと、オランダ代表DFが深い位置から入れた低い弾道のクロスを、ゴール前のエイブラハムがバックステップを踏みながらの鮮やかな右足のジャンピングボレーで叩き込んだ。

エイブラハムのドッピエッタで完全に勢いづくローマは、27分にもザレフスキが左サイドで局面を打開。そのままボックス左に走り込むと、ムヒタリアンから絶妙なラストパスが届く。だが、この決定機は相手GKの好守に阻まれ、デルビー初先発でのゴールとはならず。

しかし、以降も攻勢を続けるホームチームは40分、ボックス手前右やや距離のある位置で得たFKの場面でキッカーのペッレグリーニが壁の外側から巻いてゴール右上隅を射抜く見事な直接FKを突き刺し、3点目を奪取。その後、カウンターからムヒタリアンが放った強烈なミドルシュートはクロスバーを叩いて4点目を奪うまでには至らぬも、スタンド観戦に訪れたレジェンドのフランチェスコ・トッティも満面の笑みを浮かべる内容で前半を終えた。

このままでは終われないラツィオは後半に入って攻勢を強めていく。前半以上にボールを保持して早い時間帯のゴールを目指すが、自陣で堅牢な守備ブロックを形成するローマに対して、なかなか攻撃のスイッチを入れるパスや個での打開を図れず。ブロックの前でボールを動かすだけで、相手に脅威を与える攻撃を仕掛けられない。

52分にはヒサイを下げてラッツァーリ、65分にはふぇりペ・アンデルソン、ルーカス・レイバを下げてロメロ、カタルディとフレッシュな選手をピッチへ送り出す。だが、この苦境で奮闘すべきエースのインモービレやルイス・アルベルト、ミリンコビッチ=サビッチらがローマの強度の高い守備を前に全く仕事ができない。

一方、後半は相手の攻撃を危なげなく撥ね返すものの、なかなか決定機まで持ち込めないローマだったが、67分にはビッグチャンスが訪れる。クリスタンテのロングフィードに対して、DFアチェルビが完全に被って背後へ飛び出したエイブラハムにトリプレッタのチャンスが訪れるが、ここはフィニッシュを焦ってしまい、大きく枠を外してしまう。

その後はデルビーらしい接触プレーを巡る小競り合いが増えていくものの、最後までラツィオに見せ場を与えないゲーム運びを見せたローマが前半のリードを守り切って3-0の完勝。2-3で敗れた前回対戦のリベンジを果たすと共に5位浮上を果たした。

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